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株主・投資家のみなさまへ

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ジーニーの志

「世界的なテクノロジー企業を創る」という志のもと、2010年4月にジーニーを設立しました。
私がまだ大学院の研究生だった2005年頃から、北米のテクノロジー企業が世界を変えていくのと同時に、日本企業が没落していく予兆がありました。一方、研究をしながら日本の平均的な技術力の高さを感じていました。テクノロジーを正しいテーマに活用することで、世界的なテクノロジー企業を日本から産み出すことができないかと考えるようになりました。
ジーニーは、日本とアジアのインターネット広告業界において「RTB(Real Time Bidding)」という新しいテクノロジーを使った広告仲介のプラットフォームを提供してきました。RTBは、企業が適切なユーザーに適切なタイミングで広告を配信するためのテクノロジーです。
RTBを元にしたインターネットメディア向け広告配信システム「GenieeSSP」は、創業6年で国内No.1規模のマーケットシェアを獲得しています。2021年現在、シンガポール、インドネシア、ベトナム、タイに拠点を持ち、アジアにプラットフォームを展開しています。1秒間に数十万リクエスト、1日15テラbyteという国内屈指のデータ量を扱っており、高い技術力を背景に、世界レベルの広告配信システムを実現しています。

アジアNo.1の顧客志向

これまでジーニーが成し遂げてきた高い成長率は、高いリピート率によって実現してきました。私たちは、「最先端のテクノロジーで、顧客の収益を最大化する」という企業ビジョンのもと、新しいテクノロジーが顧客にどう利益をもたらすかに焦点をあて、事業企画や商品開発を行ってきました。ジーニーのプロダクトとサービスが、アジア一費用対効果の良いものであるように、最大限の企業努力をし続けたいと考えています。

従業員志向とコミットメント

変化の激しい業界において、我々のようなテクノロジー企業は、業界で最も優秀な従業員を集め、従業員の創造性やコミットメントを最大限に引き出し続けることが欠かせないと考えています。自社のスタッフに挑戦と学習の機会を提供し続けながら、魅力的な職場環境を維持し、高い生産性や資本効率を追求し続けます。また、誰もが難しいと考えたいくつもの困難を乗り越えてきたからこそ、現在、様々な魅力あるサービスを実現できています。上場後も、仕事の成果に対するコミットメントの高い人材が集まる企業文化を維持し続けたいと考えております。

1パーセント以下

創業から多くの挑戦と失敗を経て、約9年が過ぎました。しかしながら、ジーニーのビジョンをまだ1%も成し遂げておらず、やっとスタートラインに立てた気持ちでいます。上場した今でも、創業1日目と変わらない、将来への期待でいっぱいの気持ちです。2021年3月期の連結売上は140億円でしたが、広告市場の規模は日本だけで6兆円あります。加えて、ジーニーのターゲットは、広告市場のみに留まりません。わたしたちが関連するビックデータ、AI、IoTなどのテクノロジーは、まだ初期の段階にあり、劇的な変化を世の中にもたらすと考えています。ジーニーはこれからの長い企業の歴史の中で、残り99%以上の事を成し遂げていくと信じています。

リスクテイク、中長期の企業価値の向上

ジーニーは、中長期の企業価値向上を何よりも重視します。創業から今日まで、短期的な商況を重視した施策や開発を行うこともありました。しかし、そうしたものの多くは、中長期では利益をもたらさないことを学びました。逆に、大きな成功を成し遂げたもの、長期的な利益を生み出したプロジェクトは、他と違った大胆なビジョンに賭ける勇気、本質的で深い取り組み、弛まない努力が必要でした。ジーニーは、このような主旨のもと、強い信念と意志を持ち続け、成長企業らしい健全なリスクテイクをし続けることが、中長期の企業価値を最大化させると考えています。また、当面は、アジア市場においてマーケットシェアの獲得を重視します。プラットフォーム事業である性質上、顧客数やデータ量などのスケールメリットが、中長期の企業価値向上に繋がると強く確信しています。

アドテクノロジーからマーケティングテクノロジーへ、
国内からアジア、そして世界へ。
わたしたちのチャレンジは、まだまだ始まったばかりでございます。
今後とも、一層のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

株式会社ジーニー 代表取締役社長 工藤 智昭
株式会社ジーニー
代表取締役社長  工藤 智昭
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