今週は、とある成長ベンチャーの経営者と会食でした。その中で組織の話で盛り上がりました。
お互いの組織に対する価値観は違う事も多かったですが、どんな会社にも特有の悩みはあるのだと知りました。また組織の悩みはいつもその組織の強み裏返しからくる事も理解をしました。また、どのような人がベンチャーを楽しめるかという話もあったのですが、
「会社自体や、組織、プロダクト、チームの成長に喜びを見いだせる人」というものがしっくりきました。
ジーニーで考えると創業の1-3年目ぐらいからいる人達が最も会社の中核となっています。この層の人たちが強いのは特別に優秀だからという訳ではないのではと思います。
会社の業績が伸びるのはうれしいし、新しいプロダクトや機能が生まれるたびにいつもワクワしているし、新しい国に進出するたびにいっしょに喜べる。マンションのような一室だった頃からこんなに綺麗なオフィスに入れたことはやっぱり嬉しいし、新しい福利厚生を作ったり、テレビに出たこともオフィスのみんなで見ていていっしょに喜んでいた。個人のメリット・デメリットを超えたところでそういうのが好きなのだ。
会社が悪口を言われたらムカついているし、仲間が悩んでいたら気になるし、良いキャリアステップであっても会社を離れる人がいたらやはり悲しんでいる。
会社が成長するといつも自分事のように喜んでいるし、悲しい事やピンチな事があるといっしょに悲しんだり悩み考えている。自分が会社を作っているという気持ちが強い。真剣に仕事をしているからたまに衝突もあるが、細かい事は気にせず、去年と比べての自分達の進歩ぐらいを喜べる。
ベンチャー企業は良い方にも悪い方にも一人一人によって、大きく会社を変えられる可能性があります。実際にジーニーをもっと良くしたい思っている人たちが原動力となり会社は急成長を続けています。何か壁にぶつかるたびにそれを解決したいという人が不思議と発生してくるものです。新卒だって会社を大きく変える事ができている。
会食の話の中では、自分1人だけがどうなりたいかや何を与えられるかが最優先に来てしまう人は、最終的には本人が損をしてしまっているのでもったいないなという話もあった。どの会社であっても、与えているものが多い人の方が評価がされるからだ。
「ジーニーが良くなっていく事が楽しいと言ってくれる人が増えるように自分達は努力を続けたい」と会食の帰り道に部長と結論付けました。
工藤