EFOとは

EFOとは

EFO(Entry Form Optimization)とは、Webサイトやアプリケーションの入力フォームを最適化することを指します。
これにより、ユーザーの入力時のストレスを軽減し、フォームからの離脱を防ぐことで、コンバージョン率の向上が可能になります。

入力フォームは多くの場合、コンバージョンの最終ステップとなります。しかし、多くのユーザーがフォーム入力の途中で離脱してしまうことが課題となっており、EFOの重要性が年々高まっています。

EFOを実践する上で、最も重要なのがフォームの簡略化です。必要最低限の情報のみを入力項目として設定することで、ユーザーの負担を軽減します。さらに、直感的に操作できるデザインや、スマートフォンでも使いやすいインターフェースの実装や、エラーメッセージを分かりやすく即座に表示するなど、入力ミスを素早く修正できる環境を整えることも重要です。

このように最適化することで、ユーザー体験が大きく改善され、コンバージョン率の向上と正確なデータ収集が可能になります。結果として、ビジネスの成長に直結する効果が期待できます。

関連記事はこちら:EFO(入力フォーム最適化)とは? WebマーケティングのプロがEFOに力を入れる理由 | GENIEE CX NAV1

チャットボットでEFOを実施する理由

チャットボットでEFOを実施する理由

EFO式のチャットボットの導入は、ユーザーが入力プロセス中に直面する課題を解消し、スムーズな操作を実現するために重要な役割を果たします。以下では、チャットボットの基本的な概要とその具体的なメリットについて詳しく解説します。

チャットボットとは

チャットボットとは、ユーザーとの対話を自動化するために開発されたソフトウェアやシステムのことです。自然言語処理(NLP)や機械学習の技術を活用することで、人間のような会話を実現し、ユーザーの質問に即座に応答して適切な情報を提供します。

チャットボットには主に4つの種類があります。
それぞれ特徴と利用用途を下記にまとめました。

種類 特徴 利用用途
シナリオ型
ボタン選択肢をクリックしながら会話を進めていくタイプ
  • シナリオに沿って順序立てて誘導
  • 選択式なので操作が簡単
  • AIを使わないシンプルな仕組み
  • 想定外の質問には対応できない
  • 入力フォームの案内
  • 商品の絞り込み
  • 予約・申し込みの受付
辞書型
あらかじめ設定した辞書をもとに、質問文を解析して回答するタイプ
  • フリーワードでの入力が可能
  • 人間らしい会話ができる
  • FAQの代替として効果的
  • カスタマーサポート
  • よくある質問への回答
  • 製品サポート
AI型
会話データを機械学習し、人間らしい対話を実現するタイプ
  • 学習による継続的な性能向上
  • 自然な会話が可能
  • 幅広いジャンルに対応
  • 精度向上には時間とコストが必要
  • 高度なカスタマーサポート
  • 個別化された提案
  • 複雑な問い合わせ対応
ハイブリッド型
上記の特徴を組み合わせて使用するタイプ
  • 状況に応じて最適な応答方式を選択
  • 正確性と柔軟性を両立
  • 幅広い用途に対応可能
  • 構築・運用コストは比較的高い
  • 総合的なサポート業務
  • 複雑なサービス案内
  • 高度な情報提供


近年のAI技術の進化により、チャットボットの性能は格段に向上しています。これにより、ユーザーは24時間365日いつでもサポートを受けることが可能となったり、企業側も顧客対応の効率化を実現できるようになりました。チャットボットは、単純な問い合わせ対応だけでなく、個別の課題解決や製品案内など、幅広い用途での活用が可能です。

EFOチャットボットはシナリオ型に分類され、入力プロセスでの課題を迅速に解決し、スムーズな操作をサポートすることが可能となります。これにより、フォームからの離脱を大幅に抑制するだけでなく、ユーザー体験の向上も同時に叶えることができます。

チャットボット×EFOのメリット

チャットボット×EFOのメリット

入力フォームの最適化(EFO)にチャットボットを組み合わせることで、企業とユーザーの双方に大きなメリットをもたらします。従来のEFOでは対応が難しかった課題を、チャットボットの特性を活かして効果的に解決できるようになっています。

企業側のメリット

まず数値面での大きな改善が挙げられます。24時間365日の自動対応による運用コストの削減や、CVRの改善を見込むことができます。
また、チャットボットを通じて収集されるユーザーの行動データは、マーケティング戦略の立案や改善に活用できる貴重な資産となります。

特に注目すべき点は、ユーザーの入力行動に関する詳細なデータが取得できることです。どの項目で躊躇しているか、どのような質問が多いかなど、従来は把握が難しかったユーザーの行動パターンを可視化できます。これらのデータは、フォームの改善やコンテンツの最適化に直接活用することができます。

ユーザー側のメリット

最大のメリットは、ユーザーの入力時の不安やストレスを軽減しスムーズな完了をサポートできる点です。リアルタイムでのエラーチェックやガイド表示により、入力ミスを防ぎ、中断を最小限に抑えることが可能になります。

また、チャットボットを活用した段階的なガイダンスにより、複雑なフォームでも迷うことなく入力を進められます。特に、サービスへの理解が浅いユーザーやオンラインでの手続きに不慣れなユーザーにとって大きな支援となります。

さらに、モバイル環境でのユーザビリティも大きく向上します。スマートフォンの小さな画面でも、チャットボットとの対話を通じてスムーズに情報を入力できるため、ストレスなく完了することができます。


このように、EFOとチャットボットを組み合わせることで、ユーザーの利便性を高めるだけではなく、データ収集・分析を活用した継続的な改善サイクルの構築も可能となります。その結果として、企業にとっても運用効率がアップし、より快適なユーザー体験を提供できるようになります。

