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Geniee’s BLOG

ジーニーは最先端の広告テクノロジーで
顧客の収益を最大化します。

ジーニーでは社内コミュニケーション活性化を目的として、様々な制度・施策を運営しています。
そのなかで福利厚生のひとつにもなっているジニドル(ジーニー+ドルの略)について、ご紹介します。ジニドルは、Unipos(ユニポス)社のサービスを導入して運用されているピアボーナス制度®です。
ピアボーナス制度とは、従業員同士がお互いに仕事の成果や貢献に対して賞賛したり認めたりするだけでなく、それと共に少額の報酬を送り合うというものです。
今回は、普段からジニドルを活用する社員の方々に、その魅力について語っていただきました。
*ピアボーナスは、Unipos株式会社の登録商標です。

ーーージニドルをどのような時に使っていますか?

加藤さん:私の所属するCVG事業本部は様々な職種の人と関わることが多いので、日々感謝を伝える機会があります。金曜日に一週間を振り返って、その週お世話になった人や業務を頑張っていると感じた人の顔を思い浮かべながら、積極的にジニドルを送るようにしていますね。

高橋さん:私もその週にお世話になった方や、活躍を賞賛したい方に送ることがほとんどです。ただ、すぐに送れる状況であれば、なるべくその時送るようにしています。普段コミュニケーションを取ることが少ない相手であればあるほど、気持ちを伝えるスピードは大事と思うので。

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業務で関わった方へのメッセージが多いようですね。
他にも、例えば「声をかけてもらって嬉しかった」とか「お土産ありがとう」といった時にジニドルでお礼を伝えるケースが見られます。
ちょっとした時にもメッセージを貰えると、嬉しい気持ちになるものです。
ちなみに、毎週金曜日の18時から19時までは“ジニドルアワー”と称され、一週間の感謝や応援、賞賛を伝えるメッセージが特に多く飛び交っています。

ーーー「ジニドル」があって良かったこと、嬉しかったことがあれば教えてください

加藤さん:関わる人が多くなってくると、一人ずつと直接話をする時間も限られてくるので、自分のタイミングで使えるというところが大変ありがたいです。もらった人にとってもメリットがあるので、感謝の気持ちを直接話す以外の方法で伝えられる点も良いですね。福利厚生として優れたサービスだなと感じています。

高橋さん:感謝や賞賛をし合うのは、実は業務を進める上でものすごく重要なことだと思っていて。
送る側という観点では、しっかり言語化することで様々なことが見えてきますし、送られる側という観点では、モチベーション向上にも繋がります。
ただ、口頭で伝えることに気恥ずかしさがあったり、伝えるタイミングを逃してしまうことも結構あると思うんです。だからこそ、ジニドルで感謝/賞賛 の気持ちを明示できるのはいいなと感じてます。

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ジニドルのメッセージを通して伝えられると、具体的にどう嬉しかったのかとか、相手が普段どう思っているのかがわかって、いっそう嬉しい気持ちになりそうですね。

ーーーおすすめの活用法を教えてください

加藤さん:感謝を簡単に伝えられるので、相手からは良い意味として受け取ってもらえるし、また他部署の方からの“拍手”をもらえると、送ったことの意味を個人的に感じることができると思います。基本的にメリットしかないサービスだと思っているので、積極的に使ってみてほしいです。

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送ることがなかなか思い浮かばないという方は、ジニドルのタイムラインでのやり取りをチェックして、まずは“拍手”を送ってみてもいいかもしれません。きっと“拍手”をもらった相手も、ほっこりとした気持ちになるはずです。

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最後に、Unipos社の方から届いたコメントもご紹介します。

「日々ジニドル(Unipos)をご活用いただきありがとうございます!ジーニーさんにおかれては利用開始からこれまで継続して高い利用状況をキープされている様子から、感謝・称賛がしっかり根付いている素敵な企業文化だと感じています。是非今後とも日々のコミュニケーションを通じて、皆さまがモチベーション高く働くための一助にしていただけたら嬉しいです!」
Unipos(ユニポス)|https://unipos.me/ja/

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気軽なコミュニケーションツールとして、社内交流に一役買っているジニドル。たくさんのメッセージが飛び交うタイムラインからは、感謝や賞賛の文化がジーニーに根付いていることが伝わってきます。感謝や貢献の見える化によって、日頃関わりの薄い社員への興味・理解が深まるきっかけにもなりそうです。
ポイントは、感謝や賞賛の気持ちは思ったときにすぐ送るということ。鉄は熱いうちに、気持ちは冷めないうちに、が鉄則ですね。

2017年からスタートしている「新卒bootcamp」は今年で7年目となります。
約2カ月の期間で新卒1年目のエンジニアが6月の本配属に向けて、基礎的な知識・技術を習得する導入研修です。
6/16に無事に終了した今年のbootcampを振り返って実行委員会から4名の方々にお話を聞きました。

東 哲志さん
2020年4月入社
CVG事業本部 CATS マネージャー

牛丸 創太郎さん
2020年4月入社
SFA/CRM事業本部

小林 誠明さん
2022年4月入社
テクノロジー戦略本部 Science

窪寺 壮哉さん
2021年7月インターン入社
SFA/CRM事業本部

ーーーbootcampの概要を教えてください。

小林:約2カ月の期間で各技術分野の研修とチーム研修を行います。
新卒の基礎的な知識・技術の向上やどのチームに配属されても必要となる知識を習得することを目的としています。

ーーー具体的な研修内容を教えてください。

牛丸:4/16~5/30は各分野(git、クラウド、コードレビューなど)の研修を、5/31~6/16ではチーム研修を行ないました。
各分野の研修は半日から三日程度の期間で基礎を学び、その後演習を体験し、チーム研修は全体を3チームに分けてそれぞれ別のサービスを作る形で行なわれました。
研修のメインの目的としては、基礎技術・能力の向上・どのチームに配属されても必要になる知識、技術を効率的に習得してもらう事です。

ーーー今年新たに導入された研修はありましたか?

