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ERPのカスタマイズとは?失敗要因やメリット・デメリットを解説

更新日:2025.08.07 / お役立ち資料
ERPのカスタマイズとは?失敗要因やメリット・デメリットを解説

ERPのカスタマイズは、業務効率化や競合との差別化を実現できる反面、コスト増や運用リスクといったデメリットもあります。目的の明確化と現場の声を反映した適切な設計を行うことが、導入する際のポイントです。

本記事では、ERPカスタマイズの基本やメリット・デメリット、失敗事例について解説します。導入前の注意ポイントまでまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。

ERPのカスタマイズとは?

ERPのカスタマイズとは?

ERPのカスタマイズとは、企業固有の業務要件に合わせて基幹システムを調整・改修する作業です。企業全体の業務効率化を図るシステムであるERPは、多くの企業で導入が進んでいます。

日本国内では、ERPを標準設定のまま使用するケースはそれほど多くありません。多くの導入プロジェクトでは、「カスタマイズ」と呼ばれる設定変更を行ったうえでERPを利用しています。

ERP導入時には「どこまでを標準機能で対応し、どこをカスタマイズすべきか」の判断が重要です。ここでは、ERPのカスタマイズについて以下の項目別で詳しく解説します。

  • 業務に合ったシステム構築のための工夫
  • カスタマイズの手順
  • カスタマイズの過度な実施による運用リスク

業務に合ったシステム構築のための工夫

業務に合わせた機能の最適化を図るには、自社の業務要件を詳細に分析し、優先順位を明確化することが不可欠です。入力項目の追加や独自計算ロジックの反映など、企業固有の業務に最適に適合するよう柔軟な調整を実施します。

たとえば、会計システムや物流管理システムとのデータ連携により、二重入力の排除や業務の自動化を実現します。外部システムとの連携を効率的に構築することで、多様な業務ニーズを満たし、全社での情報共有を促進することが可能です。

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カスタマイズの手順

ERPのカスタマイズを正しく行うには、段階的かつ体系的なアプローチが重要です。最初に自社の業務フローや組織構造を詳細に分析し、ERPの標準機能との差分を明確に把握する必要があります。

カスタマイズの具体的な手順は以下のとおりです。

  1. 現状業務の分析とERPの標準機能との差分洗い出し
  2. 要件定義書の作成と関係者間での合意形成
  3. カスタマイズ設計の詳細化と開発計画の策定
  4. 開発・テスト・検証の実施
  5. 段階的な導入と現場への教育・サポート体制構築

各段階では組織単位や部門ごとに設定を定義し、ERP画面から必要なトランザクションコード入力やツリー画面の編集を行います。導入企業のニーズや運用体制に合わせたカスタマイズを進めれば、現場に最適化されたシステム環境を構築できます。

カスタマイズの過度な実施による運用リスク

ERPのカスタマイズを過剰に実施すると標準機能と大きく乖離し、将来的に運用コストが想定以上に膨れ上がるリスクがあります。たとえば、独自機能の追加が多いと、アップデート時にエラー発生や長期的な保守負担が増します。

仕様の説明や情報共有が不十分な場合、現場の混乱や対応の遅れの原因となるため、注意が必要です。カスタマイズの範囲を明確にして慎重に管理し、情報を記録することが安全な運用につながります。

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ERPのアドオン(追加機能)とカスタマイズの違いは?

ERPのアドオン(追加機能)とカスタマイズの違いは?

ERPにおけるアドオンは、既存システムに新たな機能を独立して追加する設計です。カスタマイズは、標準仕様のソースや設定そのものに手を加えて業務要件へ対応します。

アドオンは本体システムの根本部分に直接変更を加えないため、将来のバージョンアップに影響しにくい点が利点です。一方、カスタマイズは柔軟性や独自要件の対応幅が広いですが、アップデート時に保守作業や障害対応が複雑化する傾向にあります。

導入プロジェクトでは、拡張性や運用コストも考えながらアドオンとカスタマイズの適切な使い分けが重要です。

ERPをカスタマイズするメリット

ERPをカスタマイズするメリット

ERPを自社の特性に合わせて調整することは、現場ごとの課題解決につながります。以下にメリットをまとめました。

  • 業務フローの効率化
  • サービスの改善と向上
  • 利便性が強化する
  • 新しい発想のヒントに繋がる
  • 他社との差別化

詳しく解説します。

業務フローの効率化

ERPカスタマイズでは、非効率な作業を徹底的に洗い出し自動化や単純作業の削減を進めます。現場ごとに異なる業務手順も柔軟に再構成できるため、作業時間短縮が実現可能です。

たとえば、伝票入力や進捗管理など日々の反復作業を自動処理へ移行すれば、担当者の負担が減少してミスも抑制されます。また、効率化によってリソースを別の業務に充てられるため、組織としての生産性とクオリティ向上が見込めます。

