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ジーニーは最先端の広告テクノロジーで
顧客の収益を最大化します。

2023年11月から12月にかけて開催されたインターンについてレポートします。ビジネス職を志望する学生の方向けに、ワークショップをメインとした、体験型1DAYインターンシップを実施しました。ジーニーやマーケティングに興味がある方はもちろん、若手から成長したいという方や事業開発に関心をお持ちの方にもおすすめです!

インターンの開催目的
アドテクノロジーとマーケティングテクノロジーを主軸に、多角的な事業を展開して次世代に求められるサービスを創出してきたジーニー。「誰もがマーケティングで成功できる世界を創る」というコーポレートパーパス(企業の存在意義)の達成を目指して、あらゆる企業の課題解決に取り組んでいます。スピード感のある社風と、若手から裁量を持って働ける環境が特徴で、「若手から成長したい」という気持ちが強い社員が多く在籍する会社です。そこでジーニーでは、将来を担う若き世代の方々と出会うために、来年度の入社を希望する学生に向けた1DAYインターンを毎年開催しています。インターンでは、会社説明や実際の業務を体験できるワークショップを通じて、ジーニーへの理解を深めてもらうことが主な目的となっています。

インターン当日の流れ

グループディスカッションをメインとしたワークショップ
ワークショップでは、事前にインプットされた概要を踏まえた上で、2種類のグループディスカッションを実施しました。ディスカッションテーマは「買収した3つの商材と既存の商材のなかから注力商材を選ぶ」「選んだ商材の売上を1年で20倍にするための戦略を事業部長にプレゼンする」です。いずれも正解のない難易度の高い課題ですが、ひとつのテーマのディスカッションごとに解説が行われるので、アウトプットからのインプットまでの時間が短く、その分参加者の理解も進んだようでした。

参加した学生からの声
インターン参加者からは充実感あふれる声をたくさんいただきました。

「資料がないなかで思考力やそれをまとめる力を試されるワークで面白いと感じた」
「多角的な視点から物事を考え、そこから一つに絞り込むことの難しさを味わえた」
「新規事業の種を育てるうえでの重要な考え方やプロセスを大まかに把握することができた」

確かに、事業開発の現場をリアルに体験できる機会はなかなかないかもしれませんね!また、メンター役の社員と接するなかで会社の雰囲気が自然と伝わってきたり、しかも事業内容も知れたりしたことで、実際にジーニーで働くイメージができた!という方も少なくありませんでした。

「実際のプロジェクトをもとにしており、貴社で実際に働く解像度が上がった」
「実際の職場を見ることができ、社員の雰囲気を知れたのでジーニーで働くイメージがついた」
「ジーニーは特に導入からサポートまで、自社開発のものを提供する強みがあるのだと知れた」

メンター役を務めた社員たちも、参加者の皆さんとしっかりコミュニケーションをとり、好印象だった様子です。

「社員さんとのコミュニケーションのなかで社風も知ることができた」
「社員の方々が休憩の時間にもいらっしゃって、気軽に質問できる環境だったのが良かったです!」
「メンターの方から分析の仕方をご教示いただけたので、勉強しながらワークできて楽しかった」

たった数時間のなかでも、ITベンチャーならではのスピード感や、事業会社だからこその意思決定の重要性を体感いただけたのではないでしょうか。ジーニーでは、26卒向けのインターンも実施する予定です。たくさんのご応募、お待ちしています。

 ■ジーニーについて
ジーニーは、「誰もがマーケティングで成功できる世界を創る」「日本発の世界的なテクノロジー企業となり、日本とアジアに貢献する」というPurpose(企業の存在意義)のもと、企業の収益拡大・生産性向上など様々な課題解決につながるソリューションを開発・提供するマーケティングテクノロジーカンパニーです。

2023年9月から10月にかけて開催されたインターンについてレポートします。バックエンドエンジニア/フロントエンドエンジニアを志望する学生に向けた2種のインターンが開催され、どちらもワークショップをメインとした、実践型の1DAYプログラムです。

