\ 定着率99%以上 /
トレンドおさえた、高コスパなSFA/CRM
※1 スマートキャンプ株式会社主催「BOXIL SaaS AWARD Summer 2024」SFA(営業支援システム)部門で受賞
GENIEE SFA/CRMダッシュボード
ITreviewリーダー2024春
SFAツール
(営業支援システム)部門
ITreviewリーダー2024春
CRMツール部門
ITreview中堅企業部門リーダー2024春
SFAツール
(営業支援システム)部門
BOXIL SFA(営業支援システム)部門 Good Service Summer2024
SFA(営業支援システム)部門※1

データクレンジングと名寄せの違いとは?実施手順やツールの選び方を解説

公開日: / 更新日: / データ活用/CDP
データクレンジングと名寄せの違いとは?実施手順やツールの選び方を解説

「データクレンジングと名寄せ、どちらを先にやればいいのか」「そもそも何が違うのか」複数のシステムに散在する顧客データを整備しようとしたとき、多くの担当者がこの疑問に直面します。

SFA・CRM・MAツールを並行運用していると、同一顧客が異なる表記で複数登録されている状況は珍しくなく、そのまま施策を走らせると重複アプローチや分析精度の低下につながります。

この2つの作業は目的も対象も異なります。データクレンジングは個々のレコードの誤りや表記ゆれを修正してデータ品質を高める前処理であり、名寄せは複数のレコードから同一人物・同一企業を特定して統合する作業です。

データクレンジング(個々のレコードの品質向上)を先に完了させてから名寄せ(複数レコードの統合)に進む順序を守ること、重複の根本原因を潰す運用設計を継続すること、そして自社のデータ量・システム構成に合ったツールを選定することが、顧客データ整備の要点です。ここから、詳しく見ていきましょう。

データクレンジングと名寄せの違い:それぞれの定義と関係性

データクレンジングと名寄せは、どちらも「データを整備する作業」として同一視されがちですが、目的も処理対象も異なります。

混同したまま作業を進めると、順序が逆になって精度が落ちたり、どちらかの工程が抜け落ちたりします。まず2つの定義を正確に押さえておきましょう。

データクレンジングとは:データ品質を高める前処理

データクレンジングとは、データベースや管理ファイルに含まれる誤り・欠損・表記ゆれ・重複を修正し、データ全体の品質を高める作業です。英語では『Data Cleaning(データクリーニング)』とも呼ばれ、同義として使われます。本記事では以降『データクレンジング』で統一します。処理の対象は主に4種類に整理できます。

  • 全角・半角の不統一(「ABC株式会社」と「ABC株式会社」の混在など)
  • 欠損値(電話番号や住所が空欄になっているレコード)
  • フォーマットの不統一(電話番号のハイフンあり・なし、日付の「2024/01/01」と「2024-01-01」の混在など)
  • テストデータや明らかな誤入力(「テスト太郎」「aaa@test.com」など)

クレンジングはあくまで「個々のレコードを正しい状態に整える」作業です。複数のレコードをまとめたり統合したりすることは、この段階では行いません。

名寄せとは:同一人物・同一企業を特定して統合する作業

名寄せとは、複数のデータベースや入力経路に散在している同一人物・同一企業のレコードを特定し、1つに統合する作業です。クレンジングが「1件のレコードを正す」作業であるのに対し、名寄せは「複数レコード間の関係を判定する」作業という点で本質的に異なります。

名寄せには大きく2種類あります。個人名寄せでは氏名・住所・電話番号・メールアドレスがマッチングのキーになります。企業名寄せでは会社名・法人番号・所在地・代表電話番号が主なキーとなり、個人名寄せとはキー項目の組み合わせが変わります。

名寄せが必要になる典型的な状況は、SFA・CRM・MA・名刺管理ツールを複数運用している企業で発生します。同一の顧客が展示会の名刺登録、Webフォームからの問い合わせ、営業担当者による手動入力という3つの経路でそれぞれ別レコードとして存在している。こうした状態が名寄せの出発点です。

