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コーポレートブログ

Geniee’s BLOG

ジーニーは最先端の広告テクノロジーで
顧客の収益を最大化します。

昨年は格別 の御厚情を賜り、厚く御礼を申し上げます。

2013年はジーニーにとっては試練の年でしたが、2014年は試練を無事に乗り越え、事業をしっかりと前進させる事ができたと思います。皆といっしょに一つ一つの課題を乗り越えていきながら、とても楽しい時間を過ごす事ができました。

もっとうまくやれたと事は多々あったかもしれませんが、自分なりのベストは尽くしたと思うので、良い気持ちで新年を迎える事が出来ました。

年末にスタッフとメールでやり取りをしていましたが、一年の感謝や仕事が楽しかったという旨のメールをたくさんもらいました。役職、年次や雇用形態に関係なく、自主性を持って仕事に臨み、自分自身の仕事や、周囲を牽引していたスタッフほど私と同じく楽しいと思える一年を過ごせたのだと理解をしました。

そういう意味でも移転後に新卒を含め人が少し増えますが、常にジーニーらしさが失われないようにしていきたいと思います。VALUEの中でも「コミットメント」がジーニーらしさの多くを物語っています。この一文を体現できている人が役職、年齢、雇用形態、国籍関係なく、本当の意味でのジーニーのDNAを持った人でしょう。

Commitment(コミットメント)
私たちは、常に高い目標を設定し、達成するために全力を傾けます。ジーニーでは社員ひとり一人が主体的に考え、行動しています。それぞれの担当領域において結果にこだわり、最後までやりきる達成意欲が、ジーニーの世界No.1に向けた成長を支えています。

~解説~

・高い目標を掲げているか、安易な道を選んでしまっていないか。

高い目標を掲げて達成をしていくから仕事は楽しいですし、それが個々人の自信につながります。誰でもできるような事を毎日淡々とやっていても楽しくないし、仕事人としての自信もつかないでしょう。難易度の高い目標設定は給与とも連動しています。

・自ら考えているか、他人の考えた事をそのままやっていないか

自分が考えた事を実現していくから仕事は楽しいですし、他人の考えた事を何も考えずに実行している間は、本当の意味での内省が効かないので成長が遅いでしょう。

・何かの課題解決に自ら主体的に動いているか、上司でも他部署の人でも他の人に課題解決を丸投げしていないか。

主体的に動くのと、他人に課題を解決してもらうのとでは仕事の面白さが100倍は違います。何でも他人に解決してもらってる間は、仕事や会社の本当の意味での楽しさを知る事はないでしょう。常に当事者としてその場にいると仕事はとても楽しくなるでしょう。

・最後までやり切っているか、途中で諦めていないか。

最終日まで頑張って達成した時とかドラマティックで楽しいですよね。やり切るのは気持ちいいと思います。ジーニーには何個も締めきりギリギリの伝説があります。後輩にも語り継がれるような仕事はいい思い出にもなりますよ。

2015年は、やりたい事がたくさんありますが、1歩ずつ確実に前進を続け、終わってみれば大きく進んでいたなと思える年になるといいなと思います。

1日1日に挑戦をしながらも楽しみ、今年もやり切った、何も悔いはないと次の年越しに思える人が1人でも多く社内に現れるように組織作りを頑張りたいと思います。

本年も社員一同、皆様にご満足頂けるサービスを心がける所存でございますので、 何とぞ昨年同様のご愛顧を賜わりますよう、お願い申し上げます。皆様のご健勝と貴社の益々のご発展を心よりお祈り致します。

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

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ジーニー代表の工藤です。 工藤智昭

今週からフィードバック面談の週です。ジーニーでは年4回もやっており、結構なリソースを毎回割いています。私はフィードバックがしっかり機能している会社は必ず良い方向にいくという考えを持っています。個人も会社も成長するのにフィードバックは欠かせません。ジーニーのみんなは既に1人1人が頑張っていると思いますが、頑張る方向が違うと後々で双方にとって良い事はないです。

成長する環境は本人の能力に応じた裁量がありつつ、下記の2点が重要だと思っています。

・内省が効くように、指標や目標/実績比を本人が随時見れること
解りやすいのが営業だと周囲の人と同じ条件で数字が伸びていなかったら自分が悪いので何かを変えないといけないと自然に思うでしょう。自分のやり方がうまくいってるのかいってないのかを客観的に自覚し続けれた方がいいです。エンジニアだと事業に影響のあるKPIを貼ってある開発項目についてはそういうものが得られるでしょう。経営者だと自社の成長率と従業員満足度とか。商品企画だと他社と比較するのもいいと思います。ミッションシートの業務の達成度合いのほうです。

