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CDPとERPの違いとは?特徴や導入メリットを解説

更新日:2025.08.27 / データ活用/CDP
CDPとERPの違いとは?特徴や導入メリットを解説

現代のビジネス環境において、企業が持続的な成長を実現するためには、データを戦略的に活用することが不可欠となっています。しかし多くの企業では、顧客データが分散していたり、業務データが各システムに分断されていたりする課題を抱えている状態です。

課題を解決するシステムとして、企業の基幹業務を統合管理するERPと、顧客データを一元化するCDPが注目されています。本記事では、CDPとERPの違いや特徴、CDPがなぜ注目されているかについて解説します。

AI連携による活用事例やCDPとAIの連携を成功させるポイントもまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。

CDPとERPの特徴

CDPとERPの特徴

CDPとERPは、企業データの管理対象が根本的に異なるシステムです。CDPは顧客個人のデータを統合し、マーケティング施策の最適化に特化します。

ERPは企業の業務全般(販売、会計、人事など)を一括管理し、社内の効率化を目指します。両者は補完関係にあり、企業はビジネス課題に応じて適切に選択しなくてはいけません。

ここでは、以下の3つの観点からCDPとERPの特徴や違いについて解説します。

  • CDPとは
  • ERPとは
  • それぞれの違いと役割

CDPとは

CDPは複数チャネルの顧客データをリアルタイムで統合し、一元管理するプラットフォームです。Webサイトやアプリ、店舗などあらゆるタッチポイントのデータを統合することが可能です。

お客様から直接得た情報をもとに、個々の詳細な顧客像を作り上げます。集約したデータは、自動化ツールと連携させ、一人ひとりに合わせた施策に役立てます。

ERPとは

ERPは企業資源計画システムの略称で、会計や人事、生産などの基幹業務を統合管理します。部門間の情報共有を円滑にし、経営の透明性と効率性を向上させる役割を担います。

近年はクラウド型ERPが主流となり、導入コストの削減と運用の柔軟性が大幅に改善されている点が特徴の1つです。業界固有の機能を搭載したパッケージも多数提供され、自社業務への適合性が重視されています。

それぞれの違いと役割

CDPは「顧客理解の深化」に注力し、ERPは「業務効率の最大化」を目指す点で明確に異なります。CDPは外部データも取り込み顧客の360度ビューを構築し、ERPは内部データの統合で経営判断を支援します。

データの活用目的も大きく違い、CDPはマーケティング施策の精度向上、ERPは業務フローの最適化がメインです。両システムを連携させれば、顧客データと業務データの相互活用が可能になります。

企業規模や業種に関わらず、CDPとERPの役割分担を明確にすることが大切です。

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近年、CDPが注目されている理由

近年、CDPが注目されている理由

決済手段の多様化やサブスクリプションモデルの浸透により、顧客の購買行動が複雑化しています。従来の部門別データ管理では、統合的な顧客理解が困難になっているのが現状です。

CDPを使うと会社の中にあるバラバラな顧客のデータを一つにまとめられます。マーケティングや営業、商品開発など、色々な部署が同じように顧客のことを理解することが可能です。

ERPが「守り」の業務効率化に対して、CDPは「攻め」のDXを推進するシステムとして位置づけられます。

出典:D Xレポート2(中間取りまとめ)

CDPを導入するメリット

CDPを導入するメリット

CDPの導入は、企業の顧客管理とマーケティング活動を根本的に変えます。導入する主要メリットをまとめると以下の通りです。

  • 顧客データを一元管理・見える化できる
  • 顧客理解が深まり、パーソナライズ施策につなげられる
  • データ分析から施策実行までのスピードが向上する
  • 組織全体でのデータ活用が促進される

それぞれの効果を理解し、戦略的なCDP活用を進めましょう。

顧客データを一元管理・見える化できる

複数のシステムやチャネルに分散していた顧客データを一箇所に集約し、統合的な管理を実現します。Webサイトや店舗、SNSなどあらゆるタッチポイントのデータを統一的に扱えるようになります。

