取引先への連絡や社内共有など、業務でLINEを活用する場面は年々増えています。
一方で、「決まった時間に送りたい」「送信漏れを防ぎたい」と思っても、LINEにはメールのような予約送信機能が見当たりません。
本記事では、BtoB利用を前提に、LINE予約送信が業務で実用レベルかどうかを整理したうえで、iPhone・Androidそれぞれの現実的な対応策を解説します。
業務効率化やミス防止の観点で検討している方は、判断材料としてご活用ください。
目次
業務でLINE予約送信が求められる背景
業務利用において予約送信が求められる理由は、「便利だから」ではなくミス防止と効率化にあります。
- 定期的な顧客フォロー連絡
- 営業後や翌営業日の案内送信
- 社内向けのリマインド通知
こうした連絡を人の記憶や手動作業に頼ると、送信漏れや時間ミスが起こりやすくなります。
そのため、ビジネスの現場では「LINEで予約送信ができるかどうか」を確認する担当者が増えています。
LINEに予約送信機能はあるのか?
結論から整理すると、個人向けLINEには公式な予約送信機能はありません。
業務で使う場合、この前提を誤解していると、危険な外部ツールを使ってしまうリスクがあります。
個人アカウントには予約機能がない
LINEのトークルームには、スタンプや画像を送る機能はあっても、時計マークのような予約ボタンはありません。
これはLINEがリアルタイムのコミュニケーションを重視して設計されているためです。
そのため、アプリ単体で「明日の朝8時にこの文章を送る」といった設定をすることは不可能です。この仕様を理解した上で、それでも予約送信を行いたい場合は、スマートフォンのOSごとの機能や外部ツールを活用する必要があります。
公式アカウントなら標準で可能
一方で、お店や企業のメルマガ代わりとして使われる「LINE公式アカウント」には、標準で充実した予約配信機能が備わっています。
これはビジネスシーンにおいて、顧客が見てくれやすい時間帯を狙って情報を届ける必要があるためです。
実はこの公式アカウントは、個人でも無料で作成することができます。
自分専用の備忘録として使ったり、特定の人との連絡用に使ったりすることも不可能ではありませんが、相手にも公式アカウントと友だちになってもらう必要があるなど、通常のLINEとは使い勝手が大きく異なります。
▼関連記事:LINE公式アカウントでできることとは?主な機能と活用方法を分かりやすく説明!
iPhoneでLINE予約送信を行う方法
iPhoneを使っている方には朗報です。
iOSに標準でインストールされている「ショートカット」というアプリを使うことで、LINEの予約送信を自動化することが可能です。これは少し裏技的な方法ですが、一度設定してしまえば、指定した日時に勝手にLINEを送ってくれるようになります。アプリを追加でインストールする必要もなく、無料で安全に行える最もおすすめの方法です。
ショートカットアプリを活用する
iPhoneには「ショートカット」という、さまざまな操作を自動化できる便利なアプリが最初から入っています。このアプリの中にある「オートメーション」という機能を使います。
オートメーションとは、例えば「朝7時になったら」や「家に帰ったら」といった条件をきっかけにして、スマホに特定の動作をさせる機能です。これを利用して、「指定した日時になったら、特定の人に、決まったメッセージをLINEで送る」という命令を作成します。
オートメーションで日時を指定
まずショートカットアプリを開き、画面下部のタブから「オートメーション」を選びます。
そこで新規作成ボタンを押し、「個人用オートメーションを作成」を選択しましょう。
条件の一覧から「時刻」を選ぶと、何日の何時に実行するかを設定できる画面になります。
ここで、メッセージを送りたい正確な日時を指定します。毎日や毎週といった繰り返しの設定も可能ですが、一度きりの送信であれば「指定日時」を選んでください。
送信内容と宛先を設定する手順
日時を決めたら、次に「何をするか」を設定します。
「アクションを追加」というボタンを押し、検索窓で「LINE」と入力して検索してください。
するとLINEアプリに関連する操作候補が出てくるので、「メッセージを送信」を選びます。
次に、薄く表示されている「宛先」の部分をタップして送りたい相手を選び、「メッセージ」の部分に送りたい文章を入力します。これで「いつ」「誰に」「何を」送るかの設定が整いました。
自動送信を有効にする設定
最後に非常に重要な設定があります。
オートメーションの作成完了画面に進むと、「実行の前に尋ねる」というスイッチがあります。
これがオンになっていると、指定した時間になっても「送信していいですか?」という通知が来るだけで、勝手には送信されません。
完全な自動送信にしたい場合は、このスイッチを必ずオフにしてください。これで、あなたが寝ていてもスマホに触っていなくても、時間通りにメッセージが送信されるようになります。
Androidユーザーが予約送信をする方法

iPhoneのような便利なオートメーション機能は、残念ながらAndroidの標準機能としては搭載されていません。
しかし、Androidユーザーにもいくつかの選択肢はあります。LINEアプリそのもので予約送信をすることは難しいですが、別の手段で連絡を取ったり、工夫して送信忘れを防いだりすることは可能です。
ここではAndroidユーザーが検討すべき現実的な代替案を紹介します。
GoogleメッセージでSMSを利用
