データ統合ツール(ELT)おすすめ比較16選!選び方も解説

近年、データの活用がビジネス成長に直結するなかで、複数のデータソースを効率的に連携・統合する「ELT(Extract Load Transform)ツール」が注目を集めています。
従来から主流だったETLツールと異なり、ELTはクラウドやデータウェアハウスの性能を活かし、よりスピーディかつ柔軟なデータ活用を可能にする点が特徴的です。
ただ、ELTツールも機能や対応サービスはツールごとに異なるため、導入前には比較検討して自社に最適なものを選ぶ必要があります。
そこで本記事では、導入を検討している企業担当者に向けて、ELTツールの選び方とおすすめ16製品をわかりやすく解説します。
また、データ統合から施策実行までの流れを一貫してサポートできるETLツールの「GENIEE CDP」についてもご紹介。
データ統合ツール(ELT)とは

データ統合ツール(ELT)とは、異なるデータソースから情報を抽出し、データウェアハウスやクラウドに格納した後、必要な形式に変換・統合する仕組みを持つツールです。
ELTは「Extract(抽出)」「Load(格納)」「Transform(変換)」の3ステップで構成されており、近年では従来型のETLに代わる新しいアプローチとして注目を集めています。
従来のETLでは、データ変換処理を行った後にデータを格納するのに対し、ELTはまず生のデータをそのまま保存し、必要に応じて後から変換を行う点が大きな違いです。
近年では、データ分析基盤をクラウドで構築する企業を中心にELTツールの導入が進んでおり、スピード・柔軟性・拡張性を兼ね備えたELTは、モダンデータスタックに欠かせない存在となりつつあります。
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データ統合ツールが満たすべきセキュリティの基準

データ統合ツールが満たすべきセキュリティの基準はおもに以下の3点です。
- アクセス管理と認証の厳格化
- データ転送と保存時の暗号化
- 監査機能とトレーサビリティ(追跡可能性)
ここでは、上記の基準について解説します。
アクセス管理と認証の厳格化
データ統合ツールを安全に運用する上では、アクセス管理と認証の仕組みを適切に設計・運用しなければなりません。
ツール本体へのアクセスだけでなく、接続先となるSaaSサービスやデータベースへのアクセスも含め、厳格なセキュリティ基準を満たす必要があります。
セキュリティ基準を満たすために意識すべき項目とその概要は以下の通りです。
| 項目 | 概要 |
| 最小権限の原則を徹底する | アクセス権限は「業務上必要な最小限のユーザー・システム」にのみへの付与が原則 |
| 認証情報は暗号化して安全に保管 | ・データソースとの連携に必要なパスワードやAPIキーなどの認証情報は、ツール内で暗号化された状態で保管されている状態が必須・認証情報のハードコーディングを避け、定期的なローテーションを行うのもセキュリティ対策として重要 |
| 多要素認証(MFA)の導入で不正アクセスを防止 | 管理画面や設定コンソールなど、重要な操作を行う画面へのアクセスには、パスワードに加えてSMSや認証アプリによる二段階の認証を行えるMFAを導入するのが望ましい |
安全なデータ連携環境を構築するために、導入前に上記の項目を満たせる機能が十分に備わっているかを確認し、自社のセキュリティポリシーに適合しているツールを選定するようにしましょう。
出典:経済産業省「クラウドサービス利用のための情報セキュリティマネジメントガイドライン」
データ転送と保存時の暗号化
データ統合ツールを安全に運用するためには、データの転送時と保存時における暗号化の対応が必須です。
まず、データ転送時のセキュリティとしては、SaaSやデータベースからクラウドDWHなどにデータを移動する際に、SSL/TLSといったプロトコルを用いた通信経路の暗号化が求められます。
特にTLS1.2以上への対応は、近年のセキュリティ基準において必須項目となっており、多くのクラウドベースのELTツールでは標準機能として実装されています。
また、保存時のセキュリティにおいても、統合処理の過程でツール内部に一時的に保持されるデータやログは、AES-256のような高度な暗号化方式で保護されていなければなりません。
さらに、クラウドサービスを利用する場合は、ユーザー自身で暗号鍵を管理できるカスタマーマネージドキー(CMK)への対応も、セキュリティガバナンスを強化する上で重要な要素です。
監査機能とトレーサビリティ(追跡可能性)
データ統合ツールにおけるセキュリティ対策の中でも、「監査機能」と「トレーサビリティ(追跡可能性)」は、不正アクセスやシステム障害、設定ミスなどの発生時に迅速な原因特定と対応を行うために欠かせない重要な要素です。
まず基本となるのが監査ログ(Audit Log)の記録機能です。
監査ログにより、誰が、いつ、どのデータソースに対して、どのような操作(抽出・ロード・変換など)を行ったのかを詳細に記録すると、操作履歴の透明性を確保し、不正や誤操作の発見につなげられます。
また、監査ログは改ざんされない形式で長期間保持されるのが望ましい取り扱いであり、インシデント発生時には迅速な調査・対処が可能になります。
なお、監査ログはセキュリティ担当者やシステム管理者によって継続的に監視できる仕組みであるのが理想的です。
さらに、近年注目されているのが「データリネージ(データの由来・流れ)」の可視化機能です。
データリネージは、データがどこから来て、どのように加工・変換され、最終的にどのような形でDWHなどに格納されたのかという一連の流れを把握するものであり、データの信頼性や完全性を保証する上で大切な指標です。
特に、ビジネスインテリジェンスや分析基盤と連携する際には、データの加工履歴が明確になっていないと、判断材料としての価値が損なわれるリスクがあるため、重要度が高い指標といえます。
監査ログによる履歴の可視化と、データリネージによるデータの流れの追跡は、情報漏洩のリスクを抑えるだけでなく、企業のガバナンス強化やコンプライアンス対応にも直結します。
ツール選定時には、監査・トレーサビリティに役立つ機能の有無や運用のしやすさも、セキュリティ評価の重要なチェックポイントです。
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データ統合ツールと他のツールの違い

