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CDPとCRMの違いとは?導入メリットや活用事例をご紹介

更新日:2025.08.27 / データ活用/CDP
CDPとCRMの違いとは?導入メリットや活用事例をご紹介

CDPとは、見込み客を含む幅広い顧客データを統合・分析するプラットフォームです。CRMは既存顧客との関係管理に特化したシステムで、それぞれ異なる目的と機能をもちます。

本記事では、CDPとCRMの基本概念から機能の違いについて解説します。導入メリットや活用事例もまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。

CDPとは

CDPとは

CDPは顧客データ基盤として、あらゆるシステムから個人情報を一元管理できるプラットフォームです。企業が持つ会員情報や購買履歴、アンケート結果などを個人単位のIDで統合し、リアルタイムで分析や活用を可能とします。  

実際の顧客情報を集めて分析し、他のマーケティングツールと連携させることで、より効果的なマーケティング活動ができる点が強みです。CDPを導入すると、バラバラだったデータを1つにまとめられて、部署間の情報共有がスムーズになります。

企業はCDPの活用によって、的確な分析と施策実行、顧客体験の向上を目指せます。  

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CRMとは

CRMとは

CRMは顧客関係管理システムとして、既存顧客との継続的な絆づくりやサービス向上を担う仕組みです。顧客の氏名や購買履歴、問い合わせ履歴などを一元管理し、営業やカスタマーサポート部門で活用されます。  

顧客ごとの属性や取引情報をもとに、最適な対応やタイミングのよい提案、リピート施策を進めて信頼関係を強化できる点が強みです。CRMによる管理で顧客対応が的確になり、満足度の向上や収益の安定化が期待できます。  

企業はCRMの活用を通じて、長期的な顧客ロイヤルティと安定した成長基盤を作り上げています。

CDPとCRMの違い

CDPとCRMの違い

CDPとCRMの両システムは顧客データを扱う点で共通していますが、データの範囲や活用方法、目的において大きく異なります。活用方法を正しく理解するためには、根本的な役割や目標設定の違いを把握することが重要です。  

以下で役割と導入目的の違いについて、以下の項目別で具体的に解説していきます。

  • それぞれの役割
  • 導入する目的

それぞれの役割

CDPは潜在的な顧客インサイトを抽出し、長期的な企業価値創出の基盤構築に焦点をあてています。一方、CRMは現在の顧客関係を効率的に管理し、短期間での営業成果向上を実現するのが主な役割です。

両システムが担う具体的な役割の違いは、以下の通りです。

システム主な役割データ範囲活用目的
CDP包括的なデータ統合と分析・全チャネル
・全接点データ
・マーケティングROI最大化
・インサイト抽出
CRM既存顧客の関係管理と維持・購買履歴
・問い合わせ
・対応記録
・営業効率化
・顧客満足度向上

CDPでは複数システムの分散データを統合し、単一の顧客IDで一元管理することでチャネル横断の分析を可能にします。企業は現在と未来の両方の視点から、データドリブンな顧客戦略を展開できるようになります。

導入する目的

CDPとCRMは導入する目的においても明確な違いがあり、解決したい課題や目標設定が異なります。CDPは全社的なデジタルトランスフォーメーションや、データドリブン経営実現という戦略的目標に向けて導入されます。

CRMは、特定部門の業務改善と顧客対応品質向上を目的とした実用的なシステムです。

それぞれの導入目的の違いは以下の通りです。

システム導入目的対象範囲期待する成果
CRM・営業
・カスタマーサービス効率化
特定部門中心・リピート促進
・顧客満足度向上
CDP・企業全体のDX推進
・データ活用高度化
全社横断・競争力強化
・新たな価値創出

顧客属性と行動履歴の統合により、ニーズを深く理解してバーティカルメディア収益化を実現している企業も存在します。このようにCDPは、企業全体の競争力強化と持続的成長を目的とした基盤として機能しています。

CDPが近年注目されている背景

CDPが近年注目されている背景

近年のデジタル技術の急速な発展により、企業と顧客の接点が飛躍的に増加しています。一方で、従来のマーケティング手法や単一システムでの顧客管理では、変化する市場環境に対応するのが困難です。 

