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セールスフォースの月額料金が高い!費用を節約できるCRMは無いの?

更新日:2024.05.23 / ツール紹介
セールスフォースの月額料金が高い!費用を節約できるCRMは無いの?

顧客を中心にすえたビジネスを展開している会社では、CRMなどの顧客管理システムは欠かせないツールのひとつです。CRMの代表格といえば、世界的にもユーザー数が多いSalesforce(セールスフォース)です。しかしそのコスト面の不満は多く、たとえば、セールスフォースのスタンダードプランの場合、月々18000円もの費用が1ユーザーあたりにかかります。そこで今回は、費用を抑えて利用できる格安のCRMを紹介します。

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そもそもSFAとは何か?基本から徹底解説 

【SFA機能あり】完全無料で利用できるCRM2選

CRMには無料版と有料版があり、最近は有料版に負けず劣らず優秀な機能性のある無料のCRMも存在します。ここでは、基本的なCRMの機能に加えて、営業の管理もできるSFAの機能がプラスされた「完全無料のCRMサービス」を紹介します。

①『Zoho CRM』無料プラン

Zoho CRMの無料プランは完全に無料で利用できますが、サービスを利用できるユーザーの数が3ユーザーまでの制限があります。顧客の管理・名刺のスキャンなど、基本的な機能が備わっていることが特徴です。そのほかにも、生産性を向上させるための機能として、電話やメール、SNSなどコミュニケーションツールを集約できたり、自動応答ルールやテンプレートの設定などをおこなったりすることができます。ファイルの保存容量は1GBで、この範囲内で定期的な活動を記録したり、資料や文書を保存したりして管理することができます。また、活動をGoogleカレンダーやタスクなどの外部サービスと連携させることも可能です。

②『Hubspot』無料CRMツール

Hubspotはユーザー数・ストレージの無制限利用ができます。これは、期限付きのトライアル版ではないので、登録後も長く利用が可能です。保存できるデータも大容量で、100万件以上もの情報を管理できます。取引や商談スケジュールなど、あらゆるデータを可視化することで、管理がしやすいつくりであることがHubsoptの強みです。また、シンプルな情報管理ができるので、何度も画面を切り替えて複数の操作をする手間が省けます。同じ画面から複数の業務ができるので、生産性の向上にも寄与します。

また、Hubspotは使い慣れたサービスと連携して利用できます。たとえば、GmailやOutlookと連携させ、メールなどの顧客との連絡のやり取りを自動化し、保存することができます。加えて、見込み客に送信されたEメールを記録として残したり、Hubspot CRMとHubspot Salesを連携させたりすることでEメールが開封されたら担当者に通知がすぐに受信される設定が可能です。しかし、無料版ではこのような高度な機能が制限されることもあるため、使用したいサービスの規約や料金設定を十分に確認するようにしましょう。

無料のCRMにはデメリットも潜んでいる

CRMの基本的な機能を気軽に利用できる点は、無料ツールのメリットです。しかし、無料のCRMには少なからずデメリットもあるといわれています。たとえば、無料ツールのなかには、利用できるユーザー数や保存できるデータ・メモリに制限・上限があることです。また、機能性においても無料ツールでは限界がある場合が多いです。

したがって、多くのプロジェクトを抱えるような大企業で使用する際には、限られた社員しかCRMを利用できず、その利便性が薄れる問題が生じることがあります。無料ツールでは、いろいろな事業所や取引先と関わる機会の多い大企業では、幅広い業務から得られる多くの情報を管理しきれない可能性があるのです。このようなデメリットからも明らかなように、無料CRMはどちらかというと、必要最低限な機能だけで十分とする小規模な会社や団体向けであり、大企業の利用には向かない傾向にあります。

「無料のCRMでは物足りないが、セールスフォースのような高機能なCRMは敷居が高い」という人のために、月額1万円以内の低コストで利用でき、機能も充実しているCRMを紹介します。

①『Zoho CRM』有料プラン

Zoho CRMの有料プランは、完全無料CRMを提供しているZohoの有料版です。「マルチチャネル機能」では、メールや電話、SNSなどのやりとりをひとつのツールで管理することができ、営業やマーケティング、そして顧客サポートの担当者やチームの間で生じるギャップを埋めることができます。
また、「ワークフロー機能」では、メール送信やタスク登録などの日々の業務をオートメーション化することが可能です。メール通知の送信、タスクの割り当てなどのルールをカスタマイズして設定することで、複雑なシステム管理もスムーズにおこなえます。

Zoho CRMの有料プランは、1ユーザーあたり月額料金1440円のスタンダードプランから利用が可能です。そのほかにも、プロフェッショナルプラン(2400円)、エンタープライズプラン(4200円)があり、利用できる機能数の多さにともなって月額料金が変動します。また、高度なカスタマイズやメールの感情分析もおこなうことができる、アルティメットプランは年間契約すると1ユーザーあたり月額12000円で利用が可能です。

②『kintone』

kintone(キントーン)は正確にはCRMという分類とは違い、ビジネスアプリを作成できるプラットフォームです。ゆえに、顧客管理の機能をはじめとしたテンプレートが豊富で、カスタマイズ性や操作性にも優れています。アプリは全部で28個のパーツから成り立っており、リッチテキスト、日付け、計算などから組み合わせることで、どんな仕事にも適応できる管理が可能です。