牛丸:Copilot・ChatGPT研修や、ドキュメントライティング研修です。
Copilot・ChatGPT研修は、利用する際の注意点を学び、利用頻度を向上させることで全体の開発速度が上がることを目指した研修です。
ドキュメントライティング研修は書き方の基礎を学ぶことで、社内の資料の質を向上させることが目的です。

窪寺:それとは別に新たな取り組みとして、入社前にプレブートキャンプの課題をメールで送付しました。これにより、新入社員は最低限の技術知識を身につけ、本格的にbootcampへ臨む準備を整えることができたかと思います。

ーーー運営する中で大変だったことはありますか?

窪寺:各講義のクオリティーを担保するのがとても難しかったです。一律で守ってもらう基準を策定したものの、修正を依頼することも少なくありませんでした。来年以降は講義資料のテンプレートを作成することで、ある程度均質化できるのではないかと思います。

小林:難易度の高い研修は、 研修資料の作成にも多くの時間がかかるため、 工数の調整などで苦労しました。難易度が高くなりすぎている研修は一部簡略化し、 講師の負担を軽減することで改善されると考えています。

ーーー運営を通して気づきはありましたか?

牛丸:新卒の配属に関して、人事とHRBPの方々と協力できたおかげで、去年よりもスムーズかつ納得感のある配属になったのではないかと思います。

窪寺:エンジニアの仕事だけでは気付くことができなかった関係各所とのスケジュール調整や働きかけ、コネクションなどの大切さを実感しました。

ーーー今後の展望を教えてください。

東:単純に技術のレベルを底上げするための研修で終わるのではなく、新卒が配属後に即戦力として活躍できるようになるためのサポートを、総合的にできる組織の構築を目指していきたいです。
一方でbootcampの運営を担当してくれるメンバーには、横の連携や他部署の上司との繋がりなどを築き、社内全体への視野をもってリーダーシップを磨くための場として活用して行ってもらえるように業務フローの整備や評価体制を整えていきたいと考えています。

受講者の感想

富岡 真由さん
bootcamp後、GENIEE CVG事業本部へ配属
bootcampは今まで知らなかった様々な技術を学ぶことができた研修でした。その中で特に印象に残ったのはLEMP研修です。それまでの研修で各テーマに沿って学んできた技術を総合的に使用して課題を解いていくことで、自分の理解が甘かった部分などに気がつくことができ、技術者同士のつながりも感じることができました。

内藤 隼矢さん
bootcamp後、SFA/CRM事業本部へ配属
今まで触れたことのない様々な技術を幅広く経験でき、充実した楽しい期間でした。特に印象深いのはチーム研修です。自分を含むほぼ全員が初めての集団開発でしたが、チームリーダーを中心にメンバー全員が協力し合い、プロダクトを完成させられた事に達成感を感じました。

はじめに

GENIEE インフラチーム片岡です。2019年に新卒として入社し、最初の二年間は DSP のフロントチームで管理画面の開発をしていましたが、2021年中頃からチームを異動し、今はインフラ寄りのお仕事をしています。
そのころから、DSP のレポート集計基盤を刷新するプロジェクトが動いており、なんやかんやあって遂に数ヶ月前にリプレイスが終わりました。今回はこれについてお話をしたいと思います。

片岡 崇史/高知工科大学大学院を卒業後 2019 年に新卒入社。R&D アドプラットフォームサプライサイド開発部 DevOps チーム所属。

レポート集計基盤について

弊社では、オープンソースの列指向 DBMS のひとつである ClickHouse を使ってレポートデータを閲覧できるようにしています。
過去の ClickHouse の利用については以下をご覧ください。

レポート集計基盤は、弊社の DSP から配信された広告の成果ログから成果を集計し、最終的に ClickHouse のレポートテーブルに結果を入れます。

旧レポート集計基盤

旧レポート集計基盤は以下のような流れになっていました(図1)。ログを出力するサーバは、ログを Logstash によって Kafka に転送します(図1①)。Flink は Kafka からログを読んで集計処理を行います(図1②)。Flink アプリケーションの処理は大きく分けて、重複排除を行うステップ、数値を集約するステップ、ClickHouse のレポート DB に格納するデータの形に変換するステップがあります。各ステップの処理結果は kafka に転送され、次のステップは先のステップの結果を Kafka から読んで処理を行います。最後に ClickHouse は集計結果を Kafka から読み、レポートテーブルに格納します(図1③)。

↑図1

旧レポート集計基盤の辛かったところ

旧レポート集計基盤では主に以下が問題になっていました。

  1. 成果ログを使った調査が面倒
  2. Flink を運用保守できる人が少ない(再集計が必要になったときの作業が面倒)
  3. Logstash が何故か安定しない

運用上、生の成果ログを使った調査を行いたいことがしばしばあります。しかし、ログファイルは大きいので調査対象の期間が長くなると検索するだけで何十分と時間がかかることもあります。
2つ目の問題として、Flink アプリケーションの保守&運用が難しく、誰も触りたがらないものとなってしまっていてなんとかしなければいけません。
また、ログパイプライン上で何か問題が起きて流れているログが一部欠損したような場合は、その時間帯のログからレポートを再集計する必要がありますが、そのときの手順も複雑でかなり面倒なものとなっていました。この手順のミスで再び再集計作業が必要になることもありました。
ログパイプライン上で問題が起きやすかったのは、ログ転送エージェントとして利用していた Logstash です。突然ログの転送が停止し、「よくわからないが再起動したらなおったのでヨシ」ということもしばしばありました。バージョンアップやチューニング、Logstash のソースコード調査などを行いましたが、結局解決されず原因は謎のままです。

方針と期待する効果

新しいレポート集計基盤の方針としては以下のようになりました。

  1. Flink は撤廃し、成果ログをそのまま ClickHouse に流し、ClickHouse 上で集計を行う
    a. ClickHouse に成果ログを保持するテーブルを設けることで、成果ログの調査 が簡単になる
    b. Kafka のストレージ容量・通信量が削減される
  2. ログ転送エージェントを Logstash から td-agent-bit に変える
  3. ログ形式を JSON に変更する

