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2018年05月31日プレスリリース

コラボスとジーニー、「キャリコネ転職」でデジタルマーケティングプラットフォームの実証実験を開始

株式会社コラボス(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:茂木 貴雄、東証マザーズ:3908、以下「コラボス」)と株式会社ジーニー(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:工藤智昭、東証マザーズ:6562、以下「ジーニー」)は、株式会社グローバルウェイ(本社:東京都港区、代表取締役社長:各務正人、東証マザーズ:3936、以下「グローバルウェイ」)が運営する転職・求人サイト「キャリコネ転職」において、コールセンターシステムと連携した新しいデジタルマーケティング(※1)プラットフォーム(※2)の実証実験を開始しましたので、お知らせいたします。


1. 背景と目的
これまで、企業がコールセンターで収集した顧客データと、営利目的で運営するwebサイト上で収集した顧客データは、同一企業の貴重な情報資産でありながら、データ形式の違いにより情報統合が困難であることやデータが一元管理されていないことから、全ての情報を統合・分析し、売上やサービス品質向上のために活用することが困難でした。

コラボスとジーニーでは、こうした課題を共同で解決すべく、2018年1月に業務提携の基本合意を行い、施策検討を進めてまいりました。この度、グローバルウェイ社の協力のもと、コラボスのコールセンターシステムに関するノウハウと、ジーニーのアドテクノロジーやマーケティングオートメーション「MAJIN」の開発・運用ノウハウを活かし、消費者を多角的に捉える新たなデジタルマーケティングの実現に向け実証実験を開始します。


2. 本実験の概要
これまで分断されて行われていたWeb上でのマーケティング、メール配信によるマーケティング、電話による営業活動のオペレーションを統合的に実施し、マーケティング施策の自動化や、複数のコンタクトチャネルに関する横断的な分析と統合データを用いたWeb広告配信(※3)を試みます。

具体的には、グローバルウェイ社が運営する転職・求人サイト「キャリコネ転職」の求人掲載数や新規登録企業数等を指標数値とし、指標別に企業の人事担当者に対する営業活動を目的としたマーケティングシナリオを設計します。

このシナリオに沿い、ジーニーのマーケティングオートメーション「MAJIN」であらかじめセグメント化した顧客群毎へ、メールの一斉送信による広告用webページへの誘導と、誘導された顧客のweb上での行動に対するスコアリングを自動的に行います。また、当該webページを閲覧しweb上から問い合わせを行った顧客に対し、コラボスのクラウド型コールセンターシステム「COLLABOS PHONE」とクラウド型CRM(※4)「COLLABOS CRM Outbound Edition」を用いて電話での営業活動を行い、アクションの結果や会話により得られた情報を顧客情報に付加します。

顧客のweb上での行動やメール施策の情報を「COLLABOS CRM Outbound Edition」へ、オペレーターの会話により得られた情報を「MAJIN」へ相互フィードバックすることで、顧客が得られる情報の精度と一連のマーケティング施策の効果を継続的に高めます。また、反応のよい顧客と行動・属性が類似する潜在顧客への広告配信を行い、効果を検証します。

実証実験のイメージ

3. 今後について
今後は、本実証実験を通じて得られた課題やニーズをシステム上において反映するとともに、デジタルマーケティングプラットフォーム事業の収益性、事業性を評価の上、具体的なサービス提供の検討を進めます。引き続き、コラボスとジーニーは新たなデジタルマーケティングを実現すべく、協力してまいります。



※1:マーケティング活動の一部をテクノロジーによって自動化するツール、仕組みのこと。
※2:コンピュータにおいて、ソフトウェアやハードウェア、サービスが動作するための基盤、環境のこと。
※3:Web広告配信には、個人を特定する情報は使用しておりません。
※4:Customer Relationship Managementの略称で、情報システムを用いエンドユーザーの属性や対応履歴を記録・管理し、エンドユーザーに応じたきめ細かい対応を行うことで長期的で良好な関係を築き、顧客満足度を向上させる取り組みのこと、また、そのために利用される情報システムのこと。

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