顧客管理システム(CRM)とは?導入メリットとおすすめ15選を徹底比較
顧客管理システム(CRM)とは「Customer Relationship Management」の略称で、顧客関係管理を意味するものですが、顧客との関係構築や管理をする取り組みや、顧客管理システム・顧客関係管理システムのことを指して用いられます。顧客管理システム(CRM)は、MA(Marketing Automation)・SFA(Sales Force Automation)と並ぶ管理ツールとして用いられています。ビジネスプロセスの観点から考えると、SFAの範囲はリードが案件化してから受注まで、顧客管理システムの範囲は受注後となります。
そのため、顧客管理システムは既存顧客の維持や売上拡大に非常に役立ちます。顧客の会社情報をはじめ、部署名・担当者名・役職・住所・電話番号・メールアドレス・購買履歴・行動履歴などを記録して管理します。
さて、そんな多くの機能が搭載されている顧客管理システム(CRM)ですが、「何を基準に選ぶべきなのか分からない」「そもそもどのようなツールがあるのか把握できていない」という方もいることでしょう。今回はそういったときに役立つ、顧客管理システムを選ぶポイントをテーマに解説します。ぜひご参考ください。
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顧客管理システム(CRM)とは
顧客管理システム(CRM)とは、顧客情報を集約し、管理するためのツールのことです。
顧客管理とは、単に顧客情報を保管しておくだけの取り組みではありません。顧客とのコミュニケーションを継続し、自社商材を継続的に購入してもらうためのマネジメント手法です。
現在はインターネットが普及し、多くの顧客は購入の判断のため能動的に情報を収集します。企業からアプローチをかけた時点では、すでに購入の判断を固めているケースも少なくありません。
そのため、顧客ニーズを細かく分析し、適切なタイミングと手法でアプローチしていく手法が求められるようになりました。特に、少しでも自社商材に興味を持ってくれた見込み客への関係性を構築し、購入判断時に選択肢として挙げてもらうことが重要視されています。
このように、それぞれの顧客に合わせた「One to Oneマーケティング」を行うのが顧客管理の主眼です。しかし、顧客の数が多くなると、一人ひとりに対して個別の手法を用意するのは簡単ではありません。特に顧客の数が多いBtoCでは、手作業でOne to Oneマーケティングを実現するのは現実的ではないと言えます。
顧客管理システムは、顧客情報を管理することでOne to Oneマーケティングの実現につながるツールです。基本情報のほか、より複雑な情報も取り扱い可能です。例として、Web上での行動や過去の購入履歴、問い合わせ履歴なども管理できます。ツールによっては、顧客に対してメールマガジンなどの施策を自動的に行うこともできます。
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顧客管理システム(CRM)と営業管理システム(SFA)の違い
SFAとは、営業活動を支援する(Sales Force Automation)ためのシステムです。
CRMはメールアドレスや購入商品など顧客情報を管理し、SFAは、CRM上の顧客情報を活用してメールを送信したり、営業リストを作成して営業活動を行います。
顧客管理システム(CRM)の導入メリット・デメリット
顧客情報の管理自体は、顧客管理システム(CRM)を導入しなくても可能です。顧客管理システムを利用しない場合は、Excel(エクセル)や自作のフォーマットで顧客情報管理を行うのが一般的です。簡単な情報のみを管理する場合や、顧客の数が少ない場合はこれらの方法でも問題なく対応できます。
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しかし、Excelや自作フォーマットによる顧客情報管理では、以下のような課題がつきまといます。
- 豊富な知識を持った人材を確保しなければならない
- 情報の増加によってパフォーマンスが悪くなる
- セキュリティ面が懸念される
特にセキュリティのリスクについては常に警戒しておく必要があります。
顧客管理システム(CRM)を導入するとこうした課題を解消できます。一方で、顧客管理システムにもデメリットがあります。顧客管理システムを導入する場合は、メリットとデメリットの双方をしっかりと把握しておくことが大切です。
顧客管理システム(CRM)を導入するメリット
顧客管理システム(CRM)の導入による最たるメリットとして、多彩な顧客情報を一元管理できる点が挙げられます。管理している情報を分析することで顧客対応に役立てられるので、顧客とのきめ細かなコミュニケーションを実現可能です。