まず Flink は撤廃することにします(さようなら)。代わりに成果ログの処理を行うのは ClickHouse で行うことにしました。弊社ではこれまで ClickHouse をレポート閲覧・分析用の DB としてのみ利用していたので新しい使い方にはなりますが、先輩方のこれまでの知見もありこれ自体に大きな問題もなく実現することができました。使い方としては基本的に普通の SQL なのでチームの人員に入れ替わりがあっても対応できそうです。
これに伴い、生の成果ログを ClickHouse に流すことになるわけですが、この成果ログを ClickHouse のログテーブルとして一定期間保持するようにすることにしました。これによって、その保持期間の間は調査に必要なログを SQL を使って取得することができます。成果ログを頻繁に調査する人にとっては結構嬉しい改善です。
先に述べたように、旧集計基盤の Flink アプリケーションは、各ステップの処理結果のデータが Flink と Kafka の間で往復していました。今回の変更はこのやりとりを無くすことになるので、Kafka のストレージ容量と通信量が大きく削減されます。
ログ転送エージェントの Logstash が安定しない問題の対策として、これを td-agent-bit (fluent-bit) に置き換えることにしました。弊社ではログ転送エージェントに td-agent (fluentd) を使っている部分が多いですが、以下の理由で td-agent-bit を選択しました。

  • Kafka にログ転送を行うにあたり、td-agent-bit は librdkafka のバージョンが新しいものが使われていてかつ細かい設定が可能である
  • CPU 使用率が大きく減少した。遅延が減ると期待できる

また、元々のログ形式は LTSV でしたが、これを JSON にすることにしました。多少ログのサイズが大きくなることが予想されましたが、代わりにログを扱いやすくすることを目指しました。

新しいログパイプラインとレポート集計系

以上を踏まえて設計すると以下のようになりました。(図2)

↑図2Kafka にログを流すところまでは、ログ転送エージェントが変わったこと以外は基本的に同じです。
上で述べたように、生ログの処理も ClickHouse で行うのですが、これまでレポート閲覧に使っていた ClickHouse クラスタ(以下、閲覧用クラスタと呼ぶ)とは別に、新しくログ処理のための ClickHouse クラスタ(以下、ログ処理用クラスタと呼ぶ)を作りました。Kafka からログを読むのはこのログ処理用クラスタのみになります(図2②)。このクラスタは Kafka から読んだログをパースして一定期間保持します。また、パース済みログを ClickHouse の Materialized View を利用して結果を閲覧用クラスタのレポートテーブルに挿入します(図2③)。このレポートテーブルはテーブルエンジンに SummingMergeTree を使っており、ここで数値が集計されます(後にもう少し詳しく説明します)。このようにクラスタを分けることにより、多くのレポート分析クエリが走って負荷が大きくなってもログ処理系に影響が出ないようにしました(その逆も同様)。
旧レポート集計系の良くなかったところとして、広告配信コストの計算のようなビジネスロジックの一部を Flink で行っていたということがあります。基本的にビジネスロジックは、ログを作るアプリケーション側で処理をして結果をログに落とすという形を取っていたので、ビジネスロジックを処理する場所が分散していました。そのため、今回 Flink に残っているビジネスロジックは全てログを作るアプリケーション側に寄せる変更を行いました。これによって、ClickHouse の集計はログに書いてある値を集約するだけで可能になりました。

ClickHouse 上でのレポート集計に使った機能

簡単にですが、ClickHouse 上でのレポート集計を支える機能の一部をご紹介します。

Kafka table engine

Kafka からログを読むのは Kafka table engine を利用しています。このテーブルを select することで Kafka のデータを consume して読むことができます。consume するので同じデータが読めるのは一度だけで、実際には以下で説明する Materialized View を使ってデータを読みます。

Materialized View

一般的な DB の Materialized View は、クエリ結果を期限付きでキャッシュする形で動作しますが、ClickHouse はそうではありません。ClickHouse の Materialized View は参照しているテーブルにレコードが挿入されたのをトリガーとして、そのレコードのみに対して処理を行い、結果をその Materialized View または指定する別テーブルに挿入します(別テーブルに挿入した結果はもちろん消えることはありません)。差分に対してのみ処理が行われるため高速に処理してくれます。

新レポート集計基盤では主に以下の用途で Materialized View を使っています。

  1. 生ログテーブルを読み、パースしてパース済みのログテーブルに挿入する
  2. パース済みのログテーブルを読み、レポートテーブル(SummingMergeTree table engine)に挿入する

1 では JSON 形式のログをパースして、必要なプロパティをカラムにしてログテーブルに挿入しています。
最終的なレポートテーブルは SummingMergeTree table engine を使っています。SummingMergeTree table engine は、挿入されたレコードを、テーブル定義の中で明示的に指定した特定のカラム(数値の型)のみ足し上げてくれます。2 の Materialized View が各成果情報を SummingMergeTree のレポートテーブルに挿入することによって、レポートテーブル上で必要な各種広告配信の指標(インプレッション数やクリック数、その他配信費など)が足し上げられ、結果が閲覧できます。

JSON を扱うための関数群

ClickHouse では JSON を扱うための SQL の関数が用意されており、我々はこれを利用して JSON のパースを行っています。C++ や simdjson を使って実装されているため、大量のログも高速に処理できています。

改善されたこと

当初の狙いだった以下のことについては達成することができました。

  1. 成果ログの調査が楽になった
  2. レポート集計基盤が安定し、再集計が必要になることがなくなった
  3. Flink を完全撤廃することができた(以前より運用しやすい状態になった)

上記以外では、Kafka の転送量が減ったことによって Kafka のサーバ台数も減らすことができました。Kafka サーバは約半数減、Flink サーバ全台撤廃、ClickHouse の集計用クラスタに数台のサーバを追加となり、全体のサーバの増減としては 10 台以上のサーバ減となりました。
また、ログが落ちてからレポートに反映されるまでの遅延が大幅に短くなりました。旧レポート集計基盤ではピークタイムに約 30 分の遅延がありましたが、新レポート集計基盤では基本的に 2 分以内に収まっています。