このような背景の中で、データを統合・活用できるCDPが多くの企業から注目を集めています。ここでは、以下の項目別でCDPが注目されている背景について具体的に解説します。

  • データドリブン経営への移行と深い顧客理解の必要性
  • サードパーティCookie規制への対応

データドリブン経営への移行と深い顧客理解の必要性

情報化により顧客のライフスタイルや好みが多様化し、従来のマスマーケティングでは競合優位性の確保が困難になっています。企業は勘や経験に頼らず、データに基づいた的確な意思決定であるデータドリブン経営への転換が不可欠です。

CDPは多様なデータを統合・分析すれば、LTV高い顧客層の共通点や解約リスク高い顧客層の抽出を可能にします。深い顧客理解にもとづいて、個々に合わせたパーソナライズされたマーケティング施策実行がCDPの主要目的です。  

データドリブンな意思決定により、企業は迅速かつ正確な判断が可能となり、マーケティング効果の最大化が期待されます。従来手法では対応できない複雑な顧客ニーズの把握と対応には、CDP活用が欠かせません。

サードパーティCookie規制への対応

近年、世界的にプライバシー保護の動きが加速し、各ブラウザでサードパーティCookie利用制限が進んでいます。これまでのデジタルマーケティングはサードパーティCookieに大きく依存していたため、新たなデータ活用基盤の構築が課題です。 

CDPは、顧客から直接得られるデータや、顧客が自発的に提供するデータを中心に据えたデータ活用基盤の構築に適しています。そのため、将来のプライバシー規制にも対応可能な、持続性のあるマーケティング戦略を実現する点で注目されています。  

外部データへの依存を減らし、独自の顧客データ資産を構築することで、競争上の優位性を確立することが可能です。これにより、規制への対応と同時に顧客理解の正確性と詳細さが増し、マーケティングの精度向上にもつながります。

出典:既存のMA・CRMツールとComposable CDPをどう連携させるか?実践的な統合戦略

CDPを導入するメリット

CDPを導入するメリット

CDPを活用することで、企業は異なるチャネルやシステムに分散していた顧客情報を一括で管理できるようになります。具体的なメリットをまとめると以下の通りです。

  • 顧客情報を統合・可視化できる
  • 顧客の購買傾向やニーズを深く知ることができる
  • 分析からアクションまでが早くなる
  • 部門をまたいだ情報連携が円滑になる

詳しく解説します。

顧客情報を統合・可視化できる

CDPにより企業はウェブサイトや店舗、SNSなど異なるチャネルから取得した顧客データを一元的に管理できます。これまで点在していたデータをひとつにまとめ、同一顧客の属性や行動履歴を正確に把握することが可能です。  

顧客ごとの詳細なプロファイルを作成できることでマーケティング施策のターゲティング精度が大幅に向上します。一元化された情報をもとに、顧客ごとに最適なサービス・商品提案ができ、満足度向上につなげられる点もメリットです。

顧客の購買傾向やニーズを深く知ることができる

CDPは、顧客の過去の購買履歴やサイト・店舗での行動データなどを蓄積し、分析の精度を高めます。個々の顧客がどの商品やサービスに関心を示しているか、行動データから詳細に把握しやすくなります。  

多様なデータを統合すれば、ニーズの変化や消費スタイルの違いまで迅速に見極めることが可能です。これまで見えなかった潜在的なインサイトも浮き彫りになり、パーソナライズされた施策の設計に役立ちます。  

分析からアクションまでが早くなる

CDPの導入により、収集した顧客データの分析から施策立案・実行までの流れが大幅にスピードアップします。リアルタイムで必要なデータを抽出でき、分析結果をすぐにマーケティングや営業活動に反映できます。

迅速な意思決定を支える基盤が整えば、競合他社よりも早いレスポンスで市場変化へ対応することが可能です。データ分析をもとにした施策は、仮説検証のサイクルを短縮し、成果の最大化につながりやすくなります。  

