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データクレンジングツール9選|種類の違いと失敗しない選び方

公開日: / 更新日: / データ活用/CDP
データクレンジングツール9選|種類の違いと失敗しない選び方

データクレンジングツールを探すとき、最初にぶつかる壁は「そもそも何を選べばよいのか分からない」という状態です。名寄せツール、ETL/ELTツール、DWH、iPaaS、MDM、Excelと、用途の異なるカテゴリが混在しているため、機能比較の前に分類の整理が必要になります。

本記事では、データクレンジングツールを用途別に6種類に分類したうえで、名寄せ・統合に強いツール5選とETL系ツール4選を比較します。

データクレンジングとは?ダーティデータの原因と3ステップの進め方

前提として、データクレンジングとはCRMやSFAなどに蓄積されたデータの重複・表記ゆれ・欠損を修正し、正確で活用可能な状態に整える作業を指します。名寄せ(同一人物・同一企業の紐付け)はその主要な一工程です。IBMの2025年調査では、最高オペレーション責任者(COO)の43%がデータ品質問題を最も重要なデータ優先事項として挙げており(出典:IBM Institute for Business Value「The 2025 CDO Study」) ツールによる効率的なクレンジングへの注目が高まっています。

なお、本記事を公開している株式会社ジーニーでは、Cookie規制下で重要性が増すファーストパーティデータの統合・活用基盤としてCDP(カスタマーデータプラットフォーム)「GENIEE CDP」を提供しています。

CDPは、Webサイト・店舗・各種ツールに散らばった顧客データを同一人物として名寄せし、分析から施策実行までを一貫させるためのデータ基盤です。クレンジング後のデータを継続的に一元管理して施策に繋げたい方は、ぜひご検討ください。

複数システムのデータが散在|CDP活用でデータクレンジングと名寄せを自動化

データクレンジングツールには何種類ある?用途別に6種類を解説

データクレンジングツールは、主な用途と対象データの性質によって6種類に分類できます。名寄せツール・ETL/ELTツール・DWH・iPaaS・MDM・Excelです。どの種類が自社の課題に合っているかを特定することが、ツール選定の出発点になります。

ITRの市場調査によると、国内ETL/データプレパレーション市場の2024年度売上金額は145億円で前年度比11.5%増、2024〜2029年度のCAGRは11.1%と予測されています。市場の拡大とともにツールの選択肢も増えており、カテゴリを整理しないまま比較検討を始めると判断が難しくなります。

用途で異なる6つのツール種別

データクレンジングに関連するツールは、主な用途と対象データの性質によって以下の6種別に分けられます。どの種別が自社の課題に近いかを判断する際の参考にしてください。

種別主な用途向いているケース代表的な製品例
名寄せツール顧客・企業データの同一性判定と統合CRM/SFAの重複レコード整理、B2B商談データの統合uSonar、Sansan Data Hub
ETL・ELTツールデータの抽出・変換・格納の自動化DWHやBIへのデータ前処理、複数ソースの一括変換Talend Data Fabric、TROCCO
DWH(データウェアハウス)大量データの蓄積・分析基盤全社横断の分析基盤を構築したい企業BigQuery、Snowflake
iPaaS・EAIツールシステム間のデータ連携・自動化SaaS間のデータ同期、ワークフロー自動化Zapier、MuleSoft
マスターデータ管理(MDM)組織全体の「正しいデータ」の一元管理製品マスター・顧客マスターを一元化したい大企業Informatica MDM、IBM MDM
Excel・スプレッドシート手作業によるデータ修正・整形数千件規模の単発クレンジング作業Microsoft Excel、Google スプレッドシート

名寄せツール

顧客データや企業データの中から同一の人物・企業を識別し、1レコードに統合する機能に特化したツールです。ETLツールがデータを「移動・変換」するのに対し、名寄せツールは「同一性の判定」が中心の役割になります。

名寄せとは?その意味やデータ統合に向けた具体的な進め方を解説

名寄せツールとは?3つのタイプと選び方・主要4製品の比較を解説

ETL・ELTツール

Extract(抽出)・Transform(変換)・Load(格納)の頭文字をとったデータパイプラインの自動化ツール。BIツールやDWHへのデータ投入前の前処理として使われるケースが多く、複数システムのデータを一括で変換・統合できます。

ETLとは?Extract・Transform・Loadの意味からツール選定まで解説

ETLツールとは?選び方の6つの比較軸と主要5製品を紹介

DWH(データウェアハウス)