おわりに

レポート集計基盤の刷新した件について、新旧の違いと改善できたこと等を説明しました。と、まあ全てが上手くいったような書き方をしてきましたが、間で多々問題があったので着手から完了までかなり時間がかかり、関係各所にはご迷惑をおかけしました。今回は多くの勉強・反省することがあったので、今後これを活かして頑張っていきたいと思います。

4月14日、ジーニーでは2023年上半期キックオフが開催されました。毎年キックオフでは、今期の全社や各事業部の方針発表、一年を通してValueを体現している社員を表彰するベストジーニスト等が発表されます。
一年のはじまりに行うキックオフは、皆が一年間一丸となって仕事に取り組むための大切な行事です。社員全員で集まり、楽しみながらお互いを称えあうのがジーニー流です。

第一部では、代表取締役社長の工藤から14期方針が共有され各事業部の責任者から社員へ14期方針を発表しました。
今期のスローガンである「commitment」のもと、一丸となって高い目標に打ち込み、達成し、最高に楽しい一年にしたいという社長の思いが込められています。

続いて第二部では、昨年度活躍した社員の表彰が行われました。

まず、ジーニーでは毎年、事業に貢献し、ジーニーのValueを体現している社員を全社員投票で決定し表彰します。

13期ジーニスト
BEST GENIEEST 奈良瑞貴(サプライサイド事業本部 プロダクトマネジメント部 リーダー)
GENIEEST 阿部心太朗(GENIEE SFA/CRM事業本部 コマーシャル事業部 リーダー)
GENIEEST 遠藤悠平(テクノロジー戦略本部テクノロジー戦略室 マネージャー)

BEST GENIEESTの奈良さんのスピーチ(右から二番目)

僕自身、13期は、しんどいことが多くありました。
事業責任者が他事業部に異動したため、サプライサイドの事業に詳しい自分自身にかかる責任がとても大きくなりました。自分が倒れたらサプライサイド事業部がここで終わってしまうという思いで仕事に向き合っていましたが、信頼できるメンバーが周囲にいてくれたので、一緒に力を合わせながらここまで成果を出せてこれたと思います。
14、15期とサプライサイド事業部には高い目標がありますが、皆となら絶対できると思うので、引き続きよろしくお願いいたします。

他にも、VP(Valuable Player)2名、MVM(Most Valuable Manager)1名、VT(Valuable Team)1チーム、MVT(Most Valuable Team)1チームが表彰されました。

また、「新人賞」の表彰もありました。
2022卒の新卒社員が自らの業務や仕事のプロセスを振り返ってプレゼンテーションを行う「成果発表」で事前に選考がなされ、優秀者に選ばれた社員に新人賞が送られます。

栄えある第一位を獲得したのは船橋 聡太さんです!おめでとうございます!

そして、キックオフが行われた4月14日は株式会社ジーニーの設立日&JAPAN AI株式会社の設立日でもあります!
13周年のお祝いをしたジーニーとJAPAN AIを今後ともよろしくお願いいたします。
引き続き、ジーニーグループは、社員一丸となって頑張ってまいります。

■ジーニーについて
ジーニーは、「誰もがマーケティングで成功できる世界を創る」「日本発の世界的なテクノロジー企業となり、日本とアジアに貢献する」というパーパス(企業の存在意義)のもと、企業の収益拡大・生産性向上など様々な課題解決につながるソリューションを開発・提供するマーケティングテクノロジーカンパニーです。

こんにちは、DSP開発部の藤原です。
GENIEEに新卒で入社してもうすぐ1年になります。

藤原 碧/早稲田大学卒業後、2021年入社。デマンドサイド事業本部 DSP開発部 DSPグループ LAMPBackチーム所属

今日は自分が所属する部活動、競技プログラミング部について書きたいと思います。

目次

1.競技プログラミング部での活動について

  • コンテスト後の感想戦
  • バーチャルコンテスト
  • チームでのコンテスト参加
  • 社内勉強会

2.部活動発足までの経緯

3.今後の展望

1.競技プログラミング部での活動について

一年を通して主に行ってきた活動について記したいと思います。

  • コンテスト後の感想戦

社員が競技プログラミングのコンテストに参加した後にSlack上で各問題の要点を解説したり解法、提出について分からないところの相談などを行っています。
競技プログラミングの場合、大多数はTwitterで頻繁に感想戦を行っていると思いますが、そちらの縮小版といったところですね。

  • バーチャルコンテスト

コンテストサイトによってはバーチャルコンテスト(コンテストの模擬戦のようなもの)の機能があるものがあります。
その機能を利用して社員がコンテストに参加し、上述の感想戦を行うという形式です。
この場合は集まって行うことも多いため、Slackだけではなくホワイトボードに書きながら実地で(主にAtCoder暖色の方が)解説を行っています。

  • チームでのコンテスト参加

例えば、Xmas Contest (https://atcoder.jp/contests/xmascon22) などチームでの参加が可能となるコンテストへ出場をしています。

  • 社内勉強会

各社員が学んだアルゴリズムをGoogle Slide等を用いて解説していきます。
参加者のレベルに合わせて様々なもの(ABC-Exでよく見られる高度典型であることが多いです)を取り扱っています。昨年ですと、形式的冪級数の逆元やワイルドカードを含むパターンマッチングなどのテーマを取り扱いました。

2.部活動発足までの経緯

競技プログラミング部はまだ発足から1年経っていません。

自分を含めた新卒の方々で、競技プログラミングができ、話し合える場を社内に作りたいという意から部活動を作るに至りました。

新入社員は入社してしばらくの間、様々な研修があります。そこで部活動の存在を知り、同期と話を纏めて、休憩時間に現部長の杉野さんに声をかけました。
結果として1ヶ月後に部活動発足となりました。

当時は手探り状態に近く、バーチャルコンテストを立てるにも日程や難易度調整に難航していました。昔はやっていたが今は離れて久しい方やまだ参加されたことが無い方をどうやって競技プログラミングの沼に嵌らせるか。巷でよく聞く競プロの新規層取り込み問題に悩むことが多かったです。
根気強く誘ってみる、ご飯(ピザとか)で釣ってみるなどでどうにか部員を増やしていました。強い方が大勢いる中で競技プログラミングを体験してみる、というのが一番モチベーションに繋がりやすかったかな、と思います。

