MAツールの導入費用を徹底比較!費用相場から導入効果は?
MAツールの導入を検討している企業のなかには、導入費用やランニングコストを重視する方も少なくありません。しかし、費用だけを見てMAツールを比較するのはおすすめできないのも事実です。
MAツールを選ぶときは、費用相場はもちろん、自社の規模にあわせた機能性や導入効果を得られるかを比較検討したうえで選ぶことが大切です。
この記事では、MAツールの費用相場について徹底解説します。費用の内訳から、おすすめMAツールの導入費用を比較して紹介するほか、選び方についても解説しますので、あわせてご参照ください。
そもそもマーケティングオートメーション(MA)とは
マーケティングオートメーション(MA)とは、マーケティング活動の効率化を目的とした概念・ツールを指します。メールやWebサイトを始めとした「デジタルチャネル」にて獲得した顧客に対し、情報管理からリード育成を自動的に行う仕組みが特徴です。
MAツールを用いることで一部業務を自動化できるため、営業活動の効率化によって、各担当者の負担を削減できます。
「より注力すべき顧客」「関心の高いホットリード」などをリードナーチャリングにより可視化して、効率的に成約率を高められるのがMAツールを活用するメリットです。
マーケティングオートメーション(MA)ツールの主な機能 |
✔︎ リードの獲得や育成:Webサイト訪問者やフォーム入力者の情報をもとに、メール配信でリードを育成する ✔︎ 顧客管理:顧客の属性や行動履歴などをデータベースに蓄積し、分析することで、より効果的なマーケティング施策の思案 ✔︎ 効果測定:各施策の効果を分析し、改善策の立案などを効率化 ✔︎ ホットリードの判定:事前に設定した基準値を超すと、自動でホットリードとして検出&営業担当へ回せる |
MAツールの機能とは?導入メリットから成功事例から学ぶ使い方を解説
MAツールの費用相場について
MAツールの費用相場は実際の機能性によって異なるものの、内訳には「初期の導入費用」「月々のランニングコスト」を求められる製品が一般的です。
ここでは、MAツールの費用相場について平均的なコストをご紹介します。
初期費用の費用相場
MAツールの初期費用は「0~10万円」が平均相場です。一般的に、MAツールの初期費用が高くなればなるほど「高機能」「同時に使えるユーザー数が多い」「豊富な外部システムと連携できる」などのメリットがあります。
MAツールには無料で使えるオープンソースタイプのソフトウェアもあり、導入費用を押さえるなら無料ツールを検討するのもポイントです。
ただし、導入費用が無料だとサポート体制が整っていないMAツールも多く、自社内でのIT人材・開発リソースが求められる分、人件費などのコストが余分に掛かってしまいます。
月額費用の費用相場
MAツールの月額費用は「10万~数十万円」が平均相場です。月額費用の種類には「月々の固定型(サブスクリプション)」「人数に応じた従量課金制」などがあります。
機能性が抑えられたツールであればあるほど、月々の費用相場は安い傾向にあります。ただし、従量課金型は「気付くと最終的にランニングコストが高くなった」となってしまう点に注意が必要です。
MAツールの基本月額費用には、「コンサルティング料金」が加算されている製品もあります。選んだMAツールによってコンサルティングやサポートの有無、オプション量や外部システムの連携力が異なるため、導入前に比較検討するのをおすすめします。
【2024年】MAツールのおすすめ比較8選!機能や選び方のポイントまで徹底解説
MAツール5選の導入費用を徹底比較
MAツールには多種多様な種類が登場しており、無料トライアルの期間やプラン、初期費用等も大きく異なります。
ここでは、特性の異なるおすすめのMAツールから費用感などを比較検討してご紹介します。
製品名 | 初期費用 | 月額費用 | 機能 | 特徴 | 無料トライアル |
GENIEE MA | 別途お見積もり | 98,000円~ | ・直感的に使えるUIで定着率が高い ・SFAツールと連携して集客〜受注までシームレスに顧客管理が可能 |
BtoB/BtoC | 14日間 |
Account Engagement | 0円 |
Growth:150,000円 |
・ユーザーのスコアリングで積極的にアプローチすべき対象を可視化 ・Salesforce製品と密な連携ができる |
BtoB向け | 30日間 |
Hubspot |
360,000円/Professional |
