
Web広告の成果を上げるために、多くの企業が取り入れているのがABテストです。
でも実際にやってみると、
「ABテストをしているのに、あまり変わらない気がする…」「効果を出すためには何に気をつけた方がいいんだろう?」
このように感じたことはありませんか?
実は、ABテストはポイントを押さえれば、感覚や経験に頼らずに、誰でもデータに基づいて広告改善が出来るようになります!
今回は、Web広告のABテストで注目すべきポイントと、効果を最大化させるコツをお伝えします。

ABテストで見るべきポイント
ABテストをしたのに、効果が出ない…結局、「なんとなくここを改善した方が良さそう」で決めてしまっていませんか?
広告の効果を最大化するために、ABテストで押さえるべきポイントが4つあります。
ファーストビュー
広告の第一印象が決まる重要なポイントになります。
色使いやデザイン、写真や動画の内容を変えて、ユーザーの反応を検証しましょう。
見出しやキャッチコピー
見出しやキャッチコピーは、訴求内容やメッセージの長さを変えて、ユーザーが興味を惹く内容を見つけていきましょう。
例えば「無料体験」や「限定割引」などのキーワードの効果をテストするのが良いでしょう。
ターゲティング
広告を届ける対象を変えることで、どの層に最も効果があるかを分析します。
年齢、性別、地域、興味関心などの属性を変えて最適なターゲットを見つけましょう。
導線
広告からページ遷移が多い場合、ユーザーが必要な情報にたどり着く前に離脱してしまう可能性があります。なるべくページ遷移の少ない導線設計を心がけましょう。
ABテスト成功させるコツ
ABテストをやみくもに繰り返しても、なかなか効果にはつながらないものです。
成果を出すには、「画像を変えるのか」「訴求を変えるのか」など、検証するポイントを絞って取り組むことが大切です。
ここでは、ABテストを実施してWeb広告の効果を最大化するために押さえておきたい4つのコツを紹介します。
明確な目的の設定
何を改善するためにABテストを行うのかを明確にしましょう。
例えば、クリック率を増加させる、セッション数を増加させる、コンバージョン率を改善するなど、自社の状況にあった目標を設定しましょう。

複数の要素を同時に変えると、どの要素が効果に影響したか判別が難しくなってしまいます。
クリエイティブ、広告文、ターゲティング、導線…変更したい箇所が複数ある場合でも、1回のテストでは必ず1つの要素だけを変えてテストしましょう。
テスト期間の設定
テスト期間が短すぎると、偏ったデータで結論を出してしまうリスクがあります。
最低でも1~2週間程度はテストを行い、十分なデータを集めることが大切です。
結果を分析し次に活かす
テスト結果を分析し、効果があった内容を広告運用に反映させましょう。
さらに、その結果を踏まえて次のABテストを計画し、PDCAサイクルを回すことが重要です。

まとめ
ABテストを正しく進めていけば、感覚や経験に頼らず、データに基づいた広告改善ができるようになります。まずは、自社の広告にあったポイントを見つけて、ひとつずつ試していくことが大切です!
小さな改善を積み重ねることで、ABテストは広告運用の底上げをする「強い味方」になってくれます。
ぜひ今回お伝えしたポイントを押さえて、効果的なABテストを実践していきましょう。
