2020.02.14 / ビジネス戦略 

営業職も「やる気」は出さなくていい?
工学博士で小説家の森博嗣氏が唱える「やる気」と「効率化」

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今回は、中堅のビジネスパーソンに向けた「仕事術」「整理術」をテーマにしたビジネス書『アンチ仕事術』(日本実業出版社)から。森氏は「やる気を出すにはどうすれば良いか」という問題について、自身の考えを語っています。

いよいよ2020年の幕が開け、新しい目標を掲げたビジネスパーソンの方々も多いのではないでしょうか。しかし、目標を作って意気込んではみたものの、イマイチやる気が出ない……という方や、いつかやらなければならないけれど、この仕事だけは気が進まない…という場合もあるでしょう。

1.「やる気」を出す必要はない

工学博士であり、ドラマやアニメ化もされたミステリー小説『すべてがFになる』でおなじみの森博嗣氏。中堅のビジネスパーソンに向けた「仕事術」「整理術」をテーマにしたビジネス書『アンチ仕事術』(日本実業出版社)には、「やる気を出すにはどうすれば良いか」という問題について、こう書かれています。

〈「嫌だな」と思っている、その状態のままやる。それが正解である。嫌な気持ちを「やりたい」気持ちに切り替えるのは、かなり難しい。それよりも、「嫌だ」と思いながら作業を始めるほうが、ずっと簡単なのだ。〉(同書)

確かに、時間に迫られて、または、人に急かされて、仕方がなく自分を奮い立たせて取り組むということが圧倒的に多いのが現実。やる気になるのを待っていては時間がかかりすぎるのです。それなら発想を転換して「嫌だ」「やりたくない」という気持ちを受け入れ、その状態のまま取りかかればいいと森氏は言うのです。

〈だいたい、仕事も勉強も、みんなやりたくてやっているわけではない。それをいかにも「楽しそう」に見せようとしている人たちが一部にいて、それが誤解の根源だ、と僕は考えている。嫌だけど、やったほうが得だとわかっているから、得とガマンの交換としてやっていることである〉(同書)

仕事も勉強も、やる気に満ちた状態でできたらどんなに良いか……と思うのは当然ですが、そう思った時点で“やりたくてやっている一部の人”ではないことになります。それなら、「やる気を出すこと」に四苦八苦するより、やりたくない仕事や勉強を、どうやって効率よく進めるか、ということに的を絞った方が良いでしょう。

2.嫌な仕事は効率化していこう

働き方改革の課題の1つである「仕事の効率化」。今年の年始はいくつかの自治体が「仕事始め式」を廃止したことが話題になりました。その理由に、災害対応などの考慮が挙げられますが、働き方改革の視点も大きいといいます。

企業における仕事始め式が不要かどうかは意見の分かれるところではありますが、働き方改革にはいかに「無駄を省く」かというところに重点があります。仕事の効率化については、同書で展開された、森氏の答えにひとつのヒントがありました。

〈嫌いなものや、苦手なものだからこそ、効率をあげたいですよね。(略)ただ、好きになろう、と勘違いしないこと。嫌いなままで良く、単に効率を上げることに専念するだけです。そうすれば、意外と道が開けてくると思います。それは、その仕事に対する自分の行動を整理・整頓することに近いようにイメージできます。具体的なことは、個々の仕事によって違っていると思いますけれど〉(同書)

仕事の効率化は、全てのビジネスパーソンが抱える課題でもありますが、どの仕事にも共通する近道はそうなく、自分自身の頭の中や、やるべきことを整理することが大切です。今の業務に無駄はないか見直して、うまく効率化に結び付けたいですよね。

効率化は営業の仕事でも無視できないテーマ。事務処理や数字に表れない仕事、日報提出なども、「効率よく」片付けるのは難しいものです。

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