年々、Web広告費は高騰しています。そんな中、限られた予算で効果的に集客・売上を伸ばすには、「LPO(ランディングページ最適化)」が欠かせません。

本記事では、LPOの基本的な考え方や目的、具体的な改善ステップやテスト方法、活用できるツールまでをわかりやすく解説します。
Web集客の成果を最大化したい方は、ぜひ参考にしてください。

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LPOとは

LPO(ランディングページ最適化)とは?

LPO(Landing Page Optimization)とは、「ランディングページ(LP)」をユーザーのニーズに合わせて最適化し、コンバージョン率(CVR)の向上を目指す施策のことです。

LPは、主に1枚完結型のWebページです。商品・サービスの特徴や価格、ベネフィットなどがまとめられているのが一般的です。
つまり、LPOとは、訪問者の行動を促すために「伝えるべき情報を、伝わる形で届ける」ためのページ改善プロセスのことです。

LPOを行う目的

LPOの主な目的は、コンバージョン率(CVR)の向上です。
ただし、それと同じくらい重要なのがページからの離脱率を下げることです。ユーザーが知りたい情報にすぐたどり着けなければ、わずか3〜5秒でページから離脱すると言われています。

したがって、ユーザーに「このページは役に立ちそう」と感じてもらう必要があります。そして、スムーズに次のCVへと進んでもらうためには、LPOが不可欠です。

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SEOやEFOとの違い

LPOとあわせて、よく聞くマーケティング用語に「SEO」や「EFO」があります。それぞれ目的やアプローチが異なりますので、違いを理解して、適切に使い分けましょう。

SEO:Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)

SEOとは、検索エンジンで自社サイトを上位表示させ、自然検索からのアクセスを増やす施策です。

ユーザーがGoogleやYahoo!などで検索した際に、自社のページが上位に表示されれば、より多くの訪問者を獲得できます。
つまり、SEOは「Webサイトへの集客」を目的とした施策です。

EFO:Entry Form Optimization(入力フォーム最適化)

EFOとは、ユーザーがフォームに入力しやすくするための改善施策です。
例えば、入力項目が多すぎたり、使いづらいフォームだと、ユーザーは途中離脱してしまいます。
EFOはこうした離脱を防ぎ、コンバージョン率を改善するために重要な施策です。

LPO施策の進め方

LPO施策の進め方

LPOに取り組もうと思っても、「何から始めればいいの?」と迷う方も多いと思います。
ここからは、LPOを効果的に進めるための手順をわかりやすく解説していきます。

LPの問題点を洗い出す

LPOを始めるうえで、まず最初に取り組むべきなのが、現状の課題を明確にすることです。
どこで「ユーザーが離脱しているのか?」「なぜコンバージョンに至らないのか?」このような、ボトルネックを見つけ出す作業が欠かせません。

また、この初期の見立てが今後の施策の方向性を決めます。そのため、主観ではなく客観的なデータに基づいて問題点を洗い出すことが重要です。
「デザインがイマイチだ。」「キャッチコピーが弱い!」このような印象だけで判断してはいけません。アクセス解析ツールなどを活用して数値から現状を把握しましょう。

LP改善の仮説を立てる

課題を改善するためにLPに対して何をすべきか、仮説を立てたうえで具体的な対策方法を決定します。

たとえば、特定の流入経路からユーザーの離脱が目立つことがわかったとします。「LPの内容が検索キーワードやユーザーのニーズに合っていないのではない。」、という仮説のもと、「デザインやキャッチコピーなどのファーストビューを含めたコンテンツの改善を行う。」という対策が立てられます。

取るべき対策方法は、問題点によって異なります。そのため、問題点が複数ある場合には優先順位をつけ、それぞれに対して順番に対策を検討することが必要です。

また、LP改善のための対策方法を検討する際には、実現可能性も考慮することが大切です。対策方法を決定してから技術的な問題に気付くというトラブルを避けるためにも、対策方法を検討する際には、ユーザーインターフェースなどの機能面に詳しいエンジニアやテクニカルエディターに同席してもらうと安心です。

LP改善施策を実行し検証する

次に、改善施策を実行し、あわせて効果を検証するためのテストを行います。
改善施策の効果を検証するための主なテストには、「A/Bテスト」「多変量テスト」「トータルエクスペリエンステスト」などがあります。

しかし、一度に複数のテストを行わないように注意しましょう。複数のテストを同時に行ってしまうと、何が結果を左右する要因になったのか分かりにくくなります。
複数のテストを行う場合は実施時期をずらし、どの要因が成果につながっているのか、はっきり分かるようにすることが大切です。

