Webサイトの入力フォームで、期待したほど問い合わせや購入につながらないことはよくあります。
そこで役立つのが EFOツール です。
しかし、探し始めると、「どのツールを選べばいいのか」「導入のポイントは何か」と迷ってしまう方も多いと思います。
本記事では、迷わず導入できるEFOツールの選び方と導入のポイントをわかりやすく解説します。

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そもそもEFOとは

EFOとは?

EFO(入力フォーム最適化)とは、ユーザーがウェブサイトやアプリケーション上でフォームをより簡単かつ効率的に入力できるようにするための設計改善のことを指します。
この最適化により、入力の際に発生するストレスや障害を軽減し、最終的にはコンバージョン率を向上させることを目指します。

たとえば、不要な入力フィールドを削除、エラーメッセージの明確化が典型的な施策です。
ユーザーがスムーズに情報入力できる環境を提供することで、顧客満足度の向上にもつながります。

さらに、離脱率の低下やコンバージョン率の向上を実現でき、最終的には売上増加に寄与します。

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本記事では、EFOの基本から具体的な施策、導入のステップまでを解説します。

EFOツール活用のメリット

内製化と比較したEFOツール活用のメリット

EFOは社内で対応することもできますが、時間や労力がかかってしまいます。
一方、EFOツールを導入すれば、効率的にフォーム改善を進められるだけでなく、ビジネス上のさまざまな利点も得られます。
ここでは、具体的なメリットについて詳しく見ていきましょう。

開発コストと時間の大幅削減

社内でEFOを開発する場合、一般的に3〜6ヶ月という長期の開発期間が必要となります。
さらに、エンジニアの人件費として月額約50万円~80万円程度の固定費が発生します。つまり、開発期間中は継続的なコスト負担が避けられません。また、新機能の追加や改修が必要になるたびに、追加の開発コストが発生することも考慮する必要があります。

一方、EFOツールは、導入期間は約2週間~1ヶ月程度です。
基本的に、EFOツールは既存のフォームにタグを設置するだけで利用できます。そのため、個別開発のような大きな開発コストは発生しません。
このように、ツール導入では予算管理が容易になり、突発的なコスト発生のリスクを大幅に抑えることができます。

最新機能をすぐに使える

社内で開発しても、新しい機能を追加する際には必ず開発工数が発生します。また、ブラウザのアップデートへの対応、セキュリティ対策なども全て自社で行う必要があります。これらの対応は、その都度、時間とコストを要する作業となります。

これに対してEFOツールは、最新機能が自動的に追加され続けます。そのため、追加の開発負担がありません。ブラウザの新バージョンへの対応やセキュリティアップデートも、ツール提供元が迅速に行います。そのため、常に最新かつ安全な状態でフォームを運用することができます。

専門知識が不要

社内で運用する場合、多岐にわたる専門知識が必要となります。

  • 改善施策を立案するためのUX/UI知識
  • A/Bテスト環境の構築スキル
  • データ分析基盤の整備と運用知識など

これらの知識やスキルを持つ人材の確保や育成にも、相当の時間とコストがかかります。
しかし、EFOツールを導入すれば、直感的な管理画面から簡単に改善施策を実施できます。A/Bテスト機能は標準で搭載されており、効果測定も分析ダッシュボードを使って容易に行えます。専門知識がなくても、効果的な改善サイクルを回すことが可能になります。

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マルチデバイス対応の実現

スマートフォンやタブレットなど、各デバイスに合わせた開発が必要です。新しいデバイスが登場するたびに追加対応が必要となり、レスポンシブデザインの実装と保守にも継続的な工数が必要です。

一方、EFOツールではマルチデバイス対応が標準機能として提供されています。新デバイスへの対応も自動的に行われ、レスポンシブ対応も標準で搭載されているため、デバイス対応に関する心配が不要です。これにより、開発・運用担当者の負担を大幅に軽減することができます。

他社の成功事例をすぐに活かせる

社内でフォームを最適化する場合、効果を出すまでには多くの試行錯誤が必要です。他社の成功事例に触れる機会も限られており、効果検証には時間がかかります。その間は、フォーム改善の成果を十分に得られないことも少なくありません。

一方、EFOツールを使えば、豊富な導入実績に基づく知見をすぐに活用できます。業界別の成功事例を参考に設定できるため、効果が実証済みの施策をすぐに取り入れられます。つまり、他社の成功体験を活かしながら、より確実に成果を出すことが可能です。

EFOツールの種類

EFOツールの4つのタイプ

EFOツールにはさまざまな種類やタイプがあり、ニーズに応じて適切なものを選択することが重要です。
ここでは、主なタイプについて説明します。

チャット形式で自然に入力を導くEFOツール

チャットボット形式のEFOツールは、あたかも対話をするように、質問に答える形で必要な情報を入力していきます。
特に複雑なフォームや、フォーム入力が苦手なユーザーに対して高い効果を発揮します。

