企業のデータ活用最前線!顧客情報の統合・利活用に最適なCDPツール11選

多様なデータを扱う営業・マーケティング現場が直面する課題

「必要な情報が確認できるシステムやツールが各部署に散在し、データの確認や集約作業が大変」「社内大量のデータが蓄積されているがデータ資産として有効活用できていない」
こんな声が、企業から日々聞こえてきます。
例えば、広告・マーケティング業界では、目的毎に分析するツールが違うため、それぞれのデータを集計し比較しようとすると、何日もかけて同じフォーマットのEXCELやスプレッドシートに転記した上で加工を施す必要があります。
小売・EC業界では、店舗とオンラインの顧客データが分離し、一人ひとりの購買傾向が見えません。
金融・保険業界では、複数の商品ごとに管理システムが異なり、顧客の全体像を把握するのに時間がかかります。
これら、情報の連携・集約・分析の課題は、特定の人材のスキルや経験に依存する事が多く、現場の属人化を深刻化させています。
経営層が抱える営業管理の悩み
- 集約作業が特定の担当者に依存し、本来のコアな業務時間にリソースが投下できていない
- 顧客情報の管理が煩雑でクレジング作業も未対応。結果多くの機会損失が発生している
- SFAやCRM、MAへの入力は補完できているが、ツールを横断・俯瞰した分析ができていない

解決の鍵は「データの集約・統合・分析の自動化と一元管理」となり、それらを実現するのがCDPツールとなります。
CDP(カスタマーデータプラットフォーム:顧客データを一箇所に集約・管理する仕組み)は、これらの課題を根本から解決する営業DX推進の切り札です。
分散した顧客情報を自動で集約統合し、部署横断で共有できる環境を構築。DX推進者が求める「データに基づいた事業運営」を実現し、業務効率の大幅な向上を可能にします。
本記事では、現場の課題解決に特化したCDPツールの選び方と、おすすめのツールを詳しく解説いたします。
CDP(顧客データ統合基盤:カスタマーデータプラットフォーム)とは?

CDP(カスタマーデータプラットフォーム:顧客データを一箇所に集約・管理するシステム)は、散らばった情報を自動的に整理統合する画期的なシステムです。
従来、顧客の基本情報、ウェブサイトの行動履歴、問い合わせ内容、商談記録など顧客接点それぞれの情報が別々のシステムで管理・保管され、必要な情報を探すだけでも時間を浪費してきました。
各ツールで管理していることにより
- 各システムが独立しており、データの連携が困難
- 営業・マーケ・経企各部担当者が手動でデータを転記・集約する必要
- 顧客の全体像を把握するために複数のシステムを行き来する手間が発生
CDPは、この非効率を解決します。顧客に関するあらゆる情報を自動収集し、DX推進者が目指す「情報に基づいた効率的且つデータドリブンな事業運営」を実現し、経営層が求める売上向上と業務効率化を同時に達成します。

効率を高めるCDPの主要機能

企業の決済者が重視するのは「導入効果の明確性」です。
しかし、既に導入済みのツールでは人的な運用が残ってしまっていたり、一定の苦労をして運用を立ち上げた経緯もあり、今さらツールを刷新することは難しいとお考えかもしれません。
CDPツールが会社にもたらす具体的な価値を、5つの核となる機能から解説します。
1,データ連携機能
既存のMA・SFA・CRMシステムや、オンプレミス(個社開発)システム、その他SaaSのサードパーティシステム等とシームレスに接続し、面倒な二重、三重の重複入力作業を解消します。
2,分析機能
購買パターンや商談の成功要因を自動分析し、成約確率の高い見込み客を分析可視化
3,リアルタイム統合機能
オンライン・オフラインの全ての顧客接点データをリアルタイムで統合・一元管理
4,セグメンテーションとアクティベーション
顧客データを属性や行動などの基準でグループ分け。例えば、年齢、性別、購買履歴、ウェブサイトの閲覧履歴などで顧客を分類することでマーケティング施策のターゲットを明確にし、効果的なコミュニケーションを可能にします。また、セグメンテーションで作成した顧客グループに対して、広告配信やメール送信などの具体的なアクションを実行することで顧客データを活用して、適切なチャネルで適切なメッセージを届け顧客体験の向上や売上増加を目指す効果があります。最新型のCDPにはMA機能も実装されているツールもあり注目されています。
業界別営業活用シーン例
CDPツールの価値は、各業界が抱える特有の課題に対してどれだけ具体的な解決策を提供できるかが重要です。
主にAIと連携した最新の業界活用シーンをご紹介します。
広告代理店モデル