・自分より仕事ができるか、もしくは客観的に見ている人に、フィードバックをもらえること
随時アウトプットを周囲に共有をして、考え方のおかしいとこを修正してもらえばどんどん良くなるでしょう。エンジニアのレビューがそうでしょう。営業の提案書や企画職は自分の企画とかもそうですね。

面談の時間では部長やマネージャーは、まずは日頃の仕事ぶりの感謝を伝えつつ、お互いの関係がより良くなるには何が良くて何の改善が必要かをきちんと本人に伝えてあげましょう。チームのスタッフの仕事ぶりを普段から良くみていれば話せると思います。信頼関係のある人ほど率直に意見を交換してみましょう。本人の仕事の評価と上長・周囲の仕事の評価に大きなGAPがある場合は早めに認識を合わせておくのが良いでしょう。

メンバーからは、上長が働きぶりを誤解していそうなら(揉めないように)事実・定量的な数字を使って説明した方がいいでしょう。自分の伸ばしていきたい方向性があったり、もっと活躍したいならそれを伝えるのもいいと思います。逆にやる気が出ないならそういうのも話をしておいていいと思います。家庭や将来の事情等でも、もっと給料あげたいならどうすればできるかを話しあってもいいです。上長はメンバーの支援をしましょう。

逆に成長しない環境とは、上記の逆で明確な成果を定義せず、誰からも何も言ってもらえず、本人だけで全て閉じているものです。そういう状況になっていると、たぶん周囲から感謝もされることも少ないと思います。悪いスパイラルに入らない間に早めに環境を直しておくことがお勧めです。普段から周囲が突っ込みやすい雰囲気を出しておくのもいいでしょう。

1人1人の能力が最大限、正しい方向に事業に生きてくれば、事業はもっと伸びてそれが昇給の原資になり、本人のスキルや知識の成長と待遇にも返ってきます。より良い会社になっていくための大切なプロセスです。
忙しい中ですが、頑張りましょう。

Date
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ジーニー代表の工藤です。 工藤智昭

本日、ソフトバンクグループとの資本業務提携を発表させて頂きました。創業が2010年4月14日だったので、本当にたまたまですが、ちょうど4年半年でした。

まずは、ここまでいっしょに苦楽を共にしてきたジーニーの皆さん、まだまだ至らない点もありながら贔屓にして頂いております取引先の皆さま、辛い時にも常に支えて頂いた株主の皆さま、ここまでジーニーを応援して頂き誠にありがとうございます。

10年前に学生時代に起業していた時期から、孫さんの事を経営者として最も尊敬しており、個人的にも孫さんのような経営者の人生を送りたいと考えており、その想いは一切ブレる事がないです。今回の事はジーニーの会社としてだけでなく、個人的にもとても嬉しいです。

本提携により、ジーニーの創業以来掲げていた「東南アジアNo1」という目標はソフトバンクグループの企業としてふさわしいものにすべく、今日でアップデートを行い、これからは「世界No1」を皆さんといっしょに目指したいと思います。

2020年には東京オリンピックが行われますが、ジーニーは奇しくもその年でちょうど創業10周年になります。遠くから日本の選手を応援しながらも、ジーニーとみんなで自分達自身がまず世界1の会社となることで、世紀の一瞬を迎えたいと思います。目指せ金メダルだ。銀じゃない。

私が大学時代の研究をしながら思っていたのが、世界レベルの研究を行う研究者は、まだまだ日本に多くいる事を感じていました。その中でITのソフトウェアサービスの分野においては世界的に有名な企業は北米の企業ばかりであることにギャップを感じました。そのギャップの解消こそがジーニーの起業の目的の一つではあります。

高度成長期のトヨタやソニーが第一段階のグローバル化を成し遂げたように、信用もブランドも無い状態で裸一貫で、日本発の技術を持って、いろんな国に進出を果たすプロジェクトX的な事が必要なのですが、ジーニーのみんなは楽しみながらやれるでしょう。当時の本で読む限り自分たちが負けたら国が沈むと本気で思っているようでしたが、そういう気概でやれると良いと思います。日本企業が勝てて来なかった要因としてはシリコンバレーのエコシステムが強力な事もあげれますが、本資本業務提携の後には、それらに対抗するリアルリティのある競争戦略が以前より描きやすくなるものと思います。