データ統合ツールとほかの代表的なツールの違いは以下の通りです。
| ツール名 | ツールのおもな目的 | おもな機能・処理 | 利用タイミング |
| ETL | データを抽出後すぐに変換し、DWHにロードする | 抽出、変換、格納 | オンプレミス環境やバッチ処理 |
| DWH(データウェアハウス) | データを長期的・統合的に保存し分析基盤とする | データ格納、高速検索、履歴管理 | 組織横断的な分析やBIツール連携 |
| BIツール(Business Intelligence) | 蓄積されたデータを可視化・分析して意思決定に活かす | ダッシュボード、KPI表示、レポート出力 | DWHやDBからのデータ参照 |
| EAI(Enterprise Application Integration) | 社内システム間のリアルタイムデータ連携を実現する | アプリ間の接続、データ同期、API連携 | ERPやCRM、SFAなどの業務系システム連携 |
| RPA(Robotic Process Automation) | 定型業務を自動化する | UI操作の自動化、Excel作業の代替 | ルーティン業務、定型的な事務作業の代行 |
データ統合ツールは、分析に必要なデータの流れを構築する中核的な存在であり、他のツールとは明確な役割分担があります。
導入にあたっては、自社が求めるゴールを明確にした上で、各ツールの特性を理解し、最適な組み合わせで運用設計を行う必要があります。
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データ統合ツールを導入するメリット