サービスの改善と向上

ERPの柔軟なカスタマイズは、顧客サポート体制や商品管理にもつながります。現場別の業務特性をもとに、お客様の要望をよりタイムリーに反映した対応が可能です。

たとえば、問い合わせ管理や納期通知、サービス履歴の一元化など細やかな改善が行えます。現場主導での運用改善も容易になり、サービス品質の継続的な向上が見込めます。

利便性が強化する

利用部門や担当者ごとに最適な画面・機能を整備し、ERP操作の利便性を飛躍的に高めます。たとえば、入力項目やレポートの自動生成、検索性の向上など利用者の要望を細かく実現できる点がメリットです。

分かりづらさや煩雑さの原因となる操作も改善でき、現場でのストレスが大きく減少します。習得しやすい設計により、社内教育コストも抑制できます。

新しい発想のヒントに繋がる

ERPカスタマイズの過程では、今まで見過ごされてきた課題や業務アイデアを新しく出す機会が生まれます。現場で改善を進めれば、新しい集計方法やサービスを考え出すことも可能です。

蓄積された業務データの活用方法や業務連携の新たな連鎖など、組織の活性化にもつながります。

他社との差別化

ERPのカスタマイズは、自社オリジナルの業務フローや管理方式を構築すれば、独自価値を生み出すことが可能です。たとえば、独自基準での顧客管理や独自ロジックの売上分析など、業種ごとの強みを活かせます。

自社独自の戦略で、顧客対応力や商品提供スピードを確立でき、業界リーダーとしての信頼にもつながります。競合との具体的な差を持続的に生み出せる点もメリットです。

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ERPをカスタマイズするデメリット

ERPをカスタマイズするデメリット

ERPを自社仕様に調整することで運用面の利便性は高まりますが、以下のデメリットもついてきます。

  • 初期投資の負担増
  • システムが使いにくくなる
  • 故障やエラーが増える可能性
  • システム間の整合性の低下

詳しく解説します。

初期投資の負担増

ERPのカスタマイズでは標準機能では済まない個別開発費が積み重なり、導入時のコストは大幅に上昇します。要件定義や設計、テストに追加の時間とリソースが不可欠です。

設定作業の細分化が必要になり、初期の見積額よりも予算オーバーの要因となる場合もあります。継続的な拡張や改修に伴い、費用が予想よりも膨らみやすい点もデメリットになります。

システムが使いにくくなる

複数のカスタマイズを組み込んだ結果、ERPの画面や操作フローが複雑になります。担当者は新仕様の把握や操作習得に苦労し、従来通りのスムーズな運用が阻害される場合が多いです。

業務ごとに細分化されたメニュー設計や入力欄の増加で、日常的な作業の手間が増える可能性もあります。社内トレーニングのコストや問い合わせ、サポート負担も重くなる点はデメリットです。

故障やエラーが増える可能性

本来の標準機能から大きく逸脱した改修では、不具合が発生しやすい状況が生まれます。想定外のエラーやトラブルが頻発するリスクが増し、業務停止や臨時対応の必要性が出るケースがあるため、注意が必要です。

定期的なアップデートや予期しないソフトウェア変更時に、障害発生のリスクが高まります。エンジニアによる検証やサポート体制の強化など、運用負荷の増大をカバーする備えが重要です。

システム間の整合性の低下

複数部門やシステムと連携したERPでは、個別カスタマイズが原因で互換性が損なわれやすくなります。異なる機能や独自仕様が増加すると、システム間でデータ連携が正常に行えなくなる場合があるため注意が必要です。

マスタ情報の二重管理や、業務ごとに異なる手順が生じて混乱の元となります。統一的な管理方針やバージョン管理を徹底しなければ、運用障害や情報管理の複雑化につながります。

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業種や部門ごとの要望を反映したカスタム設計にも対応しており、運用現場の細やかなニーズまで実現可能です。詳しいサービス内容は、以下からご確認ください。

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ERPのカスタマイズに失敗する主な原因

ERPのカスタマイズに失敗する主な原因

ERPのカスタマイズは正しく行わないと、失敗する可能性があります。失敗する主な原因は以下の通りです。

  • 現場の混乱をもたらす
  • ERPをベストプラクティスだと断定する
  • 業務プロセスを厳守しすぎてコストがかさむ
  • 自社ニーズにマッチしないERPシステム

詳しく解説します。

現場の混乱をもたらす

現場担当者の意見や運用実態を十分に把握せずにシステムを変更すると、使い勝手や運用ルールが現場で混乱を招きます。カスタマイズを実施した結果、業務フローが複雑化し、手戻りや入力ミスが頻発する事例は珍しくありません。

導入教育や運用サポートの準備が不十分だと、システムへの不信や業務停滞につながります。そのため、現場から理解と同意を得られるように、現場との対話を進めながらの導入が必要です。