インターンの開催目的
ジーニーは技術力に強みを持つテクノロジーカンパニーです。自社開発のプロダクトを10以上保有し、独自の機能や技術でお客様に価値を提供しています。従業員の約1/3をエンジニアが占めるジーニーでは、新卒エンジニアの方は、会社のプロダクト開発や成長に貢献する重要な存在。そこで、エンジニアを志望する学生に向けて、ジーニーの携わるアドテクノロジー業界やSaaS業界でのエンジニアの仕事を体験し、ジーニーへの理解を深めてもらうことを目的とした1DAYインターンを開催しました。

インターン当日の流れ

広告配信システムの改善に挑戦!バックエンドインターン
テーマ:広告配信システムの高速化
対象:
・バックエンドエンジニアに興味がある方
・広告配信の裏側に興味がある方
・大量のデータをリアルタイムに処理する技術を体験したい方
参加者(1開催あたり):15~20名
使用言語:C++/Golang/Pythonのいずれか

まず9月には、バックエンドエンジニアを志望する学生対象のインターンが開催されました。
ワークショップでは、「DSP内のロジックを高速化する」というお題に挑戦してもらいました。ジーニーの主力プロダクトとして提供している「GENIEE DSP」を模した仕組みを改善するという内容です。
ジーニーのメンター社員と環境を構築したら、チームメンバーと協力して課題を進めていきます。課題は4つの難易度に分かれており、その後は社員エンジニアより解説がありました。最高難易度だと、約40万の広告リクエストがある状態を、10秒以内に処理してもらうような問題に挑戦いただきました。技術を用いて難題に取り組んだり、アルゴリズムを考えて実装することが好きな方や、テクノロジーでこれまでにできなかったことを実現したいという方は、楽しんで課題に取り組んでいただけたと思います。

※DSP(Demand Side Platform):広告主の広告効果最適化を目指すプラットフォームです。広告枠の買い付けや配信、クリエイティブ分析までを自動で行い、最適化を行います。

SaaSプロダクトの開発に挑戦!Webアプリインターン
テーマ:カレンダーアプリの改修
対象:
・Webエンジニアに興味がある方
・SaaS領域に興味がある方
・顧客課題の解決に強い興味がある方
参加者(1開催あたり):15~20名
使用言語:Golang,React(HTML / CSS、Typescript / Javascript)

10月にはWebアプリケーションインターンが開催されました。ワークショップでは、最低限の機能を有するカレンダーアプリが提供され、「修正要望に合わせて改修する」といったお題が出されました。6つの修正要望を機能に落とし込んでいく、実践的なワークによって、ジーニーでエンジニアとして働く疑似体験ができます。もちろん、専門的な分野についても事例をまじえた紹介があるので、基礎的な知識やその分野まわりの概要についても知ることができます。一日で顧客のビジネス課題からSaaSプロダクトの裏側まで学べる、充実のプログラムです。

・参加者の声
バックエンドとWebアプリどちらのインターンにおいても、ジーニーの社員が用意した高難度問題が出題されました。参加者にはそれぞれハイレベルな機能開発や機能改善にチャレンジしていただきましたが、その感想は好評だったようです。

人事部の中村さん
「ワークの課題はハイレベルに設定しましたが、成長意欲が高くスキルアップを求める学生が多かったので、参加者アンケートでは満足度5段階中、平均4.5以上の高評価を多くいただきました!」

その高い満足度を裏付けるポジティブなメッセージも寄せられています。

・参加した学生からの声
「難易度はあったけれどかなり楽しく、またレベルアップにも繋がる素晴らしい体験でした」
「ここまでパフォーマンスを気にしたWeb系プログラミングをしたことがなかったので為になった」
「コードレビューの時間があったインターンは初めてで、貴重な経験でした」
「プログラミングの技術力が向上するのが実感ができた」
「今後の勉強に向けての強いモチベーションになった」

当日は、社員のエンジニアたちがメンター役となってサポートにまわりました。

メンター役の社員をとおして、社風や社員に対して好印象を抱いた学生が多かった模様です。
ジーニーの会社や社員の雰囲気を自然に伝えられたのは良かったですね。参加いただいたインターンの皆様、本当にお疲れ様でした!
今年も、学生の方をワクワクさせられるようなコンテンツを用意してお待ちしています。
ジーニーでは、26卒向けのインターンも実施する予定です。26年卒で興味を持たれた方はぜひ、ジーニーへ濃密なエンジニア体験をしに来てください。