製造業提供モデル

バックオフィス・ヘルプデスク活用モデル

その他の業界では
不動産業界
反響営業において、サイトからの問い合わせ(MA)から初回面談までの期間短縮(SFA)、CRMのデータを一元管理することで顧客のライフスタイルに合わせた追客体制を自動化し、属人化解消と成約率向上を実現
広告・マーケティング業界
クライアント企業ごとに使用システムが異なる過去キャンペーン効果と担当者の嗜好を統合分析し、提案精度向上と案件管理の効率化を達成
小売・EC業界
店舗とオンラインの購買データを統合し、リピーター獲得戦略の立案と売上予測の精度向上を支援金融・保険業界コンプライアンス要件を満たしながら顧客のライフステージ変化を把握し、最適なタイミングでの商品提案を可能にする
メーカー(消費財)
販売店経由の売上データとエンドユーザーの反応を統合し、効果的な販促施策の立案と市場動向の先読みを実現
など最近ではAIとの連携により各業界の課題に合わせた柔軟なソリューションを提供することが可能となっています。
これらの機能により各部署各組織のデータ活用における各種作業、分析の時間が短縮されます。
CDPツール×AIモデル導入事例
【発展型】CDP×AIエージェント連携(広告代理店)モデル
昨今特に競争が激しくAI活用による業務効率化が必須課題となっている広告代理店業界におけるAIエージェント×CDPの活用事例を紹介します。
事例1:株式会社ピアラ
株式会社ピアラは中堅中小企業を中心に設立以来20年間にわたり、1000社以上のクライアントに対し、YahooやGoogleのWEB広告などの他、認知から理解・共感、購入、そしてファン化に至るまで、ダイレクトマーケティングを中心とした包括的なマーケティング支援を提供してきた中堅の広告代理店となります。
同社では多岐にわたる業種やジャンル、ターゲット、顧客の悩み、媒体、クリエイティブなど、独自のタグ付けを行った多岐にわたるデータを大量に蓄積しており、それに基づいてクライアントのニーズに最適な広告戦略を日々行ってきましたが、これらの大量且つバリエーション豊富なデータは、広告運用の精度を高めるための貴重な資産である一方で同社内だけではうまく活用しきれていないといった課題も同時に抱えていました。
そこで同社は株式会社ジーニーのグループ企業となる株式会社JAPAN AIが提供するAIエージェントサービスとGENIEE CDPを連携し活用することで、広告レポート作成の他クライアント向けに従来大半を手作業行っていたクライアント支援業務を大幅に効率化することを実現しました。
これにより、同社は人的リソースをコンサルティングなどより戦略的な業務に集中できる体制を実現し収益構造の転換を図っています。

さらに、どのクリエイティブが最も費用対効果が高いかをAIが自動で分析し、その要素を言語化して、新しいクリエイティブを生成することで、クリエイティブ制作のスピードと質を飛躍的に向上させる取り組みも同時に進めています。
自動生成したクリエイティブを直接各媒体プラットフォーム(Meta、Google、Yahoo!、LINE等)へ入稿し、運用結果を再び広告レポートとして自動生成することで、PDCAサイクルを効率的かつ効果的に実行できるようになります。
それにより、同社が支援するクライアントはWEB広告の費用対効果を最大化し、新規顧客の獲得を加速させることが可能となるのです。
AIによるリアルタイムな効果測定と分析に基づき、迅速な改善策を講じることで、PDCAサイクルを高速化し、継続的な効果向上と限られた予算で最大の効果を引き出し、CPAの改善、ROASの向上に貢献するといった取り組みを開始し業界内外からも高い注目を集めている事例となります。

今後は更にCDP×AIエージェントの連携を深化させることより、広告運用の自動化と効率化、ターゲティングとパーソナライズの精緻化、高速PDCAサイクルの実現を通じて、クライアントに対してより高い価値を提供するだけでなく、業務効率の向上により、クライアントはより迅速かつ効果的なマーケティングを展開することが可能となり、ビジネスの成長を加速させることが期待されています。
CDP×AIエージェント導入後効果検証
※同社公開済決算資料より抜粋
CDP×AIエージェントモデル導入開始は2024年12月。開発期間も考慮した導入後約半年となる2025年2025年5月15日に開示された第1四半期決算(2025年1月~3月)資料内でその効果を確認することができてます。

まず売上高は四半期ベースで過去最高額に到達し業務効率化だけでなくトップラインの向上が可視化されました。

重点戦略においてCDP×AIの活用を掲げ引き続き事業を推進していくと同時に、特に戦略③にある通り「CDP×AI」モデル開発が順調に進み、CDPに集約統合された各種データのAIによる学習が進むことで成果物のアウトプット精度の向上と業務効率化に効果をあげている点が確認できます。