データ統合ツールを導入するメリットはおもに以下の3点です。
- 開発作業のコスト圧縮と業務効率向上
- データの見える化と解析
- APIを活用したシステム機能の拡張
ここでは、上記のメリットについて解説します。
開発作業のコスト圧縮と業務効率向上
データ統合ツールを導入する最大のメリットの一つが、開発作業にかかるコストの圧縮と、業務全体の効率化です。
従来のETLプロセスでは、抽出したデータを事前に変換してからデータウェアハウスにロードする必要があり、専用の開発工程やインフラが必要でした。
それがELTツールであれば、データの変換処理をクラウド上のDWHで実行できるようになったため、サーバー管理や前処理用のシステム構築にかかるコストを大幅に削減可能となりました。
また、データ統合ツールの多くはノーコード・ローコードでの操作に対応しており、直感的にパイプラインを構築できる点も大きな特徴です。
さらに、リアルタイムまたは高頻度でのデータ連携を自動化できる点も業務効率の向上につながります。
従来は手動で行っていたデータ抽出や集計処理をツールが自動で処理できるため、人為的ミスの削減や作業時間の短縮が実現可能です。
データ統合ツールは、特に限られた人員・リソースで迅速なデータ活用を進めたい企業にとっては、導入効果の高いソリューションといえます。
データの見える化と解析
データ統合ツールを導入すれば、企業が保有する膨大かつ分散したデータを一元管理できるようになり、「データの見える化」と「高度な解析」が可能になります。
統合したデータをBIツールやダッシュボードと連携させると、KPIや業績推移、トレンド分析などを視覚的に表示できるようになります。
ノーコードでのデータ接続やレポーティングをサポートするツールも増えており、容易に分析が実施できる点もデータ統合ツールの大きな特徴です。
また、データの統合と可視化が進めば、AIや機械学習を活用した高度な予測分析やシナリオシミュレーションへの発展もスムーズになります。
例えば、過去の売上データと在庫情報、気象データを統合すると、需要予測の精度を大きく向上させるなどの活用も可能です。
APIを活用したシステム機能の拡張
データ統合ツールの導入で得られる大きなメリットの一つが、APIを活用したシステム機能の柔軟な拡張です。
データ統合ツールの多くは、豊富なAPIコネクタを標準搭載しており、CRM・MAツール・ERP・ECサイト・SNS・各種クラウドサービスとの連携が容易です。
新たなサービス導入時にもゼロから開発する必要がなく、既存システムとAPIでシームレスにつなぐだけで迅速に運用を始められます。
また、APIを通じた双方向通信により、データの自動取得や出力処理もスムーズに実行されるため、業務プロセスの自動化と効率化が進められます。
単なるデータ連携にとどまらず、柔軟性と拡張性を兼ね備えたデータ活用環境を整備できる点がデータ統合ツールの特長の一つです。
データを統合しさらに活用するならGENIEE CDP

データ統合ツールによって情報の一元化が実現できれば、そのデータを「どのように活用するか」でデータの価値は変動します。
業務効率化・経営改善などに役立つ重要なデータを最大限活用するためにおすすめなのが、AIと連携して高度な分析と施策実行までを支援する統合型CDP(カスタマーデータプラットフォーム)である「GENIEE CDP」です。
GENIEE CDPは、Webサイト・アプリ・店舗など複数のチャネルに分散している顧客データを統合し、AIによって自動的に分析・可視化し、改善提案や施策実行まで一貫して行えるプラットフォームです。
AIがセグメントごとの傾向を解析し、どのようなアクションが効果的かを提示することで、これまで属人的だったデータ分析業務を大幅に効率化。
担当者の負担を減らしながらも、的確な意思決定をサポートできます。
また、GENIEEが提供する「レポート自動生成機能」により、膨大なデータから重要な指標を抽出し、わかりやすいグラフやチャートで可視化も可能です。
さらに、改善アクションの提案までをAIが自動で行うため、データ活用初心者でもすぐにマーケティング施策へと展開できます。
GENIEE CDPは、単なるデータの統合にとどまらず、その先の「活用」までを視野に入れたプラットフォームです。
今後、データドリブン経営を加速させたい企業は、ぜひ導入を検討してみてください。
データ統合おすすめ比較16選