検証結果を振り返る

LPO実施の最後のステップは、検証結果の振り返りです。

テストを実施しながらCVRにどのような変化が見られたかモニタリングしましょう。集計結果に基づき、効果があった施策は残し、再度はじめのステップに戻って問題点の発見と必要な対策の検討、実行を繰り返していきます。

LPOは、中長期的に取り組む必要があります。実施を繰り返すなかで当初は顕在化しなかった問題に気付くことができ、効果の上がるLP、いわゆる「チャンピオンページ」を作ることができます。

LPOにおけるPDCAは、1カ月程を目安に短いサイクルで回していきましょう。一度改善したコンバージョン率はその後もずっと維持できるとは限りません。常にLPの効果をモニタリングし、PDCAを回し続けることが重要です。

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LPOの主な検証項目

LPOの主な検証項目

まず、どこを見直すべきか、LPOの基本となる検証ポイントを7つに絞ってご紹介します。

LP全体の情報設計

LP全体の情報設計を検証する際は、訪問者の共感や納得を得た流れに沿った構成になっているかが重要なポイントです。LPOでは、まず訪問者の関心を捉える要素があるか、次に商品やサービスへの共感を醸成できているか、さらに具体的な便益や優位性を提示できているか段階的な検証が必要です。

加えて、企業や商品への信頼性を高める要素が適切に配置され、最終的なアクション喚起へとスムーズに誘導できる設計になっているかも確認が必要です。一連のプロセスは業界や商材の特性によって最適な順序や強調すべき要素が異なります。自社のターゲット層の特徴や購買行動パターンに照らし合わせながら、それぞれの要素が効果的に機能しているかを継続的に検証していくことが、LPOの成果を高めるポイントです。

FV(ファーストビュー)

LPOにおいてファーストビューは、訪問者の離脱を防ぎコンテンツへの興味を喚起する最重要ポイントです。ページにアクセスした訪問者が最初に目にする画面エリアであるファーストビューでは、キャッチフレーズやビジュアル要素、行動を促すボタンなどが瞬時に印象を形成します。

検索経由で流入した訪問者は、自身の検索意図とページ内容が合致しているかを数秒で判断するため、広告やキーワードから想起される期待値とのギャップがないかが重要な検証項目です。

また、文字情報だけでなく画像や映像を効果的に活用し、直感的に価値や魅力が伝わる設計になっているかも確認すべきです。ファーストビューで訪問者の関心を掴めなければ、その後の優れたコンテンツも読まれることなく離脱されてしまうため、LPOではファーストビューエリアの最適化を最優先課題として継続的に改善していかなければなりません。

コンテンツ内容

LPOにおけるコンテンツ内容の検証では、訪問者が継続的にページを読み進める動機となる情報設計がなされているかがポイントです。効果的なLPは、まず結論となるメリットを提示し、そこから興味を深め、納得を促し、行動へと導く論理展開が求められます。

LPの流れを構築する際は、商品やサービスの利点を一方的に述べるだけでなく、訪問者の思考プロセスや意思決定の段階に応じた情報を適切な順序で配置することが重要です。また、企業側の主張だけではなく、実際の利用者による評価や体験談などの第三者情報を活用することで説得力が高まります。

比較データや表彰実績など客観的な根拠も併せて提示することで、LPOの効果をさらに向上させられます。訪問者の心理的な納得感を段階的に醸成する構成こそが、CVR向上のポイントです。

ページデザイン

LPOにおけるページデザインの検証では、視覚的な要素がターゲット層や商材の特性と整合しているかが重要な判断基準です。色彩やフォント選択、各要素の配置などが商品やサービスの世界観から逸脱していると、訪問者に違和感を与えて離脱を招く要因となりかねません。

また、競合他社との差別化を図るためには、自社の強みや独自性を際立たせるビジュアル構成が必要です。さらに、パソコンだけでなくスマートフォンやタブレットからのアクセスも多数を占めるため、各デバイスでの表示最適化が欠かせません。

特に画面サイズの小さいモバイル端末では、最初に表示される範囲で訴求ポイントが適切に伝わるかどうかがCVRを左右します。LPOではデバイスごとに検証し、どの環境からアクセスしても効果的に情報が届く設計になっているかを確認することが成果向上につながります。

CTA(Call to Action)