CDP×AI活用による具体的な成果指標として業務時間200時間の削減が想定されています。

結果として業務の効率化のみならず成果向上によるトップラインの増加により同社として過去に例を見ない高い成長率を実現することができました。その背景には昨年末導入を開始したCDPとAI連携によるデータ活用が業務効率化と同時に成果物アウトプットの質向上が寄与している点は言うまでもありません。

参照元:https://www.piala.co.jp/ir/library/presentation
事例2:ブランディングテクノロジー株式会社
ブランディングテクノロジー株式会社は、中堅・中小企業のブランディングおよびデジタルマーケティングの広告代理店として長年事業展開をしてきました。同社の特徴は広告枠を売って終わりではなく、顧客に寄り添い伴走支援を行うことで長年信頼と実績を積み上げてきました。
しかし、同社の事業モデルは伴走型と言われるように大量のデータを収集分析し成果を産み出す労働集約型且つ工数の伴う一方で成果を出し続けるには社員が多くの時間を投下するビジネスモデルでありました。
近年、AIを用いた事業の効率化を経営上の重要施策として展開する中、CDPツールの導入と合わせ以下機能を有したAIエージェントを駆使することでコンサルティング業務の効率化だけでなく成果向上を持続的に図る事業モデルへの転換を図る意思決定を行いました。初期段階において以下の取り組みを開始しています。
導入するAIエージェント例
・広告バナーエージェント:ペルソナ策定から素案作成まで広告バナー作成の自動化
・競合/顧客分析エージェント:競合他社のHPやSNSの分析結果、顧客動向をレポートとして生成
・広告審査エージェント:法規制・ガイドライン遵守確認の自動化(審査時間を約75%削減)
・コンサルナレッジ検索エージェント:類似案件の抽出やベストプラクティスの提案
・ブランディング戦略エージェント:企業理念・価値観、市場トレンドを踏まえた戦略策定
・SEO最適化エージェント:SEO戦略の自動化・最適化支援
・ROI予測エージェント:施策ごとのリスク評価・シナリオ分析による投資効果予測
・顧客カテゴリ分析エージェント:顧客データの自動分析・最適セグメント化

「GENIEE CDP」では、基幹システムや業務系SaaS、各種広告媒体のデータを一元管理し、さらにWEB検索データや顧客の行動データまでをリアルタイムに統合することで、従来各所に分散していた様々なデータソースを統合し、より深い顧客理解と効果的なマーケティング施策の立案が可能になります。

「GENIEE CDP」で構築したデータ基盤と、JAPAN AIが提供する最先端のAIソリューション群の統合的なアプローチにより、データドリブンな意思決定とAIによる業務効率化を同時に実現し、より戦略的で効果的なコンサルティングサービスを提供することができるようになりました。

これからは、CDPによるデータ統合で、組織全体の情報活用力を底上げする時代です。ぜひこの機会に、データの力で組織を根本から変えてみませんか。
詳しくはこちらの問い合わせフォームからご相談ください。
※お問い合わせの際に「CDP×AIエージェント関連記事」と添えて頂くと御社の業界の事例提供と合わせスムーズに相談をお受けすることが可能です。
最適なCDPツール選びを