 ■ジーニーについて
ジーニーは、「誰もがマーケティングで成功できる世界を創る」「日本発の世界的なテクノロジー企業となり、日本とアジアに貢献する」というPurpose(企業の存在意義)のもと、企業の収益拡大・生産性向上など様々な課題解決につながるソリューションを開発・提供するマーケティングテクノロジーカンパニーです。

2017年からスタートしている「新卒bootcamp」は今年で7年目となります。
約2カ月の期間で新卒1年目のエンジニアが6月の本配属に向けて、基礎的な知識・技術を習得する導入研修です。
6/16に無事に終了した今年のbootcampを振り返って実行委員会から4名の方々にお話を聞きました。

東 哲志さん
2020年4月入社
CVG事業本部 CATS マネージャー

牛丸 創太郎さん
2020年4月入社
SFA/CRM事業本部

小林 誠明さん
2022年4月入社
テクノロジー戦略本部 Science

窪寺 壮哉さん
2021年7月インターン入社
SFA/CRM事業本部

ーーーbootcampの概要を教えてください。

小林:約2カ月の期間で各技術分野の研修とチーム研修を行います。
新卒の基礎的な知識・技術の向上やどのチームに配属されても必要となる知識を習得することを目的としています。

ーーー具体的な研修内容を教えてください。

牛丸:4/16~5/30は各分野(git、クラウド、コードレビューなど)の研修を、5/31~6/16ではチーム研修を行ないました。
各分野の研修は半日から三日程度の期間で基礎を学び、その後演習を体験し、チーム研修は全体を3チームに分けてそれぞれ別のサービスを作る形で行なわれました。
研修のメインの目的としては、基礎技術・能力の向上・どのチームに配属されても必要になる知識、技術を効率的に習得してもらう事です。

ーーー今年新たに導入された研修はありましたか?

牛丸:Copilot・ChatGPT研修や、ドキュメントライティング研修です。
Copilot・ChatGPT研修は、利用する際の注意点を学び、利用頻度を向上させることで全体の開発速度が上がることを目指した研修です。
ドキュメントライティング研修は書き方の基礎を学ぶことで、社内の資料の質を向上させることが目的です。

窪寺:それとは別に新たな取り組みとして、入社前にプレブートキャンプの課題をメールで送付しました。これにより、新入社員は最低限の技術知識を身につけ、本格的にbootcampへ臨む準備を整えることができたかと思います。

ーーー運営する中で大変だったことはありますか?

窪寺:各講義のクオリティーを担保するのがとても難しかったです。一律で守ってもらう基準を策定したものの、修正を依頼することも少なくありませんでした。来年以降は講義資料のテンプレートを作成することで、ある程度均質化できるのではないかと思います。

小林:難易度の高い研修は、 研修資料の作成にも多くの時間がかかるため、 工数の調整などで苦労しました。難易度が高くなりすぎている研修は一部簡略化し、 講師の負担を軽減することで改善されると考えています。

ーーー運営を通して気づきはありましたか?

牛丸:新卒の配属に関して、人事とHRBPの方々と協力できたおかげで、去年よりもスムーズかつ納得感のある配属になったのではないかと思います。

窪寺:エンジニアの仕事だけでは気付くことができなかった関係各所とのスケジュール調整や働きかけ、コネクションなどの大切さを実感しました。

ーーー今後の展望を教えてください。

東:単純に技術のレベルを底上げするための研修で終わるのではなく、新卒が配属後に即戦力として活躍できるようになるためのサポートを、総合的にできる組織の構築を目指していきたいです。
一方でbootcampの運営を担当してくれるメンバーには、横の連携や他部署の上司との繋がりなどを築き、社内全体への視野をもってリーダーシップを磨くための場として活用して行ってもらえるように業務フローの整備や評価体制を整えていきたいと考えています。

受講者の感想

富岡 真由さん
bootcamp後、GENIEE CVG事業本部へ配属
bootcampは今まで知らなかった様々な技術を学ぶことができた研修でした。その中で特に印象に残ったのはLEMP研修です。それまでの研修で各テーマに沿って学んできた技術を総合的に使用して課題を解いていくことで、自分の理解が甘かった部分などに気がつくことができ、技術者同士のつながりも感じることができました。