大量の分析用データを蓄積・管理するためのデータベース基盤です。ETLツールと組み合わせて使うケースが一般的で、クレンジング済みのデータを蓄積する「器」として機能します。

データウェアハウス(DWH)とは?導入のメリットや選び方について解説

ETLとDWHとは?役割の違いからBIツールとの連携構造まで解説

iPaaS・EAIツール

ETLとEAIの違いとは?EDI・API・ELTとの比較と選定基準を解説

iPaaSとETLの違いとは?5つの比較軸と選び方を解説

CRMとMAのデータを双方向に同期する、受注データを会計システムへ自動連携するといった、システム間のデータ橋渡しに使われるカテゴリです。クレンジングそのものよりも「連携時のデータ整合性維持」が主な役割になります。

マスターデータ管理(MDM)

顧客マスター・製品マスターなど、組織全体で参照する基幹データの「正」を一元管理する仕組みです。全社データガバナンスの基盤として導入されることが多く、主に大企業での採用が中心になります。

CDPとMDMの違いとは?管理対象・目的・連携パターンを整理

Excel・スプレッドシート

数千件以下の小規模データであれば、ExcelやGoogleスプレッドシートでも十分にクレンジング作業をこなせます。ただし、複数システム間のデータ統合やリアルタイム処理が必要になると、手作業では限界が生じます。データ件数の増加や更新頻度の上昇を感じたタイミングが、専用ツール移行を検討するサインです。

選定時にチェックすべき4つのポイント

カテゴリが絞れたら、次は具体的なツール選定に入ります。以下の4軸で評価すると、候補ツール間の判断がぶれにくくなります。

対応データ形式の範囲

自社が扱うデータの形式(CSV、JSON、XML、各種RDBMSなど)にツールが対応しているかを確認します。特に複数のシステムからデータを集める場合、対応フォーマットの幅が運用の手間を大きく左右します。

操作性(ノーコード対応か)

エンジニアリソースが限られている組織では、ノーコード・ローコードで設定できるかどうかが導入後の定着率に直結します。技術担当者が不在でも業務担当者が設定を変更できる環境を作れるかを事前に確認してください。

既存システムとの連携性

CRM・SFA・MAとのデータ連携を前提にするなら、APIやネイティブコネクタの有無が選定の分岐点になります。連携先が増えるほどデータ統合の価値は高まりますが、カスタム開発が必要なツールは運用コストが膨らみやすいため注意が必要です。

日本語の表記ゆれへの対応力

日本語データには「株式会社」と「(株)」、「斎藤」と「斉藤」、全角・半角の混在など、海外製ツールが想定していない表記ゆれが多く存在します。グローバル製品を選ぶ場合は、日本語特有のパターンへの対応状況を必ずデモ環境で検証することをお勧めします。

ここまでで、カテゴリの絞り方と選定時の評価軸が整いました。ここからは実際のツールを紹介します。まず、CRMやSFAの重複レコード整理・顧客データの名寄せに課題を持つ組織向けに、名寄せ・統合系のツール5つを取り上げます。

顧客データの名寄せ・統合に強いツール5選

CRMやSFAに同一企業の重複レコードが混在している、営業とマーケティングで顧客データの定義が異なってしまっているといった課題を抱えている場合、自社が管理するデータの種類やボリューム、連携先システムの数によって最適な選択肢は変わりますが、名寄せ・統合に特化したツールが選択肢の中心になります。

1. uSonar

項目詳細
運営会社ユーソナー株式会社
サービス種別B2B特化型名寄せ・企業データ管理ツール
主な利用者層国内B2B企業の営業・マーケティング部門
主な機能法人名寄せ、AIによる需要測定、反社チェック(Deep Check)、ホワイトリスト・ブラックリスト管理
外部連携主要CRM/SFA/MAとの連携機能を提供
料金要問い合わせ

uSonarの最大の特徴は、1,250万件超の企業・事業所情報を収録したLBC(Linkage Business Code)データベースを名寄せの基盤に使っている点です。自社CRMのレコードをLBCと照合することで、名寄せの精度を大きく高められます。

AIによる需要測定機能では、自社の受注実績をもとに見込みの高い企業を自動でスコアリングします。名寄せで整備したデータをそのまま営業ターゲティングに活かせる設計になっています。

uSonar 公式サイトはこちら

2. Sansan Data Hub

項目詳細
運営会社Sansan株式会社
サービス種別企業データ統合・名寄せツール
主な利用者層CRM/SFA/MAを活用する営業・マーケティング部門
主な機能9項目を組み合わせた名寄せ、社名変更・吸収合併への追従、100種類超の属性情報自動付与
外部連携SFA/CRM/MAへの自動連携・自動更新
料金Sansanの導入プランに付随(要問い合わせ)