「自社にはどんなCDPツールが最適なのか」「具体的にどんな基準で判断すればよいのか」という疑問をお持ちの方も多いでしょう。
実際の選定現場では、機能の豊富さや価格の安さに目を奪われがちですが、本当に重要なのは「自社の営業・マーケティング現場で実際に活用できるか」という実用性も重要な観点となります。
ここでは、導入後の失敗を避け、投資対効果を最大化するための実践的な選定基準を3つに絞ってご紹介します。
1. 導入済みのSFA/CRM、MAツール等との連携性
なぜ最重要なのかCDPツールの価値は、既存の営業管理システムとシームレスに連携してこそ発揮されます。長年使い慣れたSFAやCRMとの連携が困難な場合、以下のような深刻な問題が発生します。連携不備による課題
- データの二重入力による営業担当者の負担増加
- システム間でのデータ不整合による判断ミス
- 結果的に「使われないシステム」となるリスク
確認すべき連携項目
✅ API連携の対応範囲
既存システムとのリアルタイム同期が可能か
✅ データ移行の容易さ
過去の営業データを損失なく連携できるか
✅ 操作性の統一
現場担当者が混乱しない画面設計になっているか
既存システムとの連携性を最優先に検討することで、導入リスクを大幅に軽減し、スムーズなDX推進を実現できます。
2. 営業チームの操作性・習得コスト
現場の営業担当者が使いこなせるかどれほど高機能なCDPツールでも、現場で使われなければ意味がありません。特に注意すべきポイントは以下の通りです。
操作性の評価基準
✅ 直感的な画面設計
ITリテラシーに関係なく操作できるか
✅ 学習コストの低さ
新人営業でも短期間で習得できるか
✅ モバイル対応
外出先でもスムーズに利用できるか
習得コスト削減のポイント
- 既存システムと似た操作感のツールを選択
- 段階的な機能展開が可能な設計
- 充実した操作マニュアルとオンボーディング・サポート・研修体制
営業・マーケ組織全体が無理なく使いこなせるツールを選択することで、導入効果を最大化し、継続的な活用を実現できます。
3. 導入・運用サポート体制の充実度
導入成功の鍵は「伴走型サポート」
CDPツール導入は技術的な設定だけでなく、業務プロセスの見直しや組織変革を伴う大きなプロジェクトです。安心して導入を進めるために、以下のサポート体制を確認しましょう。
必須サポート項目
導入フェーズ
✅ 初期設定支援
既存システムとの連携設定を専門スタッフがサポートする体制が構築
✅ データ移行支援
過去データの安全な移行をサポート
✅ 営業プロセス設計支援
自社の営業フローに最適化した設定を提案
運用フェーズ
✅ 定期的な効果測定
導入効果を数値で可視化し、改善提案を実施
✅ 操作研修の継続実施
新入社員や機能追加時の教育体制
✅ トラブル対応
迅速な技術サポートと問題解決
成果最大化フェーズ
✅ 活用度向上提案
利用状況を分析し、さらなる定着化を提案推進
✅ 機能拡張サポート
事業成長に合わせた機能追加の支援
以上のような充実したサポート体制があることで、導入から運用まで安心して進められ、長期的な成果創出を確実にできます。
選定成功のための実践アプローチ
選定を成功させるためには、以下の順序で検討を進めることをお勧めします。
- 01.現状の営業課題を具体的に洗い出し
- 02.既存システムとの連携要件を明確化
- 03.営業チームの ITリテラシーレベルを把握
- 04.導入後のサポート体制を詳細確認
これらの基準を満たすCDPツールを選択することで、投資に見合った確実な成果を得ることができます。次章では、さっそくいくつかのCDPをご紹介いたします。
DX推進に最適なCDPツール11選

営業管理の効率化と顧客データ活用を実現するため、市場で注目されているCDPツールを厳選してご紹介します。各ツールの特色と強みを比較検討し、自社の営業体制に最適な選択肢を見つけるため、前章で紹介した3つのタイプに整理しました。
主要CDPツール比較一覧(タイプ別分類)
- 【コストパフォーマンスに優れたCDP】
-
カスタマイズ性に優れコストパフォーマンスの高い。導入コストを抑制しながら即効性を重視する中小企業の営業DX推進者に最適。
提供企業 製品名 主な特徴・強み 詳細情報 株式会社EVERRISE 「INTEGRAL-CORE」 ノーコードによる簡単な顧客データ統合を実現。リアルタイム処理とSCV機能で重複のない顧客プロファイルを生成し、セキュアな環境でデータを管理 詳細はこちら ブレインパッド株式会社 「Rtoaster insight+」 マーケター・エンジニア双方が直感的に操作できるUI設計。リアルタイム顧客行動ログ収集・分析機能と外部ツールとのシームレス連携を実現 詳細はこちら 株式会社プレイド 「KARTE Datahub」 分断データベースの統合により顧客理解を深化。複数外部サービス連携で柔軟なデータ活用と高度な顧客体験提供をサポート 詳細はこちら
- 【SFA・CRM連携強化型】
-
既存システムとの親和性を最優先に設計。段階的なDX推進を求める経営層のニーズに対応し、導入リスクを最小化。
提供企業 製品名 主な特徴・強み 詳細情報 Adobe Inc. 「Adobe Real-Time CDP」 オンライン・オフラインデータをリアルタイム統合し、一貫した顧客体験を実現。AI活用によるオーディエンス管理で効果的なマーケティング戦略をサポート 詳細はこちら デジマール株式会社 「goline CDP」 複数データソース統合のETL機能を標準装備。リアルタイム顧客プロファイル生成と、データ品質管理・異常検知機能により信頼性の高いデータ活用を実現 詳細はこちら Tealium Inc. 「Tealium AudienceStream CDP」 リアルタイム顧客データ統合と特許技術による顧客接点把握を実現。高度にパーソナライズされた顧客体験の提供が可能 詳細はこちら Sitecore A/S 「Sitecore CDP」 全チャネル顧客データの一元化を実現。リアルタイムインサイト、自動ID解決、高度セグメンテーション機能でパーソナライズ体験を提供 詳細はこちら トレジャーデータ株式会社 「Treasure Data CDP」 オンライン・オフライン多様データの収集・統合により、最新状態の顧客プロファイル管理を実現。190超の連携コネクタでスムーズなデータ収集と施策実行が可能 詳細はこちら
- 【マーケティング連動型】
-
マーケティング部門との連携を重視し、リード獲得から成約まで一気通貫で管理。営業とマーケティングの分業体制が確立された企業に適合。
提供企業 製品名 主な特徴・強み 詳細情報 株式会社ジーニー 「GENIEE CDP」 営業現場での柔軟な顧客管理を実現。ノーコードでLP・コンテンツ設計が可能で、多様な配信チャネルに対応。顧客ステータスに応じたパーソナライズ化を簡単に実現 詳細はこちら 株式会社プラスアルファ・コンサルティング 「カスタマーリングス」 顧客データの統合から分析、施策実行まで一つのプラットフォームで完結。生成AI機能搭載により、深い顧客理解と独自のマーケティング戦略を支援 詳細はこちら 株式会社データX 「b→dash」 データマーケティングに特化したオールインワンプラットフォーム。ノーコードでのデータ統合・分析から施策実行まで一気通貫で対応し、マーケティング業務の効率化を実現 詳細はこちら
次のセクションでは、これらのCDPツールについてより詳細な解説をいたします。
主要CDPツールを紹介比較

