\ 定着率99%以上 /
トレンドおさえた、高コスパなSFA/CRM
※1 スマートキャンプ株式会社主催「BOXIL SaaS AWARD Summer 2024」SFA(営業支援システム)部門で受賞
GENIEE SFA/CRMダッシュボード
ITreviewリーダー2024春
SFAツール
(営業支援システム)部門
ITreviewリーダー2024春
CRMツール部門
ITreview中堅企業部門リーダー2024春
SFAツール
(営業支援システム)部門
BOXIL SFA(営業支援システム)部門 Good Service Summer2024
SFA(営業支援システム)部門※1

CDP×EC事例3選|導入で成果を出した企業の施策と連携パターン

公開日: / 更新日: / データ活用/CDP
CDP×EC事例3選|導入で成果を出した企業の施策と連携パターン

EC事業者にとって、顧客データの分断やパーソナライズの限界は深刻な経営課題です。Webサイト、アプリ、店舗POSなど複数のチャネルに顧客情報が散在し、一人ひとりの顧客を正しく理解できない状況では、適切なタイミングでの施策実行やLTV向上は困難です。

こうした課題を解決する手段として、CDP(Customer Data Platform)の導入が注目されています。CDPは各接点のデータを統合し、顧客の全体像を可視化することで、精度の高いセグメント配信やリアルタイムな施策実行を可能にします。

本記事では、EC事業者がCDPを導入して具体的にどのような課題を解決し、どのような成果を得たのかを実例とともに紹介します。また、導入から運用までのプロセス、カゴ落ちフォローやリピート促進といったEC特有の活用シナリオ、必要な体制・コスト・期間の実態、そしてCDPの基本的な役割とデータ統合がもたらす価値について、順を追って解説します。

EC事業者がCDPで解決した課題と成果事例

EC事業において、データの分断は顧客理解を妨げ、施策の精度を下げる大きな要因となります。ここでは、CDPを活用してチャネル横断のデータ統合を実現し、定量的な成果につなげた企業の事例を紹介します。

なお、紹介する事例は大企業による独自構築や大規模な導入が中心ですが、現在ではGENIEE CDPのようなパッケージ製品を活用することで、中堅・大手EC事業者でも現実的なコストと期間で同様の環境を構築可能です。

製造業A社の事例

スマートフォン主流の時代に合わせたECサイトのUI/UX改善や、写真プリントと物販商品を同時に購入できる機能強化が求められていました。また、従来のプロダクトアウト型の発想から、顧客ニーズを起点とするマーケットイン型への転換が必要でした。

同社はCDP統合型ECプラットフォームを導入し、ECサイトを刷新しました。CDPを活用して、会員情報、EC受注データ、Web解析データ、アプリデータなどの1st Partyデータを統合・可視化する環境を構築しました。

結果として、ユーザーの利便性向上による売上増加と、海外でのローカライズサイト展開を実現しました。データに基づいたPDCAサイクルを構築し、データドリブンな組織への変革を進めています。

美容メーカーの事例

Webサイト、アプリ、店舗のデータが分断されており、顧客一人ひとりの解像度を上げることが困難でした。また、購買履歴などの顕在データからの分析が中心で、潜在的なニーズを捉え切れていませんでした。

同社はCDPを導入し、公式サイト、アプリ、店舗の購買データを統合・分析できる基盤を構築するほか、行動データ分析ツールを導入し、チャネルを横断した顧客行動の分析を実施しました。

顧客行動の示唆を得やすくなり、顧客にとって心地よいOne to Oneコミュニケーションの実現に向けた基盤が整いました。ファン化促進におけるコンテンツマーケティングの効果検証など、幅広いシーンでのデータ活用が可能になりました。

出版社の事例

アプリ、雑誌Webメディア、ECサイトなど、サービスごとに顧客データが点在し統合的に活用できていませんでした。

同社は自社CDPを構築し、各サービスで取得した閲覧情報や購買情報などの1st Partyデータを統合しました。その結果、統合データを活用した広告配信・分析サービスの提供を開始することができました。

また、同社が展開する異なるメディア間でも連携した広告配信・分析が可能になりました。記事来訪ユーザーの興味ジャンルや他メディアへのアクセス傾向などを可視化し、広告施策の新たな切り口の発見につながった事例です。

ECサイトにおけるCDP導入から施策実行までの実装プロセスと期間

CDP導入は、要件定義からデータ統合、施策設計、本格運用まで、複数のフェーズを経て進めます。ここでは、各ステップで必要な作業内容と、プロジェクトを成功させるための重要ポイントを解説します。

フェーズ1:要件定義とツール選定(1〜2ヶ月)