また、kintoneはプログラミング無しで利用できるため、初心者でも簡単にアプリの作成ができます部署や業種ごとに合計100以上のサンプルアプリがあるので、そのなかから必要なものだけを選択すればすぐに使い始めることも可能です。そのままアプリの様式を利用できますし、デザインや設定を変えて、条件を絞りながら情報をピックアップして使いやすさを追求できます、また、データをグラフ化して色別に分けることでわかりやすく表示し、社員間で統一したフォーマットを利用しながら業務が可能です。機能を拡張したい場合でも、JavaScriptやCSSなどのファイルを設定画面から読み込むだけでカスタマイズができます。また、APIやWebhookを利用すればkintoneと外部のデータを連携させることも可能です。

ライトプランの月額料金は1ユーザーあたり780円からと1000円以内で利用ができます。しかし、ライトプランでは外部サービスとの連携や拡張機能が利用できません。もしプラグインなども用いたい場合は、スタンダードコースを選択するようにしましょう。このコースは月額料金が1ユーザーあたり1500円かかりますが、そのぶん利用できるアプリ数やスペース数も多く便利です。

③『Ecrea』

Ecreaは、「コーディネート型SFA」という位置づけで、課題に応じた機能を選択することで、ピンポイントに補強が可能です。加えて、顧客の管理など一般的なCRMにある機能も利用できます。たとえば、EcreaのCRMはSFAの概念を包括していると定義しているため、SFAにメール配信の機能を追加することで、CRMとしても活用が可能です。このように、CRMとSFAではシステムが全く違う反面、その機能は重複している部分があります。したがって、必要な機能だけを選べるEcreaの高度なカスタマイズ性は、リーズナブルな値段で必要な機能だけを選んで利用できることにつながります。

Ecreaの月額料金は1ユーザー1000円から利用できます。また、ユーザーが追加する機能によって価格が変わるので、費用は選んだ機能のぶんだけで済みます。このツールにはオンプロミスもあるので、サーバー・ソフトウェア・ネットワークなどの設備を自社で導入したり運用することが可能です。この運用方法を活用することで、カスタマイズ性が高く独自性のあるECサイトなどを運営する際にも役立てることができます。

④『WaWaD-Be』

WaWaD-Beは、クラウド型のデータベースにより、顧客情報や案件のデータなどを簡単で便利に共有できます。情報を顧客のニーズに合わせながらフォームを自由に作成したり共有したりできるので、業務の無駄を省くことが可能です。加えて、蓄積されたデータはcsvファイルとして出力することができるので、データの加工も後から変換しなければならないといったストレスがなく、自由におこなうことができます。

WaWaD-Beは月額料金が300円から利用でき、機能がシンプルなぶん、非常にリーズナブルです。しかし、WaWaD-BeにはSFAの機能が無いため、もしSFAの機能が必要な場合には、同シリーズの「WaWaFrontier」というSFAサービス(月額1000円から)を別途契約することが必要になります。どちらも14日間無料で利用できるトライアル期間があるため、機能性やサービスを実際の画面で試すこともできて安心です。

⑤『GENIEE SFA/CRM(ちきゅう)』

GENIEE SFA/CRM(ちきゅう)は、余分な機能を省き、シンプルさと使いやすさを追求したクラウド型の営業管理ツールです。
Gmailとの連携が可能なので、複数のツールを利用する手間がいらず、集約した情報を得ることができます。また、「キャンバス&レポート」機能は、日々のデータを簡単に操作してグラフ化が可能です。この機能を使えば、見たい情報を容易に抽出でき、戦略に応じたアプローチを練る際に役立ちます。

こうやって作成したグラフデータを自由に並び替えたり拡大や縮小させたりすることによって、アイディアや情報を考えながら分析して理解できます。このようなデータの管理以外にも、画面上にリストや画像などを好きに配置できるサービスもあり、うまくカスタマイズすることで作業効率がアップします。

チームのメンバーとスムーズにコミュニケーションがとれる「ディスカッション」機能は、プロジェクトに追加されたメンバーでグループを作成し、チャットをしながらプロジェクトを進行させることができます。また、ディスカッションをとおして発見されたアイディアや情報を「やることリスト」に直接登録することも可能です。プロジェクトの立ち上げからディスカッションといった一連の流れを、メンバーが同じ時間や場所に集まっていなくても実行することができます。この機能は、リモートワークや出張先にいる場合でも利用できるため、フレキシブルな働き方に役立ちます。

GENIEE SFA/CRM(ちきゅう)の月額料金はスタンダードプランの場合、1ユーザーあたり3,480円です。Gmailとの連携機能や権限・ロール設定をする場合はスタンダードプランを選択しましょう。また、もっと高度なサービスを利用したい場合は、プロもしくはエンタープライズというプランがあり、1ユーザーあたり月額5,480円(エンタープライズは1ユーザーあたり月額9,800円)で利用できます。

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ここまで紹介してきた無料・格安に利用できるCRMとSFAは、それぞれに全く異なる強みがあります。1番最適なシステムを見つけるためには、まずは完全無料のサービスから利用してみるなどし、多くのCRMを実際に試すことから始めてみましょう。これを機に検討してみてはどうでしょうか。

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GENIEE’s library編集部
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