2つの違いと前後関係:クレンジングが先、名寄せが後

2つの作業を目的・対象・実施タイミングの3軸で整理すると、違いが明確になります。

データクレンジング名寄せ
目的データ品質の向上同一エンティティの統合
処理対象個々のレコード複数レコード間の関係
実施タイミング先(前処理)後(クレンジング完了後)

クレンジングを先に完了させてから名寄せに進む順序が基本です。この順序を逆にすると、表記ゆれが残ったままマッチングが実行されるため、「株式会社ABC」と「(株)ABC」が別企業と判定されるような統合漏れが発生します。逆に、異なる企業が誤って同一と判定される誤統合も起きやすくなります。

重複データを放置したまま施策を実施した場合のリスクも見落とせません。同一顧客に同じメールが複数回届くことで顧客の信頼を損ない、施策の効果測定も重複分が混入して正確な評価ができなくなります。郵送物であれば、同一宛先への重複送付はコストの無駄にも直結します。

名寄せ前に必要なデータクレンジングの作業内訳

名寄せの精度は、前処理であるクレンジングの質によって大きく変わります。

どれだけ高度なマッチングロジックを使っても、入力データに表記ゆれや欠損が残っていれば同一判定の精度は下がります。ここでは、名寄せ前に実施すべきクレンジング処理を4種類に分けて整理します。

1. 表記ゆれの統一

名寄せのマッチングは、キー項目の値が一致するかどうかを判定します。そのため、同じ企業でも「株式会社ABC」と「(株)ABC」、「ABC株式会社」(全角)と「ABC株式会社」(半角)が混在していると、完全一致マッチングでは別エンティティと判定されてしまいます。

Excelで対処する場合、全角→半角への変換にはASC関数、半角→全角にはJIS関数が使えます。「株式会社」と「(株)」の表記統一にはSUBSTITUTE関数で一方に寄せる方法が一般的です。スペースの混在(「山田 太郎」と「山田太郎」)もSUBSTITUTE関数やTRIM関数で除去できます。

表記ゆれの種類は多岐にわたるため、まず自社データに多い類型を洗い出してから処理ルールを決めると、作業が効率的に進みます。

2. 欠損値の補完と確認

名寄せのキーとなる項目(氏名・電話番号・メールアドレス・住所など)が欠損していると、そのレコードはマッチングに参加できません。欠損率が高い項目をキーに設定しても、多くのレコードが統合対象から外れてしまいます。

対処の方針は2つです。補完できるものは他システムのデータと突き合わせて補完します。たとえば、CRMに電話番号がないレコードでも、名刺管理ツールに同一人物のデータがあれば転記できる場合があります。一方、補完が難しい項目は名寄せキーの候補から外し、別のキー項目の組み合わせでマッチングを設計し直す判断が必要です。

欠損率の確認はクレンジング作業の最初に行うと、その後の優先順位が立てやすくなります。

3. フォーマットの正規化

値の内容は同じでも、フォーマットが異なると完全一致マッチングは失敗します。電話番号の「03-1234-5678」と「0312345678」(ハイフンなし)、日付の「2024/01/01」と「20240101」、住所の「東京都渋谷区」と「渋谷区」(都道府県名の有無)。これらはすべて同じ情報を指しているにもかかわらず、フォーマットが揃っていなければ別データとして扱われます。

Excelでの対処例として、電話番号のハイフン除去にはSUBSTITUTE(A1,”-“,””)が使えます。住所の都道府県名を統一する場合は、LEFT関数やIF関数を組み合わせて先頭の文字列を判定する方法が一般的です。余分なスペースの除去にはTRIM関数が有効です。