Sansan Data Hubは、社名・住所・電話番号など9つの情報を組み合わせて名寄せ精度を高める設計です。社名変更や吸収合併が発生した場合でも、データを自動で追従・更新する機能を備えており、企業間取引が活発な組織での運用に強みを発揮します。

名寄せ後のレコードには業種・従業員数・資本金など100種類超の属性情報が自動付与されるため、整備したデータをそのままセグメンテーションや優先度付けに活用できます。SansanのCRMサービスと連携して使うことで、商談データと顧客マスターの一貫性を保ちやすくなります。

Sansan Data Hub 公式サイトはこちら

3. スピーダ 顧客企業データハブ

項目詳細
運営会社株式会社ユーザベース
サービス種別企業情報統合・ABM支援ツール
主な利用者層ABM(アカウントベースドマーケティング)を推進する営業・マーケティング部門
主な機能企業データの名寄せ・統合、企業分析、ターゲティング支援
外部連携CRM/SFA/MAとの連携(詳細は要確認)
料金要問い合わせ

スピーダ 顧客企業データハブは、名寄せ機能に加えて企業分析・ターゲティング機能を組み合わせている点が特徴です。自社の顧客データを整備しながら、同時に市場内のターゲット企業を探索・優先付けできる設計になっています。

ABMの推進を軸に据えている組織にとって、データクレンジングと営業ターゲティングを1つのプラットフォームで扱えることは、部門間の連携コスト削減につながります。スピーダの他サービスとの連携で、業界分析・競合調査まで範囲を広げることも可能です。

スピーダ 顧客企業データハブ 公式サイトはこちら

4. Precisely Trillium

項目詳細
運営会社Precisely(国内代理店: 株式会社アグレックス)
サービス種別エンタープライズ向けデータ品質管理ツール
主な利用者層グローバル展開企業、多言語・大規模データを扱う組織
主な機能データプロファイリング、正規化、名寄せ(マッチング)、データ検証の一連ワークフロー
外部連携主要DWH・RDBMSとの連携(詳細は要確認)
料金ライセンス型(要問い合わせ)

Precisely Trilliumは、プロファイリング(データの現状把握)→正規化→名寄せ→検証という一連のデータ品質管理ワークフローを1つのツールで完結できる点が特徴です。名寄せだけを切り出すのではなく、データ品質管理のライフサイクル全体をカバーしたい組織向けの設計になっています。

多言語データへの対応力を持ち、グローバルに顧客データを管理している企業での採用実績があります。国内では株式会社アグレックスが代理店として導入・サポートを担っており、日本語環境での利用に関する相談窓口があります。

Precisely Trillium 公式サイトはこちら

5. GENIEE CDP

項目詳細
運営会社株式会社ジーニー
サービス種別CDP(カスタマーデータプラットフォーム)
主な利用者層顧客データを複数システムで管理している企業、MA・CRM連携による施策実行を目指す組織
主な機能ID名寄せ/データ統合、ノーコードデータ連携、リアルタイム連携、ワークフロー自動化、AIによる自然言語分析、テンプレートダッシュボード
外部連携GENIEE MA、GENIEE ENGAGE、GENIEE ANALYTICS、GENIEE SEARCH、GENIEE RECOMMEND ほか
料金要問い合わせ

データ統合の選択肢の一つがCDP(カスタマーデータプラットフォーム)です。CDPは、複数のシステムに分散した顧客データを同一人物として名寄せし、分析用途から施策実行用途まで一元的に扱える基盤で、ファーストパーティデータ戦略の土台として位置付けられます。

検討するメリットは主に3点あります。第一に、チャネルや部門をまたいだ顧客像の断片化を解消できること。第二に、蓄積したデータをセグメントとして切り出し、MAやメール配信などの施策にそのまま連携できること。第三に、Cookie規制に左右されない自社起点のデータ活用体制を構築できることです。

株式会社ジーニーが提供するGENIEE CDPはノーコードで多数のツールと連携でき、ID名寄せ・統合機能によって同一ユーザーの行動をチャネルをまたいで一元管理できます。AI・機械学習を活用した分析や自然言語でのデータ分析にも対応しており、蓄積したファーストパーティデータを施策に結びつけるまでのサイクルを短縮できます。

