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SalesforceのAPI制限を回避する方法とは?コール数の確認方法もご紹介

更新日:2025.07.10 / CRM
SalesforceのAPI制限を回避する方法とは?コール数の確認方法もご紹介

SalesforceのAPI制限は、システム運用や外部連携に大きく影響します。ただし、正しい知識と対策を知れば、トラブルを未然に防ぐことが可能です。

本記事ではSalesforceのAPI制限の種類や確認方法、制限超過時の対応策について詳しく解説します。制限を回避する方法や、便利なAPI機能が充実しているGENIEE SFA/CRM(ちきゅう)についてもまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。

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SalesforceのAPI制限とは

SalesforceのAPI制限とは

SalesforceのAPI制限は、システム全体の安定稼働を維持するために不可欠な仕組みです。  API利用時に発生するサーバー負荷を調整し、他のユーザーや業務への影響を最小限に抑えます。  

API制限を設けることで、過剰なリクエストによるシステム障害のリスクを低減できます。  

制限値を超えた場合、Salesforceは自動的にエラーを返し、追加のAPIリクエストを止めることが可能です。 

もしAPI制限を意識せずに大量のデータ連携を行うと、突然業務が停止する可能性が生じます。 API制限の仕組みを理解し、適切な運用設計を行うことが安定したシステム活用のポイントです。

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SalesforceAPIの3種類の制限について

SalesforceAPIの3種類の制限について

SalesforceのAPIには、システムの安定運用を目的として以下の制限が設けられています。

  • 同時リクエスト制限
  • タイムアウト制限
  • 24時間のリクエスト合計数制限

詳しく解説します。

同時リクエスト制限

SalesforceのAPI同時リクエスト制限は、20秒以上継続するAPIコールを同時に処理できる数を制御する仕組みです。制限により、サーバーへの過度な負荷を防ぎ、システム全体の安定性を保持することが可能です。

組織種別ごとの同時リクエスト制限数は、以下の通りです

組織種別制限数
Developer Edition組織とトライアル組織5
本番組織とSandbox組織25

制限を超えた場合、追加のAPIリクエストは「REQUEST_LIMIT_EXCEEDED」エラーコードで拒否されます。新しい同時要求の処理は、実行中の要求数が制限値を下回るまで停止されます。

なお、20秒未満で完了する短時間のAPIリクエストには制限が適用されません。長時間処理が必要なAPIコールを設計する際は、この制限を考慮した実装が重要となります。

タイムアウト制限

タイムアウト制限は、1回のAPIリクエストが完了するまでの最大許容時間を定めています。全エディション共通で、1回のリクエストが10分を超えるとタイムアウトエラーが発生します。

結果、長時間処理が続くリクエストによるリソース占有や遅延を防止できるのです。タイムアウトが発生した場合、処理内容の見直しや分割が必要となります。

エディションごとに違いはなく、どの組織でも10分が上限です。安定したAPI利用のためには、リクエストをできるだけ短時間で完了させる工夫が求められます。

24時間のリクエスト合計数制限

24時間のリクエスト合計数制限は、1日あたりに許可されるAPIコール数の上限を定めています。合計数の制限は、Salesforceのエディションとライセンス数によって算出され、組織全体に適用されます。

エディション別の24時間あたりのAPIコール制限数は、以下の通りです。

エディション24時間あたりのAPIコール数上限備考
Developer Edition15,000固定値
Enterprise Edition15,000 + (ライセンス数 × コール数)最大1,000,000
Professional Edition15,000 + (ライセンス数 × コール数)最大1,000,000
Unlimited Edition100,000 + (ライセンス数 × コール数)APIコールアドオンで追加可能
Performance Edition100,000 + (ライセンス数 × コール数)APIコールアドオンで追加可能
Sandbox5,000,000固定値

制限を超過した場合、24時間のローリング期間内でAPIコール数が制限値を下回るまで新しいリクエストは拒否されます。API利用状況は設定画面の「API要求数(この24時間以内)」から確認でき、適切な運用管理に役立ちます。

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SalesforceのAPIコール数を確認する方法

SalesforceのAPIコール数を確認する方法

SalesforceではAPIコール数の管理が、システム安定運用の鍵です。APIコールの上限を意識した運用により、予期せぬ業務停止やエラー発生を未然に防ぐことが可能です。 

APIコール数を確認する方法は以下の通りです。

  1. 20秒間あたりのAPIコール数
  2. 24 時間あたりのAPIコール数
  3. APIコールの制限数の計算例

詳しく解説します。

1. 20秒間あたりのAPIコール数

20秒間あたりのAPIコール数は、短期間でのリクエスト集中を管理する重要な指標です。Developer Editionやトライアル組織では5回、本番やサンドボックス組織では50回が上限となります。  