番地の表記(「1丁目2番3号」と「1-2-3」の混在)は自動処理が難しいケースもあるため、目視確認が必要な件数を事前に把握しておくと工数の見積もりに役立ちます。

4. 明らかな誤データ・テストデータの除去

「テスト太郎」「aaa@test.com」「000-0000-0000」といったテストデータや、桁数が足りない電話番号、存在しない郵便番号などの不正値は、名寄せの誤統合原因になります。これらが残っていると、複数のテストレコードが同一人物として統合されたり、正規のレコードと誤って紐づいたりするリスクがあります。

除去の基準はルール化しておくことが重要です。「氏名に『テスト』を含む」「メールアドレスが@test.comドメイン」「電話番号が10桁未満」といった条件をリスト化し、担当者が変わっても同じ基準で除去できる状態にします。属人化すると、後から「なぜこのレコードを消したのか」が追えなくなります。

退職者や解約済み顧客など、名寄せ対象外とすべきレコードの扱いも事前に決めておきましょう。削除するのか、フラグを立てて除外するのかを明確にしておくと、後工程での混乱を防げます。

データクレンジングから名寄せまでの実施手順

クレンジングと名寄せの内容を理解したうえで、次に問われるのは「実際にどの順序で進めるか」です

。全体の流れは5つのステップで構成されます。各ステップで何を確認し、何を決定するかを把握しておくと、作業の抜け漏れを防ぎやすくなります。

ステップ1:現状データの調査と対象範囲の確定

作業を始める前に、どのシステム・DBにどのようなデータが何件あるかを棚卸しします。SFA・CRM・MA・名刺管理ツールなど、顧客データが存在するシステムをすべてリストアップし、各システムのレコード件数・主要項目の欠損率・重複の概算を把握します。

この調査によって、クレンジングの優先順位と名寄せの対象範囲を合理的に決定できます。たとえば、欠損率が高いシステムのデータを名寄せキーに使うと精度が下がるため、補完作業に時間をかけるべきかどうかの判断材料になります。

対象範囲を広げすぎると工数が膨らむため、最初は「直近1年以内にアクティブな顧客」など絞り込んだ範囲で着手し、精度を確認してから全件に拡張する進め方が現実的です。

ステップ2:データ抽出と統合先フォーマットの設計

各システムからデータを抽出して作業用ファイルに集約する前に、統合後のマスタフォーマットを先に設計します。この順序が重要です。フォーマットを後から決めると、抽出済みのデータを再加工する手戻りが発生します。

システムごとに項目名が異なるケースは頻繁に起きます。あるシステムでは「会社名」、別のシステムでは「企業名」「法人名」と呼ばれていることがあります。統合先フォーマットで項目名を統一してから抽出・集約することで、後工程での混乱を防げます。

フォーマット設計の際は、名寄せキーとして使う予定の項目(氏名・電話番号・メールアドレス・法人番号など)が統合先に必ず含まれているかを確認してください。

ステップ3:データクレンジングの実施

前章で説明した4種類のクレンジング処理(表記ゆれの統一・欠損値の補完・フォーマットの正規化・誤データの除去)をこのステップで実施します。処理の順序は、表記ゆれの統一とフォーマット正規化を先に行い、その後で欠損値の補完と誤データ除去に進むと効率的です。

クレンジング作業では変更ログを残すことを必須にしてください。「どのレコードを、どのような理由で、どう変更したか」を記録しておくと、誤修正を後から検出できます。また、クレンジング後の件数変化(除去によって何件減ったか)と欠損率の変化を確認することで、次のステップに進む前の品質チェックになります。

ステップ4:名寄せキー項目の設定とマッチング実行

クレンジングが完了したら、名寄せのキー項目を設定してマッチングを実行します。キーの選び方はデータの性質(個人か法人か)によって変わります。

個人名寄せのキー例:氏名+住所、氏名+電話番号、メールアドレス単独(一意性が高い場合)。氏名だけでは同姓同名のリスクがあるため、複数項目の組み合わせが基本です。

企業名寄せのキー例:法人番号を最優先キーとして使用します。法人番号は国税庁が付与する13桁の番号であり、表記ゆれに左右されない高精度なマッチングが可能です。法人番号が取得できない場合は、会社名+所在地、または代表電話番号を組み合わせてキーを構成します。