3.今後の展望

今後は2023年卒の取り込み、isuconやヒューリスティックなコンテスト等への参加、海外コンテストでの感想戦活発化、社内チームでのコンテスト入賞に取り組みます。

isuconには部員1名が参加となりました。今年はチームで参加し、本選に出場したいです。

海外コンテストは深夜帯であることもあり、翌日を考えると敬遠される方が多いのですが、実力向上には避けては通れない道だと考えています。土日祝日だけでも参加される方が増えると嬉しいです。

2023年卒の方は競技プログラミングを嗜まれている方が多いため今から更なる活発化を楽しみにしています。

優秀な人材が入ってくることもあり、社内コンテストなどの開催もできたらいいなと考えています。

社会人となり競技プログラミングに携われる時間はやや減ったものの、今後も部員一同精進していければと考えています。

昨年10月にアップデートされたジーニーの行動指針である「Value」。今月は、Valueを念頭におきながら業務・マネジメントを行い活躍している3名にインタビューをしました。

井上 翔志郎さん
2019年4月入社。サプライサイド事業本部事業開発部グループリーダーを経て、2021年12月にCATS株式会社のPMIを推進し、2022年4月に同社プロダクトマネージャーに(出向)。2022年10月よりチャット事業部部長代理。

大切にしているValue = LogicとCommitment

現在は、GENIEE CHATの事業責任者としてセールス、CS(カスタマーサクセス)、開発と連携して事業達成に向けて推進しています。
事業推進には常に意思決定が伴います。データに基づいて分析し不確実性のある中でも意思決定の精度を上げて、機会を取りこぼさない/リスクを減らせるかが重要だと思っています。
ただただデータを集めるのではなく仮説を検証するためのデータとはなにかを考え、集めて、分析することを常に考えて日々行動しています。
常にデータに基づく分析はしていますが、単にデータを集めるのではなく「仮説を検証するためのデータとは何か」を考え、集め、分析し、行動しています。

※Logic:私たちは、数字・ファクト・ロジックに基づいて議論します。正しい意見が採用される組織を目指し、難しい状況でもベストな課題解決を行います。
※Commitment:私たちは、困難なことがあっても、課題に立ち向かい、乗り越えます。細部にこだわり、世界に通じる品質を目指します。

自分の意思決定を正しくするために、やり切る

分析して意思決定しただけではその意思決定が正しいかを証明できません。その意思決定を信じてやり切る力が重要なので、最後は諦めず量をこなしていくことで意思決定を正しくできると思っています。挙げた2つのValueの体現にはまだまだ遠いですが、自身のGAPに向き合い、日々精進しています。

「Logic」の体現方法

Logicについては、データをすぐ確認できる環境を構築することを意識しています。
事業を運営する上で課題はたくさん出てくるのですが、「重要課題に影響を及ぼす指標を収集できる仕組みは何か」を考えて、会議の進め方などを改善しています。

「Commitment」の体現方法

Commitmentについては自身においては「ターゲット市場でシェアNo.1を取ること」だと捉えています。
シェアNo.1の競合に対しても、まだサービスで超えられる余地があると思っています。後発でも、力強いチームの方々と一緒にコミットして、競合のシェアを奪ってシェアNo.1を目指しています。

また、次のリーダーを育てていくために、「まずは自分が誰よりも本気で動いているか」を常に意識しています。上司が自分よりも本気で動いていなければ、そもそもその職場で活躍したいとは思わない。本気で動いていれば、皆の挑戦のチャンスも、事業成長のために解決すべき課題も、解決のための行動も増えていく。皆が挑戦し、生き生きと働けるためにも、シンプルですが、事業を伸ばすことが大切だと思っています。

袴田 徳朗さん
2020年3月入社、SFA/CRM事業本部コマーシャル営業部配属。2021年5月に同部マネージャー代理、2022年4月マネージャーを経て、2023年1月より部長代理。

強みのValue=Collaboration。「社内外をつなぐ」存在を意識

コマーシャル営業部の部長代理として、マネジメントを担当しています。課題はたくさんありますが、個々人とのコミュニケーションを経て、チーム力で解決できるよう取り組んでいます。

自分が強みとしているValueは、Collaborationだと考えています。
営業という職種は、顧客と社内を繋ぐパイプ役ですが、社内の開発やCSなども含めて、関係者全体をまとめるプロデューサーだと考えています。
コミュニケーションのなかでも傾聴力が重要だと考えており、相互の意見をまとめ上げて社内外に正しく情報を伝えることでビジネスは前進していきます。

※Collaboration:私たちは、様々な専門性や価値観を持った仲間と協働し、チームで大きな成果を導きます。成果に厳しくも人に優しい組織を目指します。

お客様の心を開かせるスキルを、メンバーにも共有し、組織を強くする

多くの方の信頼を得るためには相手を知ることが必要ですが、私が大事にしているのは「笑い」を提供すること。場を和ませることを意識しています。

営業先ではアイスブレイクや商談中でも笑いを提供し和ませるようにし、会議や業務中も冗談を投げ込みながら緊張感をほぐしています。お客様の言葉や話を引き出す過程で、担当営業という以上の信頼を得られ、結果として大型の受注にも繋がります。

どうしても伝えたり標準化しづらい部分があるので、メンバー同席で商談をするときには自身が率先してお客様との会話を体現し、「見せる」ようにしています。また、商談録画ツールを導入し、参考となる商談は動画で他メンバーにも共有し、営業の情報基盤として活用しています。

マネジメントで大切にしていること

正解を問わず、会議で積極的に発言してもらうのが重要だと考えています。会議で発言がないメンバーは、話題を自分事として捉えられておらず、業務範囲を広げることは不可能と考えています。

発言にも「質」があります。組織に対する課題や改善への意見を持っており、準備がなされたアウトプットであれば、リーダーとしての資質が垣間見えます。
会議を、単に情報共有の場だと考えるのはもったいない。伝える力と情報収集力を磨き、説得力を持って業務を推進できる力を身につけることができる機会だと思います。

そのため、毎週開催する営業定例では意見を問う形で進行しています。メンバーの意見が浅い場合は、考えが及んでいない部分に自らが気づくように質問し、引き出して「聴く」ようにしています。

今後力をつけていきたいValueは?