CDP導入の第一歩は、解決したい課題を明確にし、自社の既存システムとの親和性を考慮したツール選定を行うことです。課題の整理とKPI設定、データソースの洗い出しを行い、既存のマーケティングツールとの連携可能性を評価します。

このフェーズでは、「何を解決したいか」という目的を明確にすることが肝要です。漠然とした導入ではなく、具体的な施策イメージを持った上で、自社の既存ツールと連携可能なCDPを選定することが重要です。

特に、GENIEE CDPのように多様なマーケティングツールとの連携柔軟性の高いツールを選ぶと、後続のデータ統合フェーズでの開発工数を大幅に削減できます。

フェーズ2:データ統合とID統合(2〜3ヶ月)

既存システムとの連携設定や顧客IDの名寄せルールを設計します。データクレンジングを通じて、分析に耐えうるデータ基盤を構築します。

メールアドレスやCookieを用いたID名寄せロジックの構築が、顧客解像度を高めるための技術的要所となります。複数のチャネルで取得した顧客情報を一つのIDに紐付けることで、初めて顧客の全体像が見えるようになります。

フェーズ3:施策設計とテスト運用(1〜2ヶ月)

カゴ落ちフォローやリピート促進などの具体的なシナリオを設計します。小規模なセグメントで配信テストを行い、効果を検証します。

施策実行をスムーズにするため、CDPからMAや広告媒体へリアルタイムにデータを反映させる環境構築が望ましいです。テスト段階で得られた知見を次のフェーズに活かすことで、本格運用時の成果を最大化できます。

フェーズ4:本格運用と継続改善

全セグメントへの施策展開とKPIモニタリングを実施します。あわせて、2022年4月施行の改正個人情報保護法に基づき、Cookie等の「個人関連情報」を第三者に提供して個人データと紐づける際は本人の同意確認が求められます。

また、2023年6月施行の改正電気通信事業法(外部送信規律)により、利用者情報の外部送信について通知・公表等の対応が義務付けられています。さらに、2026年通常国会への提出が見込まれる次期改正個人情報保護法では個人関連情報の規制強化や課徴金制度の導入が予定されており、継続的な法令動向の把握が必要です。

CDPの本格運用にあたっては、法令遵守が不可欠です。改正個人情報保護法に基づき、Cookie等の「個人関連情報」を第三者に提供して個人データと紐づける際は本人の同意確認が求められます。また、2023年施行の外部送信規律により、利用者情報の外部送信について通知・公表等の対応が義務付けられています。

EC特有の課題に対するCDP活用シナリオ

CDPによるリアルタイムな行動データの統合は、EC特有の機会損失を最小化し、LTVを最大化させる鍵となります。ここでは、カゴ落ち、アップセル、休眠顧客の掘り起こし、広告最適化という4つの活用シナリオを詳しく見ていきます。

カゴ落ちフォロー:カート投入後の自動リマインドで購入完了率を向上

カートに商品を入れたまま離脱したユーザーに対し、適切なタイミングでリマインドメールやクーポンを送り、購入を促す手法です。

離脱後1時間以内の初回リマインドが最も効果的とされており、遅くとも24時間以内のアプローチが推奨されます。CDPを活用することで、カート投入のタイミングを即座に検知し、自動でフォローメールを配信する仕組みを構築できます。なお、ECサイトの平均カゴ落ち率は約70%に達するとされており、適切なフォローによる購入完了率の改善は売上に直結します。

CDPを活用することで、カート投入のタイミングを即座に検知し、自動でフォローメールを配信する仕組みを構築できます。

購入後アップセル:購買サイクルに合わせたリピート促進でLTVを最大化

商品の消費サイクルを計算し、再購入が必要な時期に関連商品や上位商品を提案するシナリオです。

過去の購買データから算出した「最適なタイミング」での提案は、顧客体験を損なわずにリピート率を高める効果があります。たとえば、化粧品であれば使用開始から30日後、サプリメントであれば60日後など、商品特性に応じたタイミングでアプローチすることで、自然な形でのリピート購入を促進できます。

休眠顧客掘り起こし:離脱理由を推定した復帰促進施策でリピート率を改善

最終購入日からの経過日数に応じてセグメントを分け、離脱理由に合わせたクーポンやメッセージを配信する手法です。

一律のクーポン配信ではなく、過去の嗜好に合わせた限定案内を送ることで、休眠顧客の再活性化率が向上する傾向があります。CDPを活用すれば、顧客の過去の購買傾向や閲覧履歴を分析し、個別に最適化されたメッセージを送ることが可能になります。

