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CDPの選び方とは?6つの評価軸と選定プロセスを解説

公開日: / 更新日: / データ活用/CDP
CDPの選び方とは?6つの評価軸と選定プロセスを解説

CDP(カスタマーデータプラットフォーム)の導入を検討する際、多くの企業が「どの製品が自社に最適なのか」という判断に迷います。顧客データを統合し、マーケティング施策の高度化を目指す一方で、製品ごとに機能や強みが異なるため、客観的な比較が難しいと感じる担当者も少なくありません。

CDP選定を成功させるには、データ収集からセキュリティまで多角的な評価軸を設定し、自社の課題と優先順位に照らして製品を比較することが不可欠です。本記事では、CDP選定で確認すべき6つの主要な評価軸と、自社に最適な製品タイプの見極め方、既存システムとの連携可否、運用フェーズを見据えた落とし穴の回避策を解説します。

具体的には、評価軸の確立、自社に合うタイプの特定、技術評価、運用リスク回避の4点を押さえることで、納得感のある選定を実現できます。選定プロセス全体の流れと各ステップの実施内容も紹介しますので、明日から取り組むべきアクションステップが明確になるでしょう。

CDP選定で確認すべき6つの評価軸とチェックリスト

CDP選定では、データ収集からセキュリティまで6つの多角的な評価軸で製品を比較することが不可欠です。この章では、各評価軸に紐づく具体的な確認項目を整理し、自社にとっての優先順位付けの考え方を示します。客観的な比較検討を可能にする土台を作りましょう。

【前提】CDP選定前に明確にすべき導入目的と要件定義のポイント

評価軸を適用する前段階として、「何のために導入するか」という目的を明確に定義する必要があります。顧客理解の深化、施策実行の効率化、売上向上など、出口戦略から逆算して要件を整理しましょう。関連部署を巻き込んだ要件定義の進め方を以下に示します。

1. 解決したい課題の明確化

まず、自社が抱える具体的な課題を洗い出します。たとえば、「オンラインとオフラインのデータが分断されている」「顧客の行動履歴を施策に活かせていない」「マーケティング部門とIT部門の連携が不足している」などです。課題を整理することで、CDP導入後に達成すべきゴールが明確になります。

2. 施策の出口から逆算した要件定義

「誰に・どのチャネルで・どのような体験を届けるか」という施策の出口から逆算して要件を定義します。たとえば、「Webサイト訪問者に対してメールとLINEでパーソナライズされたオファーを送る」という施策を想定する場合、必要なデータ種別、連携先ツール、リアルタイム性の要否などが明確になります。

3. 関連部署を巻き込んだ合意形成

CDP導入は全社的なプロジェクトとなるため、マーケティング部門、IT部門、営業部門など関連部署のステークホルダーを早期に巻き込みます。各部門のニーズや制約を把握し、共通のKPIを設定することで、導入後の活用がスムーズに進みます。

評価軸1: データ収集・統合能力(連携先の豊富さ、リアルタイム性)

既存のCRMやECシステム等とのコネクタの有無、およびオンライン・オフラインデータの統合柔軟性を評価します。バッチ処理かリアルタイム処理かの違いが自社の施策に適しているかを確認しましょう。

1. 標準コネクタの有無

自社が保有する既存システムとの標準コネクタが用意されているかは、導入工数を左右する重要な判断基準です。主要なCRM、MA、広告プラットフォームとの連携がプリセットで用意されている製品を選ぶことで、初期導入のコストと時間を大幅に削減できます。

2. データ統合の柔軟性

オンライン(Webサイト、アプリ)とオフライン(店舗、コールセンター)のデータを柔軟に統合できるかを確認します。特に、異なるフォーマットや粒度のデータを名寄せし、単一の顧客IDに紐づける機能が重要です。

3. リアルタイム処理とバッチ処理の選択

自社の施策がリアルタイム性を求めるか、バッチ処理で十分かを見極めます。たとえば、Webサイト訪問中の行動に即座に反応するパーソナライズを行う場合はリアルタイム処理が必須ですが、日次でのメール配信であればバッチ処理でも対応可能です。

