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CDPとデータウェアハウスの違いとは?機能比較と使い分けの判断基準

公開日: / 更新日: / データ活用/CDP
CDPとデータウェアハウスの違いとは?機能比較と使い分けの判断基準

顧客データを活用してマーケティング施策を強化したいと考えた際、「CDP(Customer Data Platform)」と「DWH(データウェアハウス)」のどちらを導入すべきか、迷うことは少なくありません。どちらもデータを集約する基盤ですが、その目的や機能は大きく異なります。

結論から言えば、CDPは顧客一人ひとりのデータを統合し、マーケティング施策を即座に実行するための「施策実行エンジン」です。一方、DWHは全社のデータを時系列で蓄積し、大規模な分析やレポート作成を支える「データ保管庫」として機能します。目的が「顧客へのアプローチ」なのか「経営判断のための分析」なのかによって、選ぶべきツールは変わります。

本記事では、CDPとDWHの定義から機能比較、使い分けの基準、さらには両者を併用する際のアーキテクチャ設計まで、実務に即した判断軸を解説します。自社のデータ活用の優先順位を明確にし、最適なツール選定を進めるための参考にしてください。

CDPとDWHとは

CDPとDWHは、どちらも企業のデータ活用を支える基盤ですが、その役割は明確に異なります。CDPは顧客を軸にデータを統合し、マーケティング施策の実行に特化した仕組みです。対してDWHは、全社のあらゆるデータを時系列で蓄積し、経営判断や深い分析を可能にする保管庫としての性格を持ちます。

日本企業のデータ活用状況を見ると、全社的なデータ利用の仕組みや事業部門間でのデータ連携に課題を抱える企業が多いのが現状です。

経済産業省が公表したDX推進指標の自己診断結果では、「全社的なデータ利用の仕組み」の成熟度が平均1.23点、「事業部門横断的なデータ連携・利用」が1.11点に留まっており、多くの企業が成熟度レベル1の「一部での散発的実施」段階にあることが示されています。このような環境下では、データの「使い方」を明確にし、目的に応じたツールを選ぶことが、施策の成否を分ける鍵となります。

CDPとは

CDPは、複数のチャネルから集まる顧客データを個人単位で統合し、リアルタイムなマーケティング施策を可能にするプラットフォームです。Webサイトの閲覧履歴、ECサイトでの購買データ、店舗での来店記録、メールの開封情報など、バラバラに存在する顧客の行動を一つのプロファイルにまとめ上げます。

最大の特徴は、マーケター自身がSQLを使わずに操作できる直感的なインターフェースを備えている点です。セグメントの作成や配信設定をノーコードで行えるため、エンジニアに依頼することなく、施策のPDCAを高速で回すことができます。

顧客一人ひとりに合わせたパーソナライズ施策を、思い立った瞬間に実行できる環境を整えるのがCDPの役割です。例えば、GENIEE CDPのような国産ツールは、日本のマーケターが直感的に操作しやすいUIで設計されており、導入後すぐに施策実行へと移れる点が評価されています。

近年、AIエージェントを搭載した最先端のCDPツールも登場しつつあります。これが旧来のCDPとはどう違い、どのようにして事業課題を解決するのか?以下の資料を参考にぜひトレンドを確認ください。

【e-book】データ×AIエージェントがなぜ、またどのようにして事業課題を解決するのか?次世代型CDPとは?

DWH(データウェアハウス)とは

DWHは、業務システムやログなど全社の多様なデータを時系列で蓄積し、大規模な分析を支える基盤です。販売管理システム、在庫管理システム、会計システムといった各部門のデータを一箇所に集約し、過去から現在までのデータを長期間保存します。

DWHの強みは、BIツールと連携したレポート作成や、データサイエンティストによる高度なクエリ処理に適している点です。売上予測や在庫最適化、経営ダッシュボードの構築など、全社的な意思決定を支えるための分析に力を発揮します。データの整合性と処理能力を重視した設計により、大量のデータを効率的に扱うことができます。

CDPとDWHがもつ機能の違い

CDPとDWHの違いを理解するには、データの持ち方、ID統合の仕組み、リアルタイム性、連携先といった複数の軸で比較することが有効です。表形式で整理することで、それぞれの得意領域が明確になります。