ERPをベストプラクティスだと断定する

ERPの標準モデルを最適解と思い込むと、自社現場とのギャップを見落としやすくなります。ERPが最適だと断定してしまうと、細かな業務の違いを無視し、使いにくいシステムとなるリスクが増します。

そのため、要件整理時に現場特性や他社のケースを冷静に比較し、柔軟な導入設計を心がけることが大切です。

業務プロセスを厳守しすぎてコストがかさむ

既存の業務フローの維持にこだわりすぎて、過度なカスタマイズを進めた結果、開発費用や保守負担が増加します。現場の慣習や独自ルールに固執すると、方向性のずれた追加開発が発生してしまいます。

そのため、業務の優先順位を整理し、システム側への適応余地を検討することが重要です。

自社ニーズにマッチしないERPシステム

自社の業務や成長戦略に合わないERPを導入した場合、期待していた成果が得られません。たとえば、必要な機能が不足していて別システムの補完が必要となった場合、運用が複雑化するケースがあります。

そのため、システムを選ぶときは現場と経営層の両方のニーズをすり合わせ、長く使える製品を選びましょう。ベンダーとも密に連携して、事前にしっかり確認することも大切です。

ERPのカスタマイズを導入前に確認すべき注意ポイント

ERPのカスタマイズを導入前に確認すべき注意ポイント

ERPのカスタマイズを導入する前には、以下のポイントに注意しましょう。

  • ERP導入の目的をはっきりさせる
  • 業務プロセスをERP基準に合わせる
  • 経営層の視点だけで導入を進めない
  • API連携の活用も視野に入れる
  • 提供形態によってカスタマイズの柔軟性が異なる

詳しく解説します。

ERP導入の目的をはっきりさせる

ERPをなぜ導入するのか、ゴールや解決したい課題を具体的に設定し全社で共有しましょう。目的があいまいなまま進行すると、要件の迷走や不要なカスタマイズが多くなってしまいます。

営業強化や在庫管理効率化、部門間連携の円滑化など明確な数値目標や課題意識が指針になります。目指す姿を明文化し、全メンバーが納得した状態でシステム検討を始めることが大切です。

業務プロセスをERP基準に合わせる

ERPの標準機能を最大限活用するため、既存の業務フローをシステム仕様に合わせて調整すれば、カスタマイズ費用を大幅に削減できます。従来の非効率な手順や複雑なルールを見直し、ERPが推奨する最適な業務設計に変えることが可能です。

たとえば、承認ルートの簡素化や帳票の統一化など、システム連携がスムーズに進行する仕組みを構築します。業務フロー見直しによって個別要求が減り、標準機能の範囲内で効率的な運用が実現します。

経営層の視点だけで導入を進めない

経営判断だけでERP導入を進めると、現場の業務実態とかい離し失敗リスクが高まります。実際にシステムを運用する担当者や各部門からの意見・要望を聞き、検討に盛り込むことが大切です。

現場視点を無視したまま要件決定すると、一気に業務効率やモチベーションが低下するため注意が必要です。

API連携の活用も視野に入れる

標準機能だけでは補えない独自業務や外部ツールとの連携が必要な場合、API活用も積極的に検討しましょう。API導入で、既存システムやクラウドサービスとの情報共有が可能です。

たとえば、営業支援システムや物流システムとデータをリアルタイム連携し、二重入力や手作業を省力化できます。最適化されたAPI設計は、将来的なシステム拡張や外部サービスとの連携にも柔軟に対応します。

提供形態によってカスタマイズの柔軟性が異なる

ERPはクラウド型かオンプレミス型かにより、カスタマイズ可能な範囲が大きく変わります。クラウド型は低コストで運用できますが、標準仕様重視で大幅な個別開発が困難です。

一方、オンプレミス型なら高度なカスタマイズも可能ですが、導入・保守コストが増えます。それぞれの特徴を理解し、自社の運用目的や体制に最適な提供形態を選択しましょう。

まとめ:ERPとの連携で営業強化も促進できる「GENIEE SFA/CRM(ちきゅう)」

まとめ:ERPとの連携で営業強化も促進できる「GENIEE SFA/CRM(ちきゅう)」

ERPカスタマイズは業務効率化や競争力強化を実現できる重要な手段ですが、適切な計画と現場の声を反映した設計が重要です。過度なカスタマイズを避け、標準機能の活用とAPI連携を組み合わせれば、最適なシステム環境を構築できます。

営業強化には、ERPと連携可能な営業支援ツール(SFA/CRM)の導入が非常に有効です。「GENIEE SFA/CRM(ちきゅう)」は、高いカスタマイズ性を持ちながらERPとの連携も柔軟に対応します。

営業活動のKPIや目標達成状況をERPのデータと組み合わせて分析すれば、営業戦略の改善や課題の特定にも役立ちます。ERMと連携できるツールをお探しなら、定着率99%の「GENIEE SFA/CRM(ちきゅう)」をぜひご検討ください。

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