こんにちは、R&D本部 2021年新卒エンジニアの筒井と渡邉です。
今回は、
新卒向けのエンジニア研修「bootcamp2021」について、
研修を受講した新卒と運営が対談で振り返ります。
進行は、R&D本部 2020年度卒エンジニアの高橋さんです。
Contents
1 「bootcamp」とは?
2 【対談】新卒から見たbootcamp2021
3 【対談】運営から見たbootcamp2021
4 【対談】来年度に向けて
1 「bootcamp」とは?
ジーニーでは、新卒エンジニアに向けて、「bootcamp」と呼ばれる技術的な研修を行います。ここでは、1ヶ月半ほどかけて様々な技術に触れながら、業務に入るまでの準備を行います。
多種多様なバックグラウンドを持った新卒が、技術力を底上げできることがbootcampの特徴です。
▼研修内容の例
- Git
- UNIXコマンド
- プロダクトマネジメント
- ネットワークと仮想技術
- MySQL
- CSS
- LEMP
- アルゴリズムとデータ構造
- JavaScript
- デバッグ
- Go
- クラウド
- サーバー作成
- 開発ルール
- セキュリティ
- テスト
- コードレビュー
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左から 21卒 渡邊さん、20卒 東さん、21卒 筒井さん、20卒 牛丸さん2 【対談】新卒から見たbootcamp2021
―― まずは、bootcamp2021を受講した感想を聞かせてください。
21卒 筒井:昨今の情勢を踏まえて、リモート形式と対面形式が併用されていたのですが、その中でもスムーズに運営を進めてくださったのが良かったです。
リモート環境だとどうしても会話がしづらくなりますが、少人数のグループに分けて課題に取り組むなどの工夫があり、新卒同士でコミュニケーションが取りやすかったですね。
21卒 渡邉:自分は単純に楽しかったですね。大学での研究のように一つを極めるのではなく、新しい知識をどんどん取り入れていくというのが、とても新鮮でした。
自分が興味のある分野だけではなく、網羅的に知識を得られたのも良かったです。
21卒 筒井:自分は大学時代にWeb開発の知識をあまり学んでこなかったので、bootcampで足りない知識を補えました。研修で学んだ知識をそのまま業務で活かすことができているので、とても有意義な時間だったと思います。
―― 特に、どんな知識を得られましたか?
21卒 筒井:開発の経験が少なかったため、ほぼ全てが真新しい内容でした。UNIXコマンドやGitの使い方など基礎的なところから、Dockerやクラウドなど実践的なところまで知ることができました。
21卒 渡邉:同感です。自分はUNIXコマンドなど基礎的な分野で分からないことが多かったのですが、質問できる先輩や同期が多くいたので、基礎固めに役立ちました。
大学での研究とは違い、みんなが揃って同じ課題に取り組んでいたので、質問しやすいというのも良かったです。
―― bootcampで、特に実業務に役立っている内容などはありますか?
21卒 筒井:UNIXコマンドやGitの知識が特に役立っていると思います。
今まではGUIに頼りきっていたのですが、コマンド操作に慣れることで作業の効率化に繋がりました。
また、Gitのbranchを切る、という基礎的な知識がとても助かっていますね。今まで個人での開発は`git push origin main`しかしてこなかったので(笑)。
今ではしっかりとbranchを切って、レビューを受けて、修正をして……という過程を経ることで、安心して自分のコードをマージすることができています。

21卒 渡邉:自分はDockerとGo言語の知識が役立っていますね。配属されたプロダクトでまさに使用している技術ですので、日々業務に活かしています。
20卒 東:役立っているのは嬉しいですね。bootcampの目的の一つとして “実際にプロダクトで使われている技術を教える” ということがあり、その目的が達成されていることを知れてよかったです。
20卒 牛丸:基礎的なところをしっかり学ぶことで、何も知らない状態では起こってしまうようなミスを一定防ぐことができていると感じています。研修が全体の最低限の技術レベルの引き上げになっていると嬉しいですね。
―― では、bootcampで特に面白かった講義はなんですか?
21卒 筒井:サーバ作成研修です。Redisのプロトコルに沿ったサーバを作成するという研修でしたが、作成したサーバの速度を同期間で競い合ったのが面白かったです。
21卒 渡邉:LEMP研修が面白かったです。ブログを作成するという課題で、フロントエンドやバックエンドも含めて作成したため、これまでのbootcampの集大成という感じがしました。
個人的にデザインにも興味があり、こだわれたのも楽しかったです。最後に成果物のプレゼンをする際も、発表資料にかなりこだわってしまいました(笑)
20卒 東:渡邉さんの発表は特に良かったことを記憶していますね。全体としてデザインが統一されていました。