評価軸2: 分析・セグメンテーション機能

顧客データの分析機能や、ノーコードでのセグメント作成の可否を評価します。専門知識がなくても直感的にデータを扱えるか、AIによる高度な予測機能が備わっているかを確認しましょう。

1. ノーコードでのセグメント作成

マーケティング担当者がSQL等の知識を必要とせず、直感的なドラッグ&ドロップ操作でセグメントを作成できるかを確認します。ノーコード対応の製品であれば、IT部門に依存せず自走できるため、施策のスピードが向上します。

2. 高度な分析機能とAIサポート

AIを活用した自然言語でのデータ分析サポートがあれば、専門スキルがなくても高度な活用が可能です。たとえば、「購買頻度が高く、直近1ヶ月間アクセスのない顧客」といった条件を自然言語で指定し、AIが自動でセグメントを生成する機能は、分析の敷居を大きく下げます。

特にGENIEE CDPのように、AIが自然言語での指示を理解し、複雑なSQLを書かずにセグメント作成をサポートしてくれる製品であれば、専門知識がないマーケティング担当者でも高度な分析が可能になります。

3. 予測分析とスコアリング

顧客の将来的な行動を予測する機能(チャーンリスク、購買確率など)や、顧客ごとのスコアリング機能が備わっているかを確認します。これにより、優先的にアプローチすべき顧客を効率的に特定できます。

評価軸3: 施策連携・活用機能(MA・広告連携など)

統合したデータをMAや広告プラットフォームへシームレスに転送できるか、その連携先の豊富さを評価します。施策実行後の効果測定機能の充実度も重要な確認項目です。

1. 主要ツールとの連携実績

分析した顧客セグメントを、主要な広告媒体(Google広告、Facebook広告など)やMAツール(Marketo、HubSpotなど)へ即座に連携し施策に反映できるかを確認します。連携先の豊富さは、施策の選択肢を広げる重要な要素です。

2. 双方向データ連携

CDPからMAや広告プラットフォームへデータを送るだけでなく、施策実行後の結果(開封率、クリック率、コンバージョンなど)をCDPに戻して蓄積できるかを確認します。双方向連携により、施策の効果測定と次回施策の改善がスムーズに行えます。

3. 効果測定とレポート機能

施策実行後の効果を可視化するレポート機能が充実しているかを確認します。セグメントごとのパフォーマンス比較や、ROIの算出が容易に行える製品を選ぶことで、PDCAサイクルを高速化できます。

評価軸4: 操作性・UI(ノーコード対応、学習コスト)

マーケティング担当者がIT部門に頼らず自走できるUIであるかを評価します。操作の習得にかかる時間や、ベンダーが提供するトレーニング体制の有無をチェックリスト化しましょう。

1. 直感的なUI設計

SQL等の知識を必要とせず、直感的なドラッグ&ドロップ操作でデータ抽出や管理ができる製品が望ましいです。画面遷移が少なく、目的の機能にすぐアクセスできるUIであれば、学習コストを最小限に抑えられます。

2. トレーニングとオンボーディング

ベンダーが提供するトレーニングプログラムやオンボーディング支援の有無を確認します。導入初期に手厚いサポートがあることで、運用担当者が早期にツールを使いこなせるようになります。

3. ドキュメントとコミュニティ

操作マニュアルやFAQ、ユーザーコミュニティが充実しているかを確認します。疑問点を自己解決できる環境が整っていれば、運用中のストレスが軽減されます。

評価軸5: サポート体制・導入実績

日本語による技術サポートや、自社と同規模・同業種での導入実績を評価します。導入時のデータ移行支援や、コンサルティングサービスの有無も確認すべきポイントです。

1. 日本語サポートの充実度

海外製品の場合、日本語による技術サポートが提供されているかを確認します。問い合わせ対応の時間帯や、レスポンスの速さも重要な評価項目です。

2. 同業種・同規模での導入実績

自社と同じビジネスモデルでの成功事例があるかは、導入後の活用イメージを具体化する上で極めて重要です。たとえば、EC事業者であれば同じくEC事業者での導入実績を確認することで、自社に適用可能な施策のヒントが得られます。