部門をまたいだ情報連携が円滑になる

CDP導入によって、社内の各部署間で顧客情報をリアルタイムで共有できる環境が整います。分散管理だったデータを1つのプラットフォームで結び付け、部署ごとの連携漏れを防ぐことが可能です。

情報共有の効率化は、部門横断的な施策立案やサービス改善の質向上につながります。マーケティング・営業・カスタマーサポートなど、全体で一貫した顧客対応が実現します。  

CDP(カスタマーデータプラットフォーム)とは?意味・メリット・選び方

CDP搭載型のCRMならGENIEE

CDP搭載型のCRMならGENIEE

GENIEE SFA/CRMではAPIを活用する事ができるため、多様な外部データとの連携を実現します。たとえば顧客データの収集・統合で一元管理を可能にし多様なサービスとのシームレスな連携を有効にします。

GENIEE SFA/CRMのようなCDP機能を備えたCRMはBIやAIとの柔軟な連携を通じて、データ分析や施策の自動化を促進します。さらに、AIを活用すればCRM内のデータ自動格納・分析、議事録の要点抽出、音声データとの連携といった高度な活用が実現可能です。

オンラインの顧客データも統合して多角的な分析を行うことで、的確なマーケティング施策を容易に実行できます。CDP搭載型のCRMをお探しであれば、ぜひ導入をご検討ください。

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CDPを実際に導入した活用事例

CDPを実際に導入した活用事例

CDPを活用する企業が増える中、実際にどのような成果を得ているかを知ることは導入検討において重要な判断材料となります。この章では、以下の代表的な企業事例を通してCDP導入の具体的な課題解決手法や効果について詳しく解説します。  

  • 顧客データの分散課題を解消し、収益化を実現
  • 顧客データの一元化でパーソナライズ体験を実現

顧客データの分散課題を解消し、収益化を実現

株式会社朝日新聞社は、顧客の属性・行動履歴・購買履歴が複数システムに分散しており、個々のニーズを深く理解できない課題を抱えていました。  CDP導入により、さまざまな顧客データを一元的に統合し、広告を顧客ニーズに合わせて最適化する施策を実行しました。  

統合されたデータ分析によって、顧客の興味や関心に沿った記事配信や属性・行動に基づく広告配信を行えるようになっています。これらの施策展開により、バーティカルメディアの利用者数増加を実現し、効果的な収益化につなげることができました。  

データの分散から統合への転換により、顧客一人ひとりに対する理解が深まり、適切なアプローチが実現された事例です。

顧客データの一元化でパーソナライズ体験を実現

株式会社パルコでは顧客データが分散し、分析が不十分なため一人ひとりのニーズを深く把握できない状況が続いていました。CDP活用により顧客データを効果的に統合し、個々の行動履歴や嗜好を詳細に理解した施策実行が可能となりました。 

統合されたデータを基盤として、顧客ごとにパーソナライズされた体験を提供し、顧客満足度の大幅な向上を実現しています。今後はIoTデータなどを活用した新たな施策にも取り組み、さらなる顧客体験価値の向上を目指しています。

AI技術との連携により効率的なデータ成形・アウトプットの仕組みを構築し、より高度な分析や迅速な意思決定を可能にした事例です。

まとめ:CDP×AIで業務効率を最大化させるGENIEE

まとめ:CDP×AIで業務効率を最大化させるGENIEE

CDPとCRMは異なる役割と目的を持つシステムですが、どちらも顧客データを活用した企業価値創出において重要な存在です。  企業の課題や目標に応じて適切なシステムを選択し、データドリブンな経営基盤を構築することが競争力向上の鍵となります。  

GENIEEならCDP機能を標準搭載し、複数のデータソースを統合して一元管理できるため、営業・マーケティング両面で効果を発揮します。AI技術との連携により広告入稿・効果測定・施策改善を高速化するため、限られた予算でも最大限の成果を実現可能です。

議事録の自動要点抽出やCRMデータの自動格納など、業務効率化と精度向上を同時に実現するスマートな機能も充実しています。  データ統合から分析・施策実行まで一貫したマーケティングDXを実現したい企業様は、GENIEEをぜひご活用ください。

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