―― bootcampの内容で改善すべきと感じたところを教えてください。
21卒 筒井:講義によってレベル感が違う点が少し気になりました。全員が課題を午前中に終えられる講義がある一方で、2、3人程度しか基礎課題を終えられない講義もありました。
21卒 渡邉:自分は、個人ではなくチームで1つの開発を進めるような研修があれば良かったと感じました。
20卒 牛丸:チームで行う研修をカリキュラムに盛り込む予定もありましたが、諸事情で実施できませんでした。ただ、次年度に向けて、今年度よりも一段進んだ研修ができるよう、画策しています。
3 【対談】運営から見たbootcamp2021
―― 続いて、bootcampの運営をされた皆さんにお聞きします。全体を通してどのような感想をお持ちですか?
20卒 東:研修の計画段階に携わりましたが、なぜ研修を行うかという目的設定や、社内調整など、学びになる部分が多かったです。
20卒 牛丸:そうですね。研修の講師は社内から選出しているのですが、講義レベルに合わせて高い技術力を持つ方に担当いただく必要があり、各チームの状況を確認しながら社内調整をする必要がありました。
その際、社内でどういう決め方がなされて、どのように意思決定されるか、という過程を知ることができました。

―― 運営を行う中で特に気を付けたことや、心がけたことを教えてください。
20卒 東:今年度はリモートで講義を行なうことがあったので、コミュニケーションの促進を心がけました。
具体的には、受講者向けのアンケートでコミュニケーション量に関する設問を用意したり、チームに分かれての作業では少人数に分けてコミュニケーションをとりやすくしたりしました。また、講師の方にもコミュニケーションを促すように依頼しました。
21卒 筒井:確かに、アンケート項目としてコミュニケーションがどの程度取れたか確認する設問があったので、同期と会話をするきっかけになりましたね。
21卒 渡邉:講義では3、4人のチームに分かれて作業をすることが多かったのですが、このチームはどのような基準で分けていたのですか?
20卒 東:アンケートで、次回の講義内容に関する事前知識の有無を回答してもらっていたのですが、その結果を元に、事前知識のない方が偏らないようにチーム分けをしました。

―― 大変だったことや、反省点はありますか?
20卒 東:反省点としては運営陣だけで何もかもやろうとし過ぎたことですね。
例えば、対面で研修を行う時に、講師の声が聞こえづらいという問題に気づきました。そのため、講師へ必ずマイクを使うように依頼していたのですが、そういった問題は本来、毎回講義を受ける受講者が一番気付きやすい立場にいるはずです。受講者側から要望の発信が自発的に行われるような環境づくりにより注力すべきだったと考えています。
20卒 牛丸:新卒も既に会社の一員ですので、いろいろと任せてしまった方がよかったですね。事前に起こり得る問題を想定して対応するのは難しいですし。
これは先ほどのアンケートの話にも繋がると思っていて、”アンケートの設問に、その設問を用意した意図を付記しておく” ことも必要だったと感じています。
21卒 筒井:確かに、まだ会社の一員という意識が薄く、受け身になるところが多かったです。
20卒 東:もちろん、新卒の方が意見を言える雰囲気作りは、運営がする必要があると思っています。
20卒 牛丸:業務経験が既にあるインターンの方に雰囲気作りを任せるのも良いかもしれないですね。誰かが初めに積極的に意見を出せば、意見の出しやすい雰囲気が作れますからね。
4 【対談】来年度に向けて
―― 来年度のbootcampに思うこと/意気込みなどをお聞かせください。
21卒 筒井:人に教えられる力量があるかは自信がありませんが、bootcampが始まるまでにより多くの知識を会得していきたいと思います。
21卒 渡邉:自分もまだまだ未熟なので、先ほど話にあった ”誰かに頼る” ということを大事にしたいですね。
20卒 東:昨年よりも今年、今年よりも来年と、より良いものにしていきたいですね。その上で、運営を評価する定量的な指標を得られないか考えています。定量的であれば、各組織との合意を取りやすいですからね。
20卒 牛丸:今年度の研修運営では無駄が多かったように感じます。反省をしっかり活かして、研修の改善を進めていきたいです。
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