3. 導入支援とコンサルティング

導入時のデータ移行支援や、要件定義から運用開始までをサポートするコンサルティングサービスが提供されているかを確認します。特に初めてCDPを導入する企業にとって、ベンダーの伴走支援は成功の鍵となります。

評価軸6: セキュリティ・個人情報保護法対応

改正個人情報保護法やCookie規制への技術的対応状況を評価します。データの暗号化、アクセス制御、セキュリティ認証(ISO27001等)の取得状況をチェックしましょう。

1. 個人情報保護法への対応

改正個人情報保護法で求められる本人同意の取得、利用目的の明示、第三者提供時の記録義務などに対応しているかを確認します。特に、個人関連情報を第三者に提供する際の確認義務に対応した機能が備わっているかは重要です。

2. データの暗号化とアクセス制御

保管時および転送時のデータ暗号化、ロールベースのアクセス制御、監査ログの記録など、セキュリティ対策が十分に講じられているかを確認します。特に、顧客の機微情報を扱う場合は、厳格なアクセス制御が必須です。

3. セキュリティ認証の取得状況

ISO27001やプライバシーマークなど、第三者機関によるセキュリティ認証を取得しているかを確認します。認証取得は、ベンダーがセキュリティ対策を継続的に実施している証となります。

自社に最適なCDPタイプの見極め方(ビジネスモデル・課題別)

CDPは製品によって強みが異なります。この章では、統合型、リアルタイム型、ハブ型など、主要なタイプの特徴を整理し、自社のビジネスモデルや解決したい課題に最適な製品カテゴリーを特定します。

統合型CDP: 大規模データを扱う大企業向け

データ収集から分析、施策連携までをワンストップで提供する統合型CDPの特徴を解説します。大規模データを扱う大企業や、部門横断での活用を目指す企業に適しています。

1. 統合型CDPの特徴

本記事では、機能範囲と主な用途に基づき、CDP製品を「統合型」「リアルタイム型」「データ統合ハブ型」「国産型」に分類しています(業界標準の分類とは異なる場合があります)。

統合型CDPの代表例として、Adobe Experience PlatformやTreasure Data CDPが挙げられます。これらは大規模データの処理や部門横断での活用に強みを持ちます。

また、GENIEE CDPも、大規模データの処理や施策実行に強みを持つ製品です。

2. 適している企業

大規模なデータを保有し、部門横断でのデータ活用を目指す大企業に適しています。また、複数のチャネルやタッチポイントを持ち、顧客の全体像を統合的に把握したい企業にも向いています。

3. 導入時の注意点

統合型CDPは機能が豊富な分、導入コストと学習コストが高くなる傾向があります。自社の要件に対して過剰なスペックにならないよう、必須機能を明確にした上で選定することが重要です。

リアルタイムCDP: 顧客の「今」の行動に基づいた施策を重視する企業向け

Webやアプリ上の行動を即座に反映させるリアルタイムCDPの強みを解説します。顧客の現在の文脈に合わせたパーソナライズ施策を重視する企業に最適です。

1. リアルタイムCDPの特徴

リアルタイムCDPは、顧客のWebサイトやアプリ上での行動をリアルタイムで収集し、即座に施策に反映させることができます。たとえば、Tealium AudienceStream CDPは、リアルタイムでのデータ収集とアクションの即時連携に強みを持っています。

2. 適している企業

顧客の現在の行動や文脈に基づいたパーソナライズを重視する企業に適しています。たとえば、ECサイトで閲覧中の商品に関連するレコメンドを即座に表示したり、カート放棄時にリアルタイムでリマインドメールを送信したりする施策を実施する場合に有効です。