マッチング方法には完全一致とあいまいマッチングの2種類があります。完全一致は精度が高い反面、クレンジングで取りきれなかった微細な差異で統合漏れが発生します。あいまいマッチングは漏れを減らせますが、誤統合のリスクが上がります。データ品質と用途に応じて選択してください。

マッチング結果は「確定統合」「要確認」「非該当」の3分類で管理すると、目視確認が必要な件数を絞り込めます。すべてを手動確認しようとすると工数が膨大になるため、確定統合の条件(複数キーが一致するなど)を厳しめに設定して自動処理できる件数を増やすのが現実的です。

ステップ5:統合結果の検証と本番反映

マッチング結果をそのまま本番DBに反映するのではなく、必ずサンプルチェックを挟みます。確認すべきは2種類のエラーです。

  • 誤統合:別人・別企業を同一と判定して統合してしまったケース
  • 統合漏れ:同一人物・同一企業を別エンティティと判定して統合しなかったケース

どちらのエラーも発生しうるため、サンプルを無作為に抽出して両方の観点から確認します。誤統合は顧客情報の混在という深刻な問題につながるため、特に注意が必要です。

本番反映前には、元データのバックアップを必ず保持してください。統合後に問題が発覚した場合でも、バックアップがあれば元の状態に戻せます。反映後は件数の変化(統合前後のレコード数の差)を確認し、想定範囲内かどうかを検証します。

顧客データの重複が発生する原因と再発防止策

一度クレンジングと名寄せを実施しても、データの重複は時間とともに再び蓄積します。

根本原因を理解して対策を打たない限り、定期的に同じ作業を繰り返すことになります。重複が発生する構造的な原因は3つに整理できます。

原因①:複数システムへの分散入力と入力ルールの未整備

SFA・CRM・MA・名刺管理ツールを並行運用している企業では、同一顧客が複数のシステムに別々に登録される状況が構造的に発生します。

展示会で名刺を受け取った担当者が名刺管理ツールに登録し、同じ顧客がWebフォームから問い合わせてCRMにも登録され、さらに営業担当者がSFAに手動で入力する。こののような経路の重複は、ツールを増やすほど起きやすくなります。

また、入力ルールが整備されていないと、担当者ごとに表記が変わります。「株式会社」と「(株)」、「東京都渋谷区」と「渋谷区」のような差異が積み重なり、クレンジングの工数を増やします。

直接的な対策は2つです。入力規則を標準化してドキュメント化すること、そしてシステム側にバリデーションを設定して入力時点で表記ゆれを防ぐことです。特にバリデーションは、ルールを知らない担当者でも自動的に正しい形式で入力できるため、属人化を防ぐ効果があります。

原因②:Webフォームや名刺取り込みによる自動登録の表記ゆれ

Webフォームの自由入力欄は、顧客自身が表記を変えて登録する表記ゆれの発生源です。同一人物が「山田太郎」「山田 太郎」(スペースあり)「ヤマダタロウ」と異なる形式で複数回登録するケースは珍しくありません。

名刺管理ツールのOCR機能も、誤変換による表記ゆれを生み出します。「渡邊」が「渡辺」に変換されたり、会社名の一部が欠落したりするケースがあります。

フォームの対策としては、会社名や部署名をプルダウンやオートコンプリートで選択式にすることで自由入力による表記ゆれを抑制できます。名刺OCRについては、取り込み後に担当者が確認するフローを整備することが現実的な対策です。完全に自動化するのではなく、確認工程を組み込む設計が重要です。