CDPは顧客IDを軸とした横断統合に優れ、DWHは正規化されたスキーマによる時系列蓄積に優れます。また、リアルタイム施策の可否については、バッチ処理主体のDWHよりも即時反映が可能なCDPに軍配が上がります。以下、具体的な機能の違いを見ていきましょう。

※あくまでも従来のDWHとCDP製品の違いとなり、直近ではCDPがDWHの機能を内包し、またDWHもストリーミング対応も可能なものも出現しています。

1. データの持ち方

CDPは顧客プロファイルを中心にデータを管理します。Cookieやメールアドレスをキーとして、一人の顧客に紐づくあらゆる行動データを統合し、顧客像を立体的に描き出します。データ構造は顧客軸で最適化されており、「この人はどんな行動をしたか」を即座に把握できる設計です。

対してDWHは、テーブル構造を中心に設計されています。正規化されたスキーマにより、データの重複を排除し、効率的に管理します。時系列でのデータ蓄積に優れ、過去のトレンドを追いかける分析に適しています。顧客データだけでなく、商品マスタや在庫情報、財務データなど、全社のあらゆる情報を横断的に扱うことができます。

2. ID統合(名寄せ)機能

CDPの大きな強みの一つが、自動的なID統合機能です。機械学習などを用いて、複数のIDを同一人物として統合する処理を自動で行います。匿名ユーザーが会員登録した際の紐付けや、異なるデバイスからのアクセスを一人の顧客として認識する処理も、システムが自律的に実行します。

一方、DWHでID統合を実現するには、エンジニアがSQLを書いて実装する必要があります。名寄せのルールを定義し、定期的にバッチ処理で実行する運用が一般的です。精度を維持するためには、データの更新頻度に応じてロジックを見直す必要があり、メンテナンスコストが高くなる傾向があります。

3. リアルタイム性

CDPは、データの反映が非常に速いことが特徴です。顧客がWebサイトで商品をカートに入れた直後、数分以内にその情報を取得し、カゴ落ちメールを配信するといった施策が可能です。リアルタイムに近い速度でデータを処理できるため、顧客の行動に即座に反応するマーケティングを実現できます。

DWHは、バッチ処理を前提とした設計が主流です。データの取り込みは数時間から1日に1回といった頻度で行われるため、リアルタイム施策には向きません。その代わり、大量のデータを安定的に処理できる堅牢性を持っており、長期的なトレンド分析や経営レポートの作成には適しています。

4. 連携先

CDPは、数百種類のマーケティングツールと標準連携できる仕組みを持っています。MAツール、CRM、広告プラットフォーム、Web接客ツールなど、マーケティング現場で使われる主要なツールとの接続がプリセットされており、ノーコードで即座にデータ活用が可能です。セグメントを作成したら、そのままMAツールに送信して配信を開始する、といった流れをシームレスに実行できます。

DWHは、BIツールとの連携が中心です。Tableau、Power BI、Lookerといった分析ツールと接続し、ダッシュボードやレポートを作成する用途に最適化されています。マーケティングツールへデータを戻すには、リバースETLと呼ばれる追加の仕組みが必要になります。

CDPとDWHが解決する課題の違い

CDPとDWHは、それぞれ異なる現場の課題を解決します。マーケティング部門が直面する「顧客データのバラつき」や「施策実行までのタイムラグ」といった課題にはCDPが、情報システム部門が抱える「データのサイロ化」や「処理速度の低下」といった課題にはDWHが対応します。

総務省の調査によると、日本企業の半数以上がパーソナルデータを活用していますが、活用効果の最大化には依然として課題があります。データを「持っている」ことと「使いこなせている」ことの間には大きなギャップがあり、そのギャップを埋めるために適切なツールを選ぶことが求められます。

CDPが解決する課題

バラバラの顧客IDを統合し、一人ひとりの顧客行動を可視化する「統一顧客ビュー」を実現するのがCDPの役割です。店舗、EC、アプリ、コールセンターなど、複数のチャネルで顧客IDが異なっていると、同一人物の行動を追跡できず、パーソナライズ施策が機能しません。CDPは自動的にIDを統合し、顧客の全体像を一つのプロファイルにまとめ上げます。