3. 導入時の注意点

リアルタイム処理を実現するためには、インフラの整備やデータパイプラインの設計が重要です。また、リアルタイム施策を実行するための運用体制(施策の企画・実行・効果測定)を整える必要があります。

データ統合ハブ型CDP: 既存のマーケティングツールへデータを供給する基盤として活用したい企業向け

開発者フレンドリーで、様々なツールへのデータ転送ハブとして機能するCDPを解説します。既存のMAや広告ツールを活かしたまま、データ基盤を構築したい企業に適しています。

1. データ統合ハブ型CDPの特徴

データ統合ハブ型CDPは、データ収集と配信のハブとして機能し、既存のマーケティングツールへデータを供給します。たとえば、Twilio Segment(旧Segment)やGENIEE CDPは複数のツールとの連携実績があり、データ収集と配信のハブとして高い柔軟性を誇ります。

2. 適している企業

既に複数のマーケティングツール(MA、広告プラットフォーム、分析ツールなど)を活用しており、それらを統合するデータ基盤を構築したい企業に適しています。また、エンジニアリソースが豊富で、APIを活用したカスタマイズを重視する企業にも向いています。

3. 導入時の注意点

データ統合ハブ型CDPは、連携先ツールの設定やデータフローの設計に技術的な知識が必要です。エンジニアとマーケティング担当者が連携して要件を定義し、データパイプラインを構築する体制が求められます。

国産CDP:特定の用途や日本企業のニーズに特化した製品を求める企業向け

顧客体験向上に特化した製品や、手厚いサポートが特徴の国産CDPを解説します。日本特有の商習慣への対応や、ツール間連携のコスト抑制を重視する企業におすすめです。

1. 国産CDPの特徴

国産CDPは、日本企業のニーズに特化した機能や、日本語による手厚いサポートが特徴です。日本特有の商習慣や規制への対応がスムーズであり、導入時の不安を軽減できます。

国産CDPの代表例として、GENIEE CDPが挙げられます。日本企業の商習慣に合わせたきめ細やかなサポートに加え、既存のツール群との連携もスムーズなため、導入後の立ち上がりが早いのが特徴です。ツール間の連携コストを抑えたい企業にとって、有力な選択肢となります。

2. 適している企業

顧客体験の向上を最優先に考える企業や、日本語サポートを重視する企業に適しています。また、初めてCDPを導入する企業にとって、手厚いサポートが得られる国産製品は安心感があります。

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既存システムとの連携可否を評価する具体的な確認項目

導入後に「データがつながらない」というトラブルを防ぐため、CRM、MA、DWH等の既存IT資産との技術的親和性を評価します。この章では、API連携の仕様や、データ移行の現実的なコストを精査し、既存システムとの役割分担を整理する方法を示します。

CDPとDWH・CRM・MAの役割分担を理解する

各システムの得意領域を整理します。CRMは営業管理、DWHは長期保存、MAは施策実行、そしてCDPは「実名データの統合とリアルタイム活用」という役割の違いを明確にしましょう。

1. CRMの役割

CRM(Customer Relationship Management)は、営業活動における顧客情報の管理を主な目的とします。商談履歴、担当者、契約情報などを一元管理し、営業プロセスの効率化を支援します。

2. DWHの役割

DWH(Data Warehouse)は、企業全体のデータを長期保存し、ビジネスインテリジェンス(BI)ツールと連携して分析を行う基盤です。過去のトレンド分析や経営判断に必要なレポート作成に適しています。

3. MAの役割

MA(Marketing Automation)は、メール配信やリードナーチャリングなど、マーケティング施策の実行を自動化するツールです。リードの育成から商談化までのプロセスを効率化します。

4. CDPの役割

CDPは実名データを統合し、顧客理解に基づいたリアルタイムな施策実行を可能にする点で他のシステムと差別化されます。オンライン・オフラインのデータを統合し、顧客の全体像を把握した上で、MAや広告プラットフォームへデータを供給します。