ここでは、以下のおすすめのデータ統合ツールを16選紹介します。
| ツール名 | おもな機能 | 料金プラン |
| GENIEE CDP | ・リアルタイム連携 ・ワークフロー処理 ・分析機能 | 要お問い合わせ |
| TROCCO | ・データ転送、マネージドETL機能 ・データマート生成ELT機能 ・データチェック機能 ・運用支援機能 | 要お問い合わせ |
| ASTERIA Warp | ・豊富な連携機能 ・仕様書自動作成 ・フローデザイナー ・データマッピング | サブスクリプション形式30,000円〜/月 iPaaS形式160,000円~/月 |
| Waha! Transformer | ・データ加工機能 ・デバッグ機能 ・ドキュメント出力機能 | 135万円/年 |
| krewData | ・データ編集フロー作成機能 ・外部ファイル入出力機能 ・他社プラグイン連携 | スケジュール実行プラン132,000円~/年 リアルタイム実行プラン198,000円~/年 |
| Talend Data Fabric | ・データ統合 ・社内外データ共有を支えるセルフサービス機能 ・API連携機能 | Starter/Standard/Premium/Enterprise ※いずれも料金は要お問い合わせ |
| Stitch | ・強固なセキュリティ機能 ・高いスケーラビリティ | Standard$100/月 Advanced$1,250/月 Premium$2,500/月 |
| Precisely Connect | ・データフローや異常を可視化 ・データガバナンス ・データエンリッチメント | 要お問い合わせ |
| Informatica PowerCenter | ・ガバナンス支援 ・ワークフロ-管理 ・メタデータ管理 | StandardAdvancedPremium ※料金は要お問い合わせ |
| ActRecipe | ・SaaS間連携 ・統合タスクリマインダー ・銀行API連携 | Free0円 Standard50,000円〜/月 Professional要お問い合わせ |
| Mulesoft | ・API管理 ・プロセスの全体の自動化 | 要お問い合わせ |
| データ統一クラウドSrush | ・ノーコードデータ加工機能 ・BI機能 | AIエントリー5万円~ AIライト8万円~ AIスタンダード20万円~ AIアドバンス25万円~ AIプロフェッショナル35万円~ ※いずれも月額 |
| CSアナリティクス | ・データ抽出 ・データ加工 ・蓄積 ・データ転送 | CSA JMC Essential100,000円/月 CSA JMC Standard200,000円/月 ※両プラン初期費用250,000円〜が別途必要 |
| Reckoner | ・自動でデータを受け渡せる ・欠損データを一括で解消、統合 | 月額費用:8万円~ |
| Magic xpi Cloud Gateway | ・豊富な標準アダプタ ・各種クラウドAPI連携 | ベーシック15万円~/月 スタンダード22万円~/月 エンタープライズ40万円~/月 |
| HULFT Square | ・幅広い接続性 ・日本語対応 ・導入支援 | Starterプラン24万円/月〜 Standardプラン52万円/月〜 Enterpriseプラン120万円/月〜 Premiumプラン500万円/月〜 |
1. GENIEE CDP

GENIEE CDPは、オンライン・オフラインを問わない複数チャネルの顧客データを一元化し、「顧客理解→分析→マーケティング施策実行」までをワンストップに支援するクラウド型の顧客データプラットフォーム(CDP)です。
オンライン・オフライン含む顧客接点を統合し、リアルタイムでの行動データ取得・蓄積が可能で、難易度の高いデータ分析も、使いやすいAI解析機能がサポートします。
また、GENIEEのマーケティングクラウド製品群(例:MA、RECOMMEND、SEARCH等)との標準連携ができ、データ統合から顧客セグメントへのアプローチ・施策実行まで、断片化をなくしたマーケティング運用が可能です。
| 商品名 | GENIEE CDP |
| おもな機能 | ・リアルタイム連携 ・ワークフロー処理 ・分析機能 |
| 料金プラン | 要お問い合わせ |
| URL | https://cx.geniee.co.jp/product/cdp/ |
2. TROCCO