ユーザーが顧客管理システム(CRM)に登録した情報はリアルタイムでシステム上に反映されます。このことから、戦略の策定スピードが上がる点もメリットです。Excelで顧客情報共有を行う場合のように、タイムラグが生じる心配はありません。
また、顧客管理システム(CRM)は他部署と共同で使うこともできます。他部署との情報共有が効率的になる点は大きなメリットと言えるでしょう。顧客対応に関して、部門をまたいで協力して取り組むことができます。
顧客管理システム(CRM)を導入するデメリット
顧客管理システム(CRM)の代表的なデメリットとして、コストが挙げられます。導入の際には、初期コストを負担しなければなりません。また、多くのシステムは月額の課金形式で提供されているため、利用している限りランニングコストが発生します。
また、顧客管理システム(CRM)への情報入力を社員に根付かせるまでには時間がかかるでしょう。社内に定着するまでには、操作方法や入力フローに関する研修を徹底しなければなりません。そもそも社員にとって操作しやすい顧客管理システムを選ばなければ、導入したシステムが使われず、形骸化してしまうことも考えられます。
導入後、すぐに結果が出ない点にも留意する必要があります。顧客管理システム(CRM)は、時間をかけて顧客との良好な関係性を構築するためのツールです。そのため、結果に関しては中長期的な目線で期待しなければなりません。
顧客管理システム(CRM)の機能
多くの顧客管理システム(CRM)に標準搭載されている一般的な機能を紹介します。
顧客管理機能
顧客管理システム(CRM)の最も基本的な機能と言えるのが、顧客管理機能です。具体的には、以下のような情報を管理します。
- 氏名
- 住所
- メールアドレス
- 電話番号
- 家族構成
- 過去の問い合わせ履歴
- 商談の履歴
こうした情報を入力しておくことで、その後の顧客対応や分析に役立てます。
メール配信機能
メール配信機能を利用すると、メールアドレスを取得している顧客に対してメールマーケティングを実施できます。特定の属性に該当する顧客に対して一斉にメールを送信できるため、手間をかけずに顧客とコミュニケーションをとることが可能です。最後の接点から一定期間経過後に配信するステップメールなど、自動でメールを配信することもできます。
外部サービス連携機能
製品によっては、Gmailや各種SNSなど外部サービスとの連携ができます。すでに自社で導入しているサービスと連携可能なものを選ぶと効率的に運用できるでしょう。
問い合わせ管理機能
メールやフォームからの問い合わせ内容は、顧客管理システム(CRM)に自動で登録させることができます。また、顧客管理システムから速やかに登録情報を引き出せるため、カスタマーサポートでは顧客の問題を迅速に解決する対応が可能になります。
営業推進管理機能
商談の状況を顧客管理システム(CRM)上で確認可能です。各営業パーソンが入力する情報がリアルタイムで反映されるため、マネージャーはスピーディーに指示を送ることができます。過去の対応履歴を確認できるため、急に営業担当が変更になっても対応できる点や、営業活動の属人化を防げる点も魅力です。
ファイル共有機能
顧客管理システム(CRM)をファイル共有のプラットフォームとして活用できます。メールで送られてきた資料などの管理を顧客管理システム上で完結できるため、情報漏えいを防ぐことにつながります。機密性が高い情報も安全に管理可能です。
分析・レポート機能
顧客との対応履歴や顧客のWeb上での行動から、顧客の購買傾向を分析できます。分析結果をもとに、アプローチの内容を最適化することができます。例として、配信するメールに内容を変えたり、訴求する商材を変えたりする施策が一般的です。
検索機能
顧客管理システム(CRM)に登録されている情報は、ワードや対応時期、提案した商品など任意の条件で検索できます。また、システムによっては検索結果をCSVファイルで出力することも可能です。顧客管理システムの情報をさらに別のシステムで分析したい場合などに役立ちます。
顧客管理システム(CRM)を選ぶポイント
まずは、顧客管理システム(CRM)を選ぶポイントについてご紹介します。比較する項目ごとに確認してみましょう。
必要な機能を洗い出しておく
第一に、自社にとって必要な機能を洗い出しておく作業が必要です。顧客管理システム(CRM)には、多くの機能が搭載されていますが、業種やビジネススタイルによって使う機能は異なります。
そもそも何のために顧客管理システム(CRM)を導入して、どのような課題を解決したいのかをよく話し合っておきましょう。
「機能が多い=良いシステム」ではない