孫さんはグループ企業の事を同志企業のような言い方をされます。ジーニーの人達は知らないかもしれませんが「同志」という意味は、ユダヤの方や華僑の方の「同志」と、最近の多くの日本の人が普段使っている「同志」という意味が違います。ユダヤの方の同志の資格は相手の悪い運命も含めて受け入れる事らしいです。趣旨に賛成するという生ぬるいものではないです。共通の目的を達成するために血か金を差し出す人という条件が付いてきます。命の危険も納得し、金といっても全財産に近い金を差し出すのが同志の資格のようです。それ以外の、心情的同調者や、懐も痛まない程度の寄付をするような人は、決して同志でもなく絆を結んだ人でもないという事らしいです。という事なので自分達のやるべき事を最大限行い、この先何があっても一切気にせず信じましょう。※ジーニーのみんなも困った事があればプライベートの事でも必要ならばできる限りの応援します。大概の事は大丈夫です。

そういう意味ではジーニーはソフトバンクグループの先輩企業達の中ではお金は一番持っていないかもしれませんが、若さと情熱は一番は持っているでしょう。若くて情熱があるというのは、それだけで大きな価値があります。頑張って、頑張ってジーニーを成長させ、いつの日かヤフーやアリババぐらいの貢献ができるようになりたいと思います。アリババさんとは奇遇にも名前がアラビアン系でなんか似てますしいけるでしょう。

ただし、ジーニーは3年前の3月まではマンションの一室で、平均年収が私を含めても250万円ぐらいの会社でした。福利厚生もなく、トイレも男女兼用で自分で掃除してましたし、エレベーターもありませんでした。会議室もなかったです。来年にはオフィスを移転します。待遇もネット広告系の上場企業と遜色のないものになってきています。今の状況は予想以上に幸運が重なっているだけかもしれません。

まだまだポッと出の企業なので絶対に調子に乗らないように。貧乏で飲みに行くにも困り、夢しかなかったあの頃と変わらず、毎日一生懸命に頑張りましょう。ジーニーは私が調子に乗った時に必ず会社も調子を崩すので、これについてはまずは自分が一番気をつけます。。。。

最後に移転に関して、今の黒崎ビルを居抜きで利用したい企業様がいましたら、こちらから是非ご連絡をください。GREEをはじめ成長企業を多数輩出しているビルになります。ジーニーも黒崎ビルの運に助けられここまで来たと思います。

それでは、下半期も頑張りましょう!

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ジーニー代表の工藤です。 工藤智昭

33歳になりました。今年の誕生日は筆舌に尽くし難い想いがあります。最近は人生を賭けている事があって、夢中になっていっしょにやってくれる仲間がいて、社外でも良い人達に囲まれ、何をやるにしても応援して頂いています。感謝の気持ちしかありません。毎日が楽しいなと感じる事が多いです。

今日の会社の飲み会で、

「仕事は真剣にするからこそ心から楽しいんだ、どんな仕事でも力を抜いてやっていたら楽しくない、仕事の種類よりも真剣にやるから楽しいんだ」

と若手に伝えているマネージャーがいました。

こういうジーニーの大切にしている企業文化が若い人に自然と受け継がれていること自体が素晴らしいと思います。

私の考えでは素晴らしい企業文化を作る事は、素晴らしいサービス作る以上に難しいと思います。良い企業文化を作れればこの後も時代が変わってもジーニーは成長を続けられると思います。そのため私自身も非常に強いこだわりがあります。

会社としてまだ課題点は多くありますが、そうなってしまった正当な理由があり誰が悪いという訳でも放置をしているわけでもありません。一つ一つスピード感を持って解消をしていっているので去年と今年を比べると何倍も良くなっていますし、来年の今頃もまた違う風景をみんなで見れると思います。

最近は、ただ単に楽しい時間が増えてきましたが、会社の成長や会社を良くするために必要な事で、自分にとっては大変で辛くて逃げたくなるような事に対しても、この一年も今までと変わらずしっかりと向き合い、今まで以上に挑戦していこうと思います。

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Author
ジーニー代表の工藤です。 工藤智昭

人事担当者(増員)の採用がまだ確定してないので、社内の声を聞いて工藤が考えて実行しました。人事は外部のアドバイザーも雇うことも決定しました。工藤が80%ぐらいまで形にする所をサポートするので、人事業務未経験でもいいと思いますので、ご応募待っています。
下記のようなことを、背景にある事業計画や経営課題と連動させて体系立てて考えて、計画して、粘り強く私といっしょにやってもらうようになります。10-12月はもっと本気を出そうと思います!