- 1. INTEGRAL-CORE(株式会社EVERRISE)
-
- ノーコードでの顧客データ統合
- SQLの知識がなくても、GUIを使用して簡単に顧客データを統合が可能。独自のSCV(シングル・カスタマー・ビュー)機能により、顧客データを漏れなく、重複なく個人プロファイル化
- セキュリティ・コンプライアンス対応
- ISO27001認証取得により、データの安全性を確保し、信頼性の高い運用が可能。専用環境での構築オプションも提供
- 外部ツールとの柔軟な連携
- 分析・施策ツールとの連携において、外部のマーケティング施策ツールや分析ツールとAPIでシームレスに連携が可能
- リアルタイムデータ処理
- 常に変化する顧客の行動や興味関心をリアルタイムに収集・処理できる機能により、超大量アクセス・超大量データ・高可用性のシステム構築を実現
- 2. Rtoaster insight+(ブレインパッド株式会社)
-
- 多様なデータの統合と活用
- オンライン・オフラインを問わず、顧客に関する多種多様なデータを顧客単位で統合し、全ての顧客個人をひとつのIDで管理
- 直感的なGUIによるデータ処理
- マーケターやエンジニアが直感的に操作できるGUIを提供しており、ノーコード・ローコードでデータの可視化、分析、アクションに必要なデータ処理が可能
- 生成AIを活用したクエリ自動生成機能
- 生成AIを用いてSQLクエリを自動生成する「AIクエリアシスタント」機能を提供しており、自然言語による指示でクエリを作成し、コードの意味や分析の意図を解説することで、データ活用業務の生産性を向上
- 外部システムとの連携
- Rtoaster action+連携、外部ツール連携(CRM/DMP/MA)、BIツール連携により、既存のマーケティングテクノロジーとシームレスに統合
- 3. KARTE Datahub(株式会社プレイド)
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- 高度なデータ分析
- SQLの知識がなくても、100種類以上のクエリテンプレートを活用して高度なデータ分析や可視化が可能
- 業務プロセスの自動化
- ジョブフロー機能を活用して、データの取り込みやクエリの実行などの複雑な処理をスケジューリングし、自動化できるため、業務効率化が可能
- 外部サービスとの柔軟なデータ連携
- 社内の基幹システムや外部サービス、プロダクトに存在する顧客データ、さらには2nd/3rdパーティデータを柔軟に連携・統合が可能
- セキュリティ・コンプライアンス
- 個人情報を含む機能は監査ログ機能でアクセス履歴や操作内容を適切に記録し、日本国内で管理する環境を選択可能
【SFA・CRM連携強化型】