機能が多ければそれだけできることが増えますが、多ければいいというわけではありません。必要なのは、自社に必要な機能が搭載されているかどうかです。
自社に必要のない機能が多すぎると使いにくく、定着しにくい可能性があります。
多機能のシステムは価格も高い傾向にあります。使用しない機能にコストをかけるのは無駄なので、自社に目的に合ったシステムを導入することが大切です。
操作性を確認する
顧客管理システム(CRM)は多くの社員が日常的に触れるシステムなので、操作の利便性も選ぶうえで重要な判断基準です。例えば、画面のレイアウトや入力の簡便さ、目的の情報にアクセスする際のはやさなどを確認しておくと良いでしょう。また、運用後の分析業務で活用することも多いので、データの並べ替えや抽出機能、インポート・エクスポートの有無などもチェックしておきましょう。提供するベンダー各社では、無料トライアル期間を設けているサービスもあります。実際にシステムに触れて使い心地を体感してみましょう。
サポート体制を確認する
顧客管理システム(CRM)の導入後、運用体制を確立するまでに時間がかかったり、導入した後にどう運用していけば良いか分からなかったりすることは珍しくありません。特に、社内にIT人材や担当者がいないと疑問点が解消されず、活用が社内で浸透せぬまま解約してしまうことになりかねません。
「はじめての導入を検討している」「運用面で不安感がある」という場合には、サポートサービスを提供しているサービスを選んでおくと安心です。導入後のコンサルティングから、システムの管理・調整などを補助してくれます。長期的なスパンで考えると、社内での内製化が進められるように、サポートサービスを活用して運用担当者にナレッジを蓄積する意味で利用するのもいいでしょう。
SFAの機能もあわせ持つか確認する
SFAとCRMの機能は似ていますが、SFAにしかない機能もあります。そのため、営業活動も効率化したいと考えているなら、SFAの機能を併せ持ったシステムを選びましょう。
CRMとSFAは相性がよいことから、近年ではCRMとSFAどちらの機能も備えたシステムが主流です。
他システムと連携できるか確認する
すでに導入しているシステムや、これから導入を検討しているシステムがある場合は、顧客管理システム(CRM)がほかのシステムと連携できるか確認しましょう。
他システムと連携できれば、さらなる業務効率化につながります。
CRMの活用において必要なスキルとは?成功のポイントも解説!
人気顧客管理システム(CRM)15選を徹底比較!
ここからは、顧客管理システム(CRM)の中でも人気の高い15選をご紹介します。
各システムの特長と、自社が求めているものを照らし合わせてチェックしてみましょう。
「GENIEE SFA/CRM」
価格
初期費用あり/なし 1ユーザーあたり月額3,480円(税込3,278円)~
形態
クラウド型
特徴
「GENIEE SFA/CRM」は純国産の営業管理・顧客管理システムです。シンプルで使いやすいUIはもちろん、成果につながる管理システムとして、経営者が選ぶ国産セールス&マーケティングプラットフォームでNo.1の実績を誇っています。
こうした顧客管理システム(CRM)の鍵を握るのが、「データの蓄積」と「システムの継続的な運用」ですが、「GENIEE SFA/CRM」はその二つの課題を完璧にクリアしています。操作性に優れるだけでなく、情報の入力・分析もしやすく、ITが苦手な方でもノンストレスで扱えます。
搭載されている機能は主に7つで、機能が多すぎないシンプルさも魅力の一つです。
機能の一つである「商談管理ビュー」では、商談をかんばん方式で一覧化でき、全商談の進捗を可視化することができます。急なスケジュール変更があっても、ドラッグ&ドロップでフェーズを変更できるのでとても便利です。 その他には、グラフを作成するキャンバス機能やレポート機能、名刺管理機能、タスク管理機能などが搭載されています。どれも取り扱いに専門的な知識は不要で、業務状況に合わせて柔軟に利用できます。
さらに、Slack・Chatwork・Gmailなどを導入している場合は、連携してより便利な運用が可能です。マップ・帳簿・フォーム連携機能なども用意されているため、業務効率を改善しながら、無理なく売上拡大を目指せるでしょう。
プランは4つに分かれており、顧客管理システムの中では破格の値段なので中小企業も導入しやすいことが特徴です。
「GENIEE SFA/CRM」のサイトでは、機能や導入事例、料金プランをチェックできる資料を無料でダウンロードすることができます。ぜひ、下記よりチェックしてみてください。
Salesforce Cloud(セールスフォース)
価格
初期費用あり/なし 1ユーザーあたり月額3,000円(税込3,300円)~
形態
クラウド型
特徴