■研修系
・2Qの営業リーダーは、外部の営業マネジメント系の研修に行ってもらう事
・経営層の人はグロービスの経営者向けの講座や会計の講座
・部長に部長研修、マネージャーにマネージャー研修やリーダーシップの講座に行ってもらう事へ
・技術顧問の採用と、社内の開発リーダー以上のメンタリング
・社内の技術勉強会/技術ブログ
・経営への提言
・MBAのテストで商品企画部のスキルGAPの把握
・事務・オペレーターのメンバーに、外部のエクセルの個別指導サービス受講

■福利厚生系
・社員旅行の代わりに、家族人数分だけ旅行券を配布
平日のハードな業務を支えている家族と休日に思い出を作って欲しいなと。
・サポート系業務の担当者向けに、週一日ランチ費用を会社が出します
集中して仕事し過ぎかなと思う事があり、外に行く回数を増やしてあげたいなと。

Date
Author
ジーニー代表の工藤です。 工藤智昭

先週、ジーニーに打ち合わせに来られたお客様から、
「打ち合わせまで待っている間に、前を通った全ての社員に挨拶をされました。若い方が多い会社なのに立派ですね。」
とお褒めの言葉を頂きました。

エンジニアは好きな事を突き詰めていけばいいと思ってはいますが、営業系の人はテクノロジーを扱うとはいえ、相手が「人」なので、礼儀は大切だと思っています。

ジーニーの若手の皆にしてあげられる事は、給料のような待遇や、いっしょに夢を追い求める楽しい時間を過ごすというのもありますが、1人1人の個性・才能をできるだけ開花させて仕事で活躍してもらうのも組織の役割だと思っています。

そのためには良い習慣を身につける事が大切です。

・挨拶をしっかりする

・仕事に本気で打ち込む

・周囲とした約束はできるだけ守る

・仕事で行き詰ってもお酒に逃げないで、ちゃんと仕事に向き合う

・毎朝ちゃんと来る

・失敗したら謝る

・毎週、本を読んで新しい知識を常につける

・疲れたらリフレッシュをしてベストな状態を保つ/休日には運動をする

などなど。

こういうのは若い頃に一回習慣化してしまうと、たいした事はないですが、5年や10年たって大きく人生に差が出てきます。私は「生活習慣がストイックですね」とたまに言われますが、慣れてしまえば案外普通でして、むしろ今は毎日がとても楽しいです。

習慣の中で残念ながら私を真似しない方がいいのが(言わなくても解ってると思いますが)礼儀系です。私の場合は仕事の他の能力にパラメタを極端に振り過ぎた結果、礼儀・常識関係の能力は少し低めでして、ベンチャー社長だからと言う事で周囲の人にギリギリ許してもらってることも多いかなと思います。ちなみに礼儀以外にももう一個あって、それは人の扱い方です。これも大きな会社を一代で作った創業社長を参考にしてますが、他の人がやると周囲にただ単に嫌われるでしょうw

最近は若手がしっかり正しい方向に育っているのと、教えてる側の人達も(たぶん)頑張っているのだと想像して、とても嬉しくなりました。去年から今年にかけてだいぶ会社が良くなりましたが、引き続き将来も明るそうだ。

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ジーニー代表の工藤です。 工藤智昭

某所の宿題があって秦の始皇帝に関する本を休暇中にキングダムを除いて4冊ほど読んだ。学びはいくつかあったが、その中で2つだけ私が考えた事を紹介しようと思います。

思想の統一について

当時の中国は7カ国に分かれていて、それぞれが独立した思想で独立した文化を持っていました。明らかに異なる文化を一つの国にしたとしても、その後も揉め事が起き続けてしまう。最近でも1つの国の中でさえも抗争・戦争が絶えないでしょう。

この課題に対して始皇帝の政権がやったことが焚書坑儒といって、1つの統一的な思想以外を全部強制的に燃やして捨ててしまったのですが、当たり前の事ですが反発が物凄かった。人間は自分が育った考え方を愛してるから、国の発展ために必要な事でも強制されたくないと。

企業経営でもグループ経営をしていった時に、息子(子会社)のような同じ文化/思想の会社は比較的マネジメントスタイルが似ているので扱いやすいと思いますが、JVやM&Aを通じて関連会社になったような企業もグループ企業で共存・繁栄させるのはそれはそれで揉め事が起こりえるので難しい事なんだと思いました。一つの会社の中でも多様な思想を持とうとするとそういう難しさは出てくるでしょう。解決策は案ベースで思ってることがあるので時が来たら実践していきたいと思います。

側近の待遇について

指導者がその責務を100%やりきったとしても、側近が専門分野でもないのにやろうとして失政をしたり(焚書坑儒も止めようとした人が毒殺されたw)、権力争いで極めて有能な人を殺してしまったり、秦の始皇帝が死んだ後に、始皇帝が指名した人と違う人が側近達の謀略により即位してしまうのだが、なんでこういう事をしてしまったかというと、別の有力な人や権力者が立つと、自分が粛清されるのが目に見えているからというのが一説にあるようです。

