【大手企業向け】ERP製品おすすめ9選を徹底比較!選定ポイントから導入の流れまで解説

更新日:2024.07.12 / CRM 

【大手企業向け】ERP製品おすすめ9選を徹底比較!選定ポイントから導入の流れまで解説
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近年、大企業を始めとして多くの企業で導入が進められている「ERP」には、さまざまな製品が登場しています。自社にERPを導入しようと検討していても、どのように製品を選定すべきか、導入の流れに頭を悩ませている方もいるかもしれません。

この記事では、ERPを徹底比較したい大手企業の方へ向けて、ERPの選定ポイントからおすすめのシステム9選まで徹底比較してご紹介します。導入の流れなどについても解説しますので、あわせてご参照ください。

ERP(基幹業務システム)とは

ERP(基幹業務システム)とは

ERPとは、「Enterprise Resource Planning(企業資源計画)」の略で、企業の業務に関する「ヒト・モノ・カネ」などの情報を一元管理する仕組みを指します。近年では、統合的に基幹業務を管理できるシステムを「ERP」とも呼びます。

ERPを活用すれば、生産・会計・販売・人事など、企業のあらゆる部門の情報を一元管理し、経営効率化を実現できるのがメリットです。ERPに搭載された仕組みとしては、以下のような機能があげられます。

・会計管理:財務会計、売掛買掛管理、固定資産管理など
・販売管理:受注管理、出荷管理、販売分析など
・生産管理:生産計画、工程管理、原価管理など
・購買管理:発注管理、仕入先管理、在庫管理など
・人事管理:給与計算、勤怠管理、人材育成・評価など

ERP導入する際の選定ポイント5選

ERP導入する際の選定ポイント5選

大手企業でも導入が進んでいるERPは、それぞれ特色が異なるためいくつか比較検討して選定する必要があります。ERP導入時の具体的な選定ポイントは以下の5点です。

ここでは、大手企業向けERPを比較する前に、どのような点で製品を選ぶべきか選定ポイントを解説します。

・1.ビジネス目標と戦略の合致
・2.業務プロセスの分析と改善
・3.セキュリティとコンプライアンスの確認
・4.サポート体制の確認
・5.企業規模に合わせてERPを選定

1.ビジネス目標と戦略の合致

ERP導入の成功には、導入目的と企業のビジネス目標・戦略との整合性が不可欠です。そのためにも、導入目的や具体的なビジネス課題を明確にして、ニーズを満たせるERPかどうか比較検討する必要があります。

たとえば、すでにグローバル展開している大手企業の場合、多言語・多通貨・法規制に対応したERPではないと各国の支部・拠点で不便な思いをしてしまう事例も珍しくありません。

一方で、外国販路がビジネス目標に含まれていないと、海外向け機能が無駄になってしまうのも事実です。ERPは多機能さが魅力ですが、目標と合わない製品は機能の多さを活かしきれず、コストパフォーマンスが悪くなってしまうおそれもあります。

自社のビジネス目標や戦略に合わないERPはニーズを満たせないため、「自社の導入目的・ゴールは何か」「現在のビジネス課題は何か」を明確化しておくことが大切です。

ERPとは?基幹システムとの違いからメリットや選定ポイントを徹底解説

2.業務プロセスの分析と改善

上記の目標・戦略をすり合わせたうえで、業務プロセスを分析して期待できる効果を明確化することも大切です。各部門や関係者とのコミュニケーションを通じて、業務上のニーズや課題を明確にし、ERP導入でどのような改善が期待されるかを明確化します。

また、その際に既存の業務フローそのものを見直してみるのもポイントです。ERP導入は単なるシステム導入ではなく、業務プロセスの見直しと改善の機会でもあります。たとえば、業務フローの無駄を省くことで、業務効率の向上やコスト削減を実現できる可能性があります。