もし相手の電話番号を知っているなら、LINEではなくSMS(ショートメッセージ)を使うのが最も確実な解決策です。Android標準の「Googleメッセージ」アプリには、非常に使いやすい予約送信機能がついています。
メッセージを作成し、送信ボタンを長押しするだけで、日時指定のメニューが表示されます。LINEにこだわらない連絡であれば、この機能を使うことで、相手に確実に指定した時間に要件を伝えることができます。
外部アプリ利用時のリスク
GooglePlayストアには「LINEで予約送信ができる」と謳うサードパーティ製のアプリが存在することがあります。
しかし、これらのアプリを利用することには慎重になるべきです。
LINEの公式ではない外部アプリにログイン情報を渡すことは、乗っ取りや個人情報漏洩のリスクを伴います。
また、LINE側の仕様変更によって突然使えなくなることも多いため、セキュリティと安定性の観点から、安易な利用はおすすめできません。
Keepメモへの一時保存活用
安全かつシンプルな方法として、LINEの「Keepメモ」機能を活用するのも手です。
Keepメモは自分だけのトークルームのようなもので、ここに送りたい文章を下書きとして保存しておけます。
予約送信ではありませんが、文章を事前に作っておくことで、送信時の手間を減らすことができます。
後述するリマインダー機能と組み合わせれば、「時間になったら通知を受け取り、Keepメモからコピーして相手に送る」という流れをスムーズに行えます。
「リマインダーくん」で送信忘れを防ぐ
ここまでは「勝手に送ってくれる」方法を探してきましたが、視点を変えて「送るタイミングを教えてくれる」方法も非常に有効です。
そこで活躍するのが「リマインダーくん」というLINEのボットアカウントです。
これは多くのユーザーに愛用されているサービスで、友達に追加して話しかけるだけで、指定した時間にLINEで通知を送ってくれます。
予約通知で送るタイミングを管理
リマインダーくんの最大のメリットは、LINEの中で完結することです。
使い方はとても簡単で、「リマインダーくん」を友だち追加し、トーク画面で「誕生日おめでとう」などの送りたい内容と、「明日の0時」といった日時を送信するだけです。
すると、指定した時間になるとリマインダーくんから「誕生日おめでとうの時間ですよ」と通知が届きます。
これなら、うっかり忘れてしまうことを防げます。
リマインダーくんの登録と使い方
利用を開始するには、LINEのホーム画面で「リマインダーくん」と検索し、公式アカウントを友だち追加します。
面倒な会員登録やアプリのインストールは一切不要です。トーク画面での会話形式で予定を登録できるため、誰でも直感的に使えます。
例えば「燃えるゴミの日」「毎週月曜日の朝8時」と送れば、毎週繰り返し教えてくれる機能もあります。
予約送信の代わりとして、自分宛てに通知を送る設定をしておけば、通知が来た瞬間に手動で相手にメッセージを送ればよいのです。
グループラインでの活用法
リマインダーくんは、自分一人だけでなくグループトークに招待して使うこともできます。
例えば、友人同士のグループにリマインダーくんを招待し、「来月の旅行の打ち合わせ」「土曜日の20時」と設定しておけば、時間になったらグループ全員に通知が届きます。
これにより、誰か一人が送信係を負担することなく、メンバー全員が同じタイミングで用件を思い出すことができます。
まとめ
LINEでの予約送信について、現状でできることと具体的な方法を解説しました。
iPhoneユーザーであれば「ショートカット」アプリを活用するのが最もスマートな解決策です。
Androidユーザーや、設定が難しく感じる方は、「Googleメッセージ」や「リマインダーくん」をうまく組み合わせることで、送信忘れのストレスを解消できます。
- iPhoneなら標準の「ショートカット」アプリで、無料で自動予約送信が可能
- Androidは「Googleメッセージ」でのSMS予約や、「リマインダーくん」での通知活用が現実的
大切な相手へのメッセージだからこそ、タイミングを逃さずに届けたいものです。
自分の使っている機種や目的に合わせて最適な方法を選び、スマートなLINE活用を始めてみてください。
LINEを活用したマーケティング施策ならGENIEEにお任せ!
株式会社ジーニーでは、LINE公式アカウントと既存システムを連携させ、導入後すぐに成果につながるLINE活用設計を支援しています。
予約システムや基幹システムと連携した通知設計や、顧客データを活用したセグメント配信にご興味があれば、まずは情報収集としてお気軽にご相談ください。
まずは資料をダウンロード
関連記事
-
WEBマーケティングのコツ LINEステップ配信とは?自動化で売上を最大化する設定手順と成功の秘訣
-
WEBマーケティングのコツ LINE自動送信は業務で使える?仕組み・可否・安全な導入方法を解説
-
WEBマーケティングのコツ 多言語対応チャットボット18選|業種別おすすめケースも紹介
-
WEBマーケティングのコツ チャットボット導入の完全ガイド|手順から費用、成功事例まで徹底解説
-
WEBマーケティングのコツ 無料で使えるチャットボット20選!選び方から導入手順まで解説
-
WEBマーケティングのコツ 顧客体験(CX)とは?競合優位性を獲得する戦略と成功事例
-
WEBマーケティングのコツ ECサイトにチャットボットを導入するメリットを徹底解説
-
WEBマーケティングのコツ コールセンターのCPHとは?計算方法と改善策を解説