無料:0円 |
・自社サービスと無料で連携可能 ・幅広い機能の組み合わせで部門をまたいで業務を効率化できる |
BtoB向け | 14日間 |
List Finder | 100,000円 ライト、スタンダード、プレミアム |
フリー:0円 |
・Sansanから名刺データを取り込める ・名刺データの入力代行も委託できるためオフラインのマーケも効率化 |
BtoB向け | 20日間 |
BowNow | 0円 |
フリープラン:0円 |
・メールアドレスの送信ドメイン認証設定で到達率を向上 ・Salesforceとの外部連携もできる |
BtoB向け |
フリープランは無期限で使用できる |
1. GENIEE MA
製品名 | 初期費用 | 月額費用 | 機能 | 特徴 | 無料トライアル |
GENIEE MA | 別途お見積もり | 98,000円~ | ・直感的に使えるUIで定着率が高い ・SFAツールと連携して集客〜受注までシームレスに顧客管理が可能 |
BtoB/BtoC | 14日間 |
「GENIEE MA」は、初期費用:別途お見積もり、月額費用:98,000円から利用できるMAツールです。無料トライアルは14日間用意されています。GENIEE SFA/CRMなど自社製品との連携力に優れており、マーケティングから顧客管理まで幅広い業務を効率化できます。
また、使い勝手の良いUIもポイントです。BtoB/BtoCどちらのマーケティング施策にも対応しています。
2. Account Engagement
製品名 | 初期費用 | 月額費用 | 機能 | 特徴 | 無料トライアル |
Account Engagement | 0円 |
Growth:150,000円 |
・ユーザーのスコアリングで積極的にアプローチすべき対象を可視化 ・Salesforce製品と密な連携ができる |
BtoB向け | 30日間 |
「Account Engagement」は、初期費用:0円、月額費用:150,000円から利用できるMAツールです。無料トライアルは30日間で、Salesforce製品とのシームレスな連携力によって幅広い機能性も持たせられるのも魅力です。
特にBtoBマーケティングに優れているMAツールですが、機能を十分に活かすためには自社内に十分なITリソースが求められます。
3. Hubspot
製品名 | 初期費用 | 月額費用 | 機能 | 特徴 | 無料トライアル |
Hubspot |
360,000円/Professional |
無料:0円 |
・自社サービスと無料で連携可能 ・幅広い機能の組み合わせで部門をまたいで業務を効率化できる |
BtoB向け | 14日間 |
「Hubspot」は、初期費用:360,000円~、月額費用:96,000円から利用できるMAツールです。無料プランなら初期費用もかからず、無料トライアルの14日間でデモ版を試せます。
HubspotにはMAツール以外にもさまざまな自社サービスが登場しており、CRMを始めとした機能とシームレスに連携できます。他部門を含めた業務効率化を図れるのが特徴です。
4. List Finder
製品名 | 初期費用 | 月額費用 | 機能 | 特徴 | 無料トライアル |
List Finder | 100,000円 ライト、スタンダード、プレミアム |
フリー:0円 |
・Sansanから名刺データを取り込める ・名刺データの入力代行も委託できるためオフラインのマーケも効率化 |
BtoB向け | 20日間 |
「List Finder」は、初期費用100,000円、月額費用39,800円から利用できるMAツールです。無料プランは初期費用がかからず、20日間の無料トライアルを試せます。
名刺管理ツールの「Sansan」と連携して名刺データを取り込めるほか、専用サービスで名刺データの入力代行を依頼できるのもポイントです。オフラインのマーケティングを効率化できる魅力があります。
5. BowNow
製品名 | 初期費用 | 月額費用 | 機能 | 特徴 | 無料トライアル |
BowNow | 0円 |
フリープラン:0円 |
・メールアドレスの送信ドメイン認証設定で到達率を向上 ・Salesforceとの外部連携もできる |
BtoB向け |
フリープランは無期限で使用できる |
「BowNow」は、初期費用0円、月額費用0円で利用できるMAツールです。無料トライアルではなくフリープランが無期限として用意されており、必要性を感じるまで費用を掛けずに利用できるMAツールとして仕上がっています。