TROCCOは、クラウド型ETL/データ連携サービスで、2,000社以上の企業・団体への導入実績があります。
各種データソースからの抽出・変換・ロードを簡便に自動化し、データ基盤の構築・運用を効率化できる点が特長です。
| 商品名 | TROCCO |
| おもな機能 | ・データ転送、マネージドETL機能・データマート生成ELT機能・データチェック機能・運用支援機能 |
| 料金プラン | 要お問い合わせ |
| URL | https://primenumber.com/trocco |
3. ASTERIA Warp

ASTERIA Warpは、ノーコード・ローコード環境でさまざまなシステムやサービスを簡単に連携し、業務自動化・データ活用を実現するデータ連携ミドルウェアです。
専門的なプログラミング知識がなくても導入でき、非エンジニアの業務担当者でも使いやすい設計となっています。
| 商品名 | ASTERIA Warp |
| おもな機能 | ・豊富な連携機能 ・仕様書自動作成 ・フローデザイナー ・データマッピング |
| 料金プラン | サブスクリプション形式30,000円〜/月 iPaaS形式160,000円~/月 |
| URL | https://www.asteria.com/jp/warp/ |
4. Waha! Transformer

Waha! Transformerは、多様なデータ形式・チャネルを、プログラミングやSQLの知識なしに抽出・変換・ロードできる純国産のETL・データ連携ツールです。
1,000億件規模のベンチマーク実績があり、2,000万レコード以上の移送処理も高速に実行できる高性能なツールとして導入が進んでいます。
| 商品名 | Waha! Transformer |
| おもな機能 | ・データ加工機能 ・デバッグ機能 ・ドキュメント出力機能 |
| 料金プラン | 135万円/年 |
| URL | https://waha-transformer.com/ |
5. krewData

krewDataは、kintone向けに設計されたデータ加工・集計プラグインです。
複数のkintoneアプリに散在するデータを一元的に集計・加工し、自動実行やリアルタイム処理を通じて現場の業務効率化とDXを支援できます。
| 商品名 | krewData |
| おもな機能 | ・データ編集フロー作成機能 ・外部ファイル入出力機能 ・他社プラグイン連携 |
| 料金プラン | スケジュール実行プラン132,000円~/年 リアルタイム実行プラン198,000円~/年 |
| URL | https://krew.mescius.jp/product/krewdata/ |
6. Talend Data Fabric

Talend Data Fabricは、データ統合・データクオリティ・データガバナンス・アプリケーション・API統合を一つのモジュール式プラットフォームで実現する統合型データ管理ソリューションです。
オンプレミス・クラウド・ハイブリッド環境に対応し、企業が持つあらゆるデータを信頼性の高い状態で活用できる基盤を提供しています。
| 商品名 | Talend Data Fabric |
| おもな機能 | ・データ統合 ・社内外データ共有を支えるセルフサービス機能 ・API連携機能 |
| 料金プラン | StarterStandardPremiumEnterprise※いずれも料金は要お問い合わせ |
| URL | https://www.talend.com/jp/products/data-fabric/ |
7. Stitch

StitchはクラウドネイティブなETL・データ連携サービスです。
140種類以上のSaaSアプリケーション・データベースに対するコネクタを提供し、ノーコードでDWHへ格納できます。
| 商品名 | Stitch |
| おもな機能 | ・強固なセキュリティ機能 ・高いスケーラビリティ |
| 料金プラン | Standard$100/月 Advanced$1,250/月 Premium$2,500/月 |
| URL | https://www.stitchdata.com/ |
8. Precisely Connect

Precisely Data Integrity Suiteは、モジュール式かつ相互運用可能なクラウドサービス群で構成された信頼できるデータを提供するための統合プラットフォームです。
必要に応じてモジュールを選択・拡張でき、既存のデータ基盤やAI・分析基盤とシームレスに連携できる設計となっています。
| 商品名 | Precisely Connect |
| おもな機能 | ・データフローや異常を可視化 ・データガバナンス ・データエンリッチメント |
| 料金プラン | 要お問い合わせ |
| URL | https://www.precisely.com/ja/product/data-integrity/precisely-data-integrity-suite/ |
9. Informatica PowerCenter