広告最適化:顧客セグメント別配信で広告費ROIを改善

既存顧客を新規獲得広告から除外したり、ロイヤル顧客に似たユーザーへのターゲティングを強化したりすることで、広告運用を効率化します。

CDPの顧客データを広告媒体のオーディエンスとして活用することで、無駄な広告費を削減し獲得精度を向上できます。特にGENIEE CDPは、広告計測ツールともシームレスに連携できるため、抽出した高精度なセグメントを即座に広告配信へ活用し、ROIの改善に直結させることが可能です。

どのくらいかかる?CDP導入に必要なコスト・期間について

CDP導入の判断には、リソース要件の具体化が不可欠です。ここでは、費用感、社内体制の構築方法、よくある失敗パターンとその回避策を整理し、現実的な導入イメージを提供します。

初期費用と月額費用の目安

CDPの費用は、ツール利用料、データ統合費、コンサルティング費などの内訳で構成されます。データ量や機能により幅広い価格帯があるため、自社の規模に見合ったツール選定が重要です。

CDPは一般的には、初期費用として数百万円ら数千万円、月額費用として数十万円から数百万円程度が目安となりますが仕様や環境、ベンダーにより変動幅が大きいシステムとなります。また、データ量や連携するシステムの数、カスタマイズの程度によって大きく変動するため、複数のベンダーから見積もりを取り、比較検討することが推奨されます。外資よりは国産ベンダーのほうが日本の商慣習を理解している点もありサービスレベルの設計や価格設定の柔軟性は高いと言われています。

GENIEE CDP | 貴社オリジナルの顧客データ基盤

導入期間の目安とフェーズ別内訳

標準的なCDP導入期間は3〜6ヶ月程度です。どのフェーズに時間をかけるべきか、期間短縮のためのコツを押さえておくことが重要です。

データ連携仕様の早期確認と、スモールスタートによる段階的な機能拡張が、プロジェクト遅延を防ぐポイントとなります。特に、既存システムとのAPI連携やデータフォーマットの調整に時間がかかるケースが多いため、要件定義の段階で技術的な実現可能性を十分に検証しておくことが望ましいです。

必要な社内体制と役割分担

CDP導入プロジェクトには、プロジェクトオーナー、データ担当、施策実行担当の役割を明確に定義する必要があります。外部パートナーをどのように活用すべきかも重要な検討事項です。

IT部門とマーケティング部門の橋渡し役を置くことが、スムーズなデータ統合と施策実行の鍵となります。技術的な知識とマーケティング施策の両方を理解する人材がいることで、要件定義から運用まで一貫した推進が可能になります。

CDP導入の失敗パターンと回避策

「目的の不明確化」や「データ品質の低さ」など、よくある落とし穴を整理し、実効性のある回避策を提示します。導入を目的化せず、解決すべき具体的な施策を先に定義しておくことで、運用停滞のリスクを最小化できます。

また、専門人材の不足も大きな課題ですが、GENIEE CDPのようにAIが自然言語でデータ分析をサポートする機能を持つツールを選べば、高度な専門知識がなくても自走可能な体制を構築しやすくなります。

EC事業者のCDP導入事例と活用方法まとめ

本記事では、EC事業者がCDPを導入して解決した課題と成果事例、導入から施策実行までのプロセス、EC特有の活用シナリオ、必要な体制・コスト・期間の実態、そしてCDPの基本的な役割とデータ統合の価値について解説しました。

CDP導入は単なるシステム刷新ではなく、ECの収益構造をデータドリブンに転換させるための投資です。各社事例が示すように、データ統合によって顧客解像度が向上し、パーソナライズされた施策の実行が可能になります。

導入にあたっては、要件定義、データ統合、施策設計、本格運用という4つのフェーズを経て、3〜6ヶ月程度の期間を要します。カゴ落ちフォロー、購入後アップセル、休眠顧客掘り起こし、広告最適化といったEC特有の活用シナリオを具体的に設計し、IT部門とマーケティング部門が連携して推進することが成功の鍵となります。

データ統合の先にあるAX(AI変革)を見据えた基盤構築をご検討なら、ぜひGENIEE CDPにご相談ください。
専門家によるサポートとAI活用機能で、貴社のEC事業の成長を強力にバックアップします。

定着率99%の国産SFAの製品資料はこちら

なぜ「GENIEE SFA/CRM」が選ばれるのか
  • SFAやCRM導入を検討している方
  • どこの SFA/CRM が自社に合うか悩んでいる方
  • SFA/CRM ツールについて知りたい方
個別相談会個別相談会定着率99%国産SFA「GENIEE SFA/CRM」定着率99%国産SFA「GENIEE SFA/CRM」
GENIEE's library編集部
執筆者

GENIEE's library編集部

株式会社ジーニー


プロフィール

GENIEE's library編集部です!
営業に関するノウハウから、営業活動で便利なシステムSFA/CRMの情報、
ビジネスのお役立ち情報まで幅広く発信していきます。