また、自社独自の業務・システム利用が含まれていると、ERPの標準機能だけでは対応できない可能性も否定できません。

その際はカスタマイズを含めてERPを比較検討する必要があるため、独自システムを活用している大手企業では、導入前に業務プロセスを分析する取り組みが非常に重要です。

3.セキュリティとコンプライアンスの確認

ERPには企業の機密情報が蓄積されるため、セキュリティ対策は必須です。また、業界特有の法規制や自社コンプライアンス要件にも対応できるか比較検討するのをおすすめします。

製品によっては、クラウド経由で各データを外部サーバーに保存する形となるため、自社コンプライアンスの要件を満たせないかもしれません。

ERPの導入でセキュリティ侵害や個人情報流出のトラブルを起こしてしまうと、企業の信頼失墜や多額の損害賠償につながるリスクがあります。ERPの比較検討ポイントとして、大手企業にふさわしいセキュリティ性を保持しているかチェックするのをおすすめします。

4.サポート体制の確認

ERPベンダーのサポート体制や実績も重要な選定ポイントです。導入後のトラブル対応やバージョンアップ、カスタマイズなど、長期的なサポートが期待できるベンダーを選ぶ必要があります。

ERPは導入後も継続的な運用と改善が必要で、ベンダーのサポートは不可欠です。また、基幹業務を自動化・効率化する仕組みのため、万が一システムトラブルが起きると会社全体の業務がストップしてしまうおそれもあります。

そのようなとき、スピーディなサポートや定期的なシステム診断を行ってくれるベンダーなら、安心してシステムを利用できるのがポイントです。

また、ERPの運用ノウハウが社内に根付くよう、ユーザー向けのトレーニングプログラムなどが用意されているかも確認するのをおすすめします。

5.企業規模に合わせてERPを選定

ERPを比較検討するときは、「大手企業」「中小企業」など、企業規模に合ったERPを選ぶことが大切です。ERPには機能や規模感、価格帯などさまざまな種類があり、企業規模に合わない製品を選んでしまうと、求めていた機能が搭載されていないケースもあります。

たとえば、大手企業向けのERPでは比較的複雑な業務プロセスや、大量のデータも並列処理できる性能などを搭載した製品が多くなっています。データベースの容量やシステムの拡張性、対応しているライセンス数などを確認することが大切です。

また、大手企業向けのERP製品には、別プランとして運用保守やカスタマイズオプションが用意されているケースも多くなっています。同業界や似通った規模の企業で導入事例があるかどうかを参考に、製品が自社に合っているか検討するのをおすすめします。

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 大手企業向けERP製品おすすめ9選比較

 大手企業向けERP製品おすすめ9選比較

製品名

費用

特徴

機能

会社名

OBIC7

要問い合わせ

幅広い業界・業種に導入実績があり、導入コンサルティングから運営までを一貫してサポート

財務会計

管理会計

予実管理/BI

経費管理

債権管理

人事・給与

サプライチェーンマネジメン

株式会社オービック

SAP S/4HANA Cloud

要問い合わせ

クラウドベースのERPながら、柔軟性と拡張性に優れたカスタマイズが魅力

財務会計

管理会計

財務/リスク管理

キャッシュフロー管理

投資管理

債務管理

予実管理

SAP

HUEシリーズ

要問い合わせ

製品シリーズのラインナップが豊富で、自社に必要な機能を取捨選択して搭載できる

財務会計

管理会計

固定資産管理

連結管理

不動産管理

生産管理

販売管理

株式会社ワークスアプリケーションズ

Microsoft Dynamics 365

9,745円~/月(1ユーザあたり)