Informatica PowerCenterは、大規模企業向けのオンプレミスデータ統合プラットフォームです。
GUIベースで開発でき、データ連携が一連のフローとして可視化できるため、非エンジニアの方でも簡単に実装できる点が強みです。
| 商品名 | Informatica PowerCenter |
| おもな機能 | ・ガバナンス支援 ・ワークフロ-管理 ・メタデータ管理 |
| 料金プラン | Standard/Advanced/Premium ※料金は要お問い合わせ |
| URL | https://www.informatica.com/ja/products/data-integration/powercenter.html |
10. ActRecipe

ActRecipeは、クラウド上でSaaSやFinTechサービスを連携し、業務自動化を実現する iPaaSです。
「システム間連携」や「API連携」の導入を、ノーコード・ローコード形式でスピーディーに行えるよう設計されています。
| 商品名 | ActRecipe |
| おもな機能 | ・SaaS間連携・統合タスクリマインダー ・銀行API連携 |
| 料金プラン | Free0円 Standard50,000円〜/月 Professional要お問い合わせ |
| URL | https://www.actrecipe.com/ |
11. Mulesoft

MuleSoftは、あらゆるアプリケーション・データ・デバイスを接続し、統合・自動化されたデジタル体験を実現するための統合プラットフォームです。
特に、クラウド・オンプレミス・ハイブリッド環境を問わずAPI主導での統合を実現して、ビジネスの変革を支援することが特徴です。
| 商品名 | Mulesoft |
| おもな機能 | ・API管理 ・プロセスの全体の自動化 |
| 料金プラン | 要お問い合わせ |
| URL | https://www.mulesoft.com/jp |
12. データ統一クラウドSrush

Srushは、企業内に散在するデータを一元化して「抽出・連携・統合・加工・分析」までを実現する日本発のクラウド型データ分析プラットフォームです。
ExcelやCSVなどの複数のデータソースとの連携をサポートし、データ統合と分析基盤を短期間で整備可能です。
| 商品名 | データ統一クラウドSrush |
| おもな機能 | ・ノーコードデータ加工機能 ・BI機能 |
| 料金プラン | AIエントリー5万円~ AIライト8万円~ AIスタンダード20万円~ AIアドバンス25万円~ AIプロフェッショナル35万円~ |
| URL | https://www.srush.co.jp/products |
13. CSアナリティクス

CSアナリティクスは、社内に散在するさまざまなデータを一元化し、分析・可視化・活用できる環境を提供するツールです。
また、ジョブ管理・スケジュール実行・アラート・再実行機能など運用性も重視しているのが特徴的です。
| 商品名 | CSアナリティクス |
| おもな機能 | ・データ抽出 ・データ加工 ・蓄積 ・データ転送 |
| 料金プラン | CSA JMC Essential100,000円/月 CSA JMC Standard200,000円/月 ※両プラン初期費用250,000円〜が別途必要 |
| URL | https://classmethod.jp/services/bigdata/ |
14. Reckoner

Reckonerは、国内のベンダーである株式会社スリーシェイクが提供する「クラウドネイティブなデータ連携・ETL・データパイプライン」ツールです。
プログラミング知識が少ないユーザーでも扱えるノーコード環境を重視しており、さまざまなデータソースを素早く連携・統合・加工できる仕組みを提供しています。
| 商品名 | Reckoner |
| おもな機能 | ・自動でデータを受け渡せる ・欠損データを一括で解消、統合 |
| 料金プラン | 月額費用:8万円~ |
| URL | https://reckoner.io/ |
15. Magic xpi Cloud Gateway