EFO×チャットボットが有効な理由

EFO×チャットボットが有効な理由

従来のEFOと比較して、チャットボットを組み合わせることで、より効果的なフォーム最適化が実現できる理由を詳しく解説します。

インタラクティブな入力環境の実現

チャットボットによる対話型インターフェースは、従来の静的なフォームと比べて、より自然な情報入力を可能にします。ユーザーは質問に答える形で必要な情報を入力できるため、入力項目が多いフォームや複雑なフォームでも、心理的なハードルを下げることができます。

特に優れているのは、チャット画面内で完結する入力の仕組みです。ユーザーは会話の流れに沿って必要な情報を入力するだけで、スムーズに手続きが完了できます。この自然な対話形式により、入力作業の負担が大幅に軽減され、ストレスなく完了ができる点がメリットです。

シームレスな操作性の確保

従来のフォームでは避けられなかったページ遷移の問題も、チャットボットであれば効果的に解決します。

①ページ遷移なしでフォーム入力が可能
通常、「お申し込みはこちら」などのCTAボタンを押すと、別ページのフォームへ遷移することが一般的です。しかしチャットボットを活用すれば、同じページ内でチャットフォームを表示できるため、ユーザーは閲覧していたコンテンツの流れを崩さず、スムーズに申し込みへ進むことができます。

シームレスな操作性の確保

②フォーム内の遷移もスムーズに
従来の入力フォームでは、入力項目が進むにつれて複数のページを遷移するケースがありましたが、チャットボットならその問題も解消されます。対話型インターフェースで一つの画面内で完結できるため、入力のプロセスを止めることなくスムーズに進めることができます。

特にモバイル環境ではこのシームレスな操作性が、大きな効果を発揮します。スマートフォンでの入力作業では、ページが遷移するたびに読み込み時間が発生し、操作の中断がユーザーにとってストレス要因となることも少なくありません。チャットボットを活用することで、こうした問題を解消し、スムーズで快適な入力体験を提供することができます。

継続的な入力モチベーションの維持

チャットボットの対話型インターフェースは、ユーザーの入力モチベーションを維持する上で非常に効果的です。従来のフォームでは、「あとどれくらい続くのか」「この入力は本当に必要なのか」という不安や疑問が生じやすく、途中離脱の要因になっていました。

しかし、チャットボットなら、各ステップでの目的が明確で、次に何をすべきかが常に示されます。さらに、入力内容に応じてリアルタイムでフィードバックが提供されるため、ユーザーは安心してスムーズに入力を続けることができます。

継続的な入力モチベーションの維持
入力エラーを即時に表示

EFO×チャットボットの組み合わせは、以下の要素がユーザーの心理的負担を軽減し入力を後押しします。

  • 段階的な情報収集による負担の分散
  • リアルタイムのガイダンスによる不安の解消
  • 親しみやすい対話形式により心理的なハードルを低減
  • 即時フィードバックによる入力の確実性を向上

これらの要素が組み合わさることで、ユーザーはストレスを感じることなく、自然な流れで情報を提供できるようになります。
その結果、EFO×チャットボットの導入は、スムーズな入力体験を実現し、CVRの向上に繋がります。

関連記事:コンバージョンレート(CVR)とは?計算方法やCTRとの定義・重要性の違いを解説|GENIEE CX NAV1

EFO×チャットボットでCVRを改善した事例

ここでは、ユーザーの心理的なハードルを低減させることで、CVRの改善に成功した企業様の事例をご紹介します。

さくらフォレスト株式会社 様

さくらフォレスト株式会社

さくらフォレスト株式会社様は、株式会社ジーニーが提供する「GENIEE CHAT」の導入により、以下の「3UP」を実現しました。

1.シナリオのスピードUP

  • EFO機能による入力補助の高速化
  • 名前のひらがな変換や住所入力の変換の正確さと速さ
  • 全体的な操作性の向上

2.コンバージョン率(CVR)UP

  • 他社製品と比較して7%の改善を達成
  • CPA(顧客獲得コスト)の削減
  • 削減された予算を他の施策に活用可能に

3.定期購入への引き上げ率UP

  • 定期購入への転換率が8%向上
  • ビジネスモデルにおける重要KPIの改善
  • 顧客のライフタイムバリュー向上


この事例から、EFO×チャットボットの導入が、単なる入力フォームの改善だけでなく、ビジネス全体の成果向上につながることが分かります。

まとめ

EFO(入力フォーム最適化)におけるチャットボットの活用は、ユーザー体験の向上とコンバージョン率の改善に大きな効果をもたらします。チャットボットは、情報入力の手間を軽減し、ユーザーにとってストレスフリーな操作環境を提供します。さらに、リアルタイムでユーザーの疑問や不安を解消することができるため、より快適な入力体験を実現できます。

株式会社ジーニーが提供するチャットボット×EFOツール「GENIEE CHAT」は、WEBサイト上の申込フォームをチャット型に置き換えることで、ユーザー体験を向上させます。フォーム離脱率を低減し、入力完了率を改善することで、CVR・LTVの最大化を同時に実現する効果的なツールです。

「GENIEE CHAT」を活用することで、多くの工数をかけることなくCVR改善が見込めます。
この機会にぜひ導入をご検討ください!

詳細はこちら:新規顧客獲得特化チャットEFOツール「GENIEE CHAT」|GENIEE CX NAV1

GENIEE CX NAV1 編集部

「誰もがマーケティングで成功できる世界を創る」というパーパスを掲げる株式会社ジーニーの
CXプラットフォーム事業本部が運営しております!

Webマーケティングにおけるノウハウや
パーソナライズされた顧客体験を叶える最新情報など皆様のお役に立てる情報をお届けします。

関連記事

当ブログがおすすめしている記事