LPOにおけるCTA(Call to Action)検証では、訪問者の行動意欲を最大限に引き出す設計になっているかが成果を左右します。購入や問い合わせなど具体的なアクションを促すCTAボタンは、商品への関心が高まった訪問者が次のステップへ進むための重要な接点です。

一方で、せっかく興味を持った訪問者でも、どこから申し込めばよいのか迷ってしまうと、その瞬間に行動意欲が低下します。CTAの効果を高めるには、ボタンに記載する言葉の選択、背景色との対比による視認性、ページ内での配置位置、ボタン自体のサイズなど、複数の要素を最適化しなければなりません。

CTAはわずかな違いでもCVRに顕著な差をもたらすため、LPOでは仮説に基づいた複数パターンを実際に検証し、データに裏付けられた最適解を見出していくアプローチが求められます。

入力フォーム

LPOにおける入力フォームの検証では、訪問者の行動意欲を損なわない使いやすさが重要な評価軸です。申し込みや購入を決意した訪問者にとって、フォーム入力は最後の関門であり、いかにフォーム入力でストレスを与えないかがCVRの成否を直接的に左右します。

必要以上に多くの情報を求めるフォームは、記入の負担感から離脱を引き起こす主要因となるため、本当に必要な項目に絞り込まなければなりません。また、各入力欄の説明がわかりにくかったり、エラー表示が不親切だったりすると、せっかく高まった購入意欲も一瞬で冷めます。

入力中のストレスを最小化するためには、項目数の適正化だけでなく、入力形式の明確さ、エラー時の丁寧なガイド、スマートフォンでの操作性なども総合的に検証が必要です。LPOではフォーム体験の改善が最終的なCVR向上に直結するため、継続的な見直しが不可欠です。

表示スピード

表示が遅いと、ファーストビューに到達する前に離脱されるリスクがあります。

LPOにおける表示スピードの検証では、訪問者がストレスを感じることなくコンテンツに到達できるかが重要なポイントです。ページの読み込みに時間がかかると、内容を見る前に離脱してしまう訪問者が増加し、せっかくの集客施策が無駄になりかねません。

特に検索広告やSNS広告経由での流入など、訪問者の期待値が高い状態で到着する場合、待ち時間によるストレスは即座に離脱行動につながる可能性があります。表示速度を改善するには、画像ファイルの容量を適切に圧縮する、ページ内で実際には使用されていないプログラムコードやスタイル定義を削除する、読み込みの優先順位を最適化するなど、技術的なアプローチが有効です。

また、Googleの「PageSpeed Insights」などを活用して、スピード改善にも取り組みましょう。

PageSpeed Insights:

https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights

PageSpeed Insightsでは、ページの表示スピードを0~100点で評価し、点数に応じてLow/Medium/Goodの診断をしてくれます。

LPO改善施策の検証方法

LPO改善施策のテスト方法

LPOにおいて、改善施策の効果を検証することは大切なステップです。
検証に使用される主なテストは、3つがあります。それぞれのテスト方法について、テストの内容や目的をご紹介します。

A/Bテスト

A/Bテストとは、特定の要素が異なるAパターン、BパターンのLPを作成してユーザーにランダムに表示し、それぞれのLPOにおける効果を測定、検証するテストです。3種類以上のLPを用意してテストを行うこともあります。

例えば、まずはメイン画像の比較。次に、キャッチコピーの比較をする。このように、さまざまな要素でテストを行い、それぞれ効果が高い要素をLPに実装させます。

A/Bテストのメリットは、同時期に複数のパターンをテストできます。そのため、時期に起因する外的要素の影響を受けにくいことです。季節によって売上が大きく変動する商品では、テストする時期によっては評価が正しく行えなくなる懸念がありますが、A/Bテストの場合こういった心配がありません。

多変量テスト

多変量テストは、複数の変更箇所を持つさまざまなパターンを用意し、その中からもっとも効果がある組み合わせを検証するテストです。

たとえば、ファーストビューのキャッチコピーのフォントサイズを2パターン、コピーの文言を3パターン、フォントの色を3パターン用意する場合、2×3×3=18通りのパターンが作られます。これらをユーザーに提示して効果を測定し、最適な組み合わせパターンを見つけるテスト方法です。

そのため、組み合わせが何万通りに及ぶテストを行うこともあります。ただし、パターン数が多ければ多いほど、テストを行うユーザー数も多く必要になります。つまり、LPへのアクセス数が少ないケースではテストが長期化してしまう場合があります。