既存CRM・MAとのデータ連携の確認項目

コネクタの有無だけでなく、双方向でのデータ連携が可能か、連携頻度は要件を満たしているかを確認します。データフォーマットの互換性についても事前にチェックしましょう。

1. 標準コネクタの対応範囲

自社が利用しているCRMやMAとの標準コネクタが用意されているかを確認します。標準コネクタがあれば、APIの個別開発が不要となり、導入工数を削減できます。

2. 双方向データ連携の可否

CDPからCRMへデータを戻す双方向連携が可能かを確認することで、営業現場での顧客情報の高度化が実現します。たとえば、Webサイトでの行動履歴をCRMに反映させることで、営業担当者が顧客の関心事を把握しやすくなります。

3. 連携頻度とデータフォーマット

データ連携の頻度(リアルタイム、数分おき、日次など)が自社の要件を満たしているかを確認します。また、データフォーマットの互換性や、データクレンジングが必要かどうかも事前に確認しましょう。

データ移行の実現可能性とコスト評価

既存システムからの初期データ移行にかかる工数とコストを見積もります。データクレンジングの必要性や、ベンダー側の支援範囲を明確にしましょう。

1. データ移行計画の策定

データ移行期間中の業務影響を最小化するため、段階的な移行計画をベンダーと共に策定する必要があります。たとえば、まず一部のデータを移行してテストを行い、問題がなければ全体を移行するといったアプローチが有効です。

2. データクレンジングの必要性

既存システムのデータが重複や欠損を含む場合、データクレンジングが必要です。クレンジング作業の工数とコストを事前に見積もり、ベンダーの支援範囲を確認しましょう。

3. ベンダーの移行支援

ベンダーがデータ移行を支援してくれるか、支援範囲(設計のみ、実装まで含むなど)を確認します。移行支援が充実しているベンダーを選ぶことで、導入時のリスクを軽減できます。

CDP選定プロセスの全体像と各ステップの実施内容

この章では、各ステップで作成すべき成果物や、よくある失敗パターンを避けるためのヒントを5つのステップを時系列で解説します。標準的な選定プロセスに沿って進めることで、検討漏れを防ぎ、組織内での合意形成をスムーズに行いましょう。

ステップ1: 導入目的と要件定義の明確化

自社の課題を整理し、解決に必要な機能を必須・優先・将来に分類します。ステークホルダーへのヒアリングを通じ、要件定義書をまとめましょう。

1. 課題の洗い出し

まず、自社が抱える具体的な課題を洗い出します。マーケティング部門、営業部門、IT部門など、関連部署にヒアリングを行い、課題を網羅的に把握します。

2. 機能の優先順位付け

洗い出した課題を解決するために必要な機能を、必須・優先・将来に分類します。必須機能は導入時に必ず備わっている必要がある機能、優先機能は早期に実現したい機能、将来機能は中長期的に実現したい機能です。

3. 要件定義書の作成

課題と目的をドキュメント化し、関係者間で認識を合わせることが、後の製品比較のブレを抑える基盤となります。要件定義書には、導入目的、解決したい課題、必要な機能、予算、スケジュールなどを明記します。

ステップ2: 評価軸に基づく製品の絞り込み

前述の6つの評価軸に基づき、候補製品を3〜5つに絞り込みます。自社のビジネスモデルとの適合性を重視し、比較表を作成しましょう。

1. 評価軸の適用

データ収集・統合能力、分析・セグメンテーション機能、施策連携・活用機能、操作性・UI、サポート体制・導入実績、セキュリティ・個人情報保護法対応の6つの評価軸に基づき、各製品を評価します。