Magic xpi Cloud Gatewayは、クラウド上に構築されたデータ連携プラットフォームを月額固定料金で利用可能にしたクラウド間データ連携サービスです。
複数のSaaSやクラウドサービス、オンプレミスシステム間で発生するデータの手入力・同期作業を自動化して業務プロセスを効率化するのを目的としています。
| 商品名 | Magic xpi Cloud Gateway< |
| おもな機能 | ・豊富な標準アダプタ ・各種クラウドAPI連携 |
| 料金プラン | ベーシック15万円~/月 スタンダード22万円~/月 エンタープライズ40万円~/月 |
| URL | https://www.magicsoftware.com/ja/xpi-cloud-gateway/ |
16. HULFT Square

HULFT Squareは、iPaaS型のクラウドデータ連携プラットフォームです。
オンプレミス・クラウド・SaaSなどさまざまな環境に分散するデータを、ノーコード・ローコードでスムーズに連携し、企業のデータ活用を推進できます。
| 商品名 | HULFT Square |
| おもな機能 | ・幅広い接続性 ・日本語対応 ・導入支援 |
| 料金プラン | Starterプラン24万円/月〜 Standardプラン52万円/月〜 Enterpriseプラン120万円/月〜 Premiumプラン500万円/月〜 |
| URL | https://www.hulft.com/service/hulft-square |
データ統合ツールを比較する際の選び方

データ統合ツールを比較する際のポイントは以下の通りです。
- 導入の意図を明確化する
- 連携可能なデータソースの確認
- 処理性能を確認する
- 操作性・使い勝手を検証する
- サポートがしっかりしているか確認する
ここでは、上記のポイントについて解説します。
導入の意図を明確化する
データ統合ツールを比較・選定する際には、まず導入の意図を明確化する必要があります。
導入の意図を明確化するプロセスでは、以下のように自社が現状抱えている課題とその解決策を言語化するのが効果的です。
- 複数システムのデータを統合して分析に活かしたい
- リアルタイムでデータを収集・活用することで業務判断を速めたい
- 既存システムからクラウド型の分析基盤へ移行したい など
上記のように言語化すれば、それを満たせる機能を持つデータ統合ツールを探しやすくなります。
また、ツール導入の背景にある課題を具体的に把握し現状分析を行うと、比較対象となるツールの「優先すべき機能」が絞り込めます。
連携可能なデータソースの確認
データ統合ツールを選定する際に重要な判断軸の一つが、「自社が扱うデータソースとの連携性」です。
高機能なツールであっても、必要なデータソースと接続できなければ十分に活用できません。
選定時には以下の4つの観点からコネクタの充実度や拡張性を確認しておくことが大切です。
| 項目 | 確認ポイント | 重要性・メリット |
| 標準コネクタの充実度 | 主要なSaaSやクラウドサービスとの連携可否 | 多くの業務システムやクラウドサービスと即時接続でき、導入のスピードと運用の安定性を確保できる |
| 汎用コネクタの有無 | REST APIやJDBCなど、独自システムやレガシー環境にも対応可能なカスタム連携手段が用意されているか | 標準対応外のシステムとも柔軟に接続可能で、企業固有のデータ環境にもフィットしやすい |
| コネクタの品質とメンテナンス | 定期的なアップデート、仕様変更への迅速な対応、エラー発生時のサポート体制の有無 | API仕様の変更や接続エラーにも強く、継続的な安定運用を実現できる |
| 拡張性 | 将来新たなデータソースを追加する際に拡張可能か | 今後の業務拡大やシステム刷新にも柔軟に対応できる長期的な投資効果を得られる |
データ統合ツールは、標準コネクタの豊富さに加えて、柔軟なAPI連携や今後の拡張性までを視野に入れて選定すれば、導入後の活用の幅が大きく広がります。
処理性能を確認する
データ統合ツールを選ぶ際に必ず押さえておきたいポイントが「処理性能」です。
分析のリアルタイム化やデータ活用の高度化が進む昨今では、大量データをどれだけ速く安定して処理できるかは、ツールの実用性を大きく左右します。
処理性能でまず確認すべきなのが「スループット(処理量)」で、データベース・SaaS・ログデータなど複数のソースから大量データを取得する場合、ツールがどれだけのデータ量をどの時間軸で処理できるかが重要です。
また、リアルタイム分析やダッシュボード更新を重視する場合は、「レイテンシー(遅延)」も重要な確認項目で、データ取得から可視化までの反映時間を短く保てるツールを選ぶ必要があります。
さらに、データ量が増えた際に自動的に処理をスケールさせられる「スケーラビリティ」も評価ポイントです。
クラウドベースのデータ統合ツールは、ノード追加や並列処理に対応しており、将来的なデータ増加に備えられます。
導入前には、自社のデータ量・更新頻度・リアルタイム性の要件を整理し、それらに対応できるツールを選ぶと、安定したデータ活用体制を構築できます。
操作性・使い勝手を検証する
データ統合ツールを選定する上で、操作性や使い勝手のよさは見落とせない重要なポイントです。
特に、非エンジニアのマーケティング担当者や分析担当者がメインで使用する場合は、直感的に操作できるUIや学習コストの低さが選定基準となります。
例えば、直感的にパイプラインを構築できるビジュアルUIや、コーディング不要のテンプレートが用意されているツールであれば、専門知識がないユーザーでもスムーズに操作が可能です。
実際のデータ統合ツール選定時には、必ずツールのトライアル版やデモ環境を利用し、自社の業務フローを想定した操作感を確認しましょう。
実際のユーザーが操作して「迷わず使えるか」「どれくらいの時間で習得できそうか」を体感して判断するのが失敗しないツール選びにつながります。
サポートがしっかりしているか確認する
データ統合ツールを比較・導入する際には、機能や価格だけでなく「サポート体制の充実度」を必ず確認しましょう。
特に、ノーコード・ローコードのツールを現場で活用する場合、非エンジニアでも安心して利用できる手厚いサポートが重要です。
データ統合ツール選定時にチェックすべきおもなサポート関連のポイントは以下の通りです。
- メール・チャット・電話・サポートフォームなど、どのような窓口が用意されているか
- 対応時間とSLAの内容
- 日本語対応の可否
- 導入時のオンボーディング支援の有無
- マニュアル・ヘルプページ・動画チュートリアルの充実度
- 他のユーザーと情報交換できるフォーラムやコミュニティの有無 など
導入前には、上記の観点から自社の運用スタイルやリソースに合った体制が整っているかを確認するようにしてください。
まとめ:データを統合し簡単に分析もできるGENIEE CDP