Microsoft Office製品との高い親和性があるほか、AI機能を用いた業務効率化も可能

財務管理

営業管理

カスタマーサービス

サプライチェーン管理

人事管理

マーケティング

プロジェクト管理

マイクロソフト株式会社

GLOVIA

要問い合わせ

40年以上の実績を持つ統合業務ERPシリーズで、累計導入実績は20,000サイト越え

財務会計

管理会計

人事給与

販売管理

生産管理

貿易管理

現場業務支援

富士通ジャパン株式会社

FUJITSU GLOVIA SUMMIT

要問い合わせ

GLOVIAシリーズの中で会計機能に特化したモジュールで、グループ企業の経営管理に特化

財務会計

管理会計

グループ経営情報の一元管理

連結決算業務

経営分析・レポーティング

富士通ジャパン株式会社

IFS Cloud

要問い合わせ

AIや機械学習などの最新技術を活用した機能を搭載しており、グローバル展開の企業運営にも対応

財務管理

プロジェクト管理

サプライチェーン管理

製造管理

サービス管理

人事管理

アセット管理

BI機能

日本電気株式会社(NEC)

EXPLANNER/Z

要問い合わせ

コンポーネントを自在に組み合わせられ、中堅企業から大手企業まで幅広く追従

生産管理

原価管理

販売管理

会計管理

債務管理

債権管理

日本電気株式会社(NEC)

Biz∫会計

要問い合わせ

日本の商習慣や法制度に対応した会計機能で、クラウド・オンプレミスのハイブリッド運用も対応

財務会計

管理会計

経費精算

購買管理

人事給与管理

固定資産管理

経費精算

株式会社NTTデータ・ビズインテグラル

大手企業向けのERPといっても、一部業界向けや機能性など細かい部分で違いがあります。そのため、ERPを比較するときは「大手企業向け・中小企業向け」といった規模感の違いだけでなく、実際の機能性についても着目することが大切です。

ここでは、ERPを比較検討したい方へ向けて、大手企業向けERP製品から特におすすめの製品をピックアップしてご紹介します。

OBIC7

OBIC7

製品名

費用

特徴

機能

会社名

OBIC7

要問い合わせ

幅広い業界・業種に導入実績があり、導入コンサルティングから運営までを一貫してサポート

財務会計

管理会計

予実管理/BI

経費管理

債権管理

人事・給与

サプライチェーンマネジメン

株式会社オービック

「OBIC7」は、株式会社オービックが提供する大手企業向けERPシステムです。会計、人事・給与、サプライチェーンマネジメントなどの幅広い業務領域をカバーし、250業種・25,000社以上の導入実績があります。

また、ほかのERPと比較してシステム企画からコンサルティング、開発・構築、運用サポートまでを一貫して提供しているのも特徴です。手厚いサポート体制によって、ERPの導入に不安な気持ちを抱えている大手企業にもおすすめと言えます。

OBIC7の詳細はこちら

SAP S/4HANA Cloud

SAP S/4HANA Cloud

製品名

費用

特徴

機能

会社名

SAP S/4HANA Cloud

要問い合わせ

クラウドベースのERPながら、柔軟性と拡張性に優れたカスタマイズが魅力

財務会計

管理会計

財務/リスク管理

キャッシュフロー管理

投資管理

債務管理

予実管理

SAP

「SAP S/4HANA Cloud」は、SAPが提供する大手企業向けのERPシステムです。四半期ごとのアップデートにより常に最新機能が利用可能で、短期間・低コストで導入できる魅力があります。

Public EditionとPrivate Editionの2種類があり、Public Editionではアドオン開発が制限されますが、Private Editionでは自由にアドオン開発が可能です。企業のニーズに合わせて選択できます。グローバル対応も強みで、多国籍企業の業務統合にも適しています。

SAP S/4HANA Cloudの詳細はこちら

HUEシリーズ

HUEシリーズ

製品名

費用

特徴

機能

会社名

HUEシリーズ

要問い合わせ

製品シリーズのラインナップが豊富で、自社に必要な機能を取捨選択して搭載できる

財務会計

管理会計

固定資産管理

連結管理

不動産管理

生産管理

販売管理

株式会社ワークスアプリケーションズ

「HUEシリーズ」は、株式会社ワークスアプリケーションズが提供する大手企業向けのERPシステムです。2,200社以上の導入実績を持ち、日本の大手企業のニーズに合わせて開発されています。