複数のSaaSや自社システムに顧客データが散在している状況では、ID名寄せ機能でデータを統合しながら、ノーコードのコネクタで各システムとリアルタイムに連携できます。AIによる自然言語分析やテンプレートダッシュボードにより、データの整備と分析・施策立案をつなぐ環境を構築できます。

GENIEE CDP 公式サイトはこちら

データ分析の前処理に強いETLツール4選

ETL/ELTツールは、複数のデータソースからデータを抽出し、分析に適した形式に変換したうえでDWHやBIツールへ格納する処理を自動化するカテゴリです。名寄せ系ツールが「誰のデータか」を整理するのに対し、ETLツールは「データをどこからどこへ、どんな形で運ぶか」を担います。データ分析基盤の構築や、定期的なレポート生成の前処理を効率化したい場合に選択肢の中心になります。

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1. Talend Data Fabric

項目詳細
運営会社Qlik(Talend事業を統合)
サービス種別エンタープライズ向けETL・データ統合ツール
主な利用者層データエンジニア、大規模データ統合を必要とする企業
主な機能900以上のコネクタ、データ品質スコアリング、パイプライン設計・管理
料金体系オープンソース版(Talend Open Studio)は無料、商用版は要問い合わせ

Talend Data Fabricは、900以上のコネクタを持つ広範なデータソース対応と、データ品質スコアリング機能の組み合わせが特徴です。オープンソース版のTalend Open Studioは無料で利用でき、ETLの仕組みを試したい段階での検証に活用できます。

商用版ではデータ品質の継続的な監視機能やクラウド対応が追加されます。大規模なデータパイプラインを構築・運用する組織では、コネクタの豊富さとエンタープライズ向けのガバナンス機能が選定の決め手になるケースが多いツールです。

Talend Data Fabric 公式サイトはこちら

2. AWS Glue DataBrew

項目詳細
運営会社Amazon Web Services
サービス種別クラウド型ノーコードデータ前処理ツール
主な利用者層AWSを活用するデータアナリスト、エンジニアリングリソースが限られたチーム
主な機能250以上の組み込み変換機能、ビジュアルUI、データプロファイリング
料金体系従量課金制(インタラクティブセッション: ノード時間あたり$0.48、ジョブ実行も別途従量)

AWS Glue DataBrewは、250以上の組み込み変換機能をビジュアルUIから操作できるノーコードツールです。コードを書かずにデータのフィルタリング、欠損値処理、フォーマット変換などの前処理を設定できるため、データアナリストが自力でパイプラインを構築しやすい環境を提供します。

すでにS3やRDSなどAWSのサービスを活用している組織では、データの移動コストを抑えながらネイティブに連携できる点が大きな利点です。従量課金制のため、処理頻度や規模に応じてコストが変動することは考慮しておく必要があります。

AWS Glue DataBrew 公式サイトはこちら

3. Google Cloud Dataprep by Trifacta

項目詳細
運営会社Google Cloud
サービス種別クラウド型ビジュアルデータ前処理ツール
主な利用者層BigQueryやCloud Storageを活用するデータアナリスト
主な機能ビジュアルUIでの変換ルール設計、データ品質チェック、BigQuery/Cloud Storageとのネイティブ連携
料金体系従量課金制(利用量に応じて変動)

Google Cloud Dataprepは、データの分布や欠損パターンをビジュアルで確認しながら変換ルールを設計できる直感的なUIが特徴です。BigQueryやCloud Storageとネイティブに連携しており、Google Cloudを分析基盤として採用している組織ではデータの移動を最小限に抑えながら前処理を実行できます。

変換ルールは自然言語に近い形で記述できる部分もあり、SQLに不慣れな担当者でも扱いやすい設計になっています。GCPエコシステムを前提とした運用では、BigQueryとの組み合わせが最も効率的に機能します。

Google Cloud Dataprep by Trifacta公式サイトはこちら

4. TROCCO

項目詳細
運営会社株式会社primeNumber
サービス種別国産クラウド型ETL・データ転送・ジョブ管理ツール
主な利用者層日本語環境で運用したいデータエンジニア・データアナリスト、国内企業のデータ基盤担当者
主な機能ノーコードでのデータ転送・変換、ジョブ管理(スケジューリング・依存関係設定)、豊富な国内SaaS連携
料金体系フリープランあり、有料プランは月額制(詳細は要問い合わせ)

TROCCOは国産のETL/データ転送ツールで、日本語UIと日本語サポートを前提に設計されている点が海外製ツールとの大きな違いです。国内主要SaaSとのコネクタが充実しており、ノーコードでデータ転送・変換のパイプラインを構築できます。