内藤 隼矢さん
bootcamp後、SFA/CRM事業本部へ配属
今まで触れたことのない様々な技術を幅広く経験でき、充実した楽しい期間でした。特に印象深いのはチーム研修です。自分を含むほぼ全員が初めての集団開発でしたが、チームリーダーを中心にメンバー全員が協力し合い、プロダクトを完成させられた事に達成感を感じました。

こんにちは、R&D本部2019年卒エンジニアの増田です。
マーケティングテクノロジー開発部SFA開発チームでチームリーダーをしています。

増田 航/早稲田大学大学院卒業後、2019年入社。GENIEE SFA/CRM事業本部プロダクト開発部GENIEE SFA/CRMグループGENIEE SFA/CRM開発チーム2 リーダー

今回は15~20人の中規模な開発チームにおいて、どのように振り返りの活動を導入して定着させていったかについて話そうと思います。

振り返りを導入した経緯

SFA開発チームでは2年ほど前からスクラムでの開発フローを導入し始めました。ただ、導入して3ヶ月の間はスプリントレトロスペクティブと呼ばれる振り返りのイベントがなかったため、開発体制などに関して問題点を議論して改善をするプロセスがありませんでした。ちょうどそのタイミングで、前職でスクラムでの開発を長く指揮していた経験のある新しいマネージャーの方が参画したため、その方と当時のリーダー陣で相談をして振り返りのイベントを設けることにしました。

導入にあたって考慮したこと

前提として弊社の開発部署は一つのプロダクトに対して、2~4程度のチームで構成され、さらにチームはリーダーと2~4人のメンバーで構成されています。
私が新卒で配属された部署でも振り返りのイベントが四半期に一度ほど行れていたのですが、個人的に以下のような点で問題があると感じていました。

  • リーダー、マネージャー、PMでの議論だっため、決定事項を伝える際にメンバーの納得感が薄かった
  • 開催頻度が少なかったため、開発フローをガラッと変えるような大きな改善になっていた
  • 改善アクションが多く、全てを実行することが困難だった

これらを考慮した上でSFAチームでの導入の際には、以下のように開催ルールを工夫した上で導入を開始しました。

  • メンバーとリーダーのみの場とすることでメンバーからの率直な意見が出やすいようにした
  • 開催頻度を四半期に一度から隔週に増やし、改善のためのアクションの個数を絞ったり、すぐに始められるような簡単なアクションを設定することで、改善のハードルを下げた
前部署SFAチーム
参加メンバーリーダー、MGR、PM、部長リーダー、メンバー
開催頻度四半期に一度隔週
改善アクションの個数優先度の高いものは全て1-2個
改善アクションの粒度部署内で行えるものチーム内で行えるもの
振り返りのフレームワークKPTKPT

導入後の課題

導入後1ヶ月ほど運用をしてみて、いくつか課題が上がってきたため、3つほど紹介したいと思います。

1.チーム内で解決できないような課題も意見として挙がってくる
一つめの課題は例えばプロダクト内でテストコードをどう運用していくかといった、プロダクトチーム全体で共通認識を持って行うことや、組織体制に関わることなど、チームの中だけでは解決できないような課題が振り返りで意見として出てくるというものです。これについてはチームの振り返りとは別でリーダー以上で組織改善定例を行っており、そこに議題として持っていくことでプロダクト全体への周知を行っていました。

2.毎週よかった点や問題点を挙げるのが大変
二つめの課題は開催頻度を多くしたために出てきた課題で、自分も同じことを導入時に考えていました。これについては記載のハードルを下げて個人的なことでもなんでもいいから書いてもらうようにしました。また、最近では振り返りのフレームワークをもう少し雑談形式にして日々のつぶやきのような形でフランクに話せるように工夫をしています。一年以上続けていますが、意外と毎週色々な意見が聞けています。

3.プロダクトや組織の愚痴になってしまう
三つめの課題は、問題点の議論がプロダクトや組織や個人に対する愚痴になってしまうといったものです。振り返りの場で愚痴が多くなってしまうとチームの雰囲気も悪くなってしまうため、ファシリテーターがうまく本質的な課題だけを抽出したりしてコントロールする必要があります。