Salesforce Cloudは、株式会社セールスフォース・ドットコムが提供する、顧客情報を一元的に把握できる統合顧客管理システム(CRM)です。カスタマイズ性が高いので、ビジネススタイルに合わせて自由に変更を加えられます。
営業支援やカスタマーサービス、マーケティングやEコマースなど、数えきれないほどの機能が搭載されています。また、セールスフォースはMAツールや業種別の管理システムも提供しているため、それらのツールと連携して扱うことも可能です。
一方で、初期設定のハードルが高かったり、導入・カスタマイズ費用が高額になってしまったりするデメリットもあります。ヘルプページも充実していますが、外国産ツールということもあり、難解だという声も挙がっているようです。コンサルティングやサポートを前提とした、大企業向けのツールといえるでしょう。
eセールスマネージャー
価格
初期費用あり/なし 1ユーザーあたり月額3,000円(税込3,300円)~
形態
クラウド型、オンプレミス型
特徴
eセールスマネージャーは、ソフトブレーン株式会社が提供しているSFA/CRMツールです。日本製で、管理画面の視認性・操作性が高く、ユーザーが利用しやすいように設計されています。名刺登録がスマホで行えるなど、営業業務に役立つような機能が多く搭載されています。
例えば、金額や進捗管理に役立つ案件管理・商談管理機能があったり、顧客管理・人脈管理機能があったりと、マネジメント・現場営業の両方の視点を兼ね備えた機能を搭載しています。100人以下の中小企業から5,000人以上の大企業まで導入した企業の規模が幅広く、業界も選ばない、柔軟に対応できることも強みです。導入後のサポートサービスもあり、提案・運用・アドバイスなどが受けられます。
アナリティクスなど、他に利用したい機能がある場合には、有料オプションを適宜追加する方式になっています。
SATORI(サトリ)
価格
初期費用300,000円(税込330,000円) 月額148,000円(税込162,800円)~
※従量課金が発生する場合があります
形態
クラウド型
特徴
SATORIはリードの増加やコミュニケーション強化ができるツールです。シンプルなインターフェースで、各種サポートも充実しています。また、マーケティング機能が充実しているので、顧客育成をして着実な売上拡大が見込めます。例えば、リード管理機能やトラッキング機能、ランディングページの作成機能などが搭載されています。メール配信の機能もあるため、メルマガの作成業務を効率化したい企業にはぴったりです。
国産ツールということもあり、日本人スタッフによる分かりやすいサポートを受けられることも魅力の一つです。オンラインヘルプやオンラインサポートはもちろん、セミナーやユーザー会、対面での運用支援なども用意されています。ちなみに、SATORIは申込書を提出した後、最短で即日利用が可能です。
Zoho CRM(ゾーホー)
価格
初期費用なし 月額2,160円(税込2.376円)~
形態
クラウド型
特徴
Zoho CRMは、非公開会社という独自のスタイルを持つZohoが提供するSFA/CRMツールです。顧客との接点から、商談・成約後のフォローまで売り上げにつながるまでの一連の流れを支援します。企業規模を問わず、柔軟に使える多彩な機能が盛り込まれています。例えば、レイアウトの新規作成機能やホームページのカスタマイズ、メールテンプレート機能などさまざまです。ユーザーフレンドリーなUIで、日々の業務の効率化・自動化が実現します。
顧客管理や商談管理機能は他のツールと同じく、基本的な機能は全て搭載されていますが、Zoho CRMには「マルチチャネルコミュニケーション機能」が搭載されており、メール・電話・SNSなど複数のチャネルを一元管理できます。データに基づく最適なタイミング提案が実現し、より確度の高いアプローチが叶うでしょう。
また、サポート体制も盤石で、ヘルプドキュメント・電話相談・メール相談窓口等、20カ国語のサポートが備えられています。スタンダードプランでCRMだけではなく、SFAのベーシック版も使うことができます。その他にも、プロフェッショナル・エンタープライズ・アルティメットと使いたい機能や企業の規模に合わせて選べます。
Kintone(キントーン)
価格
初期費用なし 月額780円(税込858円)~
形態
クラウド型
特徴
Kintoneは、サイボウズ株式会社が提供する顧客管理システム(CRM)です。15,000社以上の導入実績を誇り、ユーザー企業の業種も医療・福祉・不動産・サービス・学術研究など多岐にわたります。東証一部企業の、約6社に1社がこのKintoneを導入しているほど、普及しています。
ITリテラシーが低くとも利用できる使いやすい操作性で、機能そのものから組み替えることが可能です。また、各種プラグインの仕様やJavascript・CSSなどを用いた拡張性にも対応しています。サポートも充実していて、三ツ星評価を獲得したサポートセンターでの対応や各種学習コンテンツ、パートナーによる運用支援などを受けられます。
