
「マーケティング戦略」
会議や日常の業務の中で耳にする方も多いのではないでしょうか?
しかし、「『マーケティング戦略』の言葉の意味を説明して」と聞かれた時に即答が出来ない方も多いのではないでしょうか?
今回、筆者がとても腑に落ちた解説がありましたのでシェアします!
『The Art of Marketingマーケティングの技法―パーセプションフロー・モデル全解説』

本書は、日米のP&Gでの経験を経てマーケティング組織の立て直しや成長を牽引してきた音部氏による一冊です。
(参考:https://www.coupmarketing.jp/)
マーケティングの基礎から実例まで丁寧に解説されているので、未読の方はぜひ一読をおすすめします。(今度、読書記録として改めて紹介しますね)
実は、筆者も一度通読していたのですが、あるイベントで直接音部氏とお話をさせていただく機会があり「あれはコラムから読まないといけないんだよ」と教わりました。
本書のコラム部分には、マーケティング/ブランド/戦略などのキーワードが整理されていて、実務で混乱しがちな概念の整理に非常に役立ちます。
筆者自身、コラムを読み返すことで、言葉の意味が腹落ちしました。
戦略とは「目的を達成するために、有限の資源をどのように使うかを示す指針」

本書で提示された戦略の定義は、とても明快です。
戦略とは目的を達成するためにどう「ヒト・モノ・カネ・」そして「ジョウホウ」などの資源をどのように使うかを示す指針
こう解説をされると頭がずっと整理されませんか?
「戦略を考えろ!」と言われるとすごく難易度が高いように感じますが、「この目的を達成するために何をどう使う?」と聞かれると幾分か考えやすくなるように思います。
まず考え方のクセを付けるために、目標と置き換えて試行して実行してみるのもよいかもしれません。
まとめ
この本をきっかけに、これまで曖昧だった「戦略」「マーケティング」「ブランド」といった用語との距離がぐっと縮まりました。
戦略は難しい概念ではなく、「目的を達成するために何をどう使うか」を示すシンプルな指針です。言葉が難しく見えるときは、噛み砕いて共通言語にすることで、チームのコミュニケーションが格段に楽になります。
興味がある方はぜひ本書のコラムから読んでみてください。
読んだ後の感想や気づきがあれば、ぜひ共有してくださいね。