トータルエクスペリエンステスト

トータルエクスペリエンステストとは、LPを含めた複数のページにおけるユーザーの体験(ユーザーエクスペリエンス)を検証し、最適化を目指すテストです。テストを実施するには、ウェブサイトにシステムを実装させ、サイト全体でのユーザーの動きを解析する必要があります。

たとえば、「自社サイトを訪問する」「リターゲティング広告をクリックする」「LPにたどり着く」といった一連の流れに対して、それぞれのステップに複数のパターンを用意します。もっとも効果が高い組み合わせはどれか、最適なユーザーエクスペリエンスを検証します。

システム導入にコストがかかることやテストに多くの時間が必要なデメリットはあります。しかし、広範囲のマーケティング施策の改善につながるとして、近年注目されている手法です。

LPOに必要なツール

LPOに必要なツール

アクセス解析を行ったり、A/BテストやLPの表示速度改善に役立つLPOツールです。LPOツールは、活用することでLPの最適化がスムーズに行えるだけではありません。LP作成にかかる費用を抑えることにもつながります。

ここでは、主なLPOツールの種類を3つご紹介します。

アクセス解析ツール

アクセス解析ツールは、LPに訪問したユーザーのアクセスログを確認できるLPOに役立つツールです。既存のLPの問題点を洗い出す際や、改善施策の効果を検証する際にはログデータが必要です。

アクセス解析ツールにはさまざまな種類があります。なかでも多くのWebサイトで使われているのがGoogleが提供する「Googleアナリティクス」です。Googleアナリティクスは、無料で簡単にアクセス解析がはじめられるツールです。

ユーザーのLPにおける滞在時間や直帰率、コンバージョン数などを調べられます。

A/Bテスト用ツール

A/Bテスト用ツールは、A/Bテストを簡単かつ早く行うことを目的としたツールです。活用することで、A/Bテストを実施する手間を軽減できます。

A/Bテスト用ツールにもさまざまな種類があります。各ツールによって機能は異なりますが、簡単にテストページを作成することや、テスト結果のレポーティングも可能なLPOツールです。

LPの表示速度改善ツール

LPの表示速度改善ツールは、広告や他のページからユーザーがLPに遷移した際、「遅い」と感じて離脱することがないよう、LPが表示される速度を改善するためのツールです。

前述のとおり、LPの速度改善にはGoogleが提供するツール「PageSpeed Insights」を使うのが便利です。ツールにLPのURLを入力するだけでLPの表示スピードを計測し、表示速度のスコアを測定してくれます。また、改善項目も示してくれます。

LPOに効果的な施策

LPOに効果的な施策

LPOを成功させるには、構成やデザインだけでなく、「どんなコンテンツを掲載するか」も非常に重要です。
ここでは、LPOにおいて実践したい代表的な施策を3つご紹介します。

クチコミやUGCの掲載

LPOで特に効果が高いと言われているのが、ユーザーのクチコミやUGC(User Generated Contents)の掲載です。UGCとは、InstagramやX(旧Twitter)などで投稿された、ユーザー自身による体験談や写真、レビューなどを指します。

これらは企業の一方的な訴求よりも信頼されやすく、共感や安心感を与える効果があります。ただし、クチコミやUGCは「ただ載せればいい」というものではありません。どの媒体のどんな内容が最も効果的かをテストし、検証しながら掲載することがポイントです。

スマホ最適化

モバイルファーストの時代において、LPのスマホ対応は必須です。現在、Google検索の半数以上がモバイルから行われており、スマホに最適化されていないLPは、表示の遅さや読みにくさが原因で離脱率が高くなる傾向にあります。

BtoB商材ではPCからのアクセスも少なくありませんが、それでもモバイル対応を行っていないLPは、直帰率が最大5倍になるとも言われています。レスポンシブ対応や、スマホ画面での見やすさ・操作のしやすさをきちんと検証しましょう。

EFO(入力フォーム最適化)

ユーザーがLPの最後まで到達し、いざ申し込みや購入をしようとした際に「入力フォームが使いにくい」だけで離脱してしまうのは非常にもったいないです。

EFO(Entry Form Optimization)は、まさにそのような離脱を防ぐための施策です。入力項目の見直しやエラーメッセージの改善、リアルタイムでの補助表示など、ちょっとした改善がCVRの大幅アップにつながることもあります。

LPOと並行してEFOにも取り組むことで、LP全体の完成度を高め、より多くのコンバージョンを実現できるでしょう。
Web接客に必要なEFO施策として、以下の4つがあります。