- 4. Adobe Real-Time CDP(Adobe Inc.)
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- リアルタイムな顧客データ統合と活用
- 複数のチャネルから収集した顧客データをリアルタイムで統合・更新し、最新の顧客プロファイルが生成できるため、タイムリーで関連性の高い顧客体験が提供可能
- AIによるデータ活用
- Adobe Sensei(AdobeのAI技術)を活用し、顧客セグメンテーションや予測分析を支援。機械学習による類似オーディエンスや傾向スコアリングで新規顧客発見と変化する顧客行動への迅速対応を実現
- プライバシー対応とセキュリティ
- GDPRやCCPAなどのプライバシー規制に対応しながら、安全かつ適切に顧客データを管理。サードパーティCookieに依存しない堅牢な識別子を活用
- エンドツーエンドのオーディエンス管理
- 統合されたプロファイルをリアルタイムで拡充し、セグメント化。事前に構築されたワークフローで効率を向上し、1,300以上の連携機能で既存システムとの統合を実現
- 5. goline CDP(デジマール株式会社)
-
- 多様なデータの簡単な統合と加工
- オンプレミスやクラウドなど、組織内のさまざまなデータソースからデータを抽出・変換・連携するETL機能を標準装備
- データ品質管理と異常検知機能
- データ品質の向上と異常検知を迅速かつ効果的に実現する機能を提供。データの正確性、一貫性、完全性を監視し、欠損値や重複データなどの問題を特定して修正
- エンジニア工数の大幅な削減
- GUIベースのデータパイプライン作成機能により、非エンジニアでもデータ加工や連携のワークフローの構築が可能
- セキュリティ対応
- 暗号化された通信でデータを取得し、データ処理後は完全に削除されるため、安心して利用が可能
- 6. Tealium AudienceStream CDP(Tealium Inc.)
-
- 特許取得済みビジタースティッチング技術
- 分散したデータをつなぎ、高精度で包括的かつ実用的な顧客プロファイルを構築。複数の顧客タッチポイントを同一人物に紐付け、デバイスをまたいで顧客を把握
- 1,300以上の連携機能を持つ統合マーケットプレイス
- Eメール、マーケティングオートメーション、オンライン広告、SNS、CRMなど多様なシステムとシームレスに連携が可能
- 高品質な機械学習による予測分析
- Tealium Predict MLと組み合わせることで、顧客の行動予測やセグメンテーションを強化し、適切なタイミングで最適なアクションが実行可能
- プライバシーとセキュリティ
- HIPAA、ISO 27001および27018、Privacy Shield、SSAE18 SOC 2 Type I & IIを含む第三者機関のセキュリティおよびプライバシー認証を取得
- 7. Sitecore CDP(Sitecore A/S)
-
- 柔軟なAPI連携
- 他社のマーケティングプラットフォームやデータプラットフォームと柔軟にAPI連携ができ、既存のマーケティングツールに顧客分析やパーソナライゼーション機能の追加が可能
- プライバシー保護とセキュリティの強化
- 顧客との信頼関係を維持しつつ、効果的なマーケティング活動を支援。全チャネル顧客データの一元化を実現
- 高度なセグメンテーション
- リアルタイムで顧客データを分析し、セグメンテーションを行うことで、One to Oneマーケティングを実現。リアルタイムインサイト、自動ID解決機能を提供
- コンテンツ管理システムとの統合
- Sitecoreのコンテンツ管理システムと統合し、パーソナライズされたデジタル体験を提供
- 8. Treasure Data CDP(トレジャーデータ株式会社)
-
- 多様なデータの統合と管理
- オンラインとオフラインデータを統合し、リアルタイムで顧客プロファイルを一元管理。豊富な外部ツールとの連携コネクタでスムーズなデータ収集と施策実行が可能
- 豊富な外部ツールとの連携
- SnowflakeやDatabricksなどのクラウドデータウェアハウスとのゼロコピー連携により、データ管理を簡素化し、コスト削減と不要なデータ移動の最小化を実現
- 高度なデータ分析技術
- 機械学習などの高度なデータ分析環境を提供し、顧客インサイトの抽出や予測分析を支援。AIエージェントファウンドリーによるAIエージェントの構築・最適化・ガバナンス確保
- セキュリティ・信頼性
- 組織全体でデータとAIエージェントの機密性、完全性、可用性を確保。プライバシー保護とコンプライアンス遵守を実現
【マーケティング連動型】