具体的にどのような改善ができたか

最後に具体的に振り返りの中で出てきたアクションでどのような改善に繋がったかをご紹介します。
数として多かったのは、ドキュメントやコードの管理の改善でした。機能改修に当たってドキュメントが少なかったので仕様調査・機能改修と一緒にドキュメントを整理するといったことや、プロダクトコードとは直接関係がないような作業自動化のコードなどのGitでの管理などです。
次に多かったのは、リリースや本番での作業、問い合わせ等に関するフローの見直しでした。これはチーム内で完結できないことも多いですが、現場の意見として他チームや他部署にも問題提起することで全体での改善が行えていたと思います。
また、情報共有という面で、メンバーが直面した課題や作業効率化のためのツールの設定などを他のメンバーと共有して効率化を図ることも振り返りの中で行えていました。

まとめ

振り返り自体は多くのチームが行っているかと思いますが、実際の改善に繋がらなかったり、現場の意見をうまく吸い上げられなかったりと課題があるかと思います。振り返りを行っても実際の改善が行われないと開催の意義がなくなってしまうため、まずはチーム内ですぐに始められる改善から徐々に進めていくのが良いと思います。

一緒に働く仲間募集中!
【ジーニーのリクルートサイトはこちら】
https://geniee.co.jp/recruit/

ジーニーの2021年度の新入社員で、人事部(新卒採用担当)の鈴木と申します!
ジーニーの社風や魅力を少しでも伝えるべく、今回は、2021年4月1日から14日までの2週間に渡って行われた新卒研修の様子を紹介したいと思います!

contents

1.自己紹介
2.研修の全体像
3.印象的だった二つの研修
 3-1.「事業(プロダクト)理解研修
 3-2.グループワーク「プレゼン」研修
4.研修を終えて

1.自己紹介

改めまして、ジーニーの2021年度新入社員の鈴木と申します。この春はるばる神戸から上京し、週末はカメラを持って、おしゃれそうな都内のスポットを徘徊している典型的なおのぼりさんです!
2週間の新卒研修を経て人事部に配属され、業務を進めながら採用について学んでいます!!

2.研修の全体像

まずは新卒研修の形式や内容の一部をご紹介します。


ビジネスマナー研修

名刺交換や電話対応のロープレに挑戦しました。

プレゼンテーション研修

講師の先輩社員と。垂直思考や水平思考など、単なるプレゼンのテクニックにとどまらない様々な思考法を学ぶことができ、大満足の研修でした!

チームビルディング

チームビルディングでチーム対抗のペーパータワー作り。優勝チームは2mも積み上げていました!

3.印象的だった二つの研修

事務的な短時間の研修も含めると93コマもの講義を受けました!その中でも特に私の印象に残った研修を二つご紹介します。

3-1 「事業(プロダクト)理解」研修
一つめは「事業理解」研修です。
現在ジーニーが持つ八つの事業について、各事業部の社員がプレゼン形式で講義します。講義の後に質疑応答の時間があり、新入社員の質問に答えてくれました。
■
図や事例を用いた説明が多くて初心者でも理解しやすい
私は大学で「労働経済学」を専攻しており、ジーニーの事業領域であるITやマーケティングに関する知識はほぼありませんでした。そんな私にとって、ジーニーのBtoB(Business to Business)かつ無形商材を扱う事業は、最初イメージしづらいものでした。
しかし、この研修ではマーケティングやITの初心者にわかりやすい事例紹介や、視覚的に理解しやすい図を使った説明が多く、事業への理解を深めることができました。
また、同期同士でインプット内容を共有する機会や復習の場が設けられていたため、得た知識をしっかり定着させることができました。

■先輩・同期からの刺激をもらう機会に
現場で活躍する先輩社員から、今後事業を成長させるための方向性や取り組みを聞けたことは、これから新たに加わる身としてモチベーションが高まりました。
また、新入社員の中でも「大学時代の研究をDOOHで活用してみたい」というエンジニア職の同期や「マーケティングSaaS事業で難易度の高いSaaSの営業スキルを身につけ、事業と一緒に自分も成長していきたい」というビジネス職の同期と、お互いに興味のある事業部や目標を話し合うことができ、大きな刺激になりました。