Customer ValueとChallengeです。顧客に最前線で向き合うフロントとしてお客様から学ばせていただく機会が非常に多いのはありがたく、事業成長につながる情報をビジネスに活かしていくことが重要と考えています。顧客価値の創造にはチャレンジがつきもの!失敗を恐れずにチャレンジする姿勢を常に持ちながら、様々なアイディアで社内を盛り上げていきたいと考えています。

※Customer Value:私たちは、顧客から学び、顧客の成功を創ります。長期的な視野に立って顧客のためのプロダクト創りと経営を行います。
※Challenge:私たちは、リスクを恐れず挑戦的な目標を掲げます。あらゆることから学習し、成長と変革を続けます。

井古田 光晴さん
2021年4月入社。マーケティングテクノロジー開発部ちきゅうグループ マネージャー代理、ちきゅうグループ マネージャーを経て、同年12月ちきゅうグループ部長代理に。2022年4月よりプロダクト開発部部長。

開発部長として、チーム全体のマネジメントを担当しています。入社当時11名だった開発チームは、30人規模の開発組織に成長しました。各メンバーが働きやすく、主体的に取り組める環境を作るため、リーダーには権限以上とフィードバックを、メンバーには1on1を通じて期待値を調整してパフォーマンスが出せるようにマネジメントを行っています。また、より強い開発組織を作るために、海外のオフショア開発体制を整えることにも注力しています。

大事にしているValue = Challenge

エンジニアの世界では日々新しいツールがリリースされ、機能がアップグレードされます。競合他社のエンジニアブログなどを見ていると、そうしたツールを導入し、多くの実績を作っていることがあります。
稼働中の既存プロダクトに実際に導入するには前提条件があり、リスクを伴うこともありますが、リスクをコントロールしながらChallengeしていかないと、学習する強い組織を作ることはできないと思っています。

Challengeする意思決定が必要な場合、事業とチーム・メンバーの成長の両方を実現できるような判断を心がけています。
リスクを最小限に抑えられるようにみんなで連携しながら設計し、乗り越えた後のメリットを具体的にメンバーに伝え、モチベーション向上を図っています。最近の開発チームとしてのチャレンジには、Auth0の導入やIaCなどが挙げられます。

※Challenge:私たちは、リスクを恐れず挑戦的な目標を掲げます。あらゆることから学習し、成長と変革を続けます。

Challenge × Logicで開発を進める

今、プロダクト開発部では一部既存機能のリニューアルを行っており、今後の新規基盤になるべく開発を進めています。
その中で、今後の開発項目を既存基盤で開発するか、新規基盤で開発するかは、事業面でもリソース面でも重要な判断になります。
Valueに基づきLogicalに物事を分析し、適切な意思決定を行えるように努力していきます。

※Logic:私たちは、数字・ファクト・ロジックに基づいて議論します。正しい意見が採用される組織を目指し、難しい状況でもベストな課題解決を行います。

■ジーニーについて
ジーニーは、「誰もがマーケティングで成功できる世界を創る」「日本発の世界的なテクノロジー企業となり、日本とアジアに貢献する」というPurpose(企業の存在意義)のもと、企業の収益拡大・生産性向上など様々な課題解決につながるソリューションを開発・提供するマーケティングテクノロジーカンパニーです。

ジーニーは新卒3年目でマネージャーに昇格するなど、若手社員が多く活躍しています。13期も若手マネージャーが続々と誕生しました。今回はエンジニアマネージャーに昇格した2名に、今までの業務を振り返ってもらいつつ、マネージャーとしての抱負を聞きました。

東 哲志さん
2020年4月にジーニーに入社、DOOHフロントチームに配属。2020年12月にDOOHコンソールチームのリーダー、2022年4月CVG事業本部マネージャーに昇格。同年10月より事業本部付マネージャーへ。

メンバーと共に挑戦し、課題を乗り越える

2022年度の第2四半期〜第3四半期にかけて広告連携に関する新規プロジェクトがありました。
この開発では大量データ処理やデータを取得するための設計などが大きな課題でした。
ログの保持や集計にはデータベース管理システムを利用しましたが、チーム全員が初めて触るシステムということもあり実装やデバックに苦労しました。 
技術的に難しい課題などもありますが、メンバーの力も借りて解消してもらうなどして、共に新しい挑戦を続けています。

仕事をどう進め、メンバーをどう育成するか

普段から技術的なことに限らず、プロダクトの価値向上に貢献できないかという視点でチームや組織を観察し、必要なサポートを行うというスタンスを心がけてきました。
その過程で必要な技術があれば学んだり、自分自身のタスクがボトルネックになってしまわないような振る舞いやコミュニケーションの工夫をしています。
メンバーに対しては、まずはタスクを大きめの粒度で任せて、行き詰まっていそうな場合は助け船を出すという進め方を基本にしています。技術や知識のサポートは行いつつも、メンバー自身が考えて行動し、必要なコミュニケーションを取って解決していける能力をつけてもらうためにどうしたら良いかを常に考えています。

「Logic」を意識し、R&Dの組織改善に貢献

最近進めている業務標準化のためのドキュメント整備や、新卒エンジニア向けの技術研修「bootcamp」(参考:https://geniee.co.jp/blog2022/09/05/002/)の運営などのプロジェクトはR&D組織が成長・拡大していくのに間違いなく必要なことなので、みなさんにも納得してもらえるようにValue(ジーニーの行動指針)に掲げられている「Logic」を意識して取り組んでいきたいと考えています。

中西 航平さん
2019年12月にインターンとしてiosアプリ/web開発に携わった後、2020年4月にジーニーに入社。ちきゅう機能開発チーム、ちきゅう team3リーダーを経て2021年11月 SFA/CRM team1-4マネージャー代理に昇格。2022年11月よりSFA/CRM team2-3マネージャーへ。