また、エンジニアに依存せずマーケターが自力でセグメントを作成できる環境を整えることで、施策実行までのリードタイムを大幅に短縮します。「SQLが書けない」という課題に対し、GENIEE CDPのようなツールでは、AIを活用した自然言語サポートにより、専門知識なしでの高度なデータ分析を可能にします。

DWHが解決する課題

部門ごとに散在するデータを一元管理し、高速クエリ処理により大量データの分析待ちを解消するのがDWHの役割です。販売管理システム、在庫管理システム、会計システムなど、各部門が独自にデータを保有している状態では、全社的な分析ができません。DWHはこれらのデータを統合し、一箇所で管理することで、部門を横断した分析を可能にします。

また、データの整合性を保ちながら長期間保存できるため、過去のトレンドを追いかける分析や、経営判断のためのレポート作成に適しています。大量のデータを扱う際の処理速度の低下を防ぎ、安定した分析環境を提供します。

ID統合(名寄せ)機能の精度の違い

CDPの核心的な機能であるID統合(名寄せ)は、顧客データ活用の成否を左右する重要な要素です。匿名ユーザーが会員登録した際の紐付けや、異なるデバイスからのアクセスを同一人物として認識する処理の精度が、施策の効果に直結します。

CDPは機械学習を活用した高度なマッチングアルゴリズムにより、複雑な行動履歴の統合を自動で行えます。一方、DWHでの名寄せはメンテナンスコストが高く、データの更新頻度が高い環境では精度維持が困難です。この違いが、リアルタイム施策の実現可能性に大きく影響します。

CDPの名寄せ機能

メールアドレスや電話番号に加え、Cookie情報を組み合わせた多角的な名寄せが可能です。CDPは、確率的マッチングと呼ばれる手法を用いて、複数の情報を総合的に判断し、同一人物である可能性を算出します。匿名状態でWebサイトを閲覧していたユーザーが会員登録した瞬間、過去の閲覧履歴を一気に統合し、その人の行動全体を可視化できます。

また、デバイスをまたいだ行動の追跡も可能です。スマートフォンで商品を閲覧し、後日PCで購入した場合でも、同一人物として認識できるため、カスタマージャーニー全体を正確に把握できます。この精度の高さが、パーソナライズ施策の効果を最大化します。

DWHでの名寄せ実装の課題

独自のルールベース実装はロジックが複雑化しやすく、仕様変更のたびに多大な工数が発生します。エンジニアがSQLを書いて名寄せルールを定義し、定期的にバッチ処理で実行する運用が一般的ですが、データの種類が増えるたびにロジックを見直す必要があります。

また、リアルタイムでの名寄せが難しいため、最新の行動データを即座に施策に反映することができません。バッチ処理の頻度を上げることで対応できる場合もありますが、処理負荷が高まり、システム全体のパフォーマンスに影響を与える可能性があります。

アクション系ツールへの連携性の違い

データの「出口」における利便性は、施策の実行スピードに直結します。CDPはMAや広告プラットフォームへの標準連携機能を持ち、設定後すぐに施策を開始できます。一方、DWHからデータを戻すには、リバースETLと呼ばれる追加の仕組みが必要になります。

標準コネクタの有無が、マーケターの作業効率を大きく左右します。ノーコードでデータ同期が完結するか、エンジニアの手を借りる必要があるかという違いが、施策のアジリティに影響します。

CDPの連携機能

主要なCRMや広告媒体との連携がプリセットされており、エンジニアなしでデータ同期が完結します。セグメントを作成したら、そのままSalesforceに送信する、Google広告のオーディエンスリストに追加する、といった操作を数クリックで実行できます。

また、連携設定の変更も柔軟に行えます。特にGENIEE CDPは、GENIEE MAやENGAGEといった自社製品群と標準でシームレスに連携しており、ツール間のデータ移動によるロスや遅延を最小限に抑えることができます。この柔軟性が、マーケティング施策の試行錯誤を支えます。

DWHからの連携(リバースETL)

DWHをソースにする場合、リバースETLツールの導入やバッチ処理に伴うタイムラグの考慮が必要です。CensusやHightouchといったリバースETLツールを使うことで、DWHからマーケティングツールへデータを送ることは可能ですが、追加のコストと運用負荷が発生します。