企業経営でも他社の話を聞くと、新しい社長(部門の指導者)になった時に、それまでの指導者の側近がまとめて入れ替えが行われたり(それを恐れて政治闘争をしたり)、有能な若手が昔の功がある信頼の厚い指導者の側近に抹殺されたりします(されないように政治活動をしたり)。そのため結構な調整力やバランス感覚が必要になってきます。

ですが、そんな事を考えないで100%純粋に会社のビジョンのためを考えれるようにした方がいいでしょう。例えば、重要な功を上げた人物は、本人や家族に手厚い待遇や力を間接的に借りれる形でうまく退いてもらったり、社史に一人一人の活躍者がきちんと残るような仕組みを作る方がベターかなと思いました。本格的にやるのは、まだまだ先の話かもしれませんがそういうのも少しずつ頑張りたいですね。

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Author
ジーニー代表の工藤です。 工藤智昭

勢いのある若手と第二四半期も折り返しに来たので焼き肉に行った。ちょうど昨日の夜も前職の元同期と似たような話をしたので役職者ってどうあるべきだろうみたいな話をした。

どっかの経営学者によると経営が大きく傾く時は下記の3つに大別されるという。

(1)状況認識の誤り・・・例:スマホシフトの出遅れ、ネイティブアプリへの対応の遅れ、ハードウェアからサービスなどの時代の流れ等々

(2)人の雇用の誤り・・・例:大きな部分を任せて信じていた人が言ってる事とやってる事が全然違ったなど

(3)経営者の驕り/気の緩み・・・例:移転やオフィスにお金を使い過ぎた、採用しすぎた、景気が延々と良い状態が続くと思っていた

(2)に関連をして偉いポディションほど企業の勝敗を分けるので、重要なんだという話と、(2)(3)などは人の性の問題かもしれなく、関連をして、帝王学の創業と守成いずれが難きやという事を個人にあてはめて話をした。

会社が大きくなるまでの経営者や、マネージャーになる前のメンバーの頃はちゃんとしてた人でも以外と偉くなった途端におかしくなるような人がいるが意外と多い。

「事を成してやろう」「仕事で成果を出して給料を上げて家族を幸せにしよう」「成果を出して偉くなろ」という前向きな気持ちの頃は一生懸命に仕事に取り組むのは結構できると思います。いざそこそこ成功し、その後、実際に自分の望む状況になった後にその後もどれだけちゃんとしていられるかは、過去の歴史が証明している通り、誰しもがそこそこの成功で驕ってしまうのでそれはそれでとても人間にとって難しい事だよと。今から人間性を高めておいた方がいいよと。

合わせて自分の側近にはどういう人物を置くべきかについて帝王学には以下のように書いてある。2年前ぐらいにマネージャー以上に共有したが懐かしい。みんな六正の性質を持ってきてますね、素晴らしいw

六正とは、
(1)きざしのないのに存亡の危機を防ぐのが「聖臣」
(2)わだかまりなき心で主人の美点を伸ばし欠点を補うのは「良臣」
(3)勤勉につとめるのが「忠臣」
(4)事の成功・失敗を予測し禍を転じて福とする「智臣」
(5)節度を守る「貞臣」
(6)主人にへつらわず意見を述べる「直臣」
六邪とは、
(1)公務に精励せず世俗に無批判に順応する「見臣」
(2)主人に迎合ばかりしている「諛臣」
(3)口が達者で一見温和だが、陰険に人事を操作する「姦臣」
(4)自分の非をごまかすのに十分な知恵を持ち弁舌は巧みでもめごとを作る「讒臣」
(5)権勢をほしいままにする「賊臣」
(6)侫邪をもって主人にへつらい、主人の悪を作る「亡国の臣」

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ジーニー代表の工藤です。 工藤智昭

期初に話をしていた通り人事を増員して、人事周りの事を今後強化していきます。いい会社にしていく上で人事周りはいろいろやりたい事がありますが、やりたい事の半分以下しかできていませんでした。

 社内にいる人たちならば解ると思いますがこの7-9月が終わると次の課題に着手する余裕が私に出てくると思いますし、人事関連の予算は去年よりも大きく増やしています。その前に成長や育成について、今思ってる事を書いておきます。今回も長いですw

ジーニーの人材にとっての成長を一言にするとビジネス系の場合は「事業を成長させること」 「良いプロダクトを作れること」に集約される

MBA的なスキルもリーダーシップもエンジニアの技術力の向上も何のために身につけるかというとこれらに集約されていくと思います。この定義の中においては、たくさん知識が増える事は結果を出せない限りは、ただ物知りになってるだけで成長しているとは言えません。知識だけ多くて結果を出せない人は何が間違ってるか本人が気付いていない中で、さらに本人が実践で応用できない知識を正しいと思っていると、周囲からすると面倒くさい人に仕上がりますw