当事者意識を持ち、自走する組織作りを

今年度の上半期は、SFAバックエンドに新しくジョインしたメンバーの戦力化に力を入れました。主にオンボーディング資料や動画作成、研修、OJT等を進めました。
下半期は個々人が自走できる組織作りを目標に、成長したメンバーへのタスク委譲や業務のドキュメント整備を行っています。案件の受注ペースが上がっており、事業成長のためには開発リソースの拡大や効率化が必要です。これまでは各チームリーダーが納期や品質管理にコミットするトップダウン型のチームになっており、マネジメント層も不足していて事業が拡大しにくいことが課題でした。
現在は、新しく入社したメンバーをはじめ、リーダー陣と共に各々がロールを持って自走できるようなチームの土台作りの準備を進めています。

自らのマネジメントを見直し、組織課題に向き合う

元々、物事に対して目標を持ち、計画して成し遂げることが好きだったのでリーダーになることを目指していました。
そのために、業務でのコーディング以外でも先輩が書いたコードや社内コミュニケーションツールであるSlackのやり取りを参考にしながら、仕事の理解を深めていきました。
リーダーからマネージャー代理に昇格したばかりの頃は、目先のタスクに忙殺されることが多く、本来のマネジメントタスクが疎かになってしまい悩んだ時期がありました。上司にアドバイスをもらいながら、中期的な視点を持ち開発グループの成長にフォーカスして取り組める力がついてきたと思っています。
事業拡大のためにはチームの拡大、開発リードタイムの短縮が必須です。
今後は一人ひとりがロールを持って自走できるような開発組織を目指したいです。

■ジーニーについて
ジーニーは、「誰もがマーケティングで成功できる世界を創る」「日本発の世界的なテクノロジー企業となり、日本とアジアに貢献する」というパーパス(企業の存在意義)のもと、企業の収益拡大・生産性向上など様々な課題解決につながるソリューションを開発・提供するマーケティングテクノロジーカンパニーです。

新卒エンジニアの採用強化に向けた新たな取り組みとして、2024年卒業予定のエンジニア学生向けにインターンシップが実施されました。10月〜11月にかけて計4日開催され、49名の学生が参加。就職活動の本選考が始まる前に学生との接触機会をつくることで自社の魅力をコンテンツを通して直接伝えることができます。

面接やカジュアル面談では伝えきれないリアルな開発環境を体験してもらうため、今回はワークショップをメインとした1day形式で開催されました。

テーマは「広告配信システムの改善にチャレンジ!100倍規模の配信高速化を実現せよ!」。
エンジニア社員によって作成されたワークショップの課題は、ジーニーが実際に開発したプロダクトコードの改善事例を基にしたもの。学生はサンプルコードを書き換えることでスピードを高速化し、3時間程度で解決します。
当日は、実際に広告配信の高速化に関わったエンジニア社員が講師を担当し、設計や構築方法について解説もされました。
参加した学生からは、「実際の業務を肌で体感することができた」、「社員の方と直接会って喋る機会はあまりないので良い刺激になった」といった声がありました。

今回、講師を勤めた小宮山さんからコメントをいただきました。

小宮山 亮太さん
2020年4月入社。R&D本部アド・プラットフォーム開発部 Lamp Backチームに配属。2021年10月、リーダーに昇格。2022年10月デマンドサイド事業本部DSP開発部マネージャ代理へ。

ーー講師としてインターンを終えての感想をお聞かせください

まず、参加した学生から予想以上の反響をいただいたことは素直に嬉しいです。
参加者の中には、初日にインターンに参加した方からの紹介で来られた方もいました。
私自身、「彼らがジーニーに入社したら、どうサポートして一緒に開発を進めていけるか、逆に彼らはどんなサポートをしてもらいたいかな」といった視点で学生に接していました。

ーーインターン開催にあたり、大変だったことは?

第1回目開催の3日前に、本番想定の環境で全くコードが動かないことが判明したことです。環境構築をやり直し、なんとか本番を迎えることができました。
また、出題した問題が想定より難しくなってしまい、仕様や言語がわからず手を動かせない参加者がでてしまいました。
初日を終えてすぐに反省会を行い、学生の声を反映させながら資料を分かりやすく更新し、個人戦からチーム戦にするなど、変更を加えました。
出題問題は、リアルな開発環境を伝えることに焦点を当て、ジーニーで実際に開発している事例を基に作成しました。
参加者からは「難しかった」という声もありましたが、「ジーニーでエンジニアとして働くイメージ」をもってもらえたと思います。

ーー今後の課題や目標をお聞かせください

ジーニーのエンジニアの魅力付けをできるよう、学生には良い経験を積んでもらいたいと思っています。
問題の形式にこだわりすぎてしまった点もあるので、次回からは、いかに楽しんでもらえるか、魅力を伝えられるか、といった観点から展開していけるとさらに良くなると考えております。
また、今回はPCを貸し出し、ローカル環境で実装/評価を行ってもらいましたが、他のコンテストのように、コードを提出して評価が行われて参加者同士で競い合ったり、そもそも環境をクラウド上に作るなどをすれば見せ方や参加者の負担も減ると考えられます。
来年度はそういう部分も組み込めるとより楽しめそうだと感じています。

■ジーニーについて
ジーニーは、「誰もがマーケティングで成功できる世界を創る」「日本発の世界的なテクノロジー企業となり、日本とアジアに貢献する」というパーパス(企業の存在意義)のもと、企業の収益拡大・生産性向上など様々な課題解決につながるソリューションを開発・提供するマーケティングテクノロジーカンパニーです。

10月14日に行われた下半期キックオフでVP(Valuable Player)を受賞された本川昂次朗さんに受賞の感想や現在の業務で大切にしていることや思いなど、インタビューを行いました。

本川 昂次朗
2018年4月にジーニーに入社。Aladdin Team2、lamp ASP開発チームを経て、2021年1月に CTO付へ。その後テクノロジー戦略室基盤技術開発、マーケティングテクノロジー開発部Team3、ちきゅう開発チーム5を経て、2022年12月、REACT開発マネージャー代理に昇格。

