Webサイトからの予約数を増やすマトリクスカレンダーとは?

美容院やフィットネスジムなど、人気のあるサービスほど予約枠が限られていて、「この日いけるかも!」って思っても、空いていなかったりします。
Web予約って便利なはずなのに、地味に疲れることってありませんか?
実は、そのような「予約のしづらさ」こそが、機会損失の原因になっているケースが少なくありません。

今回は、そんな予約フォームの使いにくさを解消するUIのひとつとして、空き状況がひと目でわかる「マトリクスカレンダー」をご紹介します。
その基本構造は「マトリクス図」と呼ばれるUI設計にあり、予約完了率を左右する見せ方の工夫が詰まっているんです。

マトリクス図とは?

そもそもマトリクス図(マトリックス図)とは、情報を縦軸と横軸に分類し、格子状の一覧にまとめた図のことを指します。
特に、商品開発やプロジェクト管理やタスク管理でよく使用され、複雑な情報を分かりやすく整理できる手法として知られています。

身近な例で言えば、エクセルやGoogleスプレッドシートも一種のマトリクス図といえます。複雑な情報を「行」と「列」に整理することで、データの関係性や傾向を簡単に把握することが可能です。

マトリクス図の活用例

  • 商品の機能と価格の関係性の可視化
  • 部門間の役割分担の明確化
  • プロジェクトのスケジュール管理
  • リスクと対策の関連付け
マトリクス図のイメージ:マーケティング用語集(ダウンロードはこちら

マトリクス図×カレンダー

このマトリクス図の考え方をカレンダーに応用したものが「マトリクスカレンダー」です。

マトリクス図の特徴を活かしたカレンダーでは、縦軸に時間、横軸に日付を配置することで、予約状況を一目で確認することができます。
複数の日程を見比べることができたり、特定の日の空き時間を瞬時に把握できるため、予約管理の効率化はもちろんのこと、顧客満足後の向上にもつなげることが可能です。

参考:ホットペッパービューティー アプリ予約イメージ(https://beauty.hotpepper.jp/)



フォーム改善なしで予約数は増えない?

スマートフォンの普及により、今では美容院やレストラン、病院など、多くのサービスがオンラインで予約できるようになりました。

でも実際には、

「予約したい日を選んだのに、時間をまた選び直すのがちょっと面倒」
「スマホだと操作しにくい」
「空いている時間を探すのが大変・・」

こうしたちょっとした不満が積み重なって、途中で予約をやめてしまう人もけっこういるんです。

だからこそ、予約フォームの使いやすさを見直すことで、もっとお客様が来店しやすくなり、売上アップにつながるんです。
今、多くのお店や企業が予約フォームの改善に力を入れているのも、そんな理由からなんです。

ここが使いにくい!予約フォームのリアルな課題

予約フォームって、使う側からすると意外とストレスが多いんですよね。
ここでは、よくある「使いにくさ」のポイントをピックアップしてみます。

スマートフォン最適化が不十分

今や予約のほとんどがスマートフォンから。だからこそ、スマートフォンでの使いやすさは重要です。でも実際には、「うーん、ちょっと使いづらいかも…」と感じるフォームもまだまだ多いんです。

画面サイズの問題

  • 予約日時を選択する際にスクロールが発生
  • 予約候補日時が小さく視認性が悪い


操作性の問題

  • 指での操作を意識していないボタンの設置
  • 必要な情報を確認するために、複数回の動作が必要
  • 予約候補日時の表示が遅い


予約完了までのステップが多いことによる離脱

最適化されていない入力フォームでは、予約完了までに多くのステップが必要になります。

具体的には:

  • 入力フォームのカレンダーから日付を選ぶ
  • 空き時間の一覧から希望時間を探す
  • 予約者情報を入力する
  • 確認画面で内容をチェックする

このように、4~5回の画面遷移が必要なことも見受けられます。これは、ユーザーの離脱の大きな原因となり得ます。

1回のページ遷移ごとに約10%は離脱している

統計によると、1回のページ遷移ごとに約10%のユーザーが離脱すると言われています。せっかく集客したユーザーが予約完了前に離脱してしまうと、大きな機会損失につながります。
そのため、予約フォームの改善は売上拡大のために非常に重要な取り組みです。

マトリクスカレンダーを使うと、こんなに変わる!3つのメリット

「もっと早くやっておきたかった…!」そんな声もあるくらい、予約フォームの使い勝手をぐっと良くしてくれるのが「マトリクスカレンダー」です。
最近では、このカレンダー表示を取り入れるお店やサービスも増えてきています。
では、実際に導入するとどのようなメリットがあるのか、3つのポイントに分けてみていきましょう。

直感的な操作性がもたらす予約率の向上

マトリクスカレンダーのいいところは、なんといってもパッと見て空き状況がわかること。一般的な予約フォームだと、「日付を選んで → 次の画面で時間を選んで…」という2段階のステップが必要になりますよね。
でもマトリクス形式なら、縦に時間、横に日付を並べて表示することで、「この日、空いてる時間はどこかな?」が一発で確認できるんです。
しかも、わざわざページ遷移しなくてもその場で予約まで進めるので、途中で離脱されにくく、結果として予約率アップにもつながります。

店舗ごとにマトリクスカレンダーを表示可能

マトリクスカレンダーを活用することで、各店舗の予約状況をひとつの画面で一覧表示させることも可能です。顧客は希望の店舗と時間帯を瞬時に比較検討できるため、さらに予約機会の損失を削減し、グループ全体の予約率を向上させることに成功しています。

例えば、第一希望の店舗が埋まっていても、近隣店舗の空き状況が同時に確認できるため、予約の取りこぼしも防ぐことができます。

顧客満足度の向上

24時間365日いつでも予約可能な環境を整えることで、顧客は自分の都合に合わせて予約できます。従来の営業時間内の電話予約に比べ、予約のハードルが下がり、利便性が大幅に向上します。
さらに、予約対応の工数削減にもつながり、業務効率化と顧客満足度の両面でプラスの効果をもたらします。

このように、マトリクスカレンダーを取り入れることで、予約のしやすさがアップするだけでなく、スタッフの負担軽減や、顧客満足度の向上にもつながります。

「うちの予約フォーム、大丈夫かな?」と感じた方は、このタイミングでぜひ一度、見直してみてくださいね!

チャット型EFOツール「GENIEE CHAT」

株式会社ジーニーでは、入力フォームを改善し、コンバージョン率を向上させるための「GENIEE CHAT」を提供しています。
「GENIEE CHAT」ではマトリクスカレンダー表示機能を装備しております。
チャットボット×EFO×マトリクスカレンダーにご興味をお持ちいただけたら、お気軽にお問い合わせくださいね。

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    GENIEE CX NAV1 編集部

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