例えば、保険の見積もりフォームでは、「まずはお名前を教えていただけますか?」から始まり、年齢や家族構成など、順を追って質問していきます。また、入力内容の確認や修正も会話の流れの中で自然に行えるため、ユーザーのストレスを大幅に軽減できます。

参考ツール

株式会社ジーニー「GENIEE CHAT」

操作性と入力しやすさを強化したEFOツール

操作性と入力のしやすさを重視したEFOツールは、既存の入力フォームをよりスムーズに使えるように改善することを目的としています。
このタイプの特徴は、リアルタイムでのエラー検知や入力補助機能です。

例えば、

  • クレジットカード番号の入力時には自動で区切りを入れ、番号の妥当性を即時チェック
  • 郵便番号を入力すれば住所を自動補完する

このようなユーザーの入力負担を大幅に軽減する機能が備わっています。

さらに、ユーザー行動データで「どの項目で躊躇しているか」「どの段階で離脱が多いか」を可視化できます。この情報をもとに、フォームの操作性をさらに改善し、成果向上につなげることが可能です。

参考ツール

株式会社ユニヴァ・ジャイロン「Gyro-n EFO」

導入が簡単でスピーディーに始められるEFOツール

導入のしやすさを重視したEFOツールは、わずか数行のJavaScriptタグを追加するだけでフォーム改善を始められます。特に中小企業やスタートアップ企業に人気があります。

開発リソースが限られていても、最短1日で実装が完了する手軽さが魅力です。運用も直感的で、ノーコードで設定変更が可能です。フォームのレイアウト変更やエラーメッセージの調整、入力項目の並び替えなども、管理画面上で簡単に行えます。豊富なテンプレートを活用すれば、専門スキルがなくても短時間で最適化を実現できます。

さらに、導入時や運用時にはサポート体制も充実しています。疑問点やトラブルにも迅速に対応してもらえるため、安心して導入・運用を進められるのも大きなメリットです。

参考ツール

株式会社エフ・コード「エフトラ EFO」

モバイル操作に最適化したEFOツール

モバイル操作に最適化したEFOツールは、スマートフォンやタブレットからの入力体験を快適にすることを目的としています。
特に注目すべきなのが、入力時のキーボード最適化です。電話番号欄では数字キーボード、メールアドレス欄では@マークが入力しやすいキーボードが自動で表示されるなど、入力の手間を大幅に削減します。また、スワイプ操作での項目移動や、画像アップロード時の動作最適化など、モバイル特有の使い勝手にも配慮されています。
スマートフォン経由のアクセスが多い企業や、若年層をターゲットとするビジネスにとって、このタイプのEFOツールは非常に有効です。モバイルユーザーの離脱を防ぎ、コンバージョン率の向上にも直結します。

参考ツール

株式会社エフカフェ「EFOcats」

最適なEFOツールの選び方

EFOツールを導入する際は、自社のフォーム運用における課題や目的に合ったタイプを選ぶことが重要です。
以下のポイントを整理しておくと、より効果的なツール選定が可能になります。

  • 自社フォームの課題は何か


入力完了率の低さ、離脱ポイントの多さ、操作性の問題など、改善すべき課題を明確にします。

  • ターゲットユーザーの特性

スマートフォン利用が多いか、ITリテラシーの低いユーザーが多いか、などユーザー層に合わせたツール選定が必要です。

  • 導入・運用リソース

人員や予算、社内開発の有無など、どれだけ運用にリソースを割けるかも選定の基準になります。

  • 期待する改善効果の大きさ

入力完了率の向上、離脱の減少、CVR改善など、何を最優先で改善したいかを整理しましょう。

各タイプには特徴と得意分野があり、用途に応じて最大の効果を発揮します。自社の課題やリソース、改善目標を整理した上で最適なEFOツールを選ぶことが、フォーム改善の成功につながります。

まとめ

EFOツールは、入力フォームの最適化を通じてビジネスの成功に大きく貢献します。
コンバージョン率の向上、離脱率の軽減、そしてユーザーの満足度向上など、その効果は多岐にわたります。

また、EFOツールを活用することで、内製化の際に発生する工数と労力の削減が可能です。もし、EFOツールを導入する場合は、今抱えている課題や自社の状況にあったタイプのものを選ぶことが重要です。



チャット型EFOなら「GENIEE CHAT」

株式会社ジーニーでは、入力フォームを改善し、コンバージョン率を向上させるための「GENIEE CHAT」を提供しています。
Webサイト上に設置している入力フォームをチャット型に置き換えることで、スムーズなフォーム入力が可能になり、その結果、フォーム離脱率を低減し、入力完了率の向上が期待できます。

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