上限を超えると、追加リクエストはエラーで拒否されます。APIコール数の監視は、データ連携やバッチ処理のタイミング調整に役立つでしょう。  

短時間に大量のリクエストが発生しやすいシステムでは、特に注意が必要です。APIコール数の制限を考慮した設計を行うことで、システムの信頼性を高められます。  

2. 24 時間あたりのAPIコール数

24時間あたりのAPIコール数は、1日単位でのAPI利用状況を把握するための指標です。エディションやライセンス数によって異なり、例としてEnterprise Editionでは100,000回が基準となります。

APIコール数の合計が上限に達すると、後のAPIリクエストはすべて拒否されます。「システムの概要」から過去24時間のAPI要求数を確認でき、運用管理に役立つでしょう。

API利用状況の定期的な監視により、制限超過を未然に防ぐことが可能です。上限に近づいた場合は、利用計画の見直しや追加コールの購入を検討する必要があります。  

3. APIコールの制限数の計算例

APIコールの制限数は、Salesforceのエディションとライセンス数により算出されます。各エディションでの具体的な計算例は、以下の通りです。

エディションライセンス数計算式APIコール制限数
Enterprise Edition1015,000 + (10 × 1,000)25,000
Enterprise Edition5015,000 + (50 × 1,000)65,000
Unlimited Edition10100,000 + (10 × 1,000)110,000
Unlimited Edition50100,000 + (50 × 1,000)150,000
Developer Edition固定値15,000
Sandbox固定値5,000,000

Developer EditionやSandbox環境では、ライセンス数に関係なく固定の上限値が適用されます。計算式を理解することで、自社組織の正確なAPI制限値を把握し、適切な運用計画を立てることが可能です。

ただし、APIコール数が上限に達した場合、追加のAPIコールはエラーとなるため注意しましょう。 

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SalesforceのAPI使用量が制限を超過した際の対応

SalesforceのAPI使用量が制限を超過した際の対応

SalesforceのAPI制限超過時には、APIコールの追加購入やREST API複合リソースの活用、クライアント側キャッシュの導入が主要な対応策となります。 最も迅速な解決策はAPIコールの追加購入ですが、コスト面を考慮するとAPI使用量の最適化が推奨されます。

API制限を超過すると、通常はAPIリクエストがエラーとなり、追加の処理がブロックされます。一時的な超過の場合、システム側で一定量の処理が継続される場合もありますが、これは緊急時の措置であり、依存し続ける設計は推奨されません。

制限超過が発生した際は、まずSalesforceの設定画面から24時間以内のAPI要求数を確認し、利用状況を把握しましょう。長期的な解決策として、APIコール数自体を減らす工夫を実装し、安定した業務運用を維持することが重要です。

SalesforceのAPI制限を回避する方法

SalesforceのAPI制限を回避する方法

SalesforceのAPI制限を回避するには、以下の方法を組み合わせることで、API制限による業務停止リスクを大幅に低減できます。

  • APIリクエスト数を最小限に抑える
  • API使用状況をメールで通知する

詳しく解説します。

APIリクエスト数を最小限に抑える

APIリクエスト数を減らすには、クライアント側でのキャッシュ利用やREST API複合リソースの活用が有効です。 同じデータを繰り返し取得する場合はキャッシュを活用し、不要なリクエストを排除する方法が基本となります。  

複数の処理をまとめて1回のAPIコールで実行できる、Composite APIやバッチ処理も推奨されます。必要なデータのみを取得するために、クエリの最適化やフィルタリングを徹底しましょう 。

APIコール数の削減は、追加コストの発生を抑えつつシステムの安定性を高める効果があります。効率的なAPI利用設計を意識すれば、SalesforceのAPI制限に柔軟に対応できます。

API使用状況をメールで通知する

API使用状況をメールで通知する設定を行えば、制限値に近づいたタイミングで管理者が即座に把握できます。Salesforceの設定画面から「API使用状況通知」を有効化し、しきい値を設定するだけで簡単に導入可能です。  

通知ルールでは、API使用上限の手前でアラートを受け取ることができ、エラー発生前の対策が容易になります。仕組みを活用すれば、API制限超過による業務停止やトラブルを未然に防ぐことが可能です。  

運用担当者がリアルタイムで状況を把握できるため、組織全体の安定運用にもつながります。 API使用状況の監視と通知設定を組み合わせれば、より安全なSalesforce運用が実現するでしょう。

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SalesforceのAPI制限を理解し適切な対策を講じることで、安定したシステム運用と業務効率化を実現できます。API制限の回避策を実践しつつ、より柔軟で効率的なシステム連携を求める場合は、専門的なソリューションの活用が効果的です。

GENIEE SFA/CRM(ちきゅう)は、GoogleやSlackなど多様な外部ツールとAPI連携が可能なため、業務の自動化と効率化を同時に実現できます。200名を超えるエンジニアが各社の業務フローに合わせて徹底したカスタマイズをサポートし、現場の課題に柔軟に対応します。

実際の導入企業では、定着率99%を超える高い満足度が得られている点が強みです。使いやすさや導入のしやすさも大きな魅力で、初めてSFA・CRMを導入する企業にも選ばれています。

SalesforceのAPI制限に悩まされない効率的なシステム運用を始めてみたい場合は、ぜひ導入をご検討ください。

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