3-2 グループワーク「プレゼン」研修
二つめに印象に残った研修は、グループで行うプレゼン研修です。
新入社員が5名1組に分かれて、指定されたテーマについて資料準備からステージでのプレゼンテーションまで行いました。

内容:プレゼン準備~発表
グループ人数:5名1組
準備期間:約2週間
課題テーマ:ジーニーの強みについて

研修が始まって最初の数日、私のグループには以下のような問題点がありました。
・指定されたテーマに対して、メンバー間で前提整理や具体的な定義・論点の確認をせずに議論していた。
・メンバーの意見や議論の流れに違和感や疑問を感じても口に出さなかった。
・ゴールまでの進行計画を立てていなかった。

このようなことから、テーマに対する共通認識がどんどんずれて議論が膠着し、何も進まないまま1、2時間が過ぎてしまうこともざらでした。

しかし、このプレゼン研修を通して、ジーニーが大切にしている「アウトプットに妥協しない」というスタンスを吸収しながら問題点を改善していき、社会人の課題への取り組み方を知ることができました。
この研修を通して学んだことを三つご紹介したいと思います。

■学び1.チームで共通認識を持つことの大切さ
準備の進め方やテーマに対する論点についての共通認識をグループで持つことの大切さを学びました。

研修3日目に先輩から「社会人として、与えられた仕事はゴールを明確にしてスケジュールを決めてやり切るのが基本だよ」とアドバイスを受けました。
この言葉で、自分たちはこのテーマに対してこれから何をどう話し合っていくか共通認識すら持てていないことに気づき、まずはグループで認識のすり合わせに取り組みました。

次に、発表内容の全体の骨子を作り、議論のステップや方向性を決めました。
作成した骨子に基づき、議論に必要な社内情報や、その調べ方を洗い出し、課題に割ける時間を考えながら各タスクに対して動くようにしました。
このようにグループで要点を丁寧にすり合わせることで、「今は何について議論をする時間か」の認識が合い、議論がスムーズに進むようになりました。

■学び2.当事者意識を持つ重要さ
二つめの学びは、「当事者意識を持つ」ことの重要性です。これはジーニーのブランドパーソナリティ(BP)の一つです。ジーニーにはこのBPを体現した社員が多く、年次や役職を問わず意見を伝え合って業務を改善していく社風があります。
そうした先輩の影響をうけて、私達も「今はそれについて議論をする時間ではなくて、この議論をした方が前に進むのではないか」といった指摘や、「ここは表現を変えた方が私達の意見が伝わりやすい」などの改善意見を妥協せずに伝え合うようになりました。
プレゼン研修の終わりごろには、グループのメンバー全員が積極的に発言し、自分の考えを共有するようになっていました。
このように、何事も人任せにせず、自分の考えや業務を進める上で気づいた課題を共有する姿勢は配属後の業務にも活かされています。

■
学び3.やり抜くことの重要さ
最後の気づきは、月並みですが「やり抜くことの大切さ」です。
プレゼン研修の途中で講師からフィードバックをもらう機会があり、本来伝えたい内容の半分も伝わっていなかったという出来事がありました。
しかし、私達のグループは「自分達のアイデアやロジックは生かして、後は伝え方を改善していこう」と前向きにとらえ、妥協せずに言い回しや使用する図などを改善することにしました。
グループのなかでも「ここまでは今日中に形にしよう!」「ここは納得できるまでやり切ろう」という発言が増え、予定時間を過ぎて議論する日もありました。
また、発表直前までリハーサルを行い、他のグループにフィードバックをもらいながら細かな表現や言い回しまで修正をかさねました。
こうして最後までプレゼンの完成度を貪欲に高めた結果、本番の発表では「ロジカルでわかりやすかった」という評価をもらうことができました。
グループワーク研修本番

4.研修を終えて

新卒研修を受けるまでは、「ITやマーケティングの知識のない自分が同期についていけるのか」や「任せてもらった仕事が全くできなかったらどうしよう」という不安を感じていました。しかし、研修で事業の知識や社会人のポータブルスキルを学べたことで、仕事を進めるイメージを持つことができ、不安も解消されました。