2. 必須要件の確認

全ての機能を網羅するのではなく、自社の「必須要件」を満たしているかを最優先に評価して絞り込みます。必須要件を満たさない製品は、候補から除外します。

3. 比較表の作成

候補製品を比較表にまとめ、評価軸ごとに点数化します。比較表を作成することで、各製品の強みと弱みが一目で把握できます。

ステップ3: ベンダーへの問い合わせとデモ・PoC実施

詳細資料を取り寄せ、実際の画面を用いたデモを確認します。必要に応じて自社データを使ったPoC(概念実証)を行い、操作性や連携精度を検証しましょう。

1. ベンダーへの問い合わせ

候補製品のベンダーに問い合わせを行い、詳細資料を取り寄せます。資料だけでは不明な点があれば、ベンダーに直接質問し、疑問を解消します。

2. デモの実施

デモではマーケティング担当者が実際に操作し、現場の目線で使い勝手を評価することが不可欠です。操作性、画面の見やすさ、機能の充実度などを確認します。

3. PoCの実施

必要に応じて、自社データを使ったPoC(概念実証)を行います。PoCでは、データの統合精度、施策連携の動作確認、パフォーマンスなどを検証します。PoCを通じて、製品が自社の要件を満たしているかを実際に確認できます。

ステップ4: コスト評価と最終選定

初期費用、月額費用に加え、データ移行や教育コストを含めたTCOを算出します。投資対効果(ROI)を試算し、最終的な意思決定を行いましょう。

1. TCOの算出

単純なツール利用料だけでなく、導入支援やデータ移行にかかる付帯費用を含めた総額で比較検討します。初期費用、月額費用、データ移行費用、教育費用、保守費用などを含めたTCO(Total Cost of Ownership)を算出します。

2. ROIの試算

CDP導入によって期待される効果(売上向上、業務効率化、顧客満足度向上など)を定量化し、ROI(Return on Investment)を試算します。ROIが明確になることで、経営層の承認を得やすくなります。

3. 最終選定

TCOとROIを踏まえ、最終的な製品を選定します。選定理由を明確にし、関係者に説明できるようにしましょう。

ステップ5: 契約・導入準備と運用体制の整備

SLAや解約条件等の契約内容を精査します。導入スケジュールを確定させるとともに、運用チームの役割分担やKPI設定を完了させましょう。

1. 契約内容の精査

SLA(Service Level Agreement)や解約条件、データ返却規定などの契約内容を精査します。不明点があればベンダーに確認し、納得した上で契約を締結します。

2. 導入スケジュールの確定

データ移行、システム設定、トレーニング、テスト、本番稼働などの導入スケジュールを確定させます。各工程の担当者と期限を明確にし、進捗を管理します。

3. 運用体制の整備

契約締結と並行して運用体制を整えることで、ツール導入後すぐに施策を開始できる状態を作ります。運用チームの役割分担、KPI設定、レポート体制などを整備します。

CDP選定の評価軸と選定プロセスまとめ

CDPの導入においては、データ収集からセキュリティまで多角的な評価軸で製品を比較し、自社の課題と優先順位に照らして客観的な選定を行うことが不可欠です。自社のビジネスモデルと課題に合わせた絞り込みをしていきましょう。

次に、既存システムとの役割分担を整理し、CDPをデータ統合と活用の中心に据えた全体設計を描くことが重要です。CRM、MA、DWH等の既存IT資産との技術的親和性を評価し、API連携の仕様やデータ移行の現実的なコストを精査しましょう。

さらに、導入後に「使いこなせない」事態を防ぐため、運用を担うチームのスキルセットとツールの操作性を合致させることが肝要です。データクレンジング・名寄せの運用体制、分析スキル・施策実行の体制、組織体制の整備とステークホルダーの巻き込み、ベンダーロックインのリスク回避など、運用フェーズを見据えた対策を講じましょう。

まずは自社の要件を整理し、使いやすさと機能性を両立した製品のデモを体験することから始めてください。GENIEE CDPでは、実際の画面を用いたデモや、貴社の課題に合わせた活用提案を行っています。本記事で紹介した評価軸とプロセスを活用することで、自社に最適なCDPを見極め、データ活用の成果を最大化できるでしょう。

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執筆者

GENIEE's library編集部

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