外部製品のSalesforceと連携できるなど柔軟な魅力もある一方で、完全無料のフリープランでは解析データが保存される期間は1ヶ月などいくつかの制限もある点に注意が必要です。
MAツールの選定ポイントと導入効果
MAツールは、デジタルマーケティングを始めとしたチャネルにおいて、顧客の獲得から育成を効率的に行えるのが魅力のシステムです。MAツールは、昨今のマーケティング事情において欠かせないツールとも言えます。
ここでは、MAツールを選ぶうえで気にしたい導入効果と選定ポイントについて解説します。
MAツールの導入効果について
MAツールの導入で得られる主な効果は、「マーケティング活動の効率化・自動化」「フローの見直しと成約率の向上」です。特に中長期的な視点で見ると、継続的なデータ分析と改善により、より高いROI(投資収益率)を実現できます。
SFA(営業支援ツール)と営業データを連携すれば、その効果をさらに発揮できます。たとえば、見込み客の獲得・ホットリード化・商談までのフロー化・顧客獲得から関係維持・アップセルまで、MAツールとSFAツールを組み合わせることで一連の業務を効率的に提供できるのが魅力です。
また、マーケティング部と営業部が分かれていると、「ホットリードかどうか」で認識の違いからトラブルが発生する事例もまれに見られます。MAツールなら、事前に設定した客観的基準のもと「ホットリード化したかどうか」を検出・通知できるため、お互いの認識をすり合わせたうえで営業部へ流せるのが魅力です。
MAツールの導入選定のポイント
MAツールを選ぶときは、価格費用や機能、自社と合っているか比較検討することが大切です。価格費用には導入・ランニングコストの2種類があり、月々の費用が重くのしかかってしまうと、効果を感じる前に運用を取りやめてしまうかもしれません。
また、自社が求めている機能を搭載しているかどうかは非常に大切です。メール配信、リードスコアリング、キャンペーン管理などMAツールによって細かい違いがあるほか、拡張性の有無についてもチェックする必要があります。
ほかにも、自社のビジネスモデルやマーケティング戦略、現場担当者と適合しているか振り返るのも大切です。どれだけ機能性に優れたMAツールでも、現場担当者が使いこなせないシステムでは導入効果を得にくいのも事実です。
必要に応じて、SFAツールなどと連携できるMAツールを選択すれば、現場担当者の負担を最小限に抑えて幅広い業務の効率化を実現できます。必要に応じて使い勝手に優れたMAツールを選ぶなど、状況に合わせたツールの選定が大切です。
MAツールとSFA/CRMの連携について
MAツールとSFA/CRMの連携によって、「営業部」「マーケティング部」双方がメリットを得られます。たとえば、マーケティング部がMAツールでリードの獲得からホットリード育成に成功すると、営業担当者に見込み客を通知・リアルタイムで情報共有できます。
CRMを通して顧客がどのような商材に魅力を感じているのかを深堀りできているため、営業担当は事前に洗練されたアプローチ手法を思案できるのが魅力です。その間のデータはすべてシームレスに連携できるため、CSVデータのやり取りをする必要もありません。
MAツールとSFA/CRMを連携させれば、「MAツールで顧客ニーズを深堀りすることで営業担当の成約率を高められる」「顧客との商談履歴やセグメント作成で状況を把握することでMA・営業施策のPDCAを回せる」など双方がさまざまなメリットを得られます。
まとめ:SFAと連携して効果的なMA運用を
MAツールの費用相場はさまざまで、十分な機能性を求めると初期費用+月額費用のコストが掛かります。しかし、MAツールを導入すればマーケティング業務はもちろん、SFAとの連携によって営業部門まで効果的なMA運用のメリットを享受できるのも事実です。
そのため、MAツールを導入するときは、高いマーケティング効果を見込むためにもSFAと連携できるかどうか振り返るのをおすすめします。
もし、MAツールの導入にあわせてSFAツールも気になる場合は、「GENIEE MA」と「GENIEE SFA/CRM」の併用をご検討ください。使い勝手の良いUIがシステムの利活用を促進するほか、シームレスに連携できる仕組みによって、幅広い業務を効率化できます。
マーケティング業務の自動化や営業ノウハウの研鑽など、業務負担の軽減から成約率向上まで多くのメリットを得られるため、興味をお持ちいただけましたらぜひお気軽にお問い合わせください。