CMOとは?~企業活動のカギとなる役割~

更新日:2024.02.13 / マーケティング 

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CEOやCFOなど、最高責任者としての肩書きを見る機会が
近年、急激に増えたように思えます。
これらの役職は”C-level jobs”と呼ばれ、企業における最高位の役職を指します。

そんなC-level jobsのなかで、
近年CMOという役職が重要視されているのはご存知でしょうか?
企業にとって、CMOはCEOに次いで大きな影響力を持っているとも言われます。

どのような役割を担い、どういったスキルが求められているのか。
今回はCMOについてご紹介します。

CMOとは?

CMOとは、”Chief Marketing Officer”の略語です。
「マーケティングの最高責任者」を指しています。

企業においては、下記のようなポジションに属すことが多いです。

CMOとは?~企業活動のカギとなる役割~_1

現在、日本企業においてCMOという役職はあまり多くありません。
その背景には、日本が「商品が良ければ売れる」というモノ作り大国であり、
マーケティングを軽視しがちであったことが関係しているようです。

しかしコモディティ化が進む現在、日本企業においても
高度なマーケティングを推進していく必要が出ています。
*コモディティ化…同じような商品やサービスが溢れ、他製品と差別化が図れなくなっている状態

今後マーケティングを主導していくにあたって、
CMOの役割や必要とされるスキルをおさえておきましょう。

CMOの役割

CMOは、名前からするとマーケティング業務の長のような認識をされるかと思います。
しかし実際には、CMOはマーケティング業務を取り仕切るだけではありません。
それでは、企業全体の中で具体的にどういった役割を担うべきなのでしょうか。

・常に市場トレンドの最先端をいき、市場調査の指揮をとる
・市場の要求を満たす、統合されたアプローチをするために、他部門との橋渡しをすること
・企業全体の戦略や目標を達成するためのマーケティング戦略を練る
・実現可能なマーケティング計画を展開し、日々の実行具合を監督します
・マーケティングの機能と運営を計画・組織し、確実に自社の「声」を映し出せるようにする
・チャネルをまたいで販売促進施策・広告施策・他マーケティング施策を設計・調整する
・マーケティングの専門家で構成された効率性の高いチームを構築する
・戦略的な提携による強固なネットワークの創出

(参照元:https://resources.workable.com/chief-marketing-officer-job-description

CMOはまず、マーケティングの主導者として、
経営計画から見据えたマーケティング施策を練り統率する役割を持っています。

それに加え、幅広い知識を持ってマーケティング戦略を練ったり、
企業にマーケティング施策を浸透させたり、
はたまた全体で施策が機能していくようマネジメントしたりと
かなり重要な役割を担っています。
また、内部だけでなく外部との連携もしっかりと管理していかねばなりません。

上記のようなCMOとしての役割を果たすにあたって、
CMOには5つのスキルが必要だと言われています。
一つずつ見ていきましょう。

①データサイエンティストとしてのスキル
近年、データ活用の重要性が高まっているのはご存知だと思います。
そこで、CRMやBIシステムなどのデータから顧客インサイトを抽出でき、
それに合ったコンテンツを展開できる人が必要とされています。
*顧客インサイトとは…消費者が購買に至るまでの心理変化の洞察

②起業家としてのスキル
起業家とは、アイデアをビジネスに反映できる革新者です。
時間や資源の有効活用に秀でており、良いパフォーマンスを発揮できるチームを作り上げます。さらには、顧客との関係を見事に築きあげる力も持っています。

③ソーシャルメディアの専門家としてのスキル
消費者はブランドに対する評価をソーシャルメディアにのせることが多いです。
彼らは、企業からのメッセージにはあまり関心を持たず、
彼ら自身が重要だと考えるコンテンツに重きを置きます。

賢明なコンテンツマーケティングに成功している企業は、
リアルタイムでのエンゲージメント*が最も重要だということを知っている。
ソーシャルメディアの声に傾聴することや、CSOの導入を熟考することにすら重きを置いているビジネスもある。
同時に、C-levelの役職を加えるのに時間がかかることもあるので、最終的にCMOが責任を持つことが多い。
*エンゲージメント…企業からのメッセージに対する顧客の反応

④調査研究者としてのスキル
CMOは顧客体験を全体的に把握できる視点を持つことが必要とされています。
調査研究者は、大量の顧客情報を理解するためのスキルを持っています。
また、消費者の意見と実際の行動とのギャップを埋めるための力を持っています。

⑤カスタマーエクスペリエンス(CX)の専門家としてのスキル
最近のIBMの調査によると、CMOにとってカスタマーエクスペリエンス(顧客体験)はトッププライオリティだという結果が出ました。
しかしながら一般的には、カスタマーへのサービス提供とコンテンツマーケティングの意識統合がしっかり為されていません。
そこで、会社に対する愛着心を持っていて且つ、顧客体験に情熱を注いでくれる人材が必要とされているのです。
(参照元:http://contentmarketinginstitute.com/2013/10/types-lead-tomorrows-marketing-strategies/)

まとめ

役職として確立されつつある段階ですが、
C-level jobであるCMOは、今後の企業活動において欠かせない存在となるでしょう。

知識力や分析力、考察力、そして組織を動かす力など
多様な能力が必要となりますが、一つ一つ身に付けながら、
CMOとしての素質を磨き上げましょう。

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