原因③:システム移行・統合時のデータマッピング不備

CRMやSFAのリプレイス時に、旧システムのデータをそのまま新システムへ移行すると、既存の重複がそのまま引き継がれます。移行前の段階でクレンジングと名寄せを実施せずに単純結合すると、重複が倍増するケースもあります。

複数システムを統合する場合も同様です。「とりあえず全件インポートして後から整理する」という進め方は、後工程の工数を大幅に増やします。移行プロジェクトの計画段階から、クレンジングと名寄せを必須工程として組み込むことが重要です。

移行前のデータ品質調査(件数・欠損率・重複率の把握)をプロジェクトの初期フェーズに位置づけることで、移行後のトラブルを事前に防げます。

再発防止のための運用設計

重複の再蓄積を防ぐには、一度きりの整備で終わらせず、継続的な運用の仕組みを設計することが必要です。

定期クレンジングのサイクルを設定することが出発点です。月次または四半期ごとに、欠損率・重複率の確認と軽微なクレンジングを実施するルーティンを組み込みます。大規模な整備を年に一度行うよりも、小さな整備を定期的に繰り返す方が、蓄積量を抑えられます。

データオーナーを設定することも有効です。「このデータの品質管理は誰が責任を持つか」が曖昧なまま運用すると、問題が発覚しても対処が後回しになります。システムごと・データ種別ごとにオーナーを明確にし、更新ルールを文書化しておきます。

新規登録時の重複チェック機能を活用することも、蓄積を抑える手段の一つです。CRMやSFAの多くは、登録時に既存レコードとの重複を検出する機能を持っています。この機能を有効化し、担当者が重複を認識したうえで登録できるフローにするだけで、意図しない重複の発生を減らせます。

名寄せ・データクレンジングを効率化するツールの選び方

データ量が増えると、Excelによる手作業には限界が来ます。ツールの選択肢は大きく3つのカテゴリに分かれており、自社のデータ量・既存システムの構成・BtoB/BtoCの別・予算によって適切な選択肢が変わります。

カテゴリ①:Excel・スプレッドシートによる手動処理

追加コストがかからず、すぐに始められる点がExcelの最大のメリットです。前章で紹介したJIS関数・ASC関数・SUBSTITUTE関数・TRIM関数を組み合わせれば、小規模なデータのクレンジングは十分に対応できます。

ただし、数万件を超えるデータになると処理速度の限界が見えてきます。また、関数の組み方や処理ルールが担当者ごとに異なると、引き継ぎ時に再現できなくなる属人化のリスクがあります。ミスが発生しても気づきにくい点も、大規模データでは無視できません。

Excelが適しているのは、データ件数が少ない場合、初回の一時的な整備、またはツール導入前の試行として処理内容を確認したい場合です。本格的な運用に移行する前の「まず試してみる」段階での活用が現実的です。

カテゴリ②:名寄せ・データクレンジング専用ツール

専用ツールの強みは、外部マスタデータとの照合による高精度なマッチングです。自社データだけでは判定が難しいケースでも、外部の法人データベースと突き合わせることで精度を高められます。

BtoB企業の企業名寄せに強みを持つツールとして、uSonarがあります。1,250万拠点以上の法人データベース(LBC)との照合により、表記ゆれがあっても高精度な名寄せが可能です。CRM/SFA/MAとの連携機能も備えており、大量データの処理やグループ企業・関連会社を含めた企業階層の把握が必要な場面で特に有効です大量データの処理や、グループ企業・関連会社を含めた企業階層の把握が必要な場面で特に有効です。

専用ツールが適しているのは、データ量が多く手作業では対応できない場合、BtoB法人名寄せで高精度が求められる場合、またはグローバル対応が必要な場合です。初期費用と運用コストが発生するため、費用対効果の試算は必要です。