ビジネスにおいて結果を出すというのは知識だけでなく、知識の応用力や人としての考え方や勇気を含めた総合的な力が必要になります。結果を出している若手と飲んだ時に、「ごちゃごちゃ言ってねぇで結果出してみろよ」と言ってましたがこれはこれでジーニーらしいと思います。総合力が高い人が多い会社は事業拡大の余地があると思います。

研修の効果は限定的

私自身は実は前職では4年間で研修は3回しか行かず、そのうち2回は行っても意味なかったです。1回はためになりましたが。
教えてくれないと成長できませんという人が会社の5割を超えたら、その会社は長い目で見ると死へ向かっていると思います。1割ぐらいはいてもいいと思います。「耳から学びやすい人」「目から学びやすい人」「感覚で学ぶ人」など人が学ぶタイプもありますので、本人が学びたいと思った時の選択肢は今より圧倒的に増やしたいとは思います。そこは頑張ります。

海外のカンファレンスに行く等もあってもいいと思いますし講師を外部からもっと招いてもいいでしょう。困ったら教えてくれる人も増やしたいなと思います。また今の事業ドメインならではのジーニー社内にしかない暗黙知は積極的に共有していけるようにするのは重要だと思っています。
基本的に自分で学んだ方がいいと思いますが、一人前になるまでは会社が責任を持って教えるべきですし、学びたい人の手助けはすべきです。人事経験者の10人以上に聞いても皆が同じような結論を持っています。

良く学んだと言ってる人の多くは「手取り足取り教わった」のではなく、周りを見ていて「気付いた」のがほとんど

私の場合はその時点の自分より優れた考え方や仕事の仕方をしてる人を見ている事が最も勉強になりました。結果を出すまでにどういう動きをしているかや、日々なぜそういう発言してるのかを想像して必要なものだけ取り入れていけば勉強になります。

「社員が成長していると感じる会社」と「本当に社員が成長している」会社は違う

前職も社員が成長している会社に時折ランキングされますが、前職から起業や転職をして成功している人は研修が整っている部門でなく、割と亜流にいた人や短期間で辞めた人です。ドラクエにたとえるとロトシリーズの装備を与えられて効率の良い小ボス・中ボスの倒し方を学んでる人たちと、初期装備からだんだんと装備を整えていって魔王に挑もうと鍛えている人の違いのようなものですが、個人としての素のパラメータは与えられたものが貧弱なほど強化されます。ただ後者は運よく良い師や、良い仲間、良い機会がいない限りは、たいがいの人は強くなる前に殺されてしまいますw

そういう意味ではジーニーの多くの人は既に良く成長していると思います。数字や顧客に喜ばれるプロダクトがそれを示しています。人事が入った後はより皆が「成長実感」が感じられる会社にはしたいと思っています。まやかしですが重要なので。たとえば低い目標を置いて達成してると、なんとなくの成長実感は簡単に演出できますが競争環境においては弱い会社となってしまいます。常に高い目標を掲げ2回に1回ぐらいは外しても成長実感を感じられるような会社にしたいと思っています。それはそれで難しい仕事なのです。

 使われない制度が大量にあるよりも、一番いいのは自ら学びたい・自らもっとチャレンジしたいと思ってる人が多くいる会社にすること

教育の名言で、
凡庸な教師はただしゃべる。
良い教師は説明する。
優れた教師は自らやってみせる。
しかし偉大な教師は心に火をつける。

とありますが、実際は1人の教師から学べることなんかはたかが知れてますし、本人がいかに学びたいかが重要です。また知識も仕事を通じて試していかないと応用力がつかないので知識馬鹿になります。そのため自ら学びたい・チャレンジしたいとみんなが思う仕組みをもっと作りたいと思っています。

今のジーニーの人事制度だと難しい目標掲げると給料がとりあえず上がる部分や、プラス評価しかしない項目にチャレンジすることを書いてできたら評価する、ミッションは少々未達成でも100%評価する人事制度は自らチャレンジしていくことを促す意図でそうしています。今後は現場から多様なタイプのスター選手がもっと生まれる事だと思いますが、それ以外にもあるでしょう。

 そうしてチャレンジをしている中で自分自身で考えたり、決めた事がフィードバックがある仕組みがあること

ビジネス系の場合は権限委譲を進めた範囲においては数字自体が自分の意思決定が正しかったか間違っていたかのフィードバックがあって土日散々考えた事が間違ってたなwみたいな状況がすぐ可視化されます。エンジニアの場合は別の形でやってる事が常にフィードバックがもらえるようにした方がいいと思っています。特に自分で考えた事で成功した体験を持つ事はチャレンジの良いスパイラルに入る上で重要だと思っています。