費用が非常にリーズナブルで、スタンダードコースでの無料お試しも実施されているので、安心して契約できるでしょう。
SugerCRM(シュガー)
価格
オープンソース版ライセンス 無料
各種プラン52ドル~1,000ドル以上の5つのパッケージ
形態
オンプレミス型
特徴
SugarCRMは米国にあるSugarCRM社が開発する、顧客管理システムです。無償版は全世界1,000万以上のダウンロード実績を誇り、多くの企業で導入されています。搭載されている機能は、主に「営業支援システム」「見込み客管理システム」「サービスオートメーション」に大別されます。
ベーシックなSugar Professionalというプランでは、顧客管理・見込み客管理・問い合わせ管理・商談管理・モバイル対応・レポート・セキュリティ管理を備えています。その他の特徴として、個別のニーズに合わせて画面レイアウトの変更や追加、他システムとの連携が可能です。
Synergy!(シナジー)
価格
初期費用 118,000円 月額15,000円~
形態
クラウド型
特徴
Synergy!は、顧客情報の一元管理やクロスチャネル・メッセージング、分析など、顧客管理システム(CRM)のあらゆる活動を支える機能が搭載されています。作成できるフォーム数に制限が無いので、用途に合わせて必要な数だけフォームを作成できます。
また、収集したアンケート結果をデータベースに紐づけることが可能です。これにより、アンケートの結果に顧客情報を加えた分析ができます。集計結果はリアルタイムで管理画面に反映され、クロス集計機能を使うことにより、さらに高度な分析も可能です。
使いやすさを徹底的に考えた画面デザインが採用されており、操作性のよい管理画面が特徴です。定期的にユーザーテストも行っており、短時間で効率的に使えることにこだわっています。
Customer Rings(カスタマーリングス)
価格
初期費用あり 月額料金
都度お見積り
形態
クラウド型
特徴
カスタマーリングスは、購買履歴、アクセスログなどの顧客データを統合・分析・抽出することができるCRM/MAツールです。メールやSNSなどの配信や結果分析なども実行できます。特に、ECサイトに関する豊富なノウハウを持っているのが特徴で、BtoCサービスを中心とした幅広い業界で利用されています。
カスタマーリングスは、ただデータを統合するのではありません。ビッグデータの分析から顧客のカスタマージャーニーの閲覧まで行うことが可能です。これにより、リアルな顧客の情報を把握できます。収集した情報は、基本分析、時系列推移分析、LTV分析、ABC分析、アソシエーション分析など、さまざまな分析にかけることが可能です。
マーケティングオートメーション機能も搭載されています。統合されたデータから条件を指定して顧客を抽出し、一人ひとりの顧客に適したチャネルとタイミングでアプローチできます。メールやLINE、SMSなどからアプローチ可能です。たとえば、メールの場合、一斉配信だけでなくステップメールやキャンペーン告知などの配信も可能です。外部サービスとのAPI連携もできます。
HubSpot CRM
価格
基本無料 有料プラン月額5,400円(税込5,940)~
形態
クラウド型
特徴
HubSpotは見込み顧客を引き付けて顧客化を促すのに特化したインバウンドマーケティングおよびセールスシステムです。マーケティング、営業、カスタマーサービス向けのツールが一体となったオールインワンの機能が特徴で、インバウンドの導入を手助けしてくれます。基本無料のツールですが、有料プランに切り替えることで、SFAやMAの機能を使うことも可能です。
機能は使いやすさと見やすさを重視してつくられています。見やすさを考えられたダッシュボードでは、営業活動の情報をリアルタイムで共有できます。
また、コミュニケーションを効率化する機能も搭載されています。「Eメールテンプレート」では、実際に効果のあった営業メールをテンプレート化することが可能です。それをチーム内で共有することで、効果的なメッセージを短時間で作成できます。
Freshsales
価格
基本無料 有料プラン1ユーザーあたり月額1,700円(税込1,870円)~
形態
クラウド型
特徴
Freshsalesは、AIベースのリードスコアリングや内蔵の電話機能、メールアクティビティキャプチャ機能などが搭載されたツールです。電話、メール、SNSなどの一元管理だけでなく、フローの自動化など営業活動に役立つさまざまな機能が、1つのプラットフォームに集約されています。