データの一元化により、部門間での情報の食い違いや重複作業を大幅に削減することが可能です。営業やマーケティング、カスタマーサポートが同じ顧客情報を共有し、一貫した対応が可能になります。

顧客理解が深まり、パーソナライズ施策につなげられる

統合された豊富なデータにより、顧客一人ひとりの行動パターンや嗜好を詳細に分析できます。購買履歴やWebサイト閲覧履歴、問い合わせ内容などを総合的に評価し、深い顧客洞察を獲得します。

個別の顧客特性を把握すれば、最適なタイミングでの商品提案やコンテンツ配信が可能です。画一的なマーケティングを無くし、顧客ごとにカスタマイズされた体験を提供できます。

データ分析から施策実行までのスピードが向上する

CDPの導入によりデータ収集から分析、施策展開までの一連の流れを大幅に高速化できます。従来は数週間かかっていた分析作業を数時間で完了し、迅速なマーケティング施策の展開が可能です。

リアルタイムで分析すれば、市場やお客様の変化にすぐに気づき、対応できるようになります。キャンペーンの効果をすぐに確認して改善していけば、より良い結果を出せます。

組織全体でのデータ活用が促進される

CDPを使うと、部署ごとの情報がスムーズに共有され、会社全体でデータをもっと活用できるようになります。営業やマーケティング、商品開発など、どの部署も同じデータを使うことで協力関係が強まります。

標準化されたデータフォーマットにより、部門間の円滑なコミュニケーションを実現することが可能です。共通の指標や定義に基づいた議論ができ、意思決定の質および速度の向上が期待されます。

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CDP×AIによる活用事例

CDP×AIによる活用事例

CDPはAI技術との連携により、更なる生産性向上が期待できます。AIがCDPで統合されたデータを高度に分析すれば、従来では困難だった予測や自動化が可能です。

ここでは実際の企業における具体的な活用事例を、以下の3つの項目に分けて紹介します。

  • パーソナライズされた顧客体験の創出
  • 需要予測と在庫管理の最適化  
  • 業務プロセスの自動化と労働生産性向上

パーソナライズされた顧客体験の創出

顧客の購買行動が多様化し複数チャネルを横断する中、画一的なマーケティング施策では顧客の関心を引くことが困難になっています。One-to-Oneマーケティングの実現が急務となり個別最適化されたアプローチが必要となりました。

CDPがECサイトや実店舗、SNSなど全てのタッチポイントからデータを統合し統一された顧客プロファイルを構築します。AIがこの統合データを分析し顧客の行動パターンや将来の購買意向を予測、最適なタイミングでのコンテンツ配信を自動化します。

新規顧客にはブランド理解を深めるコンテンツ、ロイヤル顧客には限定オファーを提供するなど、顧客ステージに応じた施策が重要です。結果として顧客エンゲージメントが向上し、コンバージョン率改善とLTV最大化を実現します。

需要予測と在庫管理の最適化

製造業や小売業では、季節商品や流行商品の需要予測が経営上の大きな課題です。予測の失敗は、過剰在庫による廃棄ロスや在庫不足による販売機会損失につながり、経営効率が悪化するため対策が必要です。

CDPが販売データや気象データ、SNSトレンドなど内外の多様なデータを統合し、包括的なデータ基盤を構築します。AIが統合データセットから機械学習モデルを用いて高精度な需要予測を実行し、適正在庫レベルを算出します。

サプライチェーン全体が最適化され、生産計画と物流効率の改善も同時に実現可能です。

業務プロセスの自動化と労働生産性向上

多くの企業で紙ベース業務や属人化された事務作業、部門間の非効率な情報連携が生産性向上の障壁です。レガシーシステムに起因する業務の非効率性と人的ミスが、経営課題として顕在化しているのが現状です。