ジョブ管理機能では、複数の転送処理の依存関係や実行スケジュールを視覚的に管理できます。フリープランから始めて段階的に有料プランへ移行できる料金体系のため、まず小さく試してから本格運用の設計を検討する進め方がしやすいツールです。

TROCCO 公式サイトはこちら

データクレンジングツール導入後に差がつく3つの運用ポイントとは

ツールを導入しただけでは、データ品質の維持はできません。クレンジングは一度やれば終わりではなく、データは日常業務の中で継続的に劣化していくものです。どれだけ精度の高いツールを選んでも、運用の設計が伴わなければ効果は長続きしません。ツール選定と同じくらい、「導入後にどう運用するか」が長期的なデータ品質を決める鍵になっています。

導入後に取り組むべきポイントは以下の3つです。

  1. 導入前にデータ品質を棚卸しする
  2. 全社共通の入力ルールを決める
  3. 定期クレンジングの仕組みをつくる

1. 導入前にデータ品質を棚卸しする

ツール導入の前に、現状のデータがどの程度の品質にあるかを把握することが出発点です。重複率・欠損率・表記ゆれの発生箇所を洗い出し、「どのデータに何の問題があるか」を可視化します。

この棚卸しをスキップすると、ツール導入後に「どの設定が正解か分からない」という状態に陥りやすくなります。現状把握があることで、クレンジングルールの設定精度が上がり、ツールの効果を正しく評価できるようになります。

2. 全社共通の入力ルールを決める

クレンジングツールで一度データを整備しても、入力ルールが統一されていなければ、新規データが入るたびにゆれが再発します。法人格の表記(「株式会社」か「(株)」か)、住所形式(都道府県から書くか否か)、電話番号(ハイフンあり・なし)といった具体的なルールを全社で統一することが、クレンジング作業の量を根本から減らします。

ルールを定めたら、CRMやSFAのバリデーション設定と組み合わせて、入力時点でゆれが起きにくい環境を整えることも効果的です。ルールだけを文書化しても徹底されにくいため、システム側で入力フォーマットを制御する仕組みをセットで考えてください。

3. 定期クレンジングの仕組みをつくる

B2Bのコンタクトデータは、時間が経つにつれて自然に劣化していきます。業界で広く引用されている推計値によると、担当者の異動・退職・組織変更などにより、B2Bコンタクトデータは年間25〜30%程度の割合で陳腐化するとされています。 つまり、何もしなければ4年後には保有データの大半が古い情報になります。

これを踏まえると、四半期ごとの定期データチェックと、部門横断のデータ品質レビュー会議を仕組みとして組み込むことが現実的な対策です。ツールの自動クレンジング機能を定期バッチ処理として設定しておけば、人手に依存せずに一定水準のデータ品質を維持できます。どのタイミングで何をチェックするかを運用ルールとして明文化し、担当者が変わっても回せる体制を作ることが長期的なデータ品質管理の基盤になります。

まとめ:データクレンジングツールの選び方

データクレンジングツールの選定で最初にすべきことは、カテゴリの特定です。顧客データの重複・名寄せが課題なら名寄せ系ツールを、データ分析基盤への前処理自動化が目的ならETL系ツールを中心に候補を絞ります。両方の課題を抱えている場合は、統合からセグメンテーション・施策実行まで一気通貫で扱えるCDPも選択肢に入ります。

複数システムのデータが散在|CDP活用でデータクレンジングと名寄せを自動化

ツールを選んだ後は、データ品質の棚卸し・入力ルールの統一・定期クレンジングの仕組み化という3つの運用設計が、投資対効果を左右します。ツールは手段であり、運用の設計があって初めてデータ品質の維持につながります。

株式会社ジーニーのGENIEE CDPは、散在した顧客データをノーコードで統合し、ID名寄せによってオンライン・オフラインをまたいだ同一顧客の行動把握を実現します。AI・自然言語による分析サポートでデータアナリストがいない組織でも活用でき、分析結果はMAやENGAGE等のジーニーマーケティングクラウド製品にそのままセグメントとして連携できるため、「データは集めたが施策に繋がらない」状態を解消できます。導入支援・活用支援チームによる伴走もあり、CDPの導入が初めての企業でも無理なく立ち上げられます。

クレンジングとデータ活用基盤をセットで検討したい方は、まずはGENIEE CDPの製品ページから詳細をご確認ください。

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執筆者

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