また、バッチ処理の頻度によってはデータの鮮度が落ち、リアルタイム施策には向きません。DWHで加工したデータをマーケティング施策に活用したい場合は、リバースETLの導入を前提に、データフローを設計する必要があります。

CDPとDWHの使い分け基準

CDPとDWHのどちらを選ぶべきかは、自社のデータ活用の目的によって決まります。全社的な経営判断や過去データの深掘り分析が主目的であれば、DWHの導入が優先されます。一方、顧客一人ひとりに合わせたパーソナライズ配信やリアルタイム施策を重視するなら、CDPが最適です。

判断の軸は、「分析・レポート作成」か「マーケティング施策実行」かという目的の違いです。自社の優先順位に応じて、以下の基準で選定を進めましょう。

分析・レポート作成が目的の場合:DWHを選ぶ

部門横断の経営ダッシュボード構築や、長期間のトレンド分析にはDWHの高い処理能力が必要です。売上予測モデルの構築、在庫最適化のためのシミュレーション、財務データと販売データを組み合わせた収益分析など、データサイエンティストによる高度な分析を前提とする場合、DWHが適しています。

DWHは大量のデータを安定的に扱えるため、過去数年分のデータを一度に分析する際にも性能を発揮します。また、BIツールと連携して定期的なレポートを自動生成する運用にも向いています。経営層への報告資料や、事業部門ごとのKPIダッシュボードを整備したい場合は、DWHを選択すべきです。

マーケティング施策実行が目的の場合:CDPを選ぶ

顧客セグメントの即時作成とMAツールへの自動連携により、施策のPDCAを高速化できるのがCDPの強みです。LTV向上を目指したリテンション施策、カスタマージャーニーに沿ったコミュニケーションの自動化、パーソナライズ広告の配信など、顧客体験を向上させる施策に取り組む場合は、CDPが最適です。

CDPはマーケター自身が操作できるため、エンジニアのリソースを圧迫しません。施策のアイデアを思いついたその日に実行できる機動力が、競合との差を生み出します。顧客一人ひとりの行動に基づいたレコメンド精度の向上や、カゴ落ちユーザーへのリアルタイムなフォローアップなど、売上に直結するシナリオで力を発揮します。

判断に迷う場合のチェックポイント

どちらを選ぶべきか迷った際は、利用者のスキルと既存システムとの親和性を確認しましょう。マーケター主導で運用したいか、エンジニアのリソースを前提にできるかが重要な判断基準です。

マーケターがSQLを書けない環境で、施策の実行スピードを重視するならCDPが適しています。一方、データサイエンティストやエンジニアが豊富にいて、高度な分析を継続的に行う体制が整っているなら、DWHを選ぶべきです。また、既存のBIツールやレポート基盤がある場合は、DWHとの連携を前提に考えるのが自然です。

リバースETLとコンポーザブルCDP

既存のDWH投資を活かしつつCDP的な機能を実現する、新しいアーキテクチャの選択肢が注目されています。DWHをデータソースとして活用する「コンポーザブルCDP」は、柔軟なシステム構築を可能にします。エンジニアリソースが豊富な組織では、既存のDWH投資を無駄にしない有効な選択肢となります。

ただし、構築・運用の難易度は高く、すべての企業に適しているわけではありません。自社のエンジニアリソースや、リアルタイム性の要求度に応じて、慎重に判断する必要があります。

リバースETLとは

DWHで加工済みのデータを、営業やマーケティングの現場ツールへ直接配信する技術です。従来のETLがデータをDWHに集める方向だったのに対し、リバースETLはDWHからデータを取り出して各ツールに配信する、逆方向の流れを実現します。

このようなツールを使うことで、DWHに蓄積されたデータをSalesforceやHubSpot、Google広告などに送信できます。データの加工はDWH上でSQLを使って行い、その結果を各ツールに反映させる運用が可能になります。

コンポーザブルCDPとは

コンポーザブルCDPは、DWH、ETLツール、データ変換ツール、リバースETLといった複数のコンポーネントを組み合わせて構築するモジュール型のアーキテクチャです。