配属後、自分でできる仕事も増えてきてはいる実感はありますが、まだまだ難しい課題に直面して自分の知識や実力の不足を実感する場面も沢山あります。
そのような時は、グループワーク研修で学んだ「当事者意識を持つ」や「やり抜く」といった仕事への向き合い方を思い出し、「できないことを不安に思うのではなく、自分から一歩一歩できることを増やしていくしかない」と前向きなマインドで新しいインプットに取り組むようにしています。

なにより、ジーニーには新卒が自ら学んで行くことを応援してくれる風土があります。
例えば先輩が新卒の疑問に向き合ってくれますし、新しい知識をインプットする書籍補助制度なども充実しています。
そんな環境があるからこそ、「自分もできることを増やして、会社の成長に貢献したい!!」と主体的に日々の業務に取り組めています。

ジーニーは「日本発の世界的なテクノロジーカンパニーを作る」という大きなビジョンを掲げている会社です。新入社員である私も、会社や事業部といった組織の目標を当事者としてとらえ、会社と自身の成長をリンクさせて働くことができています。
こんな環境で仕事をすることに魅力を感じてくださった方がいらっしゃったら、ぜひ一緒に働きたいです!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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社風やジーニーでの働き方などをご紹介していきます。 ジーニー人事チーム
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大学生活につまずいていた2年生の3月、1本の広告に出会ったことで、道は拓かれました。
文系学部出身の僕が、アドテク企業のジーニーでエンジニアになった今、同じように悩む後輩たちに伝えたいこと。
(R&D本部 東哲志 2020年新卒でジーニーに入社。東京大学経済学部出身)

Contents

・なぜエンジニアになろうと思ったか
・3ヶ月でアプリをリリース
・経済学部での経験もエンジニアの仕事に生きる
・GENIEEでの仕事

なぜエンジニアになろうと思ったか

きっかけはFacebookの広告。「4時間でマリオ風ゲームを作ってみよう」というプログラミング無料体験会の宣伝でした。経済学部に進学が決まり、専門科目の基礎を一通りやったところで、自分にはこの学部は向いていないなと思っていた時で、何かやってみたいと思っていたところだったので、秒で飛びつき、気付いたら申し込み完了していました。大学2年の3月これがエンジニアライフの始まりです!
実際の体験会ではUnityを用いて避けゲー(オブジェクトを左右に移動させて障害物を避けながらゴールを目指すゲーム)を作りました。

画面上を移動させる主人公や障害物、ゴールなどは、Unity上に予め用意されているオブジェクト(球とか立方体)をドラッグ&ドロップで、Scene上に配置するだけでできてしまいます。なので、実際にプログラミングした内容としては、「主人公が一定のスピードでX座標上を移動する。右左のキーの入力を受けてY座標を移動する」という至ってシンプルな内容です。
プログラミングを初めてつまずく最初の難関は、大量の「気にしてはいけない」コードです。Unityで言えば以下のような初期コードが以下のような物で、初めての人にとっては意味不明な概念が大量に出てきます。

(void?,public,class?,MonoBehaviour?)
しかし、そういった細かいことが気にならないたちで、 Start(){} のなかに書いた内容が再生ボタンを押した際に1度だけ実行され、Update(){} のなかに書いた内容が1秒間に60回[^1]処理されるといった説明を自然と受け入れ、オブジェクトが意図通りに動くのを眺めてめっちゃ楽しい!となったわけです。

[^1]: 1秒間に何回処理されるかは実際には端末に依存するが、そんなことは初心者にとってはどうでもいい。

プログラミングを始めて3ヶ月でゲームアプリをリリース

そんな訳で、体験会後に誘われるままGeekSalonというプログラミングスクールで3ヶ月間のUnityコースに取り組むことになりました。目標はなんとアプリリリース!
作ったのはピンポンダッシュ風のアプリです。連打するタイプのゲームで、ロジック部分は簡単でしたが、ゲーム中に出てくる3Dのオブジェクトやキャラを、MagicaVoxelというアプリを用いて一から作ったり、Admobを使ってアプリ内広告を出したりといった点まで作り込みました。
かなり熱中していて大学の授業中でもずーっと作業を進めていたりしていて、メンターの方に色々と手伝ってもらいつつ無事AppleStoreとGooglePlayにリリースすることができました![^2] [^3]
スクールを卒業した後はエンジニアインターンに誘われ、長期インターン[^4]を始めました。3ヶ月間のプログラミング漬け生活は本当に楽しくて、エンジニアは天職だと確信していたので迷いはなく、そのまま大学3年の後期の休学を決めるまで時間はかかりませんでした。