キックオフについてはこちら参照ください。

ーー受賞したお気持ちを聞かせてください。

自分としては、まだ成果を上げ切っていない中での受賞となりましたので、歯痒い気持ちがあるのが正直なところです。
とはいえ、私をサポートしてくださったCVG事業本部の皆様のお力があっての受賞だと考えていますので誇らしい気持ちです。

ーー業務に対してどのような思いをお持ちですか。

既存のプロジェクトに関して言うと、「プロジェクトの価値向上に伴って、私の存在価値が下がる、という状況を作り出すこと」が理想だと考えています。具体的に言うと、実際に数値を作り出しているのはフロントに立っているCSチームや営業チームなので、私が関わらずともそのチーム内で業務が遂行できる状況です。
今回、単純な「カゴ落ち機能」の改善という点においては、やり切ったかと聞かれると分かりません。しかし、エッジケース※1といったバグの割合を少なくできたという点では良い方向に向かっていることを実感できています。
※1 エッジケース:ユーザーが遭遇する可能性のあるまれなバグのこと。

ーー今回のプロジェクトで大変だったことは何ですか。

今回のプロジェクトに関して言うと、大変だったことは特にはないです(笑)。
そのタスクが目の前にあり、タスク自体の解像度を上げる動きをしつつ、それを愚直にやっただけです。何よりも、CVG事業本部の開発だけでなくCSや営業といったメンバーに恵まれていたのが幸いでした。
数字の成果につながったアクションとしては、単純なカゴ落ち機能をCS、営業チームで回せるようにする、その納品までサポートを続けたことだと思います。具体的にはCSの方とペアプログラミング(以下ペアプロ)に似た体制をとりました。厳密なペアプロではなく、私の方でデバック※2のナビをし、CSの方にドライバーをしてもらう形です。また、ABテスト機能、コンテンツ出し分け、レポート機能のような新規開発においてはプロジェクトの内容を把握している方とのやり取りをしっかり行い、解像度を上げていった点も成功要因の一つと考えています。例えば上司と共に、顧客の要望などをヒアリングしたりしていました。
※2 デバック:コンピュータプログラムや電気機器中のバグ・欠陥を特定して取り除き、動作を仕様通りのものとするための作業のこと。

ーー今後の目標をお聞かせください

業務では、エンジニア、という枠を超えて、目の前にある課題を解決していくことを意識していきたいです。今後の目標は、CVG事業部で一体となって目指すべき年商を達成することです!!

■ジーニーについて
ジーニーは、「誰もがマーケティングで成功できる世界を創る」「日本発の世界的なテクノロジー企業となり、日本とアジアに貢献する」というパーパス(企業の存在意義)のもと、企業の収益拡大・生産性向上など様々な課題解決につながるソリューションを開発・提供するマーケティングテクノロジーカンパニーです。

10月14日に行われた下半期キックオフでVP(Valuable Player)を受賞された増田航さんに受賞の感想や現在の業務で大切にしていることや思いなど、インタビューを行いました。

増田 航さん
2019年3月にジーニーに入社、lamp開発バックエンドチームに配属。2020年12月にリーダーに昇格。同年12月よりSFA開発チームへ。

10月14日に行われた下半期キックオフでVP(Valuable Player)を受賞されたお二人へインタビューを行いました。(キックオフについてはこちらを参照ください。)

ーー受賞したお気持ちを聞かせてください。

実は、これまでエンジニアがVP(Valuable Player)のような、個人で賞を取るイメージがなかったため、私自身は授賞式で気を抜いていました(笑)。授賞式で自分の名前が呼ばれた時は正直驚きました。
振り返ってみると、「SFAの画面の高速化」というタスク自体がユーザー体験的にも定量評価のしやすさ的にも分かりやすい成果だったので、それも受賞できた一因だと思っています。
一方で、分かりやすい成果ではないけれど、もっと技術的に難易度の高いことに挑戦して成果を挙げているエンジニア社員がたくさんいると思うので、そういった方も適切に評価されていけば、エンジニア内のモチベーションも上がっていくかな、と思っています。

ーーSFAの画面の高速化で苦労したことは?

プロジェクトは、高速化の余地があるかどうかを計測ツールを使用して把握するところから始まりました。
しかし、画面速度の高速化に取り組んだ経験がなかったので、どのように進めていけば良いか、始めは全く分からない状態でした。自分一人ではどうしようもない状態だったので、有識者の方に意見を伺ったり、高速化の余地がどこにありそうかをメンバーと議論し、コミュニケーションを密に取ることで課題を解決していきました。

成果に繋がった一番の要因は、メンバーと実際の画面やDevツール、プロファイル結果を一緒に確認しながら高速化余地の検討の議論をたくさん行ったことだと思います。チームや部署関係なく、全員で協力する体制が整っていくのが理想だと思っています。

ーー普段の業務で意識していることは?

「コミュニケーションをとる相手に応じて使う言葉や説明の仕方を変える」、「伝わらないのは、基本的に説明する側の責任だと思って説明する」ことです。例えば、ビジネス部分の方とお話する際には、エンジニア用語を可能な限りかみ砕いて分かりやすいように説明するようにしています。その上で、リーダーとしてメンバーを主導する際には、タスクをアサインしても具体的な作業が明確でない場合には、明確になるまでメンバーと議論しながらタスクを詳細化することを特に心がけています。とは言えまだできていない部分もあるので、引き続き改善していきたいです。

ーー最後に今後の目標をお聞かせください

今後は高速化に限らず、リリースした機能等がNSMなどの指標に対してどのように寄与したのかというような、機能リリースの事業への貢献度合いを可視化できる仕組みを作っていきたいと思っています。
※NSM:North Star Metricの略。「プロダクトの本質的な価値が顧客に提供できているかを測る単一の指標」のこと。

■ジーニーについて
ジーニーは、「誰もがマーケティングで成功できる世界を創る」「日本発の世界的なテクノロジー企業となり、日本とアジアに貢献する」というパーパス(企業の存在意義)のもと、企業の収益拡大・生産性向上など様々な課題解決につながるソリューションを開発・提供するマーケティングテクノロジーカンパニーです。

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