カテゴリ③:CRM/SFA/MA/CDP内蔵の名寄せ・クレンジング機能

既にCRM・SFA・MAを導入している場合、まずそのツールに内蔵されている重複検出・統合機能を確認することをお勧めします。追加ツールを導入しなくても、既存システムの機能で対応できるケースがあります。

Salesforce Sales Cloudは重複レコードの検出と統合提案機能を持ち、CRM上で名寄せ作業を進められます。Sansan Data Hubは、名刺データを起点にSFA・CRM・MAの顧客データを自動作成・更新するデータ連携ソリューションです。企業名・住所・電話番号など9種類の情報を組み合わせた名寄せエンジンにより、社名変更や吸収合併などの複雑なケースにも対応し、名刺経由で発生する重複データの管理に強みがあります。。スピーダ顧客企業分析(旧FORCAS、株式会社ユーザベース提供)はABM(アカウントベースドマーケティング)の文脈でターゲット企業データを整備する用途に適しています。

CDP(カスタマーデータプラットフォーム)は、複数システムに散在する顧客データを一元管理するための基盤として機能します。GENIEE CDPはID名寄せ・統合機能とノーコードのデータ連携により、SFA・CRM・MAなど複数システムのデータを集約できます。

「複数のシステムにデータが散在していて集約に手間がかかっている」「データ活用の方法がわからない」という課題を抱える場合、導入・運用サポートが伴走する体制があるため、ツール導入後に活用が形骸化するリスクを下げやすい点も特徴です。

自社に合ったツールを選ぶための判断基準

ツール選定で迷いやすいのは、選択肢が多く比較軸が複数あるためです。判断の優先順位を次の順で整理すると、意思決定が整理しやすくなります。

① データ量と処理頻度:月次で数千件程度であればExcelで対応できます。数万件以上、または毎週処理が必要な場合は専用ツールまたは内蔵機能の活用を検討します。

② 既存システムとの連携要件:すでにSalesforceやHubSpotなどのCRMを導入している場合、内蔵機能を先に確認します。連携が必要なシステムが多い場合はCDPやデータ連携ツールが候補になります。

③ BtoB/BtoCの別:BtoB企業は法人番号を活用できる専用ツールを優先検討することで名寄せ精度が高まります。BtoCで個人名寄せが中心の場合は、メールアドレスや電話番号をキーにした処理が得意なツールを選びます。

④ 予算・運用体制:ツールを導入しても運用できる人員がいなければ形骸化します。導入後のサポート体制や、ノーコードで運用できるかどうかも選定基準に含めてください。

まとめ:データクレンジングと名寄せを正しい順序で進めるために

この記事では、データクレンジングと名寄せの定義の違いから、名寄せ前に必要な前処理の内容、実施手順、重複の根本原因と再発防止策、ツール選定の考え方まで整理しました。

データ整備は一度で完結する作業ではありません。入力ルールの維持と定期的なクレンジングを継続することで、施策の精度と分析の信頼性を長期的に保てます。まず自社のデータ現状を棚卸しするところから始めてみてください。自社でのデータ整備に課題を感じている場合や、複数システムに散在するデータの一元管理・活用まで視野に入れてツールを検討したい場合は、GENIEE CDPのような導入・運用サポートが伴走するCDPも選択肢の一つとして検討してみてください。

定着率99%の国産SFAの製品資料はこちら

なぜ「GENIEE SFA/CRM」が選ばれるのか
  • SFAやCRM導入を検討している方
  • どこの SFA/CRM が自社に合うか悩んでいる方
  • SFA/CRM ツールについて知りたい方
個別相談会個別相談会定着率99%国産SFA「GENIEE SFA/CRM」定着率99%国産SFA「GENIEE SFA/CRM」
GENIEE's library編集部
執筆者

GENIEE's library編集部

株式会社ジーニー


プロフィール

GENIEE's library編集部です!
営業に関するノウハウから、営業活動で便利なシステムSFA/CRMの情報、
ビジネスのお役立ち情報まで幅広く発信していきます。