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ジーニーの人にとっての成長

期初に話をしていた通り人事を増員して、人事周りの事を今後強化していきます。いい会社にしていく上で人事周りはいろいろやりたい事がありますが、やりたい事の半分以下しかできていませんでした。

 社内にいる人たちならば解ると思いますがこの7-9月が終わると次の課題に着手する余裕が私に出てくると思いますし、人事関連の予算は去年よりも大きく増やしています。その前に成長や育成について、今思ってる事を書いておきます。今回も長いですw

ジーニーの人材にとっての成長を一言にするとビジネス系の場合は「事業を成長させること」 「良いプロダクトを作れること」に集約される

MBA的なスキルもリーダーシップもエンジニアの技術力の向上も何のために身につけるかというとこれらに集約されていくと思います。この定義の中においては、たくさん知識が増える事は結果を出せない限りは、ただ物知りになってるだけで成長しているとは言えません。知識だけ多くて結果を出せない人は何が間違ってるか本人が気付いていない中で、さらに本人が実践で応用できない知識を正しいと思っていると、周囲からすると面倒くさい人に仕上がりますw

ビジネスにおいて結果を出すというのは知識だけでなく、知識の応用力や人としての考え方や勇気を含めた総合的な力が必要になります。結果を出している若手と飲んだ時に、「ごちゃごちゃ言ってねぇで結果出してみろよ」と言ってましたがこれはこれでジーニーらしいと思います。総合力が高い人が多い会社は事業拡大の余地があると思います。

研修の効果は限定的

私自身は実は前職では4年間で研修は3回しか行かず、そのうち2回は行っても意味なかったです。1回はためになりましたが。
教えてくれないと成長できませんという人が会社の5割を超えたら、その会社は長い目で見ると死へ向かっていると思います。1割ぐらいはいてもいいと思います。「耳から学びやすい人」「目から学びやすい人」「感覚で学ぶ人」など人が学ぶタイプもありますので、本人が学びたいと思った時の選択肢は今より圧倒的に増やしたいとは思います。そこは頑張ります。

海外のカンファレンスに行く等もあってもいいと思いますし講師を外部からもっと招いてもいいでしょう。困ったら教えてくれる人も増やしたいなと思います。また今の事業ドメインならではのジーニー社内にしかない暗黙知は積極的に共有していけるようにするのは重要だと思っています。
基本的に自分で学んだ方がいいと思いますが、一人前になるまでは会社が責任を持って教えるべきですし、学びたい人の手助けはすべきです。人事経験者の10人以上に聞いても皆が同じような結論を持っています。

良く学んだと言ってる人の多くは「手取り足取り教わった」のではなく、周りを見ていて「気付いた」のがほとんど

私の場合はその時点の自分より優れた考え方や仕事の仕方をしてる人を見ている事が最も勉強になりました。結果を出すまでにどういう動きをしているかや、日々なぜそういう発言してるのかを想像して必要なものだけ取り入れていけば勉強になります。

「社員が成長していると感じる会社」と「本当に社員が成長している」会社は違う

前職も社員が成長している会社に時折ランキングされますが、前職から起業や転職をして成功している人は研修が整っている部門でなく、割と亜流にいた人や短期間で辞めた人です。ドラクエにたとえるとロトシリーズの装備を与えられて効率の良い小ボス・中ボスの倒し方を学んでる人たちと、初期装備からだんだんと装備を整えていって魔王に挑もうと鍛えている人の違いのようなものですが、個人としての素のパラメータは与えられたものが貧弱なほど強化されます。ただ後者は運よく良い師や、良い仲間、良い機会がいない限りは、たいがいの人は強くなる前に殺されてしまいますw

そういう意味ではジーニーの多くの人は既に良く成長していると思います。数字や顧客に喜ばれるプロダクトがそれを示しています。人事が入った後はより皆が「成長実感」が感じられる会社にはしたいと思っています。まやかしですが重要なので。たとえば低い目標を置いて達成してると、なんとなくの成長実感は簡単に演出できますが競争環境においては弱い会社となってしまいます。常に高い目標を掲げ2回に1回ぐらいは外しても成長実感を感じられるような会社にしたいと思っています。それはそれで難しい仕事なのです。

 使われない制度が大量にあるよりも、一番いいのは自ら学びたい・自らもっとチャレンジしたいと思ってる人が多くいる会社にすること

教育の名言で、
凡庸な教師はただしゃべる。
良い教師は説明する。
優れた教師は自らやってみせる。
しかし偉大な教師は心に火をつける。

とありますが、実際は1人の教師から学べることなんかはたかが知れてますし、本人がいかに学びたいかが重要です。また知識も仕事を通じて試していかないと応用力がつかないので知識馬鹿になります。そのため自ら学びたい・チャレンジしたいとみんなが思う仕組みをもっと作りたいと思っています。

今のジーニーの人事制度だと難しい目標掲げると給料がとりあえず上がる部分や、プラス評価しかしない項目にチャレンジすることを書いてできたら評価する、ミッションは少々未達成でも100%評価する人事制度は自らチャレンジしていくことを促す意図でそうしています。今後は現場から多様なタイプのスター選手がもっと生まれる事だと思いますが、それ以外にもあるでしょう。

 そうしてチャレンジをしている中で自分自身で考えたり、決めた事がフィードバックがある仕組みがあること

ビジネス系の場合は権限委譲を進めた範囲においては数字自体が自分の意思決定が正しかったか間違っていたかのフィードバックがあって土日散々考えた事が間違ってたなwみたいな状況がすぐ可視化されます。エンジニアの場合は別の形でやってる事が常にフィードバックがもらえるようにした方がいいと思っています。特に自分で考えた事で成功した体験を持つ事はチャレンジの良いスパイラルに入る上で重要だと思っています。

 必ず偉大な会社になる

事業を拡大していこうとする限りは心から人が勝負だと思っていますので、人材や育成に関しても良く考えたり調べています。また何より社内の9割の人はジーニーの大成功を私と同じように信じていてそんな人たちといっしょにやってると会社が日々良くなっていくのを感じます。人事系の話も、ジーニーの次の大成長に向けたものが1-2年の間にはでき多くの課題が解消されていくでしょう。

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Author
ジーニー代表の工藤です。 工藤智昭
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