今までの導入企業から寄せられた要望をもとに、さまざまな標準機能を搭載してきた歴史があります。アドオン・カスタマイズなく機能を利用できる網羅性で、必要なシステムのみを選択して導入できるコンポーネント型ERPの仕組みが魅力です。

HUEシリーズの詳細はこちら

Microsoft Dynamics 365

Microsoft Dynamics 365

製品名

費用

特徴

機能

会社名

Microsoft Dynamics 365

9,745円~/月(1ユーザあたり)

Microsoft Office製品との高い親和性があるほか、AI機能を用いた業務効率化も可能

財務管理

営業管理

カスタマーサービス

サプライチェーン管理

人事管理

マーケティング

プロジェクト管理

マイクロソフト株式会社

「Microsoft Dynamics 365」は、マイクロソフト株式会社が提供する大手企業向けのERPシステムです。Microsoft Office製品との連携力に優れているだけでなく、Microsoftのクラウドプラットフォームと深く統合されているため、AIやIoTなどの先進技術を活用できます。

さらに、Dynamics 365はモジュール式のアプリケーションで構成されているため、企業のニーズに合わせて柔軟にカスタマイズできます。既存のシステムとの統合も容易で、スピーディな導入が可能です。

Microsoft Dynamics 365の詳細はこちら

GLOVIA

GLOVIA

製品名

費用

特徴

機能

会社名

GLOVIA

要問い合わせ

40年以上の実績を持つ統合業務ERPシリーズで、累計導入実績は20,000サイト越え

財務会計

管理会計

人事給与

販売管理

生産管理

貿易管理

現場業務支援

富士通ジャパン株式会社

「GLOVIA」は、富士通ジャパン株式会社が提供する大手企業向けのERPパッケージです。統合型ERPとしてさまざまな機能を搭載しており、経営・会計・人事給与・販売・生産などの7つの基幹業務と現場業務を一元的に管理できます。

販売管理などに優れた「GLOVIA smart」や経営基盤を統合できる「GLOVIA iZ」など、ニーズにあわせて細かくカスタマイズできます。また、中堅企業向け「GLOVIA きらら」なども登場しており、ビジネスの成長にあわせて拡張を考えている方にもおすすめのERPです。

GLOVIAの詳細はこちら

FUJITSU GLOVIA SUMMIT

FUJITSU GLOVIA SUMMIT

製品名

費用

特徴

機能

会社名

FUJITSU GLOVIA SUMMIT

要問い合わせ

GLOVIAシリーズの中で会計機能に特化したモジュールで、グループ企業の経営管理に特化

財務会計

管理会計

グループ経営情報の一元管理

連結決算業務

経営分析・レポーティング

富士通ジャパン株式会社

「FUJITSU GLOVIA SUMMIT」は、富士通ジャパン株式会社が提供する大手企業向けのERPシステムです。「GLOVIA」シリーズの中でも経営管理に特化した会計システムで、財務会計と管理会計を一元管理してグループ全体の経営状況を可視化できます。

また、大規模プロジェクト経験や会計知識に精通した専門SEが導入をサポートするのも特徴です。日本の法制度に理解のあるシステムによって課題の解決力を支援し、経営の効率化と生産性向上を実現しやすくなります。

FUJITSU GLOVIA SUMMITの詳細はこちら

IFS Cloud

IFS Cloud

製品名

費用

特徴

機能

会社名

IFS Cloud

要問い合わせ

AIや機械学習などの最新技術を活用した機能を搭載しており、グローバル展開の企業運営にも対応

財務管理

プロジェクト管理

サプライチェーン管理

製造管理

サービス管理

人事管理

アセット管理

BI機能

日本電気株式会社(NEC)

「IFS Cloud」は日本電気株式会社(NEC)が提供するグローバル企業向けのERPシステムです。標準機能が非常に充実しており、カスタマイズ不要で対応できる業務が多くなっている魅力があります。