- 9. GENIEE CDP(株式会社ジーニー)
-
オールインワンのマーケティングプラットフォーム顧客管理から施策の実行までのマーケティング活動を効率化。
「GENIEE MA」「GENIEE SFA/CRM」等のジーニーマーケティングクラウド製品とシームレスに標準連携顧客管理機能
個々のステータスや行動ログを細かく統合。ID名寄せ/統合により複数の顧客タッチポイントを同一人物に紐付け、一人ひとりの行動を正確に把握
ノーコード対応
ノーコードでデータ連携と分析が可能AI・機械学習による分析基盤グループ企業の「JAPAN AI」と連携し、高度なAI・機械学習による分析基盤で誰でも簡単にデータ分析が可能。
自然言語で誰でも簡単に日常的にデータを分析し、ビッグデータから施策に繋がるインサイトを獲得
10. カスタマーリングス(株式会社プラスアルファ・コンサルティング)
- 顧客データの統合・分析・施策実行
- 顧客データを複数のチャネルやシステムから統合し、一元管理する機能を持ち、これにより、詳細な顧客セグメンテーションが可能。CDP、BI、MAの機能をワンパッケージで提供
- 生成AIの活用
- 顧客データに基づいて、メールやLINE、プッシュ通知などのチャネルを通じて、パーソナライズされたマーケティングを支援。顧客プロファイル、メール件名の自動生成、アンケート設問自動生成/改善提案機能を搭載
- LTV(顧客生涯価値)の最大化支援
- 購買・行動データを分析し、LTV向上やリピーター育成、優良顧客維持に特化した戦略を提供。RFM分析、LTV分析、施策結果分析、顧客ランク分析等の多彩な分析機能を実装
- 顧客実感型マーケティング
- データを通して1人1人の顧客を具体的にイメージする「深い顧客理解=顧客実感」の発想により、顧客のリアルなニーズを掴み、優れた顧客体験を提供
- 11. b→dash(株式会社データX)
-
- オールインワンのデータマーケティングプラットフォーム
- データマーケティングに特化したオールインワンプラットフォーム。CDP、MA、BI、web接客といった16の機能を保有し、複数ツール導入による追加費用や運用工数を大幅に削減
- ノーコードでのデータ統合・分析
- ノーコードでのデータ統合・分析から施策実行まで一気通貫で対応し、マーケティング業務の効率化を実現。SQLを使わずにノーコードで、そしてAll in oneで「データの取込・加工・統合・抽出・活用」を実現
- 生成AI機能の搭載
- 生成AI機能を搭載し、『配信チャネル最適化』機能、『ABテスト自動最適化』機能を提供
- 充実の導入/活用サポート
- 導入と活用の両軸で、施策分析の選定やデータ構築から成果改善まで手厚くサポート。b→dashに関わる業務をアウトソーシングすることも可能
まとめ

CDPツールの導入により、企業は効率的にデータを活用し、顧客一人ひとりに最適化されたアプローチが可能になります。営業DXの推進において、CDPツールは営業組織の変革を実現する重要な基盤となるでしょう。
詳しくはこちらの問い合わせフォームからご相談ください。
※お問い合わせの際に「CDP×AIエージェント関連記事」と添えて頂くと御社の業界の事例提供と合わせスムーズに相談をお受けすることが可能です。
免責事項
記載されている情報は執筆時点のものであり、最新情報は各ツールの公式サイトでご確認ください。
本記事で使用した専門用語集