Freshsalesは自社のウェブサイト訪問者を営業顧客として自動で取得し、チーム内の適切なメンバーへ営業顧客を割り振ることができます。自社のウェブサイトを訪問した顧客に対してのリアルタイムな対応も可能です。見込み顧客が訪問したページの商品の利用方法などを提案することで、顧客との会話の展開できるような準備ができます。また、1つの画面から顧客のソーシャルプロフィールにアクセスし、顧客との接点を特定してくれます。
さらに、テリトリーごとに営業チームをグループ分け可能です。ディール成立件数が地域に重点を置くことで、ビジネスの可能性が高い地域を特定できます。
また、顧客管理システム(CRM)で収集したデータを用い、連絡先の行動をセグメント化できるほか、顧客の特徴や行動を得点化できる「リードスコア機能」も搭載されています。これにより販売が見込めそうな顧客と、まだ時間がかかりそうな顧客を見極めることが可能です。
Knowledge Suite
価格
初期費用なし 3GBまで月額6,000円(税込6,600)~
形態
クラウド型
特徴
Knowledge Suiteは、SFA/CRM、グループウェアなど、複数の機能が含まれたオールインワンのツールです。すべてのアプリケーションは1画面の中に収まっており、タブを切り替えるだけで利用できます。各アプリケーションは連携しているので、メンバーがそれぞれ適したアプリケーションを利用し、必要な情報のみを取得可能です。アプリケーションは、自社に必要な機能だけを選ぶことが可能です。利用したいときに利用したい分だけ運用できるので、余分なコストが発生しません。
不必要な機能は非表示できるので、煩わしさがありません。非表示は管理画面で簡単に設定できます。データの蓄積量に応じて支払う従量課金制なので、アカウント数は無制限で利用できます。
さらに、Knowledge Suiteはマルチデバイス対応です。パソコン、スマートフォン、タブレット端末で利用可能です。外出先、出張先でも利用できるので、業務効率化につながります。
b→dash(ビーダッシュ)
価格
個別問い合わせ
形態
クラウド
特徴
独自の技術によりノーコードでデータを扱える、オールインワンのデータマーケティングツールです。データマーケティングに必要な16の機能が搭載されているほか、業界別のテンプレートも充実。自社のニーズに応じたカスタマイズに対応可能です。メールやLINEの施策、アプリの施策など、マーケティングの課題に特化したプロダクトが用意されています。
Sansan(サンサン)
価格
個別問い合わせ
※初期費用(初期費用+運用支援費用)、月額費用(ライセンス費用+オプション費用+Sansanスキャナ)
形態
クラウド
特徴
企業データベース×接点データベースで個人と組織の営業力を強化する、営業DXサービスです。社内外の企業情報・人物情報・接点情報を組み合わせることで、営業のターゲティングやアプローチを最適化。企業データベースを標準装備しているため、外部企業に関する情報も豊富です。効果的な営業戦略をサポートすることで、営業成績の最大化が期待できます。
Microsoft Dynamics 365 Sales Sales
価格
Sales Professional:月額7,070円/毎月ユーザーあたり
Sales Enterprise:10,330円/ユーザーごとの月額
Sales Premium:14,680円/毎月ユーザーあたり
Microsoft Relationship Sales:17,576円/毎月ユーザーあたり
形態
クラウド
特徴
国内外のグローバル企業で導入実績のある、マイクロソフト社の提供する高機能なソリューションです。AIを搭載した「営業アクセラレータ」の機能により、営業活動を合理化し、顧客への最適なアプローチを高速で実現。顧客のインサイトを着実に捉えて、購入を後押しします。ビジネスアプリ「Microsoft Teams」との連携により、高い効果を発揮します。
まとめ
今回は顧客管理システム(CRM)を中心に、システムを比較する際のポイントや各種サービスについてご紹介しました。異業種参入や市場の激化、国内人口の現象といった背景の中、売上を担保して安定的に事業を継続していくためには、既存顧客に選ばれ続ける取り組みは欠かせません。
また、今までは多くの企業が新規顧客の獲得に多くの労力を割いてきましたが、業務コストがかかりすぎるうえに離脱の可能性などもあり、あまり効率的な方法ではないでしょう。こうした理由から、今では既存顧客の維持や増加が重要視されています。売上の多くが優良顧客からもたらされているケースも多いため、顧客育成・顧客管理を徹底することは業績に直結するのです。
今回ご紹介した顧客管理システム(CRM)を使えば、顧客満足度を高めて売上拡大を進めながら、平行して業務効率化も果たせます。みなさんもぜひ、自社に合ったCRMを導入して、売上拡大を目指しましょう。