 必ず偉大な会社になる

事業を拡大していこうとする限りは心から人が勝負だと思っていますので、人材や育成に関しても良く考えたり調べています。また何より社内の9割の人はジーニーの大成功を私と同じように信じていてそんな人たちといっしょにやってると会社が日々良くなっていくのを感じます。人事系の話も、ジーニーの次の大成長に向けたものが1-2年の間にはでき多くの課題が解消されていくでしょう。

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ジーニー代表の工藤です。 工藤智昭

ジーニーでは中途でも若手でもその実力を認められれば、事業責任者やマネージャーや子会社や本社の役員とします。仕事では圧倒的な裁量権があり、待遇も大手企業と比較しても変わらないものになっていくでしょう。私として毎日が夢や希望に満ち溢れ、何歳になっても、公私共に充実した人生を1人でも多く送れる事を願っています。目安として30歳で年収1000万円程度の人が出てくるような会社にしたいと思います。

年を取っても馬鹿みたいに元気で、夢を語って、仕事も家庭も楽しんでいる人もいれば、居酒屋で家族や仕事や同僚の不満を言ってるような人もいます。どうせなら1人でも多く前者のような人が社内で増えて欲しいなと思います。そういう人はやはり仕事においても活躍されている方が多いと思います。

私の場合はどう考えたかを参考までに書いておきたいと思います。別の考え方もありますのであくまでも参考にしてください。また多くの人は真似はしない方がいいと思います。

周囲の3倍のペースで経験を積む

私が前職に入った際にまず感じたのは、会社を動かしている中堅の人と自分の差は、能力ではなく経験に依るものが多いという事でした。早期に追いつくために、あらゆる領域での経験値を人の3倍のペースで積んでいこうと考えました。労働時間を1.5倍にし、仕事量を2倍にしてみました。

労働時間を1.5倍にするために、学生時代は仕事や研究と麻雀とパソコンばかりしており身体が貧弱で割とすぐに風邪をひく方だったり、1日8時間仕事をするとへとへとになってしまったのでマラソンとプールを土日にするようにしました。身体を鍛えはじめて年に1回国内や海外のフルマラソンに参加するぐらいにまでなりました。

また会社から徒歩10分の所に住んで通勤時間を節約しました。徒歩10分くらいがちょうどいい運動になり、職場と適度には離れていて精神も病まないだろうと考えました。
2倍のペースにこなすためにやった事は、

・意思決定を早くする(即断できるようになる) リーダーになると即断しなければならなくなるのでいいトレーニングになります。私は元々優柔不断だったのですが、即断する癖をつけました。

・相手がしゃべる前に次に何をしゃべるかを常に予想して会話を短くする。

・妄想でなく現実を見る。多くの人が過去の自分自身や現実を歪曲して捉えていて妄想をしていて時間を無駄にしているのですが、目の前の数字や課題の現実が全てだと思うようにしました。

・「作業」と「考える仕事」に分解し、前者を会社でやり、後者の中で特に難易度の高いものは移動時間や土日の運動中やお風呂の時などにじっくり考えるようにしました。

・一度、自分で決めた事はすぐ行動をする。決めるまでは悩んでもいいと思いますが、一度決めた後には即行動できるようにしました。結構、多くの人が悩んでると言って何もしていません。

・ツールを使いこなす=タイピング速度、Microsoft officeを早く使えるようになる。移動時間にメールでのやりとりや資料確認などツールを使いこなせば仕事量は増やせます。学科が情報系でタイピングは既に早かったですが資料作成が下手だったので、資料の綺麗な先輩をお手本にofficeツールに慣れました。

・無駄な会議に出ない。自分が必要でない会議には出ないようにしました。これは上司のアドバイスでそうなりました。

・二つの事を同時にする。人生で一番貴重な資産は時間だと思いますが、例えば風呂で読書すれば2個同時に目的ができます。私の場合はお風呂でご飯を食べながら本を読みますw また並列タスクをするの以外にも、1つの事で2個以上の目的を重ねて1個を達成すれば2個以上の目的が同時に叶うように設定するというのもあります。例えば、世界中いろんな所に行きたいという人生の夢があったり、おいしいものをたくさん食べたいという夢があっとして起業や世界展開している会社で出世するという命題は背反しません。世界展開するような事業で成功すればいいとかです。

・上司と仲良くなる。上司から依頼された雑用はとにかくやって、仕事は期待を応えられるように頑張りました。また自分がもっと仕事をしたい事も伝え、仕事量を増やしてもらいました。