本記事で使用している主な専門用語を、どなたにも分かりやすく整理しました。ITやシステムに詳しくない方でも理解できるよう説明しています。
- 営業・ビジネス専門用語
-
- 営業DX推進者
- 企業内でデジタル技術を活用した営業プロセス改革を主導する責任者
- 営業管理ツール決済者
- 営業システムの導入・変更を決定する権限を持つ管理者
- 属人化
- 特定の営業担当者だけが顧客情報や営業手法を持っている状態。その担当者が退職すると、貴重な顧客情報や営業ノウハウが失われてしまうリスク
- 反響営業
- Webサイトや広告を見て問い合わせてきた顧客への対応業務。受動的な営業スタイル
- 成約確率
- 商談の成約可能性を数値化したもの。営業活動の優先順位付けの判断材料
- 機会損失
- 適切なタイミングでアプローチできなかったために失った売上機会
- 追客
- 一度問い合わせのあった顧客に継続的に連絡を取り、購入・契約意欲を高めていく営業活動
- 商談ステージ
- 営業プロセスを段階別に分けた管理単位(初回接触、提案、クロージングなど)
- システム・IT専門用語
-
- CDP(カスタマーデータプラットフォーム)
- 顧客データを一箇所に集約・管理するシステム。散らばった顧客情報を自動的に整理統合する画期的なツール
- SFA(営業支援システム)
- Sales Force Automationの略。営業プロセスの管理・分析により営業効率を向上させるシステム
- CRM(顧客関係管理システム)
- Customer Relationship Managementの略。顧客情報を一元管理し、長期的な関係構築を支援するシステム
- MAツール
- マーケティングオートメーションツール。顧客の行動を自動追跡し、最適なタイミングでアプローチするシステム
- API連携
- 異なるシステム間でデータを自動的に連携・共有する仕組み
- オンプレミス
- 企業が自社内に設置・運用するシステム。個社開発システムとも呼ばれる
- SaaSツール
- Software as a Serviceの略。インターネット経由で利用するクラウド型のソフトウェアサービス
- サードパーティシステム
- 自社以外の第三者が提供するシステムやサービス
- ノーコード
- プログラミング知識がなくても、画面操作だけでシステム設定や機能構築ができる仕組み
- GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)
- 文字入力ではなく、マウスクリックなどの直感的な操作でシステムを使える画面設計
- ETL機能
- Extract(抽出)、Transform(変換)、Load(読み込み)の略。データを取り出し、加工して、別のシステムに取り込む機能
- BIツール
- Business Intelligenceツール。データを分析・可視化してビジネス判断を支援するシステム
- データ分析・活用専門用語
-
- データドリブン
- データに基づいて意思決定や行動を行うアプローチ
- リアルタイム統合
- データの更新や処理が即座に反映される仕組み
- 顧客プロファイル
- 一人の顧客に関するあらゆる情報をまとめた詳細な顧客像
- パーソナライズ
- 一人ひとりの属性や行動履歴に基づいて最適な情報を提供する手法
- 行動ログ
- 顧客のWebサイト閲覧、メール開封、資料ダウンロードなどの行動記録
- セグメンテーション
- 顧客を特定の条件でグループ分けし、それぞれに適した施策を実行する手法
- LTV(顧客生涯価値)
- Life Time Valueの略。一人の顧客が生涯にわたって企業にもたらす利益の総額
- RFM分析
- Recency(最新購入日)、Frequency(購入頻度)、Monetary(購入金額)の3つの指標で顧客を分析する手法
- ID名寄せ
- 同一人物の複数のIDやアカウントを統合し、一つの顧客として管理する機能
- SCV(シングル・カスタマー・ビュー)
- 一人の顧客について、あらゆる接点での情報を統合した単一の顧客像
- 業務効率化・自動化専門用語
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- ワークフロー
- 業務の流れや手順を体系化したもの
- ジョブフロー
- データ処理やシステム連携の作業を自動化するための処理手順
- ダイナミクスコンテンツ
- 顧客の属性や行動に応じて自動的に内容が変化するコンテンツ
- AIクエリアシスタント
- 生成AIを用いてSQLクエリを自動生成する機能。自然言語による指示でデータ分析が可能
- ビジタースティッチング
- 分散したデータをつなぎ、高精度な顧客プロファイルを構築する技術
- セキュリティ・コンプライアンス専門用語
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- ISO27001
- 情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格。データの安全性を保証する認証
- GDPR
- EU一般データ保護規則。欧州の個人データ保護に関する法規制
- CCPA
- カリフォルニア州消費者プライバシー法。米国カリフォルニア州の個人情報保護法
- 監査ログ
- システムへのアクセス履歴や操作内容を記録する機能
- 成果指標・効果測定専門用語
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- KPI
- Key Performance Indicatorの略。目標達成度を測る重要業績評価指標
- ROI(投資対効果)
- Return on Investmentの略。投資にかけた費用に対する効果・利益の指標
- 開封率
- 送信したメールが開封された割合
- クリック率
- メール内のリンクがクリックされた割合
- マーケティング専門用語
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- リード獲得
- 見込み客の情報を取得すること
- One to Oneマーケティング
- 顧客一人ひとりに個別最適化されたマーケティング手法
- オムニチャネル
- 店舗、Web、電話など複数の販売チャネルを統合した顧客体験の提供
- リピーター育成
- 既存顧客の再購入を促進する活動
- ライフステージ変化
- 顧客の年齢、家族構成、収入などの変化に伴うニーズの変化
- Adobe Sensei
- AdobeのAI技術。顧客セグメンテーションや予測分析を支援
- Tealium Predict ML
- Tealiumの機械学習機能。顧客の行動予測やセグメンテーションを強化
- 顧客実感型マーケティング
- データを通して1人1人の顧客を具体的にイメージする「深い顧客理解」に基づくマーケティング手法
注:この用語集は、記事内で実際に使用されている専門用語を中心に構成しており、どなたでも理解できるよう平易な言葉で説明しています。記載されている情報は執筆時点のものであり、最新情報は各ツールの公式サイトでご確認ください。