[^2]: アプリ名を「ピンポンダッシュ」で出そうとして、Appleに「反社会的な行為を助長するアプリは受け入れられない」とRejectを食らってしまい、名前とキャラだけ変えてゴーストダッシュという謎のアプリを生み出してしまった。
[^3]: 広告収入より、AppleDeveloppersへの登録料(年間¥12,000)の方が高くついてしまうので、現在はAppStoreには公開されていない。
[^4]: 大学3年の夏からGeekSalonを運営していた株式会社Scovilleという会社で長期インターンをさせてもらっていた。

経済学部の経験もエンジニアの仕事に生きる

元々、経済学部が自分には向いていないと感じていた部分もあり、インターンにのめり込んでるうちにだんだんと大学の方が辛くなってしまっていました。半年単位で休学・復学・休学を繰り返し、辛くて本気で退学も視野に入れていのですが、このまま逃げるように辞めてしまうのもちょっと嫌だなと思うところがあったので、最終的に腹を括って、インターンは継続しつつ復学もしました。[^5]
ただ、卒業を目指すからにはきちんとということで、
・授業はきちんと出席、課題はきちっと提出
・試験勉強もちゃんとして余裕を持って単位をとる
といった基本的なことを目標に、経済学部での勉強をやり切りました。また幸いにして、他学部での講義も単位取得が可能であったため、コンピュータアーキテクチャ、オペレーティングシステム、ネットワーク基礎などの理・工学部の単位も修了しました。大学の最後の一年間は、エンジニアとして文系未経験の弱点をそのままにせず、経済の勉強も思いっきりできたのが良かったです。
文系未経験からエンジニアになれたとしてもその後が大変なイメージがあるかも知れません。実際の情報系出身の人に比べたらコンピュータ系の基礎理解はやっぱり弱くて、そういう点では苦労することがあります。
しかし、仕事をする上ではいろいろな分野のことを知っていることは間違いなく強みになります。実際、エンジニアの仕事はプログラムを書くばかりではなく、事業の方針を見て何を作るかを考えたり、エンジニアの人的リソースの分配などの戦略の部分を決めたりと、ビジネス側と協力する部分も非常に重要です。そういった話し合いや決定の背景を理解するのに、経済学部で学んだ土台がとても生きていると感じます。

[^5]: 親に大学だけは絶対出たほうが良いと言われたのもある。

GENIEEでの仕事

R&D本部 アドプラットフォーム開発部 DOOHグループのフロントチームに所属しています。DOOHというのはDigital Out of Homeの略で、屋外のデジタル広告を指しています。
[YUNIKA VISION (新宿)]

主な業務内容は、このようなサイネージへ広告を配信するためのプラットフォーム開発です。、フロントエンドの開発ではTypeScript+React+Next.jsと、流行りの技術スタックを使っており、どれも初めて触る技術だったのですが、最近ではだいぶ慣れてスムーズに開発を進められるようになってきました。また、チームに囚われず、いろんな技術に挑戦できる環境で、時にはフロントだけでなくバックエンドAPIの開発、配信やレポートのバッチ、インフラ設定なども担当しています。

現在の目標はフロントチームのリーダーになることです。チームでの開発を通してシステム全体の構成や、仕様はだいぶ把握できてきたので、今度はフロントエンドの技術をさらに極めて、技術的にもリードできる頼れるエンジニアになりたいと思います!

一緒に働く仲間募集中!
【ジーニーのリクルートサイトはこちら】
https://geniee.co.jp/recruit/

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エンジニアの視点から、様々な技術、サービス開発秘話、イベントをご紹介していきます。 ジーニーエンジニアチーム
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