・記憶力をあげる/記憶する方法を学ぶ。働いていて気付いたのですが毎週の定例で同じ事を議論している会議とか結構あります。それらを全部やめるだけでも生産性が一気に上がります。多くの人が飲んだりして1週間たつと忘れちゃうんですよねw記憶力をあげるためには集中力を上げる事です。そのためには圧倒的な当事者意識を身に付け、ミーティングで自分の意思でフロー状態に入れるように訓練した方がいいと思います。前職時代に峰岸社長と打ち合わせをした事がありますが、やはり打ち合わせでの集中力が半端なかったです。また集中しなければならない時期は、それ以外の情報を頭に入れない/あまり酔わないようにしました。後は自分なりのメモの方法を見つけることです。最近はITがいろいろサポートしてくれるので一回全部書いて忘れるということも重要です。

何度も修羅場を乗り越え、成功体験を積み、戦闘力(能力)をあげる

就活中に気付いた事ですが一代で東証まで上場した会社の社長や役員というのは、不思議なオーラがあります。ジーニー社内ではこれを大人気の漫画を参考に覇気と呼んでいます。不思議なもので相手の持ってる覇気でどんな人かだいたい解ってしまうのです。一定のレベルまでいくと覇気がないとあまり相手にしてもらえません。そこそこ成功しているなら持っているはずの覇気が無いのにお金もちな人は大概怪しい商売をやっていますので解る人は近づかないようにします。

また、事業の責任者になると突破力(社内だと戦闘力と言っている)を持っていれば、事業がピンチの時にリーダーがなんとかできます。そのような戦闘力は修羅場を乗り越える事で身につきます。

ジーニーの創業の頃からいるメンバーで今マネージャーをやっている人などは、入社時点で圧倒的に優れていた訳ではありません。創業時特有の修羅場を圧倒的な当事者意識を持って乗り越えてきたことで高い戦闘力を身に付けてきたのです。周囲から見ると欠点も多々見えるかもしれませんが、なんだかんだで最終的に結果を出せる人が多いです。それは年齢や知識でない所から来ています。ベンチャーの成長期は初期の頃と比べてもピカピカの経歴の人が入社してきますが、それでも初期メンバーが活躍し続けるるのはこの辺の差が大きいと思います。

若くして経営層を目指すには、
「創業期で大型の契約が落ちると会社が傾く、絶対にリピートしなけらばいけない」
「この契約を取らないと、戦略上大きくビハインドとなるので落とせない」
「ファイナンス直後に人を大量に増やしたが、一定期間内になんとしても黒字化まで持っていかなければならない」
「来期計画を達成するためには、絶対にこの人数を採用をしなければいけない」
「誰も社内でやった事が無い開発プロジェクトだが期限までに成功させなけれないけない」
こういう状況を幾度となく乗り切って実力をつけてきた人達と肩を並べないといけません。前職だと「圧倒的な当事者意識」とか言われるような所かもしれませんが、ジーニーの場合は圧倒的なコミットメントの結果として「あいつは戦闘力高いなor低い」とか社内で言われるようです。

そのためには高い目標を貼ったり、難しい仕事にあえて飛び込んでみるのがいいと思います。私も新入社員時は炎上しそうなプロジェクトを含め自分が成長できるかどうかで仕事に参加してやってみました。最初の内はボコボコに周囲から言われますが、1年半ぐらいしたら大概の事はできるようになって誰からもだんだんと悪く言われなくなりました。

修羅場に入り寝ても覚めてもただ一つの事だけを考え集中して仕事をするのです。集中して、集中して、考えて、考えて一つの目標を達成するために自分の純度を100%近くまで持っていくのです。恒常的に、こうだと私生活と体がボロボロになるので、年に一時期に限定し、あえてこのような修羅場を実行するのがいいでしょう。私の場合でも会社が順風満帆の時で、ほっておいても業績が伸びるような時が私自身が最も成長していません。強い事業を目指しながらも、一部のバランスを崩しギリギリの勝負をたまにしています。このような経験をする事は脳にいいらしく、そのために戦闘力が上がるようです。

一度、仕事で大きな成功体験を積み、自身の評価と周囲から評価が上がれば良い循環に入り、次々に機会があり、自身のレベルをあげていけると思います。私は「たまたま」人生の初期の頃にチャンスがあったから早く成長できました。人生の後期になってから伸びる人もいるので私は運が良かったのです。

前職ではこのような「機会は自ら作れ~」と言われていました。ジーニーでは今は良い人材が埋もれないように一定規模活躍が見てたところで、で”あえて”重い仕事を振って様子をみるようにしていますが、自分でこのような成長機会を作ってもいいと思います。

というような考え方も一例ですが参考にしてみてください。

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ジーニー代表の工藤です。 工藤智昭
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