既存のDWHを活用できるため、データの二重管理を避けられるメリットがあります。また、各コンポーネントを自由に選べるため、自社の要件に最適な構成を作り上げることができます。ただし、各コンポーネント間の連携を設計・運用するエンジニアリングスキルが必要であり、専門知識を持つチームがいない場合は導入が困難です。

既存DWHを活かす判断基準

既に堅牢なDWHがあり、リアルタイム性よりもデータ整合性を重視する場合に適した選択です。DWHへの投資が既に大きく、そのデータ基盤を活かしたい場合、リバースETLやコンポーザブルCDPの導入を検討する価値があります。

ただし、エンジニアリソースが限られている場合や、マーケターが自力で施策を実行したい場合は、パッケージ型のCDPを選ぶ方が現実的です。自社のリソースと優先順位を見極めて判断しましょう。

CDPとデータウェアハウスの併用に関する考え方

DWHを分析基盤、CDPを施策層として組み合わせる「いいとこ取り」の設計が、理想的なデータ活用の形です。DWHで全社データを統合管理し、必要な顧客データのみをCDPに渡して施策を高速化する併用により、高度な分析とパーソナライズ施策を同時に実現できます。

ただし、併用にはコストの二重化やデータ同期の整合性管理といった注意点もあります。どちらを正のデータとするか明確なルールを定め、データの二重管理による混乱を防ぐ必要があります。

CDPとデータウェアハウスを併用するメリット

それぞれのツールの強みを活かすことで、高度な分析とパーソナライズ施策を同時に実現できます。DWHで全社データを統合し、経営ダッシュボードや長期トレンド分析を行いつつ、CDPで顧客一人ひとりに最適化された施策を実行する、という役割分担が可能になります。

データガバナンスの維持と、現場の機動力向上の両立も実現できます。DWHでデータの品質を担保しながら、CDPでマーケターが自由に施策を試せる環境を整えることで、組織全体のデータ活用レベルが向上します。

データフローの設計例

DWHでクレンジングしたデータをCDPへ同期し、施策結果を再度DWHに戻して分析する循環を作ります。具体的には、以下のような流れが考えられます。

まず、各業務システムからDWHへデータを集約します。DWH上でデータのクレンジングや統合を行い、品質を担保します。次に、マーケティング施策に必要な顧客データをCDPへ同期します。CDPで施策を実行し、その結果(メール開封、クリック、コンバージョンなど)を再度DWHに戻します。DWHで施策結果を分析し、次の施策に活かすというサイクルを回します。

この設計により、データの一元管理と施策の高速実行を両立できます。

併用時の注意点

どちらを正のデータとするか明確なルールを定め、データの二重管理による混乱を防ぐ必要があります。DWHとCDPの両方に顧客データが存在する場合、どちらのデータを信頼すべきかを明確にしておかないと、施策の判断に迷いが生じます。

また、データ同期の頻度やタイミングも重要です。リアルタイム同期が必要なデータと、バッチ処理で十分なデータを区別し、適切な同期方法を選びましょう。コストの二重化についても、事前に見積もりを行い、投資対効果を検証することが大切です。

CDPとデータウェアハウスの違いまとめ

CDPとDWHは、どちらもデータ活用の基盤ですが、その目的と機能は大きく異なります。CDPは顧客一人ひとりのデータを統合し、マーケティング施策を即座に実行するための「施策実行エンジン」であり、DWHは全社のデータを時系列で蓄積し、大規模な分析を支える「データ保管庫」です。

自社のデータ活用の目的が「顧客へのアプローチ」なのか「経営判断のための分析」なのかを明確にし、それに応じたツールを選ぶことが重要です。マーケターが自力で施策を実行したいならCDP、データサイエンティストによる高度な分析を重視するならDWHが適しています。

また、両者を併用することで、高度な分析とパーソナライズ施策を同時に実現できます。DWHで全社データを統合管理し、必要な顧客データのみをCDPに渡して施策を高速化する設計が、理想的なデータ活用の形です。もし「マーケター主導の施策実行」を最優先したいとお考えなら、GENIEE CDPの導入をご検討ください。自社のリソースと優先順位を見極め、最適なアーキテクチャを構築しましょう。

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