近年、企業が保有するデータは多様化・分散化が進んでおり、それらを効率的に統合・活用するためのデータ統合ツールの導入が急務となっています。
データソースの連携性や処理性能、セキュリティ、操作性、そして導入後のサポート体制までの総合的な比較検討が重要です。
本記事でご紹介してきた各ツールにはそれぞれの強みがありますが、データの統合から分析・施策実行までを一気通貫でカバーしたいという企業には「GENIEE CDP」がおすすめです。
GENIEE CDPは、単なるデータ統合プラットフォームにとどまらず、高度なAI・機械学習機能を備えた分析基盤としても優れているツールで、専門知識がなくても誰でも簡単にデータの可視化・分析が可能です。
また、レポートの自動生成やインサイトの提示機能により、現場レベルでの意思決定を支援し、スピーディーなマーケティング施策につなげられます。
さらに、GENIEE独自の導入支援チームが、KGIやKPIの整理から最適なユースケースの設計、運用フローの構築までを一貫してサポート。
ツールへの深い理解をもつ専任担当者が伴走して、初期段階から成果創出に向けた実行力を担保できる点も大きな魅力です。
データを統合し、素早く施策へと落とし込める仕組みを検討している企業にとって、GENIEE CDPは「分析ができるデータ統合ツール」として、安心・スピーディー・高機能の三拍子がそろった最適なソリューションです。




