グローバル展開をしている大手企業におすすめのERPで、製造業やプロジェクト管理、アフターサービスなどの分野で強みを発揮しています。設備管理・メンテナンスから始まり、製造、サプライチェーン、プロジェクト管理など幅広い業務領域をカバーできるのが特徴です。

IFS Cloudの詳細はこちら

EXPLANNER/Z

EXPLANNER/Z

製品名

費用

特徴

機能

会社名

EXPLANNER/Z

要問い合わせ

コンポーネントを自在に組み合わせられ、中堅企業から大手企業まで幅広く追従

生産管理

原価管理

販売管理

会計管理

債務管理

債権管理

日本電気株式会社(NEC)

「EXPLANNER/Z」は、日本電気株式会社(NEC)が提供する中小~大手企業向けのERPシステムです。販売、会計、生産など細かいコンポーネントを組み合わせて、自社の業務形態に合った基盤を構築できます。

そのため、中小企業から大手企業まで、幅広い規模の企業に対応できるのが魅力です。また、自動車部品の製造業に特化した 「EXPLANNER/Ja」など、他社では見られない特定業種に特化したコンポーネントも用意されています。

EXPLANNER/Zの詳細はこちら

Biz∫会計

Biz∫会計

製品名

費用

特徴

機能

会社名

Biz∫会計

要問い合わせ

日本の商習慣や法制度に対応した会計機能で、クラウド・オンプレミスのハイブリッド運用も対応

財務会計

管理会計

経費精算

購買管理

人事給与管理

固定資産管理

経費精算

株式会社NTTデータ・ビズインテグラル

「Biz∫会計」は株式会社NTTデータ・ビズインテグラルが提供する大手企業向けのERPシステムです。日本の商習慣にフィットする標準機能が丸ごと搭載されており、会計業務を幅広くカバーして業務を効率化できます。

グループ連結や財務分析まで一気通貫で行える機能で、グループ利用を想定された仕組みが特徴です。連結決算業務なども効率化できるなど、複数のグループやグローバル展開している大手企業にもおすすめのEPRと言えます。

Biz∫会計の詳細はこちら

大手企業向けERP導入の流れ

大手企業向けERP導入の流れ

大手企業向けERPは、ほかのシステムと比較すると多機能さに長けているのが特徴です。なかには機能を取捨選択して導入できるシステムも登場していますが、事前の比較検討なくシステムの導入を進めてしまうと、肝心の運用で失敗する可能性もあります。

そのため、大手企業向けERPを導入するときは、以下の流れに沿って進めることが大切です。ここでは、大手企業向けERPを導入する流れについて解説します。

・1.導入目的や目標の設定
・2.ERPベンダーの選定
・3.導入計画の策定
・4.データ移行と準備
・5.導入と展開
・6.最適化と改善

1.導入目的や目標の設定

はじめに、なぜERPを導入するのか、導入によって何を達成したいのかを明確にする必要があります。プロジェクトに必要な機能は何か、予算やスケジュールを含めて明確化すれば、プロジェクトの進捗管理がしやすくなり、成功確率を高められます。

また、ERPは企業全体の業務プロセスに影響を与えるため、関係者の理解と協力が不可欠です。具体的な導入目的や目標を共有すれば、ERP導入の意義やメリットを理解してもらい、社内の協力を得やすくなります。

その際は、導入後の効果測定を行うためにも、具体的な目標を設定するのがおすすめです。たとえば、「在庫回転率を20%向上させる」「リードタイムを50%短縮する」など、具体的な目標を掲げることが大切です。

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大手企業でも導入が進められているERPですが、システムの導入や選定には「RFP(提案依頼書)」の策定が欠かせません。曖昧なRFPを提出してしまうと、思ったようなシステムを手に入れられず、想定していた業務効率化を実現できない可能性もあります。

