2020.02.26 / ビジネス戦略 

ビジネスにイノベーションを起こせる
「ニュータイプ」な部下の育て方

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売り上げを伸ばすために、何をするべきか。どの時代も最初に出でてきそうなのが「努力」というキーワード。ただ、その努力が全て結果に結びつかないことは皆さんも実体験からよく理解されているかと思います。解決方法の1つに、「努力に意味を持たせる」があります。

「ビジネス書大賞2018」で準大賞を受賞したベストセラー『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(光文社新書)の著者、山口周氏による最新刊『ニュータイプの時代――新時代を生き抜く24の思考・行動様式』(ダイヤモンド社)では、めまぐるしく進化・変化する現代において成功する人材を「ニュータイプ」と位置づけ、具体的に説明しています。

ニュータイプは「自由」「直感的」「わがまま」「好奇心が強い」といった傾向にあり、今の時代において成功のカギを握る考え方と紹介されています。一方の「オールドタイプ」は、従順で、論理的で、勤勉で、責任感が強いといった傾向です。一見、心強い存在に見えつつあるもこれらの技能は、これまでの企業組織に必要とされてきたもの。今となってはもはや時代遅れで、現代においては成功する人材とは言い難い、と山口氏は説明します。

それではニュータイプの人材は、どんな思考や行動を持っているのでしょうか。本書に書かれているわかりやすいシチュエーションをいくつかピックアップしていきましょう。

「ニュータイプ」は、解決の仕組みを提案できる

ビジネスの基本は、問題を発見し、それを解消することで利益を生み出すこと。かつては「問題をいかに解決できるか」が求められていました。しかし、現代では、この問題解決のツールが過剰にあふれかえっており、そんなスキルも飽和状態。

現代でのビジネス成功のカギは、問題を解決することではなく「何が問題なのかを発見する能力」へとシフトしているのです。誰も気づいていない問題を見出し、解決の仕組みを提案する「提案者」が、ニュータイプとして大きな価値を産む時代となったのです。

例えば、モノやサービスが売れないという状況に陥ったとします。オールドタイプの人材は「なぜ売れないのか」を考え、売るための努力にベクトルを向けていきます。一方でニュータイプの人材は、「そもそも自分は欲しいのか」にフォーカスします。

自分が欲しいと思わないものは、誰も欲しがるわけがありません。売れないことが問題ではなく、「売れないモノを売ること」が問題であるということに目を向け、売れるモノを作るという努力のベクトルにシフトするのです。人の感性に揺さぶりをかけるような鋭い提案は、SNSなどで簡単に拡散される時代。「意味がある」ものに、高い経済的価値が認められる世の中なのです。

ビジネスにイノベーションを起こせる「ニュータイプ」の部下を育てるには

部下に明確な目標を提示し、そこに向かって伴走する上司は少なくありません。でも、これでは目標をゴールにしているだけ。ニュータイプの人材を育てるには、目の前の仕事に「意味を与える」ことが重要となるのです。意味を理解し、意味を持つことでモチベーションの大きさは変わります。KPIを振りかざして部下を叱咤する上司はオールドタイプ。目的と意味を語ることで部下のモチベーションが向上し、ひいてはイノベーションにもつながります。そして、そうしたマネジメントをできるのがニュータイプの上司でもあると言えるでしょう。

目標を与えてトップダウンで部下を育てる時代はもう終わりつつあるのかもしれません。その代わりに大切なのが、目標に意味を与える共有の場とコミュニケーション。縦軸ではなく横軸が重要視される時代がはじまっているのです。

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