ERPの基幹情報とCDPの顧客データを連携させた統合データ基盤上で、AIが業務プロセスを自動化します。過去の図面や見積データをAI学習させ、類似図面検索や見積精度向上を実現する事例があります。

製造業の事例では熟練技術者のノウハウがAIにより形式化され、事務担当者でも高精度で類似図面を検索可能になりました。残業時間の大幅削減により、労働生産性が向上しています。

CDPとAIを連携させて業務効率を向上させるならGENIEE

CDPとAIを連携させて業務効率を向上させるならGENIEE

GENIEEはCDPとAI連携により営業やマーケティング、カスタマーサポートなど多部門での業務効率向上を支援します。AIによるデータ分析レポートの自動生成や改善提案により、作業効率を大幅に向上させることが可能です。

限られた予算で最大の成果を得られるよう、データドリブンな意思決定を支援する機能を提供しています。多職種のビジネスパーソンが直感的に活用できる仕様で、専門知識がなくても問題ありません。

CDP×AIの真価を最大限に活用し、持続的な競争優位性を確立したい企業様はぜひ詳細をご確認ください。

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CDPとAIの連携を成功させるポイント

CDPとAIの連携を成功させるポイント

CDPとAIの連携は、顧客データを活用するビジネスの未来を形作る上で不可欠な要素です。連携を成功させるためには、戦略的なアプローチと適切な体制構築が必要です。

以下の3つの重要なポイントを押さえれば、CDP×AIの導入効果を最大化できます。

  • 戦略立案と目標設定
  • データガバナンス体制の構築
  • 体制構築と人材育成

詳しく解説します。

戦略立案と目標設定

CDPとAI導入を単なるデータ活用ではなく、顧客維持率の向上や新規顧客獲得コストの削減に結びつけることから始めます。明確なゴール設定により投資対効果を測定し、プロジェクトの成功を定量的に評価できる体制を構築します。

ツール導入はこれらのゴール達成のための手段として位置づけ、そのためのKPIを明確に設定することが大切です。売上向上率や顧客満足度スコア、業務効率改善率など、具体的な数値目標を設定し定期的にモニタリングしましょう。

データガバナンス体制の構築

データの品質とプライバシー保護を最優先課題として位置づけ、専門チームを編成しましょう。データクレンジングのルールを策定し、データアクセス制御を厳格に管理する体制を構築することが大切です。

AIのバイアスや倫理的リスクを管理するためのガイドラインを策定し、顧客からの信頼を揺るぎないものとする必要があります。GDPR等の法令遵守体制も含めた、包括的なガバナンス体制の整備が成功のポイントです。

体制構築と人材育成

会社としてデータリテラシー教育に継続的に投資し、社員みんなのスキルアップを後押ししていきましょう。単に技術的なスキルだけでなく、データを基にした意思決定が当たり前の文化として根付くことが大切です。

経営層が率先してデータに基づいた議論を実践すれば、社員の意識改革を進められます。会社全体でデータを活用する文化を育み、現場で自律的にデータを使いこなせるよう支援していきましょう。

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まとめ:CDP×AIでさらに費用対効果を高めるGENIEE

まとめ:CDP×AIでさらに費用対効果を高めるGENIEE

CDPとAIの連携は、企業の競争力向上と持続的成長に不可欠な要素です。CDPによる顧客データの統合基盤にAI技術を組み合わせれば、高精度な予測分析と業務自動化を実現できます。

GENIEEであれば、AIが効果的なクリエイティブを自動分析・生成し、コンテンツ制作のスピードと質を大幅に向上させます。自動生成されたコンテンツを主要プラットフォームへ直接配信し、効果測定から改善までのサイクルを高速化できる点が強みです。

CDP×AIの活用により、データドリブンな意思決定と業務の生産性向上を同時に実現できます。企業の持続的な成長と競争優位性を確立したい企業様は、ぜひ導入をご検討ください。

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