①わかりやすいデザイン

ユーザーが入力で迷うこと無いように、下記項目などわかりやすいデザインを心掛けることでユーザーはストレスなく入力することができるでしょう。

  • フォームにあらかじめ入力例を記載する
  • 必須項目にはマークを入れる
  • 入力完了ボタンを目立たせる

②ユーザーの入力の手間を減らす

ユーザーの手間と感じることを取り除いてあげることで入力完了率が改善します。
例えば、フォームの項目数を減らしたり、住所を自動入力にしたり、自動でフリガナを入れたりするとユーザーはスムーズにフォーム入力を行うことができます。

③オンライン決済サービス

商品やサービスの販売を行っている企業は入れておくとコンバージョン改善に確実につながります。

④チャットボット

チャット形式で名前や住所、電話番号などを順番に対話形式でユーザーの情報入力をアシストするため、スムーズに入力完了を促します。ユーザーが入力をスムーズに完了させることが、コンバージョン改善の重要なポイントとなります。

他にもLPO施策はありますが、まずはこれらの施策でPDCAを回してみると良いでしょう。

LPO施策の成功事例

ある化粧品ブランドのECサイトでは、新商品の購入率が低迷していたため、LPOを通じた改善に着手しました。

主な施策は以下の通りです。

  • ユーザーの声(UGC)の活用
  • SNSで投稿されたお客様の使用レビューやビフォーアフター画像をLPに掲載。特にInstagramで話題になった投稿を埋め込むことで、リアルな使用感が伝わり、安心感を与えました。
  • モバイルファーストの設計に変更
  • アクセスの約7割がスマホ経由であることが判明していたため、モバイルでの読みやすさ・操作しやすさを最優先にリデザイン。ボタンを親指で押しやすい位置に配置するなど、UX改善に注力しました。
  • チャットボットで商品選びをサポート
  • 「自分に合う商品がわからない」という声に応える形で、チャット形式の簡易診断機能を導入。肌質や悩みに応じておすすめ商品を提案することで、離脱率を大幅に改善しました。

これらの取り組みにより、新商品の購入率は従来の約2倍に向上。特にUGCによる「共感の創出」と、スマホ最適化による「スムーズな導線」が成果につながったポイントです。

LPO施策のよくある失敗パターン

LPO施策を実施する際には、そもそもLPOに適さない商材を扱っている場合や、コンバージョンの定義が曖昧で効果測定ができていないケース、集客経路とランディングページの内容にミスマッチがある状況、ページ自体の操作性や視認性に問題があるパターンなど、さまざまな失敗要因が存在します。

LPO施策のよくある失敗パターンについて解説します。

LPOに向いていない商材を取り扱っている

LPOに適さない商材を扱っている場合、施策を実施しても期待した成果が得られないことがあります。企業向け商品では感情的な訴求よりも論理的な判断材料が重視されるため、心理的な誘導を中心としたLPの構成では効果が限定的です。

また、すでにブランド名で検索されるような認知度の高い商材は、訪問者が事前に十分な情報を持っているため、改めて詳細な説明を展開する必要性が低くなる傾向です。さらに高額な商品やサービスは、購入までに比較検討期間を要するため、即座の購入を促す設計が機能しにくい可能性があります。

コンバージョンの設定ができていない

LPOの失敗要因として、商材の特性に対してコンバージョン設定が適切でないケースがあげられます。例えば食品の定期配送サービスにおいて、初めて商品を知った訪問者にいきなり継続購入を求めても、味や品質がわからない状態で長期契約を結ぶことに心理的な抵抗を感じてしまいます。

このような場合、最終目標である定期購入をコンバージョンに設定すると、ハードルの高さから離脱が増加しがちです。訪問者の心理的な段階を考慮せず、企業側の理想とする行動を一方的に求める設定では、LPOの効果を十分に発揮できません。

商材の性質や購買プロセスの特徴に応じて、お試し商品の提供や詳細情報の請求など、訪問者が受け入れやすい中間的なアクションをコンバージョンとして設定することで、より多くの見込み顧客との接点を構築できます。適切なコンバージョン設定こそが、LPO成功の前提条件です。

集客方法が適していない

LPOで成果が出ない要因として、ターゲット層と集客手法のミスマッチがあげられます。どれほど優れたLPを用意しても、想定する顧客層が実際に利用していない媒体で集客していては、適切な訪問者を呼び込めません。