もし営業DXを踏まえてERPを比較検討している場合は、数々の営業DXを成功させてきたRFPテンプレートをご利用ください。豊富なノウハウから培ったGENIEEのRFPテンプレートをご利用いただければ、満足の行くERPベンダーをお探しいただけます。

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2.ERPベンダーの選定

大手企業向けERPと言っても、比較検討すると各ベンダーによって細かい費用感や機能性は異なります。そのため、自社のニーズや予算に合ったERPベンダーを選定することが重要です。

複数のベンダーから提案を受け、機能・価格・サポート体制などを比較するのをおすすめします。必要に応じてデモンストレーションや事例紹介などを参考に、自社に最適なベンダーを比較検討するのもおすすめです。

3.導入計画の策定

ベンダーの選定が終わったら、導入スケジュール・担当者・予算などを詳細に計画します。導入期間中のリスクや課題を想定し、対策を検討しておくのも重要です。

たとえば、データ移行作業の遅延やユーザーの抵抗など、想定されるリスクに対して事前に対策を立てておくことで、スムーズな導入を実現できます。

4.データ移行と準備

既存システムからのデータ移行や、ERP導入に必要なマスターデータの準備を行います。データの移行と準備でもっとも大切なポイントは、データの正確性や整合性の確保です。

既存システムのデータを整理して重複データや不要なデータなどがないか、必要に応じてデータクレンジングを行う必要があります。また、本番環境で問題なく動作するよう、事前にテスト環境でデータ移行が正しく行えるか繰り返し確認します。

データクレンジングやデータマッピングなど、専門的な知識や技術が必要な場合は、ベンダーやコンサルタントの支援を受けるのも選択肢のひとつです。

5.導入と展開

ERPシステムを実際に導入し、各部門で利用を開始します。導入初期はユーザー教育やヘルプデスクの設置など、サポート体制の構築に注力するのがおすすめです。ユーザー向けの運用方法や、トラブルシューティングをまとめたマニュアルも作成します。

まずは一部部門などでスモールスタートし、運用やシステムトラブルがなければ徐々に適用範囲を広げていくと、ノウハウを培いながらトラブルを最小限に抑えてERPを展開しやすくなります。

6.最適化と改善

ERPの導入後も定期的にシステムの運用状況を評価し、改善点を見つけることが重要です。業務プロセスの見直しやシステムのカスタマイズなどを行い、ERPを継続的に活用すれば、さらなる効果を期待できます。

ユーザーからのフィードバックを得て、システムの改善を行うのもポイントです。ERPの導入はゴールではなくスタートのため、継続的な改善活動を通じて、ERPの機能を最大限に活用できるよう自社環境に最適化していく必要があります。

また、システムの安定稼働を確保するため、定期的なメンテナンスやバックアップも求められます。万が一のトラブルがあれば企業全般の業務がストップしてしまうリスクもあるため、安定稼働のためにシステムエラーの監視を欠かさず行うのがベストです。

まとめ

まとめ

ERPは企業の経営資源を一元管理するシステムで、業務効率化やデータの信用度を高める効果が期待できます。近年ではさまざまな大手企業向けERPが登場しており、自社に合ったシステムの比較検討が大切です。

とはいえ、ERP導入はDX化の鍵となるものの、社内への影響を懸念される方もいるかもしれません。段階的な導入や、まずは顧客管理や営業支援など、特定の業務領域に特化したシステムから始めることも有効な手段です。

もし営業部門のDX化を実現するためにERPの導入を検討されている場合は、「GENIEE SFA/CRM」もご検討ください。「GENIEE SFA/CRM」はカスタマイズやデータ連携に強みのある営業支援システムで、ERPなどの基幹システムと連携して、営業の効率化を実現できます。

さらに、定着率99%を誇る親しみやすいUIも特徴です。「DX化を進めてもERPの導入で社内に混乱が生まれるのでは」と心配な気持ちを抱えている場合は、多くの企業で受け入れられた実績を持つ「GENIEE SFA/CRM」の導入を先立って検討してみてはいかがでしょうか。

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