高年齢層を対象とした商材において、若年層の利用が中心となるSNS広告を主要な集客経路にしても、十分な効果は期待できないのが現実です。逆に若い世代に訴求したい商材や、幅広い認知拡大を目指す場合には、SNS広告が有効な選択肢です。

集客方法の選定では、自社の顧客像がどのような情報源を日常的に利用しているか、どのような経路で商品情報を得ているかを理解することが求められます。LPOはLP単体の最適化だけでなく、適切な訪問者を導く集客設計と一体で機能してこそ、真の成果を生み出せます。

LPのユーザービリティが悪い

LPOにおいて、コンテンツの質が高くても使いやすさに問題があれば成果につながりません。訪問者がページを操作する際に不便さや見づらさを感じると、内容を理解する前に離脱してしまうためです。

特にページの読み込みに長時間を要する場合、待っている間に関心が薄れ、最初の画面すら見られない可能性があります。また、スマートフォンでの閲覧に最適化されていないLPでは、画面を拡大したり横にスクロールしたりする操作が必要となり、途中で煩わしさから読むことを諦めてしまう訪問者も少なくありません。

どれだけ魅力的な情報や説得力のある訴求を用意しても、それを快適に受け取れる環境が整っていなければ、LPOの効果は大きく損なわれます。使いやすさはコンテンツそのものと同等に重要な要素であり、技術的な最適化を含めた総合的な改善が求められます。

LPOに関するよくある質問

LPOの概念や具体的な進め方、類似する施策との違いについてなど、LPOを進めるにあたって実務上の疑問点が多く出てきます。

LPOに関するよくある質問について解説します。

LPOとはどういう意味ですか?

LPOは「Landing Page Optimization」の略称で、Webサイトを訪れた人々が購入や問い合わせといった目標行動を起こしやすくするために、最初に到達するページを改善するマーケティング手法です。

特に広告経由でアクセスが集中するページに焦点を当て、訪問者の行動データを分析しながら、見出しの表現やビジュアルデザイン、情報の配置順序などを継続的に調整していきます。LPOは単なるデザイン変更ではなく、データに基づいてコンバージョン率を高めていく戦略的な取り組みです。

LPOとSEOの違いは何ですか?

LPOとSEOの本質的な違いは、マーケティングプロセスにおける役割の差です。SEOは検索エンジンでの表示順位を高めることで、より多くの訪問者をWebサイトに呼び込むことを目的とした集客施策です。

一方、LPOはすでに獲得した訪問者を実際の顧客へと転換させることに焦点を当てており、ページの構成や内容を改善して購入や登録といった具体的な行動を促進します。つまりSEOが入口の拡大を担い、LPOが入口から入った人々の成約率向上を担う関係性にあります。

マーケティングにおけるLPOとは?

マーケティングにおけるLPOとは、広告や検索を通じてWebサイトに到達した訪問者が、購入や問い合わせといった目標行動を起こしやすくするために、LPの内容や構成を改善する施策全般を指します。

せっかく費用をかけて集客しても、ページで離脱されてしまっては投資が無駄になるため、訪問者のデータを分析しながら心理的な導線を最適化することが必要です。LPOは広告投資の効率を高め、売上に直結する重要な手法として位置づけられており、訪問者の行動パターンや心理状態に寄り添った改善を継続的に実施することで、マーケティング全体の成果を向上させる役割を果たします。

LPOの手順は?

LPOの基本的な手順は、まず現状のページデータを分析して課題を明確にし、次に改善の方向性についての仮説を構築します。その後、複数パターンを比較検証するテストなどを通じて実際に改善施策を実行し、得られた結果を評価していく流れです。

コンバージョン率や離脱率などの指標から訪問者がつまずいている箇所を特定し、ボタンの配置変更やフォーム項目の見直しなど具体的な改善案を試行します。重要なのは一度の改善で終わらせず、検証結果をもとに次の仮説を立てて継続的に改良を重ねるサイクルを回すことです。

まとめ

LPOを成功させるには、ユーザーの信頼を得るクチコミの掲載や、スマホ対応、使いやすい入力フォームの設計など、細かな工夫が欠かせません。
これらの施策を組み合わせて改善を重ねることで、コンバージョン率の向上につながります。まずは自社のLPを見直し、できるところから取り組んでみましょう。

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Webサイト上に設置している入力フォームをチャット型に置き換えることで、スムーズなフォーム入力が可能になり、その結果、フォーム離脱率を低減し、入力完了率の向上が期待できます。

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